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プロヴィデンス  作者: 藍
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EP5 眼に映るのは霞み

「喰らえやー!」


「ふん」


宇木壮一は仲間と共に、韓国から薬を売買する為に裏ルートを使い日本に来訪した、カマグィ ヌン、日本語に訳すると鴉眼アゲン、と言う愚連隊、俗に言う半グレの組織を狩っていた。


「(ム、消えた!?)」


ゴリュ、首を180°回転させて第1頚椎から第7頚椎を引き千切る。


「アガ!?」


「あははははは!まるで玩具おもちゃだなぁ!ふん、当たるかばーか」


「何!?(至近距離で背後から220 Swiftライフル弾ぶっ放したのに当たり前に反応して回避だと!?)」


速度: 秒速約1,200〜1,300メートル(時速約4,300〜4,500 km)一般常識を基準にするならば、俗に言う机上の空論、運命の悪戯、気紛れの副産物、そんな様々な形容が出来るほどの皮一枚、紙一重、寸分違わずの回避能力である。


「バイバイ」


グジュジュジュジュ!椎間板がぶっ潰れる音が鳴る、背後に居た鴉眼の構成員の顔面に宇木が小指デコピンしたのだ、して頚椎の間に6つ、胸椎の間に12つ、腰椎の間に5つ、合計23個の椎間板を全破壊したのだ。


脆弱よわ脆弱もろ脆弱はずかしいぃぃ!生きるので精一杯な泥人形を相手にしてて愉しくないぞ」


「どんな馬力してやがる、怪物め、ならば我が相手をしよう」


瞬間、飛び出してきたのは、足音のしない妙な男であった、宇木の眼前から敵が消えた、瞬きを利用した他者を主観とした瞬間移動、実際は瞬きの1回にかかる時間、およそ0.1秒から0.3秒ほどの小時間を利用する動き方、他者の視線から外れて死角から攻撃出来る。


これは無意識に行うまばたき(自発性瞬目)の時間であり、1分間に約15回から20回程度が一般的。


ただし、画面を長時間見続けると頻度が減り、まばたきを我慢できる時間が短くなることもあります。


「(瞼が閉じた瞬間を狙った戦い方かぁ?)」


「我は現代に生きる忍者、麓潤ロジュン、貴様名を名乗れい」


苦無クナイじゃねぇか!初めて生苦無見たぜ」


瞬間、また忍者が消えた。


「(なんなんだあの男、冷や汗が止まらない、背筋が凍る、我は忍者として数々の試練を乗り越えて来た、なのに何なんだアイツは、化け物か、む!?消え!?)」


「ニヒャア!」


「訓練により常人の10倍速い視覚情報の処理速度を持って居る我が捉えきれないだと!?」


バゴーン!?背後にバック回避して衝撃を発散、そして苦無を差し込み、忍者は何とか宇木壮一の人差し指デコピンを手首がひしゃげて一本の苦無が粉々に成る程度で済んだ。


「化け物め」


「お前は、こんな技使ってるんだなぁ〜、なら俺も使う、ならそうだな、こんな技名どうだ?」


瞬間、目をカッピラ居てる忍者の眼から、宇木が消える、忍者の真横に宇木が居た。


霞生業カゲナリワイ、なんてね」


「は(理屈が分からん、何なんだあの速さは!動体視力がどうだとか、眼の横を横切るだとか、そんなレベルじゃない!?俺の瞳弾メハジキの目指していた最後の歩法に、今見ただけで、自分に合わせて修正して最終段階の完成系を模倣したってのか!?)」


人並み外れた肉体強度、そして冷徹な気をイメージする事による、より正確なる身震シバリングを、意識的にする、そしてそれを無意識下に落とし込むことによって完成する、個体識別困難、正体の不明瞭性、不確定性を高める身体使い、霞生業カゲナリワイを形成する。


瞬きと言うごく僅かの時間を利用した瞳弾歩行技術の更に先、目が開いた相手に通用する瞳弾歩行、長く瞼を閉じない時、眼の乾きによる視力の微弱な霞み掛り、そして自身の輪郭がブレるほどの身震、二つが合わさることで、霞の中に霞がある、五里霧中へと到る。


真横の気配に反射して、瞬時に動き出す。


「(五里霧中に成っても対策はある、目の乾きをしないことだ!眼を横切らせない、横切っても忍者の訓練により得し異常発達を遂げた眼筋は、常人の範疇を超えた視野角で、カメレオンが如く、360°を難なく捉える!)」


