EP63 遊戯場
「アババババ!?」
ビリビリゲーム、詐欺師に使われる嘘発見器を利用したゲーム、負けたものは罰ゲームで人間により発電細胞を多量に搭載された電気鰻1億V、20万Aの電圧・電流を放電可能な鰻が入れてある蓄電器に貯められる様に加工されたプールに沈められる。
「ふふふ」
ここは漿櫓粘り気が有る液体が下に有り、その液体はかつての敗者たちの成れの果て、血漿や脳漿が混じったもの、漿水に加えて廃棄水が流れて居る、これ自体が賭けにも利用される死の汚染水だ、そしてその上が浮く会場の主戦場の呼び名が櫓と言う呼び名になって居る、だからこのパークが漿櫓と呼ばれている、今そこで一人の賭博師が戦っていた。
「僕はタンクトップと短パン、ノーパンだ、君は十二単、これほど有利な野球拳があるかい?それに加えて君はルールを付けて良い、さぁやろうか」
統計学的な相手が出す可能性が高い手、それはグーだ、だがしかしそれはあくまでも結果の偏り、確率論的にそれは33.3333,,,と言う割り切れない約33%が3つ有るだけだ。
だがしかし人対人ならば心理が介在する、故に心理学が有効、その心理学に基けばもはやじゃんけんとは、じゃんけんに非ず、もはや運が介在する余地は対戦者次第。
「ならグーとチョキだけだ、パーを出したら負けのルールでやろう」
「おぉ!良いねぇ、いや違うね、そうじゃない」
するとタンクトップ側がルール変更を持ち出した。
「僕はチョキだけで良い、俺はチョキを出してお前がパーなら俺の勝ち、俺がチョキ以外を出したら負け、勝っても負けだ、それだけじゃあまだまだつまらないね、だったら次は君が勝って僕が脱いだら、君は好きなルールを一つ追加できることにしよう、その代わり、僕が勝って君が脱いだら、君は次の手で出すものを僕に宣言しなきゃいけない、宣言は嘘でも良いし、どうだい?」
「は?(いやいやいやいや負けだろこれ、馬鹿なんじゃねぇかコイツ、俺が有利過ぎるだろ、不気味な自信、何か裏があるな)まぁ良いだろう」
もはや野球拳を持ち出し、服を整えた時点で、心理戦は始まっていた、相手を油断させた、優位性を持たせた。
「じゃんけんぽん」
「じゃんけんぽん」
最初相手は調子に乗って負けてやろうと言う敢えての挑発をすることを見越してチョキを出す、案の定相手はパーだ。
「へへ、良いのかい?大事なコストだぜ?」
「あぁ、最後に君のフルチンが見れるからなぁ、遊んでやってんだよ(なんてな、嘘宣言いっきまーす)」
「さあ、約束通り次に出す手を宣言してくれたまえ」
「一枚脱いじまったか〜だが次で終わりだぜ、お前はチョキしか出さない、なら俺がグーを出せば確実に勝ちだ(待てよ、俺がグーを出すと宣言したら、こいつは負けを避けるためにルールを破ってパーを出すか? いや、ルールを破ったらこいつの負けだ、なら、俺が正直にグーを出すと言えば、こいつは詰みじゃないか?)次はグーを出すぜ、嘘じゃないぞ、正真正銘拳で潰してやるよ」
「へぇ〜グーか、潔いねぇ、じゃあいこうか」
「じゃんけんぽん!」
「じゃんけんぽん!」
「な!?」
「君はグーを出せば勝てると思っている、でも、僕がチョキしか出さないと信じている時点で、君の思考は僕の支配下だ、君が今、勝つために必死にグーを握りしめているその筋肉の強張り、丸見えだぜ?」
心理的に追い詰め、相手が恐怖で反射的にチョキ(あいこ)を出して延命しようとするのを嘲笑い。
