EP86 眼に映るもの
「えぇ、皆さん、いきなりですがジャックしちゃいましたぁ!」
そこに写るのは、御前?奴はペラペラ語り始めた、その話術は言葉巧みに相手の思考を誘導、思想を改造する話術、人心掌握してしまう心理戦能力、カリスマ性に満ちて居る、相手が 声を聴いただけで、その言葉通りに動いてしまう催眠術を話術に組み込んでいるのだ、そのスキルはマインドコントローラーとも呼ばれる。
「奴は自身が学んだ帝王学の内の一つ心理学、そこから催眠術を使う、それは殺意や怒りなどで自身に向けられるあらゆる敵対心の中、どれかしらを抱く者を対象とし、その者は全ての日本人が御前の姿に見えてしまう偽物の幻覚フィルター、恋した乙女が王子様をイケメン化するように敵意が目を眩ませる、しかもそれは遠隔でも機能する、直接見なくても名前を聞くだけ、テレビで見かけて、ネット検索の画像で、その全てに御前が敷いた催眠術が発動してしまうみたいだ」
「つまりはなんだ、俺らは、あいつに負けるのか?」
「その区別はぁ〜溶けたんだ、アイドルみんながおんなじ顔に見えたり、アメリカ人の一部の人が日本人は平べったい顔で皆んな統一されている様に十把一絡げさ、君らに掛けた偏見の催眠は、俺を見破る事は出来ない!」
奴の催眠とは、特定の人種、つまり日本人から境界線を消すようなもの、喩えるならば数列の和、極限値である3分の1×3、0.999...=1と言う無限等比級数。
そして砂山の矛盾100万粒の砂は砂山であるという前提から、1粒ずつ減らしていくと、最終的に砂が0粒でも砂山であるという結論が導き出されるもの。
このような極限値と砂山の矛盾と言う数学と哲学のものが存在しているところから導き出せるように、所詮は扱う為に境界線を引いてるだけに過ぎず無いだけだから。
負の感情を抱けば絶対に勝てない、日本国籍の人々すべてが砂山のパラドックス状態、区別など所詮は外見至上主義、主観的視点で切り貼りした偏見と言う名の識別コードを剥がされたらだれが何でどうなって居るかなど分かりようは無い。
「しかもこれが御前の顔で有る確証が存在しない、どうしたらいいんだ、我々は負けるのか?」
一方の宇木は。
「弱点を探すしかないっしょってな感じで色々と探り、まぁ名前や戸籍、あぁ〜っとまぁ一流詐欺師でも無いくらい徹底的な情報管理されてて、正気になったホームレスと偶々見つけたなんかうんちくさい奴を試しで、主にそのうんちくさ」
「さっきからうんちくさい言うな!清水だよ!」
「あぁはいはい、まず基礎、全国ネットでリアルタイムに放映中、公共の電波をジャックするには天文学的な資産や設備が掛かるが出来るならアホみたいに金持ちと」
「清水が大半の情報収集、灰嶋学院ののっぺらぼうについて収集、事実確認のために自分も偵察して間違いないと判断し、とりま清水に上手いこと親を探らせて、ほんでもって今俺は清水にあり得ないケースを探らせたところそのケースだったと」
「最初はここまで徹底的だと両親を逮捕させるまぁのっぺらタイプや殺してるあたおか路線も考慮しながら、あぁ、まぁ結局のところ総当たりで、結果名もないところを御中隼人に拾われたってこと、隼人を経由して聞き出した白き仮面、黒き仮面を付けた御前御後のクエストの創世記について知るっと」
「んでまぁ御前の背後に隠蔽された御後を知るっと」
表の支配者を御前、裏の支配者を御後と呼ぶ、、、それは裏話。
因みに御前が唯一勝てないのも彼だけ、この世で唯一自分と対等以上に戦える、自分は単なる人間でそれ以外は下等生物だが兄者は人外と本人が喋る内容の通り、ありとあらゆる理不尽や不条理が御後にとって無意味なレベルになる
日本人に限定する代わりに全並行世界の日本列島に於ける記憶を完全予測、取得してる、それを利用して。
全並行世界、可能性の観測と利用を行いら無数にある並行世界の出来事をすべて予測把握して自身が生き残る唯一のルートへ導いて、仮想空間内で自在に加速された思考速度と顕密な計画を練って永遠の時間単位の計画を限りなく0秒に違い時間の合間にさえ一寸分の狂いもなく計画を進行、完遂した。
二人が構築を繰り返し続ける遊戯全体の全登場人物の動き、感情、不測想定外の事態をすべて計算に入れ、自分自身の遊戯内の敗北と言う名の死すらも計画のピースとして配置。
情報の完全遮断し、御前と言う日本最高峰クラスの知略家ですら自分の意図を悟らせず、彼の掌から逃れられなかった、涼宮一族等や金皐莉妃堵を超えるどころかもはや有限範囲すら超えた未来予測、深謀遠慮、計画性、それはもはや人が手にして良い次元を遥かに凌駕している。
御前が考え尽くして設定した理由・目的・法則性・必然性やそれらに付随する完全や完璧などの概念・関連概念・可能性すら存在しないような”混沌者”を使ってゲームですら、御後にとっては余りにも簡単過ぎる演算対象として処理された。
、、、。
「まず、この話を聞く限り、俺達に知力で御前に勝つことは不可能ってのが分かった、基礎スペで無限の記憶容量の電脳に引けを取らないヤバさだ、そして計画について追求」
、、、。
「クソ!何故俺の超絶上位互換のようなやつなんだ!