瞳弾歩行の様な隠密系の技術を使っての戦い方は忍者が優れていた、だがしかし。


「見えない訳がない!す〜」


瞬間、大気中に漂う酸素・空気の量が急激に低下していく。


「(酸素濃度が薄い、ダメだ低酸素状態は酸素欠乏症になってしまう、うぐ、頭が痛い!?ぐるぐる回っている、それになんだこの怠さは!?)」


酸素欠乏症、頭痛、眩暈、疲労感などの初期症状から始まる、重症化すると。


「ガハ」


「(あ、あれ?マジかよ〜まだ攻撃してないのに〜)」


意識喪失、呼吸停止、心停止に至り、生命の危険に陥る、何故いきなり酸素が減り出したのか、それには訳がある。


「(空気圧球エアカノン)」


膨大な肺活量により、大量の酸素を吸引、即座に一点に固めた空気の塊を肺から、食道を通って、口腔から体外に放たれる空気砲である、今回は適当に全方位に拡散する衝撃波で忍者をバラバラに吹き飛ばしたが、一点に集中して超電磁砲レールガンの様に放出することも可能。


「俺ら暗殺組織の中に視覚情報だけに頼ってる奴は居ない、聴覚、触覚、嗅覚を使うだろうが、なぁそこに居る奴」


「確かにね〜、、、え?俺に気付いてるのか?」


「忍者の仲間か何かだろう」


さらには上位互換的な、無駄や欠点を減らした更に強力な五里霧中に入らせる霞生業を使える宇木に通用する訳もない。


「マジかよ、影朧エイルを認識可能なのか」


「エイだかエロだか知らねぇけど、影が薄いやつが居るだろう?正しくその上位互換って感じ、闘気をどれだけ練り上げて消し切ろうが根本的に無駄なんだよばーか」


「心を無にして我が辿り着いた影朧エイルを、無駄だと?」


意識的な運動、”思考”を放棄して初めて到達する、常識的な世界に生きる認識、意識の層から離脱して、無意識の層、植物や無機物の様な存在の領域に所属することと成る。


そうすることで、他人に全く認識されずに行動することが可能に成る、例えこの忍者が目の前に立っていたとしても、その存在を認識することはできない、陰気の強い人が背後に居ても足音が全くしなかったりするあれ。


幽霊の正体とも言われている、意識の外側を縫って歩くソレが急に出たり入ったりしてるからだ、こうしてより高度な技術を携えた忍者は、依頼を受て、依頼主の指定した対象の不意に付いて、いつでも予測の斜め上から襲える。


「意表を突いた相手の予想を裏切るような、思いがけない行動や発言で驚かせる、相手の予想や考えている範囲(意表)を、不意に突くとは言ったものの、まさか俺が意表を疲れるとでも思ったいるのか?」


「人間の従来の視覚の死角、意識の隙間を縫って歩く歩法、確かにお前には通用しなさそうだ、は」


ヒヤリと二人目の忍者が汗をかいた。


「びっくりしているなぁ、お前がやってた影朧エイルを俺が使ったから」


「ははは、誰にも認識されず悠々と行動することができるのは、殆どの忍者が同様の芸当は可能であるが、上忍の練度はこれを遥かに上回るぞ!良いかよく聞け、お前がそれを使えるからなんだ?上には上かは!?」


「もう良い、死ね」


「(二人目もやられたか、だがどうしとぅあ!?)」


「さっきからかったるい」


「嘘だろ!?」


この瞳弾の歩法を発動中の上忍を認識するだけでも一定以上の力量が求められる、上忍の侵入に際して違和感を抱くことが出来るだけで、卓越してる技量と言える。


「(まさかこいつ凪之仁陣リードザルームを使ってるのか?)」


凪之仁陣リードザルーム自身を斗、測る観測の主、他者を仁、想いを持ち、自身と同様に他者を観測する君主とし、自身が足裏を着ける地面を東、西、南、北の四方、複合、東寄り東南、南寄り南東、西寄り西南、南西、意志の針を向ける気の向き、羅針盤三十二の方角の角を陣としたフィールドを意識する戦いの型、周囲の気を感じ取る為の体捌テイハチ