「(っ、なんだこのプレッシャー、こいつ、チョキしか出さないと言いながら、俺がグーを出すのを予期して笑ってやがる、もしここで、こいつが土壇場でルールを破ってパーを出してきたら、、、?俺のグーは飲み込まれ、俺は負ける、十二単をまた脱ぐ羽目になる)」
「どうした? 拳が震えてるぜ。グーを出すんだろ? 楽になりなよ」
「(クソッ、負けられない、負けたくない! 一回あいこで様子を見るんだ、死ななきゃ儲け物!)」
「じゃんけんぽん!」
「じゃんけんぽん!」
相手の手はチョキ(反射的な防衛)、だが勿論こちらルールの中、チョキ(宣言通りの固定)。
「あはははは! ほら見ろ! グーを出すって宣言したのに、結局怖くなってチョキに逃げた! 自分の勝利すら信じられなくなった君の負けだよ、あ、あと今の嘘の宣言だったから、ペナルティで2枚脱いでもらおうかな」
「なっ!?そんなこと聞いてない!それにあいこは引き分けだろ! なんで俺が脱がなきゃいけないんだよ!」
「おいおいルールを思い出せよ、僕が勝ったら、君は次の手を宣言しなきゃいけない、宣言は嘘でも良いと言った、でもね、嘘をついた報いを受けないとは一言も言ってないんだよ」
「そんなのは屁理」
「じゃあお前は人を殺して知らなかったからって逃げるのか?ならおまえはスマホの利用規約を全て見てるか?どうせスクロールして見てないだろ?それで相手にどやされたら従う、今の状況がそれらとは違うと?」
「は、あ、、、チ(まぁ十二単はまだまだある)
あぁ良いぜ!脱いでやるよ」
、、、数分後。
「す、すいませんでしたー!」
「はい終わり」
彼自身もタンクトップは脱いだ、相手を油断させる為にわざと二枚脱がせたあとに負けて脱いでやったのだ、その後も心理戦で相手を転がして勝ったのだ。
「なら普通のじゃんけんやる?」
「え?良いの?」
二人は普段着に着替えると、ルールなし、野球拳じゃないノーマルじゃんけん、結果。
「普通〜に負けちまった」
「野球拳ですら負けるのにお前弱くね?運が無いんじゃないよな?」
二人は確率論を使わない、運では無い、反射神経と相手が何を出すかが事前に分かる先之先を使い気を読み、予知された直後に裏を掻いて手を出し変えるなどテクニックを要していた、だがしかし。
「あんた度胸とか気概とか心理戦だけじゃなくて、肉体スペックも強いのかよ!あ、あんた!俺と組まないか!」
「ん〜?良いよ〜」
こうして、クエストが運営するパーク内を練り歩く。
「ロシアンルーレットねぇ、なぁアンタ、俺とやろうや、命を賭けたロシアンルーレット」
「なんだガキ、良いぜ、若い芽を摘んだからって後から文句言うなよ」
そこから目隠しロシアンルーレットが開始、三人目がジャッジをする。
弾丸が六発中五発入ったリボルバーを回転する中、彼がおじさんより速くストップを掛けた。
「こめかみに当てて、はい」
カチ、そんな空振りが鳴る、弾は発射せず、だがおじさんも。
「はい」
カチ、また空振り、二人とも手だれだ、玉がどの位置にあるか、どのタイミングに回転を止めれば良いか分かってるんだ、そして目隠しロシアルーレットを辞める、そこで彼は仕掛ける。
「ほらどうだ?避けられない!こっちの方が面白くて楽しい口内ロシアンルーレッ」
バン!なんと喋ってる最中、おじさんがリボルバーを発砲しやがった、だがしかし目を瞑ってた癖に。
「ぷ、おぇ、火薬っぺっぺ、鉛は嫌いだ、女は好きだ」
口内の頬肉を壁に反射板とし弾道を制御、跳弾しやがった!
