EP83 人から成り上がりF
身長は2m95cm、自重は不明だが、ただ歩くだけで地面が陥没、軽く踏み込むだけで地面が爆ぜるほど。
「脆弱きを助け、強靭きを挫く、我が名は未熟な武術家だ」
「へ、何が武術家だぁ!、、、あらぁ?」
敵が気付けない程の速度で敵は死に、その一撃、一撃を必殺まで高めた連撃型、両方のいいとこ取りをした”最高峰の八極拳”を扱う。
そんな彼は優勝賞金が大きな地下格闘技大会に出場している、恵まれない人々に支援する為に。
「ふん!」
バゴーン!震脚一発で超高強度コンクリートや高張力鋼からなる従来より高度な鉄筋コンクリート製の床を踏み抜き。
「ハァァァッ!」
発頸で自分に殴りかかった相手を逆に吹き飛ばし、対戦相手をその鉄筋コンクリート製の幾十数枚の壁ごと破壊し、ぶっ飛ばす。
「ダラッシャァァァ!」
ただ八極拳だけではない、彼が扱うのは中国武術の大半、彼が好きなのが八極拳ってだけの話だ。
「死ねやぁ!はぁ?」
「、、、!」
「虚を突くにも声を発するべからず、否、その殺意が、我には届くのだから、貴様らが発さなくても運命は変わらぬか」
バシャン!不意打ちで大群が背後から襲い掛かろうが、裏拳で肉体は原型すらなく完全に分子とかそのレベルでバラバラ(木っ端微塵程度じゃない、それはもう消滅したと言って過言じゃない)と化し。
「グガァァァ!」
「すまない、母グマよ、許せ」
バァン!大熊の大群を徒手空拳で無傷で蹂躙虐殺する、表皮、毛皮があまりに分厚く、銅像に突進破壊しても血一滴出さず、銃弾の雨霰を平気に通り、眼すらその角膜を貫けない。
そんなのを素手で引っ掻きバラバラにする、凶暴化して人里に降りて来たから仕方なく山の一部諸共、殺ッた。
「つまらん戦いは好かんよ」
皮膚と皮膚が接触する0インチ距離、完全零距離で放たれる零寸勁に至っては。
「ガハ!」
技が無くとも全内臓を浸透爆破させる、精巣あるいは子宮から脳みそまで五臓六腑を爆発させる、そんな彼は今やより大きな戦いに参戦して居るのだ。
「みんなを守る為に!我が命尽き果てるまで殺り合おうゾ!」
極端な踏み込み、地が軽々と大陥没し地面を構成する土、砂つぶ、より小さくは粒子が圧縮され、その衝撃が地震を発生させる程に、そして!
「フンヌァァァ!連震脚八極拳!」
地に足を打ち込み、重さの増した拳は、途轍もない重さの一撃の風圧は、道路全体、はるか遠くの橋までブチ吹き飛ばし、無数の軽いものから超大型の自動車まで、あらゆる車種の車が粉砕、ビルが粉々になり、果ては街全域、山々すらその拳圧により崩壊する。
八極拳はまるで核兵器の大爆破に匹敵するのではないだろうか、 拳を振るった際の風圧だけで、周囲数百キロの地形が変わり、計算上、それは数百メガトン規模の破壊力を持ち、ちゃんと匹敵することが証明された。
やつの功夫は無数、それ以外にもやつには秘伝書や相伝の技を含め独自に開発した技術などで数万単位の武功を保有している。
「む?誰かね?」
そこに客人。
「親父〜、技を教えて欲しい」
中島の友人のお父様であった。
「なるほどな、速く動くための技術や訓練や食事か、分かった、仲良くしてくれてる君の組成、変える程鍛えよう」
「は、はい!」
「私も過去にね、一つの技を手にするため努力したのだよ」
それは父の過去、、、。
ビデオ撮影用のカメラを使い1秒間に240分割(4.17ミリ秒)、つまり240FPSにして記録を再生して、元プロボクサー現解説役がそのビデオテープを再生してもそれを視界に捉えられない程の移動速度を当たり前にして見えないステップをする。
