15話
速さは僕が上
力はラウレスが上
見たところこんな感じだろう。
神斬流 水
水でラウレスの一撃を受け流す。
古代魔法 絶対零度
絶対零度で凍らせるがラウレスも火炎魔法で対抗する。
その隙に
神斬流 炎
軽々と避けられる。
だが
神斬流 土
その攻撃が予想外だったのか少し動揺していたがまだ死ぬほどのダメージではない。
そんな攻防を何度も繰り返す。
キン キン キンという音が聞こえているが僕らの姿は誰も見えないだろう。
現代魔法 魂の炎
魂の炎は火柱を出す魔法だ。
それに対してラウレスは
おそらく雷魔法で対抗してきた。
さすがだ、雷魔法は素早いが威力はそこまで高くない。
逆に炎は雷ほど速く無いが火力が高い。
それで相殺するなんて。
「『善・絶・護』 善は絶対に守り抜く。それが帝国と王国 戦士と魔法使い 勇者と魔王 皆が共有した正義のはず。 君の善とは一体なんだい?」
「我の善は力、我々がいま戦っているのは武という名の力 例えば商売もより質が高いという力、安いという力 ブランドという力 これを競う物だ。 つまり我の信念は『力は全てを司る』だ。」
「そうか、君は力が全てなんだね。」
古代魔法 物質構成
物質構成で弓を作り遠距離攻撃をする。
それも避けられてしまう。
だが軽々避けているわけではない。
奴は限界が近いのだろう。
それは僕もだが。
「我もお前ももう限界だ
次で終わりにしないか?
次は我の最強の技を使う。
我が唯一名をつけた技だ。」
「いいよ 僕の奥義見せてあげる」
これは僕が優斗さんとの修行の時に作った技だ。
試した時は空間が崩れかけたほど。
この技は物質構成で生成した大量の剣に属性を付与し相手にぶつける技、つまり悪く言えば数に頼る戦術になってしまう。
「奥義 裁き」
「魔神殺」
あの魔神殺という技はおそらく構えからして刺突だろう。
一点に全ての魔力と力が集中している。
無数の属性剣の中を恐れることなく進んでいくラウレスはまさに魔王だろう。
次の瞬間、僕はフェンに全ての属性を乗せてラウレスに斬りかかった。
これが裁きの二段階目だ。