「まじ人かよお前、無理だは、勝てないね、俺は試合を降りる」
クエストの運営する遊戯場の一つで、こんなところでは、こんな人間ならば命を天秤に乗せる賭けが日常です、彼は人間には困難極まる技を使い負けを否定出来るだけで、本来ならば死人がゾロゾロ出る、そんな場所。
「無料娯楽?のパークか、、、良いね、やろうか」
「え〜確実にやばいですって」
そうして彼等は無料娯楽をやりに足を進めた。
「先手後手のルールと言う賭博での支払いに関して先賭けの方式と後賭けの方式がある、最初に対価を支払うか後から支払うかのそれだけの先払い方法だ、先賭けは対価を事前に払っておく事で足りなくなったら終わりにできる、後賭けなら足りなくても終わらなくていい、相手に信用なしで戦えるのは後賭けだ、俺が選んだのは先賭け、お前らが俺から搾り取るには、あまりにも俺は空っぽだぜ」
無差別ルーレットギャンブルは誰が先手で誰が後手かは定められていない、後手なら信用を勝ち取れば良い、先手なら自分の膨大な財産を利用して叩き潰せば良い、そうこれこそ何円でも、もはや零円ですら賭けられるギャンブラーの聖地、と言ったようにクエストが運営するギャンブルの1つで有る。
無差別ルーレットギャンブルでの借金の取り立ては身体、闇市で売買しなきゃならない、だがそこにもルールが存在する、売買顧客のルール、一つは運営を介入してジャッジマンが取り仕切る運営介入売買、もう一つは賭けた相手に借金する運営非介入売買。
運営介入売買方式なら楽に死ねる、何故なら綺麗にかつストレスが少ないまま肉体を解体するために麻酔だったりと闇医者つまり医療関係者が人間を解体するからだ。
だが運営非介入売買方式なら?運営介入売買が上限額が決まってるが、運営非介入売買方式は相手の持ち金で許可が降りれば際限なく借りれる、だがしかしその許可がどんなものかが変わってくる、もし仮に借金要求の場合、借用書が運営に公平になるため記述してもらえる、相手が自分の身代わりになれって特記事項なんかに記載した場合、自分の身代わりに罪を着せたり出来るし、色々と運営再度より自由に設定を細かく設けられるが、ただしもしかしたらだが、運営に金に変換されるより下手したら死ぬより辛い可能性があるのが更なる心理的な賭けになる、因みにどちらの場合でも借金を借りた側が貸した側に返済しきれない場合、借金は運営側が負担します。
健康診断書の提示が求められていただが偽造したものだった場合も一応やらせてもらえる、不健康な内臓でも金がない人が安く移植できるって理由で闇市で安価に提供できるから受け入れられてるんだ、健康診断書が未提出でもクエストへの会員証が有れば受けられて約50億の設定がなされて居るが肉体が解体される前の健康診断で水準に達して無い場合、壮絶な地獄が待ってるよ、生きたままライオンの餌にされたりデスゲームの参加させられたりと金が賭けた分回収するまで死なせてすら貰えない、チャンスは無い、逃げれない、逃げても全て取り押さえられてる、何がなんでも取り立てられて最後は内臓が売り払われる。
肺が一つだとか既に売買してるやつは地獄が延長されるので、内臓はちゃんともっといた方がいい、一応非破壊検査がなされて内臓はスキャンされるがきついぞ〜、一応例外的に仲間、家族がめっちゃ金持ちとかで倍額支払うなら取り立てを中止にも出来るが、まぁ勿論払い切れるわけ無いんでほぼあって無いようなものです。
初っ端から使える金額が50億なだけで相手から借金とか運営から借金とかした場合は、きっつくて、相手が相手なら数千億とか言うアホが考えたような借金の取り立て屋を現実的な視野に入れなくちゃなら、小国の国家予算クラスに金が膨れ上がるかもしれないからだ。
「君はどちらにする?俺は後手」
「なら僕は先手でやります!」
こうして彼らは更なる遊戯を開始したのだった、、、。