「死角を利用して視野を欺く打撃?甘い、ボクサーなら正々堂々直線軌道で視覚から外れて魅せろ」
師匠は生まれ付きハエすら回避することの不可能な不可視性を持つ速度、突きの師匠は脊髄反射を超えた速度を、生身の徒手で出力していた。
「うが!?」
「やっぱり師匠ぱねぇ〜!」
脊髄反射とは、思考加速など除いて話すと、本来の人間にある気を送信など基礎の初期にすら値しないレベルにもちゃんと存在している気の起こりがある、初心者未満だが、その気を察知して対応する先之先に対して、その思考速度を上回る速さで動く、つまり脊髄反射である。
脊髄、神経系に脳が打てと命令する前に筋肉が反応するほど刻み込み、自動的な領域にまで打撃が放たれるレベルに成ることで予備動作が皆無であるため、相手は反応すら許されなくなる。
選択肢が生まれる以前に制圧することで先之先
そのものを封じる打撃速度、神経系レベルの身体操作、打撃技術がある、これにより分かること、速すぎるボクサーに低位、数手先レベルの未来予測や気の応対は通用しない。
「ギリギリ蜻蛉には逃げられちまうがな、へへへ」
「なら師匠が辿り着けなかったその領域に、僕に夢を託してはくれませんか?」
「いや、もっと早いやつはいるからなぁ、クロヒラタマムシってんで500FPS行くやつが居てな」
「じゃあ名前は蜻蛉殺しでクロヒラタマムシすら見えないくらいの打撃を編み出しますよ!」
「処理だけじゃなく視界なら蝦蛄が居る」
「あぁ!かっこいいから蝦蛄殺しにして良いっすか!」
「好きにしろよ」
蝦蛄、それは視界から来るあまりに情報量が多いため、脳で考える前に目(網膜)の段階で情報をフィルタリングして処理する、これにより、超高速で動く獲物への即時反応を可能にしています。
師匠の死後、長年の鍛錬、効率化を経て、完成する。
「黒青龍滅」
黒平玉虫、そして蝦蛄、別名青龍蝦すら捉えられない、視覚を殺す打撃技、黒青龍滅完全と成る、1秒間を500分割した500FPS(黒平玉虫)ですら残像も捉えられず時間意識の隙間を突けて、高い視界の処理能力をもつカウンターの名手蝦蛄ですら反撃不可能、それが。
「うが!?」
「黒青龍滅」
その技量は、師匠を超えたのだ、、、。
「今や愛用だよ、黒青龍滅」
「はぁ、なるほど」
「済まないね、ジジイになると長話が好きでね、まぁなんだ、茶でも淹れるから2人は座ってテレビでも見ていなさい」
「(変えると断言した以上、叶えなければ年長者としての沽券に関わる、今からセットを組むか)」
こうしてお父様による訓練が組まれた。
「奴は盲目の剣士」
「盲目の剣士?」
「〜うんなぁzzZ」
「殺意、敵意など自身に向けられるよくない感情や意思を感知してオート反撃してくる盲目の剣客だよ、彼を倒してきて」
「ならば答えは簡単」
するとやつは自身の頭を揺さぶる、そのまま構えに入る。
「マジかぁ、なるほど、自身の意識を奪って、夢遊状態に意図的に入り、睡眠しながら攻撃を迎撃する状態に、殺意や敵意を発さないで自己に催眠しながら攻撃すると言うのか」
人間が危機的状況に陥った際、神経系が反応、意識せずして出る肉体動作、そこに感情や意志は伴わない、脳からの信号すら到来することなく反応するのだから。
気を察知して回避や防御行動を行うレベルの達人同士のより高度な予測・反応する戦闘においてこれほど厄介なことはない。
「zzZ」
ドガ!バゴーン!安眠、その人間が意識の落ちた最大のリラックス、極限的脱力から一気に加速するインパクトはノーモーションの上に半端じゃないインパクトが伝わる、一挙手一投足、その動作一つ一つがまるで巨大な岩を投石されてると錯覚する、数発後バグシャン!