行ってしまうなら広くの環境を考慮するのは空間認識能力対応可能距離、組合の攻防一体は有効射程、両者の意識拡張の占領合戦、どっちがどっちを先に制圧完了するかのやり取りで、死角なしの戦い方、どれだけ相手に背後を掻かれないかの戦いなんだ。


「ふしゅ、心理が見え見えなんだよ」


「うぐ!?」


「もっと居んだろ?存在感が消し切れてねぇんだよ、人影は建物の大きな影に馴染んでようが、俺からしたらそんなの意味無いんだ」


「(影写!寿永!来るな!)」


二人目の忍者が目配せする、目線誘導しない為にノールック、まるで痛くて眼を瞑るが如く、ウィンクに暗号を付けて、上手く仲間に連絡する。


「ふ〜ん、仲間達に連絡をとったのか?」


「な!?」


なんと宇木はそれすら気付いてやがったんだ、だがしかし。


「う〜ん面白い技術教えてくれたし、多分あんたら日本内部から進出したタイプの派閥よね、、、鴉眼とは違うんなら、殺さんといてやる」


「、、、わ、分かった」


「あ、そうだ!ならさ、あんたらシャラカルと連合、、、いや同盟?取り決め?条約?兎も角名称や形式はなんだって良いが、契約を結ばないか?」


「え、、、我々とか?」


「あぁ、お前らと、だ」


ビュン、宇木が3人の視線の捉える範囲から離脱する。


「ん!?」


「ふたりもね」


影写、寿永の肩を掴む。


「な!?まさか影朧エイル!?」


「初めから気づいていたんですね〜」


影朧エイル、感覚としては、盲点と盲点、想定外を歩いて点と点を繋ぐ線の上を歩く様にして、自身と言う主観を客観的に抱く存在感を希薄にする、というもの。


それも練度が違う、正しく洗練され切っているが如し御業、隠密技術、周囲を考慮しての隠蔽工作をも同刻とする影に立つ高度なものである。


息を殺す、抜き足差し足を高速化して普通に歩く速度なのに足音が無い、つまり足音を消す、存在としての音をどれだけ無くせるかの完全消音に成るまでの音量調整、音を遮断し続ける戦い。


脳は重要な情報として処理せず、意識に上らせないように機能する、一種の認識阻害に等しい瞳弾の歩法。


常人の敷くことの出来る範囲内の如何なる厳戒態勢をも無駄に過ぎる、事態に気付いた時には既には、警戒など意味を失い、澹去アッサリ無力化してしまう程の代物。


「技術交流だ、シャラカルには俺を含め、さまざまな猛者が揃っている、そいつらにこの技術をくれてやってほしい、勿論タダじゃなくて良い、情報提供も惜しみなくしよう、支援や協力、こちらの技術の交流もだ」


「、、、長に取り合っても良いか?」


「勿論だ、連絡先はこれだ」


こうして忍者と暗殺組織は、手を取り合う関係になったのだった、ってのが1日前のこと。


「まさか鴉眼の組織壊滅の途中で忍者と協力関係を結んだってのか、いや〜なんでも屋ってのはやはり凄いねぇ」


「あいつら日本に来た小さい部隊100人より強かったよ、皆んな瞬殺だけどな」


「は、ははは、んで今あぁやって忍者がシャラカルに技術交流してくれる、ちゅう訳やんな」


忍者は、秘境に建設されて居る伊賀地方と滋賀県甲賀地方に散った少数精鋭が現代まで戦いを可能な限り避けて、伊賀流、甲賀流、日本の東西南北47の都道府県に存在していた侍、他流派の忍者が統一し、強い者が長、今風に言うなれば君主、が代替わりしながら忍びの里は肉体的・精神的・技術的に強く成り続けていた。


生まれ付いての強者が当たり前、教育は現代高等教育と同程度、忍びの里に居る人間は、識字率100%、その上戦闘技術訓練は軍団の比ではないほどに洗練されて居る。


「目に映るものしか撃てないなどと、無形じゃないなら有るのだよ」


自己が有相なのだと知覚して、無相の境地、極意体得までの道のりの始端に居ることに気付く。


「(自我を溶かせ、虚無主義ニヒリズムの様に、自身を矮小化しろ、無駄は要らない、実在主義リアリズムの様に、今必要性のあるものだけを選択し、残せ、溶けろ、調和しろ、溶けろ、調和しろ、溶けろ、調和しろ、溶けろ、調和しろ、溶けろ、調和しやがれぇー!)」


