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プロヴィデンス  作者: 藍
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EP52 英雄が救った国

そこは、沈黙と呼ばれるものが過去に救いたもうた国、ただ一家、涼宮の名を継ぐ者たちだけに影の歴史が脈々と継がれている。


軍事大国にして独立国家たるオラルダル、その勢力は、と言うと凄まじいもので、判明してる中でも109個を超える総軍、それぞれで数えたら方面軍が3個、軍団が5個、師団が2個、総合戦力は約2億弱程が所属している。


因みに軍隊編制表。

・一個師団20000人から構成される。


・一個軍団50000人から構成される。


・一個方面軍 / 軍30万人以上から構成される。


・一個総軍/軍集団100万人以上から構成される。


「ガッハッハッハッハ!素晴らしいぞ我が息子よ!」


総地域代理人・最高責任者にして大総督のアレン・アポスフィアは、この国を支える裏の支配者、大総統ジャヒル・アポスフィアの実子でも有り事実上の表の支配者である。


「(遂に完成されたり我が息子!今やこの地を収めるのはこの子だ!)」


歴史の中、オラルダルには参謀総長が居た、だが奴は死んだ、そこそこ(歴史単位の意味)最新になって暗殺されたが敵国を終わらせた英雄として彼はこの国の社会科の教科書に刻まれた、、、。


社会の形態は完全なる実力至上主義で有り、ここに住むほぼすべての住人(必要最低限度国を運営するための方々がいる)が軍人、そして入隊試験を完璧にクリアする必要が有る。


「親父」


そこの国の王様なんだ、ジャヒルは老いても尚、総軍一個に匹敵する大総督だった、だがしかし。


「済まない親父」


「良いぞ息子、素晴らしい、俺の屍を超えよ!」


バタン、そんな親父を瞬殺可能な息子、全盛期をも超える潜在能力と評された、それだけじゃ無い。


アレンは父親がやらなかったことをした、まず手始めに記憶処理技術と脳味噌を弄って思考を書き換えて心理を操る非常に物理的だが放送に繋げて有る複合的マインドコントロールを自国民に掛け、放送を利用する洗脳技能で集団催眠をしている、彼は自国、自国民だけに限定した話ではあるものの、常識を幾らでも改変することが出来るようになった。


「これによって、ぐふふふ」


どすけべ野郎でもあるアレンは、常識改変して、エロティックなアニメーションあるいは漫画あるいは小説に有るんな訳ねぇだろ!みたいな馬鹿な常識や法律を作り放題になったわけである。


だがただドスケベなだけでは無い、え?どう言うことって?あぁ簡単な話です、軍隊を増やす為です、軍事力の強化、人員補充の為にそう言う系の常識を付け足していた。


「殊勝な心掛けですねアレン様」


「そう?」


彼もまた被害者だった、まだ擬似妊娠、出産と言う、いわゆるクローン技術やゲノム編集などの技術力が低いのだ、だから記憶処理、マインドコントロールで補っているのです。


実際は帝王学を学んでいるジャヒルに幼少期からマインドコントロールされて欲求が捻じ曲がっただけであり、アレンもまた被害者、そのジャヒルも先先代から勤めてる側近に操られて居る被害者で有る。


「酷いなぁ、側近は裏切り者、二つの国を落とす為に潜入していたスパイだったとわな」


「馬鹿だったから騙すのは簡単だったよ、元々我々に不都合なお前ら二つの国が邪魔だったんでねぇ、相殺させて貰ったよ」


国家転覆誘導工作、所謂ところの戦争屋ウォーモンガー、それにより二つの国を無罪で破壊しやがったんだ、なぜ無罪?それは。


日本の灰嶋学園に隠されているが、のっぺらぼうに国家破壊の罪を擦り付けたのだ、そして自らは自国に帰還しても国民は知らないが命令を下した者と仲間達には自国に大きな利益を齎したヒーローとして崇められるようになった。


「方や大総統消失、方や大統領消失、ね?大総督の君は今から道化師になってもらうよ〜、、、取り敢えず!」


バゴーン!スパイはバトルも熟せる!