「うぐ、軽い?剣が!ボギャラ!?」
バゴーン!剣客は剣を破壊されて、そのまま貫通、体全身をぐしゃぐしゃにされて一撃で死んだ。
「そう言う感じね」
「あ、、、俺もしかして殺人罪?」
「あぁ、安心して、一応あれアニマトロニクスだから、そう言うプログラム、ほぼ人間だから」
父親は話す。
「今の試練の目的はね、反射的な速さを調べる為のものだった、結果として分かったよ、君の特訓する内容も決まった」
「は、はぁ」
こうして彼は反射系の訓練が開始された。
「うぉぉぉ!」
「もっとだ!もっと速く握れ!」
反射神経トレーニングをした後、彼の走りは。
「刷り込むんだ!奥に、筋肉の奥にまで!」
場所に相応しき振る舞い、身の熟し作法、所作、それを刷り込む、反復学習する、完全に学習し終えて習得する、記憶に、次は身体に馴染ませる、肉体に刻み付ける、最後に魂にまで刻み付ける、そうして癖化、無意識的に稼働する、いわゆる習慣に出来たのだ。
「嘘みたいに速くなった」
ヴェノチル最速でも超音速、中島はそれに逼迫するレベルに至っていた、、、。
「猪?サイ?そんなのとは比較できない、実際に見たこたぁ無いが多分トリケラトプスすらあの突進力には比較の余地は無いだろう、だってあのタックルは向かってくると分かっても避けられないんですから」
岡中卒業後の煉瓦弟は、その道を極めんと日々鍛錬した、その突進はトラックとの追突事故とすら生ぬるかった。
「はぁ!」
バゴーン!数十km範囲のクレーターが形成される。
「ウゴァッ!また強くなったんじゃあねぇか?」
「あぁ!いっぱい肉食べてるからな!」
話してる相手は大津華、彼もまた番としての任を受けてから戦いに明け暮れ勉強し、成長し、今や160、170ぽっちだった身長、50kg有るか無いかの体重は190cm、90kgにまでなって居た、それでも大胸筋を陥没、二十四本の肋骨、背骨に至り粉砕骨折だ、だがしかし本質はそれじゃない、こいつを常人がくらっちまえば。
「うがぁ!?」
「ふはははは!」
バゴン!バゴン!バゴン!バゴバゴバゴバゴバゴバゴーン!一度地下の大規模な施設で数十枚の鉄筋コンクリートの壁、立ち上る煙で見えなかったが最低でも30枚以上を単なるタックルの”風圧だけ”で壊し、直撃したものを身体全身残さず木っ端微塵にしてるのだから。
「お前のタフネスも健在じゃな、大津華ぁ、手加減なしのタックルを直撃して筋断裂やら骨折やら程度に抑えられるやつなんざぁ俺が知ってる中じゃあほぼ居ないぞ」
「はは、だろう?昔より筋肉もついて硬さには磨きが掛かってるんだ」
「やぁ、久々だな」
「煉瓦兄!元気だったか!」
「あぁ、勿論だ、すっ」
瞬間、煉瓦兄が大津華を治療し切る。
「まるでメルヘンなレベルだな、医療技術進歩しすぎだろ」
「ふん、負けじと努力してるのだよ」
「あれ?あいつは」
「テレビは見ないのか?今彼はプロボクシング入りしているからね、中々都合は合わせられないさ」
「なるほどなぁ、みんなでかくなったんだなぁ」
様々な勢力が日々、日常的に進歩し続けていた、、、。