特殊体術、言わば忍術の体系化された技術には、逃げと隠れに特化した術を遁術と言う科目がある、現在シャラカル構成員に忍者達が教授している技術とは、正しくそれの隠れの技術である。


「(五感を使うんだ、探知サーチ)」


探知とは、人体五つの感覚に加えての察知による、高精度の対象の座標の特定技術だ。


「消えたから、速いから、だからなんだ」


「グハ!?」


バタン、忍者が倒れる、現在集団戦で単対多の訓練をして居る。


「来る場所に置く、お前たちが間合いに入ったら、殺気に反応する、居合、抜拳して拳を既に持っていってある、それだけだ」


「見て学び独学し、我流で構築する弟子としての立場はもう終極した、次は何も無い無形を彷徨い模作する師事者、尊者としての立場になったんだ、だがしかし幼き側面は持って居て損はない」


「持ってない決定・弱点・致命的な脆弱さを克服すると言うのは次の段階に進む、成長するチャンスと成り、新たに学べる者としての生き方が出来るからだ」


不必要なものを只管ひたすらに削ぎ落とす、洗練の繰り返していく、忍者とは常に成長期だ。


精神性を修行により成長させる、信念や覚悟、執念や根性を高みに至らせる、修行により宗教的な側面、道教、禅、様々なことを学習する。


鍛錬は厳しく心身、技能を堅固に鍛える、精神や技術を修練する、与えられた試練、受動的な苦難、難易度の見合った障壁を適度にクリアして自信も蓄積する。


こう言った集団的、実践的な反復して記憶して覚え込ませる訓練、能力や資質の向上に関連する事柄を丸々纏めて、所謂ところのより包括的な意味合いで計画的練習トレーニング


一点集中して雑念、無駄を省きながらの精進の精神性が重要と成る、より効率的に、より合理的に、より効果的に、成長する、成長し続ける、それが大事、重要なのだ。


向き不向きと言う”素性”より”やる気”や”根性”が重要視される、この養成施設でフルイに掛けられていく。


遺伝的要因+資質詰まるところの素性・適性が有るか無いかのどちらかで自分の運命は決定的に定まることは無い、自己の努力により、切り拓けるのだと。


未経験で感覚だけでなんでも出来る様な不確定な奴じゃ、不安定超過だからだ、経験を積み上げることで最終的に感覚や記憶だけで出来る、安定性、機械的に行える様に成るのが素晴らしいのだ。


この養成施設で無事に成長してやり遂げらたら次の段階フェーズに移行可能に成る、ここから社会進出も出来るため可能と言う、選択肢が提示される。


次の段階では、教育機関を活用してさまざまな知識、技術スキルを研究、元ある体系を利用して学習、つまりは研鑽を積み上げる、体育はもはや体育では無くなる。


戦闘技術の強く関連する事柄は教練していく、また軍事戦略・個人戦術は実践と座学を平行して行って訓練することに成る。


基礎に高度なレベルの戦いになってくると、名前を持ってない様な、小技や技巧、小さな工夫や身のこなしが効いてくる、単純されど複雑、俗に言う奥が深いと言う感覚になって行くことが伝えられる。


喧嘩は、小さな積み上げと工夫により、喧嘩論、喧嘩の技術を積み上げ、体育で基礎的な身体の使い方、原則、ルールの中での生き方、振る舞い方を知っていき、球技、陸上競技、水泳、体操、武道・格闘技、射的、自転車競技、スキー、スノーボード、スケート、ダンススポーツ、モータースポーツとありとあらゆる運動学習をして行き、競技者としての威厳やプライド、スポーツマンシップを取得する。


更には素手、武器+徒手空拳、武器単体の剣道や弓道など格闘技術を学び、対応能力を上昇させて、求道する精神性の重要性を説き、戦い方、あらゆる格闘の技術、あらゆる戦闘方法、一貫して武道の歩き方を取得する。


与えられた自分のレベルに適する課題を熟して行く、そして慣れて来たら完全に慣れて怠けたり、なまける前に自信が付いて来始めるタイミングに、レベルアップして、難題を提示する。