彼は中学を掌握していた者、彼が何人もの人生を左右したのを御前は日本全域に敷いているのだ。
、、、。
「まぁ御後を引き合いにだしてまず同じ土俵ではない場所で御前を打倒するのが安牌って感じだな」
「あぁ、あの男、御前をこの日本国の中心地、東京に現界させる!そのためにまずはクエスト支配圏から契約書を取り、御前三重塔を倒し、あいつの元まで行く!」
こうしてやつのお膝元を叩き崩しに掛かった、一方スパイは完全に御前の手先と成り掌握され、こちら側勢力とあっち側勢力が拮抗、若干の押され気味だった。
「全日本国民の洗脳をするための洗脳DVDの制作はどうかね、おぉ、洗脳映像製作のプロフェッショナルが作ったってだけはあるな、序章から数十個、中期数百個、最終集計数千個にも登る技術を使って俺すら騙そうとしたな、まぁ良い、我に人間的に意味があるものなど一切無駄だからなぁ」
認知の隙を突く視覚的・心理的な技術、色彩と眼球運動など様々な技術を入れ込んだ洗脳映像、脳味噌にダイレクトに干渉して色彩変化による視覚中枢に対する刺激。
前後のカットの組み合わせで意味が捏造される心理現象、クレショフ効果の悪用をして、特定の表情と凄惨な映像を計算された順序で繋ぐことで、被験者の脳内にありもしない罪悪感や恐怖を合成して、偽の記憶を植え付けたり。
映像の一部を気づかないほどゆっくり変化させ、意識の外側で状況を書き換える技術、変化盲により、視聴者は異変に気づけず、いつの間にか異常な光景を当たり前の日常として受容するように脳が調教されたり、眼球運動の誘導による体験記憶の認知操作したり。
あえて不気味の谷に位置する、人間そっくりで決定的に何かが違うCGキャラクターを導き手や救いとして登場させ、脳が感じる生理的な違和感を畏怖へ変換させる高等テクニック。
映像を見るという行為を、肉体的な反射レベルまで落とし込む手法、バイオメトリクス技術を使い。
左右の耳にわずかに異なる周波数の音を流し、脳内にうなりを発生させて強制的に脳波(集中・催眠状態)を操作して、映像と同期させて心拍数を意図的に上げ下げし、パニック状態や多幸感を自在に引き起こすバイノーラル・ビート&特定周波数。
スプラリミナル(閾上知覚)、サブリミナル(無意識)とは逆に、認識できるが、意味を処理しきれない情報の洪水、超高速で情報を流し込み、脳の論理的思考(批判的な壁)をオーバーロードさせてパンクさせ、最後に残った一言だけを脳の奥底に叩き込む。
あとは社会的・歴史的なプロパガンダ技術も使って、より組織的な洗脳の枠組みを使い、敵の人間性の剥奪により映像内で特定のグループを執拗に害虫や記号として描くことで、視聴者の倫理観を麻痺させ、彼らを攻撃しても罪悪感を感じない脳を作り上げたり、音声による集中力のコントロールしたり。
エコーチェンバーの映像化から被験者の過去の視聴履歴や個人的な好みを分析し、その人が信じたい現実だけを極限まで美化して見せ続けたり、この映像こそが国の裏の事実と思い込ませる、情報隔離による洗脳だったりと言ったり。
あとはサブリミナルやら心理学から効果の実証された心理的な操作・制御技術をふんだんに盛り込んで、製作されている、それ以外にも心理学的に解明された全効果に合わせた十個の真理操作映像を保有している。
「完成で御座いやす、これを後は中継、見させるだけでやす(十個の映像全てに影響を及ぼされないのとは、心の奥底の真髄までもが、精神関連のあらゆる部分、忍耐力なのか心理的な抵抗力なのかすら分からないが、真面目に人じゃないな)」
こうして再放送された映像により、日本人の大半が狂気に飲まれてしまう、その上に記憶の大事な部分すら食われてしまう。
「映像を見てないのは俺らだけだ、完全に停止状態で行動してた俺らだけか」
、、、。
「、、、瑠奈よ、、、ッッックソ映像めが、我がその全てを滅し、根絶やし、破壊し尽くしてやる!」
こうして第二波により戦況は一気に傾いてしまう。




