13話
僕らは聖都の街に感嘆していた。
アースドがみんな優しくて綺麗な街なのに対しセイルドは神聖で真面目な国だった。
教会にも言ったがとても大きくて立派だった。
僕らは一般人なので最奥の神殿は入らないけど遠くから見ただけでも神聖な感じがした。
「なんというか、厳かだね」
「そうだね しんくん 、、、あそこに人集りがあるよ?何かあるのかな?」
僕らは人をかき分けながら人集りの中心へ向かった。
そこでは僕らと同い年くらいの大柄で腰に大剣を持った好青年と本が周りに浮いている白い髪の女の子がいた。
、、、ユタカとシンシアだ。
僕らは近くの貴族たちと列になり頭を下げる。
普通の貴族ならこんなことはない、だが片方は聖女なのだ世界唯一の宗教に認められた存在なのだ。
頭を下げる必要がある。
、、、ユタカに頭を下げるのは大変心外だが。
ユタカたちも堅苦しいのは苦手なのか適当に笑って流している。
昔からユタカは卒業式とかは苦手だった。
僕らが卒業式で泣いてる隣でユタカがあくびをしていたのはいい思い出だ。
、、、あの世界に未練はない。
だが母さんや父さんにはお世話になったなぁ。
そんなことを思っていると
「あら?」
こちらに気づいた様子のシンシアとユタカがアイコンタクトをとってこちらに向かってきた。
「お久しぶりですね シンヤさん マナミさん」
シンシアがそう話しかけてきた。
「えぇ お久しぶりですね シンシア様」
「お久しぶりです シンシア様」
周りの貴族たちが「誰だ? あの少年たちは?」「聖女様と知り合いなのか?」と困惑している。
そんなことを気にせずにシンシアとユタカは
「久しぶりだな シンヤ マナミ」
「えぇ お久しぶりですね、ユタカ様」
「お久しぶりです ユタカ様」
貴族としての挨拶に不満そうだが仕方がない。
関係を聞かれたらどうしようもないだろ。
「何考えてるの? ユタカ、関係を聞かれたらどうするの?亅
、、、ほら小声でシンシアに怒られている。
久しぶりの再会を喜んでいると
「では私たちはこれで また会いましょう」
きっと2人も忙しいのだろう。
そうして2年ぶりの再会は終わりを告げた。
読んでくれてありがとうございます!
今回は少し文字数が少なくて申し訳ございません。