稽古の精神性、つまり受け入れと吸収学習ラーニングの精神性が重要と成る、師事者、尊者、現代風に言うなれば先生の的確なアドバイスを貰い、支持サポートして貰いながら。


通過するのが困難な関所や障害、通過するのが困難な関所や障害を適度、絶妙なタイミングで与え続けることで更なる成長が期待される、難問、難関を潜り抜け続けることで強くなり続ける。


無垢に無駄に反発せずに、指示に従って、体系化された科学的に証明されて、体系化されたトレーニング方法に沿って、成長していく。


日常が常に現在とちゅうそして近未来的げんざいしんこうけいである、それには、自分の内心を否定、矮小化して、プライドを圧し折って欠点を克服する"自己嫌悪"が重要になって来る、自分の欠点を見詰めて、過剰なくらいに否定する、ただし人格否定はさせない。


「基から持ってるやつに追いつく為に才能を否定するのではなく、満たされない欲求の渇望と考えるんだ、素性を考えるな、劣等感をバネにしろ、この格言は現代の長が発した言葉だ」


才能否定主義が非常に盛んで、忍者全体にこの思想が普及して居る。


「(探知サーチの初段界、五流のやり方、赤ちゃんの流儀だが、まだこれで良い、盤石にして行け、成長のピースは地道に埋めろ)」


ピタ、忍者が皮膚に触れる。


「捕まえた」


「何!?、、、ふ」


見えない所でものを捉える摸索する、接触と言う作用を利用した逆探知(反作用)を引き起こせるってことだ。


ガシ。


「うわぁ!?」


「捕まえたのはこっちもだぁ!」


バゴーン、忍者二人目を倒す。


「最短の経路は直線的、複雑な軌道を描いての視線を外れる戦い方は確かに読み難い、だがしかし大量を消耗して、肉体は疲労を蓄積し、神経は余計に摩耗する」


「勝つことの戦術とは、単純に言うなれば最短最速の制圧・支配に持ち込むこと、なればこその読み合いなのだ」


そこに持ち込まれしは、間合い、探知サーチにより探り探索、探して、見つけ捉える、凪之仁陣リードザルーム、環境を含めて無相により最も柔軟に対応可能に、だが有相の絞り込み、範疇を絞り、捉えることなどに発展発達させて、具合を調べてなんて、緻密にしていくことで選択の遅れは少なくなっていく。


「柔軟かつ冷静に、自分を粘土とイメージするんだ」


戦う、反応する、情報を吸収する、まずは形から写して、動かし方を、次に未完成なその単なる真似事、付け焼き刃を吸収した情報+写し、観測的経験と実践的経験の二つの経験から曖昧だったものを整合性を合わせること、知識に変換し、経験学習ラーニングとして完成させる。


もし仮の話だが、事前情報としてしっかりした情報を聞いていたり、使う技を知っていたり、また百聞は一見にしかずで、ビデオなどで撮影されていたり、また音声なんかがあれば、身長、体重から身体能力を割り出して、呼吸音や心拍数から体力の使用量、疲労を知れたりする。


つまりは実践的な組手が一番手っ取り早く、経験学習ラーニングしやすい訳だが、これはあくまでも一般的な部分、仮想実践シュミレーション、により先見性、解剖学的に筋肉を見れるなら更に確実に、


事前に動く、未来を完璧に予測しながら、その予測を歩む反射神経を併用した、未来を足で踏み抜く戦い方、使う技が何々なら何をこのタイミングに放つのが最善、とか、行動以前に、つまり攻撃を受けたり攻撃を喰らう前に、対象から経験学習ラーニングしたり可能になって来る。


情報が完全に欠如していたとしても、技名+使用者の筋肉の傷、疲労度、発達した筋肉の五体の各部位パーツ、中心の胴に付属する五体、更に分けられしは二十の付々属の指、関節、微細な側面の筋肉の繊維、、、兎も角それを解剖学的観点から知れれば深い傷、発達具合、疲労度などから絞り込み、統計学的に推察して、技を絞り。


相手の使う技が未知の固有技なら、想定外を計算に入れて事前情報から仮に、仮説から技を導けたりもする。


「常に過程なんだ、我々は、限界は自分が決めるだけだ、成長の時期は上限無し、枠内に納めるような機関はあるかも知れないが、兎も角無い、進化は段階の大区切りの境地、進化に更なる進化がある、成長と言う過程の中、進化を重ねるんだ」


忍者と暗殺組織シャラカルの交流により、両者が相互に高め合い続けていたのだった。

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