17話
絶対の強者・魔王ラウレス、それと互角に戦った僕は周囲から少し浮いていた。
そういえば昔、父さんからこうなることを注意して釘を刺されたなぁ。
そんなことを思っていると
僕と同じくらいの年齢の三人がこちらに向かってきた。
確か五大国家の一つ、レンティア帝国の貴族の子息だったはずだ。
レンティア帝国は選民思想が強く常に差別が絶えない国だしかも貴族は傲慢で愚か、そのような者たちで構成された国だ。
今の皇帝はいい人らしいが。
「ふん シンヤ=ウェントといったか? こんなのに負けるなんて魔王もたいしたことないんだな。亅
とその三人がいってきた。
会場の空気が凍った。
そりゃそうだろう。
「あはは、確かに私は未熟者です。 しかしあの魔王は確かに強者だと思いますよ。」
そういって苦笑いすると
「ふん 謙遜のつもりか?貴族ならもっと優雅に敵を倒すべきじゃないのか?」
そういっている彼らにやめろという感情のこもった視線が集まる。
「ねぇ 貴方たち何様なの? シンヤさんがいなかったら貴方たち死んでたのよ?」
「俺たちはあんなのより強いさ。 そんなことよりお前、俺と遊ばないか?」
マナミの瞳がとてつもなく冷たい。
そんなところも愛しいのだけれど。
というかあいつら非常識すぎないか?
マナミにそんなことをいうあいつらを殺してやりたい。
そんな僕の視線に気づいたのか、こっちを見て驚いたように、そしてそれ以上に嬉しそうに可愛く微笑んだ。
そんな顔を見て僕は少し顔が赤くなった。
今すぐにでも抱きしめたい。
マナミの笑顔を見ていたら殺意や嫌な感情を忘れてしまうようだ。
そんな僕の視線に満足したのかマナミはさらに微笑んだ。
僕が微笑み返すとマナミの顔も赤くなった。
可愛いなぁ。
そんなことを思っていると
「おい 聞いているのか?」
、、、邪魔が入った。
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