「ウグァァァ!(防ぎ切るだって!?無理言うな!流すのだってッッッやっとだぁぁぁ!)ふんぬぁ!」


ガギーン!冷静な顔をして敵の足を横に逸らす。


「指が圧し折れていますよ?しかも顔を取り繕って居る」


「お前らぁ!(父は手加減していたのか!?俺はここまで無力か!?)」


否、スパイが強すぎるだけである、ビー!ビー!ビー!煩い爆音が鳴る。


「敵襲!敵襲!城の外周を取り囲め!ウギャァァァ!」


城内で悲鳴が響き渡る、てくてく、ゆっくり歩いて城外の戦場に現れた得体の知れない悪魔的存在。


「貴方でいいや、丸めますよ」

「や、やめ」


グシャグシャ!コンマ数秒、手で転がしまるめる、泥団子でも作るが如く2mを超える巨躯の人間を軽々とバスケットボールサイズ以下の球状の肉玉に変える。


「行きますよ」


砲丸投げか?否、200kgは有る肉塊団子を野球の要領で投球する。


「ウギャァァァ!」

「イギャァァァ!」

「エギャァァァ!」

「アギャァァァ!」

「オギャァァァ!」


人間など、余りにも脆く屠去る赤黒き閃光、戦場を横切る肉玉ハンバーグは、約1億5千万人にも及ぶ軍団を一撃でほぼ壊滅させる、そして。


「やっぱ生き残りも出来ますよね」


ブチブチ。


「あが」


人間を縦に割く、肩から足まで引き千切る。


「ピギィ!?」


斜めに引き千切る。


「おが!」

「ふが」


上下に引き千切る、首から股間まで引き千切る、まるで綿菓子だ、人間をどうしたらこんな簡単に壊せるんだ。


「完全に生命反応が検知されなくなった、ここの全生命体を殲滅完了」


「う〜む、分かってましたが、やはりウイルスは便利ですねぇ、老若男女無差別に国内の人、免疫や抵抗を持たない私以外の人間はみんな死にましたか」


そう、たった1億じゃない、最近多発していた不審死はすべてスパイの作戦、殺人ウイルスの散布工作で有る、皆、全身の穴と言う穴、毛穴とかからも血を噴き出して死に至った。


「ウイルスを国中に蔓延、ワクチンを独占して生殺与奪の権を握って居たのはなんででしょうか」


AIに語り掛ける。


「小銭稼ぎですか?」


「正解!」


思考誘導し、国を裏から支配し、群集心理を利用して邪魔な因子を同調圧力を掛け自殺させ、やってることは悪魔となんら変わらない、やつは残忍だった。


「あ、それか変声して集団自殺とか!あぁぁ見たかったな」


「はい!コードネームブラッドの名前が指す通り、血祭り、ブラッドフェスティバルですね!」


「、、、ッッッギャハハハハ!良いセンスしてんな!人工知能の癖に!」


やつはそれ程軽い、命が軽い、軽すぎる、小銭稼ぎ、それだけの為に両国、方や右腕、方や大統領として国の頂点トップに立ち、独裁支配していたんだ、科学力も権力も、人が持って良いレベルじゃない、、、。


スパイ、それは歴史の裏に暗躍する影、彼らは皆、洗練されていた、、、。


——(涼宮柚の)日記、最終ページ。


「歴史はリセットする、もはや計画は疲れた、スパイと呼ばれる役職が誕生して、優秀な彼らの内、残忍な一人が歴史をリセットする、歴史の改変を行う、歴史の裏に暗躍するスパイを1万年越しに利用して、対立する両国を破壊し、また一からやり直す、ロシア宇宙主義コスミズムと呼ばれる主義を取り入れた一人がこの国になかったクローン技術を作り出す、それは涼宮漣、僕を1万と2862人目に復活させる」


ロシア宇宙主義、科学技術によって死んだ全人類を一人残らず物理的に復活させると言うもの。


最後に書かれた計画のタイトルは、私の復活計画、日記の裏側、ジャケットにこう書いてあった。


「相性、環境、運が変えられる運命などとっくのとうに通り過ぎてるんだよ」


っと、柚は未来的に訪れる結果、それに付随する原因を考えた、確率を見極めた、自分が望んだ結末(未来)を実現するために、過去を辻褄が合うようにバタフライ効果で操作したのだ。

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