EP58 白銀
低体温症の終局、特殊な血、遺伝子など素性、そして改良、選別配合されて雪女のような妖の因子まで含むことで完成した銀気(冷気を帯びる特殊な霊気)を放つことの可能な一族。
彼らは雪国に住まっていておりその地域は《銀冠世界》と呼ばれている、基本的に村人は-200℃以下が基本的だが、強者や長老に至っては、血筋が濃い強力な低体温症×より濃い銀気により《絶対零度》(273.15℃)、銀冠位に到達するものも居る。
彼らは一般的な戦闘者を軽く凌駕して見せる、彼らが主に使う銀気法術と呼ばれる戦闘体系は、従来では余りにも脳をフル回転させ過ぎてオーバーヒートしてしまうが彼らは低体温で有り冷気もあるが故にすぐ体が壊れてしまうと言うデメリットを相殺して、代償なしに脳内や神経系の加速を使い反応速度の高さを優位にしつつ、尚且つ冷気を使って戦える。
思考回路の流れを脳を強制的に活性化させることで、時間が停止したに等しいほど体感時間を加速、時間軸を乗り換えたのかと勘違いするほどの速度を出力して、相手や周囲を凍結して戦うのだ、武器が無くても水素を固めて戦ったり、海を凍らせて無理矢理地平線まで地面化して戦うことも容易い。
銀冠位なら、氷山顔負けの巨大な氷を瞬時に作り出したり、原子の運動を停止して物理的な時間停止すら可能とする。
「連絡ありがとうございました!」
特殊な通信機器を利用、一番暖かな場所に設置された電子機器を使い通信している、作戦はカルロス誘導、氷付け作戦。
「開始!」
カルロスをまずは白銀砂漠に誘導する、白銀砂漠は最高温度で約−80°〜約−90°程度であり雪が降る、雪と言うよりはちっさい粒の氷晶が降ります、綺麗ではない、残酷な氷結です。
「はぁ!」
空気の屈折を利用して自身を平面上に見せたりルービックキューブのようにバラバラに見せ間合いを詰めにくくしたりする、だがしかし。
「ウギャァァァ!」
冷たさを利用、カルロスは氷結した氷柱を弾き出して刺し殺す、過程は悲惨を極め過ぎる、記録は抜粋。
誘導作戦は成功、そして銀冠が出る。
「罪を償わせてやる」
「ウギャァァァ!!?」
カルロスは銀冠クラスの活躍により、無事冷凍保存に成功したのだった、、、。
「JLになんでこの情報が来なかったんだ?」
宏樹先輩はこう語る。
「今まで北海道付近にこんな構造物は無かった筈だ、海から地球全体に渡り凍って宇宙的な氷河期は訪れないのか?」
アンナはこう語る。
「お婆ちゃんがあの世に渡った理由、寿命じゃない、きっと理を外れたんだ」
「お婆ちゃん?理を外れた?え急にどした?スピッた?」
「ち、違います!」
それはとある大きな悪に関する話と自身のお婆ちゃんに関連するお話だがこれはまたいずれ。




