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重いって、わかってる。

作者:麗夜
最新エピソード掲載日:2026/05/10
都内のデザイン会社で働く二十五歳の青年・朝比奈 蓮(あさひな れん)は、人付き合いが得意ではない。

仕事を終えて帰宅し、静かな部屋で過ごす深夜だけが、唯一気を抜ける時間だった。

そんなある夜。

何気なく開いたSNSで、蓮は一人の女性の投稿に目を留める。

『今日もお疲れさま。』

コンビニ帰りの夜道と、温かい缶コーヒーの写真。

たったそれだけの投稿なのに、不思議と心に残った。

投稿者の名前は、「美月(みづき)」。

日常の小さな寂しさや、疲れた夜の気持ちを、飾らない言葉で綴る彼女に、蓮は少しずつ惹かれていく。

やがて二人は、DMを通して言葉を交わすようになる。

眠れない夜の会話。

他愛ない通話。

「おやすみ」を送り合う毎日。

距離は少しずつ縮まっていく。

けれど、蓮の想いが深くなるほど、彼の中には独占欲と不安が生まれていく。

“君の特別になりたい。”

“他の誰かに笑わないでほしい。”

重いとわかっているのに、抑えられない感情。

そしてある夜。

蓮は、美月が誰かと楽しそうに過ごしている投稿を見てしまう――。

これは、不器用な二人が、“好き”を知っていく、深夜の恋の物語。
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