33話
あのカフェに行った日から一週間が経過した。
今日は武闘大会の日だ。
僕以外のメンバーが出るらしい。
「Sランクの僕とライドさんは出場禁止だから、みんなの応援をするよ。」
「ねぇ。しんくん!わたしのこと見ててね!」
マナミは独占欲が強めな女の子だから他の人を応援したらきっと怒るだろう。
「うん、もちろんだよ!怪我しないでね!」
マナミはそうお茶目に笑い出場者の控え室に向かった。
ちなみに参加者はマナミ、シンシア、ユタカ、兄さん、セーヌさん、冒険者の方々(20名ほど)、学生(40名ほど)で構成されている。
そして来賓席にはおそらく現剣聖であろう人が座っている。
大会は予選→本戦と進むようだ。
予選はいわゆる大人数でのバトルロワイヤルらしい。
ちなみにシンシアとマナミが同じで兄さんとセーヌさんが同じだ。
すると司会が話し始めた。
「皆さん!今日は、剣聖のガロル殿を招いての武闘大会です!」
たしか同じブロックで勝った1人が本戦に行けて三ブロックあるようだ。
「それでは1ブロックの方はフィールドに!」
そう司会者がいうとシンシア、マナミその他20名ほどか入ってきた。
中にはよく話す冒険者もいる。
「それでは開始!」
その言葉でそのほとんどが飛び出した。
唯一動かなかったのは超巨大魔法を構築しているマナミくらいだ。
その予兆に気づいてシンシアが防御したがそれ以外の人は間に合わないだろう。
「結界!」
そうシンシアが叫んだ瞬間、超高密度の嵐が会場に起こった。
「嵐!」
凄まじい砂煙と風がフィールドを通り越して会場全体に吹いた。
その砂煙が僕らの視界を塞いだ。
観客達は凄まじい魔力に驚いている。
そして砂煙が晴れた頃立っていたのはわずか2人。
マナミとシンシアだった。
他の参加者や兄さんは顔を青ざめている。
「なんと!開始早々、残り2人です!」
と司会者が叫ぶと観客はまた盛り上がりをとり戻した。
マナミ対シンシア。
「剣舞武16連」
剣舞武は数が多くなれらば多くなるほど攻撃力が低くなり素早さが上がる技だ。
それに対してマナミは
「炎帝!」
最高火力の炎魔法を撃っていた。
「氷炎!」
氷炎は氷と炎の魔法を無理矢理魔力でくっつけた技だ。
だがシンシアはそれを避け
「剣舞武 256連」
と一進一退の状況だった。
そんな攻防が10分ほど続くと観客も飽きてしまった。
「そろそろ終わりにしない?シンシア?」
「えぇ、わかったわ。相手しましょう。」
するとシンシアは構をとった。
マナミも天の杖で魔力を練り始めた。
「剣舞武 1024連!」
「奥義 虹色の奏!」
その二つが衝突したとき大きく爆発した。
僕がフェンで魔力を斬らなかったら皆死んでいたほどだ。
そして立っていたのはマナミだった。
そのとき街の外で不気味な魔力を感じ取った。
「ねぇ、ユタカ?ちょっと出かけてくる。」
僕がそういうと隣に座っていたユタカは驚いていた。
「ちょ、ちょっとまてよ?どこにいくんだ?」
ユタカは気づいていないようだ。
彼の魔力に、魔王ラウレスの魔力に
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