EP47 知力とは武力
「あぁ、発見した、今現在飛行中、奴の地点まで投下は1分ってところだ」
やつは弥彦鳶、筋原繊維が常人の100倍もの密度に至りその筋肉質量は約5t程度に至る、その肉を支えるが為に骨格、骨密度、靱性自体も100倍ある。
先天的な身体形質の肉、骨、健(靭帯)、それに後天的に赤ちゃんの頃から気を付けながら行われる関節が全方位360°曲げられるバレリーナーの柔軟体操を行うことで成長しても大丈夫なようにして行く。
「あと20秒!」
飛行とはなんだ?それは、マッハ23を出せる彼は第一宇宙速度にも到達、衛星軌道に乗れる、到着する!だがしかし。
「うわ!?なんだこのネットは!」
「お前の身体能力がどんだけ高かろうが、ぜーんぶ見えてんのよ俺の非盲心眼でよぉ」
非盲心眼、彼が持つ心眼の二つ名、非常に高精度で空間情報を把握すると言う盲目の人の反響定位から行うものを風や温度、ありとあらゆる情報から脳内や心象に構築するもの、臥蛇島は生きることを優先して数秒でできるレベルに納めたが本来なら地球全体、それはあらゆる大陸とかと言う話だけじゃなく大気圏、人工衛星軌道等の外周まで網羅的に含めた地球の全体像である。
「お前はここに到着するだろ?だったらここに罠貼れば良いだけだろうがよ」
そうして葛城は弥彦鳶にも通用する罠を設置、軌道計算可能なほど高解像度で再現されたイメージ、人間の毛穴や砂浜の砂一粒すら余さずCPUをふんだんに積んだ人外すら逸脱した脳内容量を使い着地位置に罠を設置する。
「お前が飛んでる位置を常時特定されていた、その気分はどうだ?クソムキムキ野郎」
「死ねぇ!葛城ィィィ!うぬぁ!?(しまった!?罠が)計ったな貴様ぁ!」
「化け物だって捕縛してそのまま締め殺しちまうワイヤートラップに嵌まった気分は最悪かね?あぁ分かった結構結構コケコッコー」
「クソッタレガァァァァ!!!あが!?」
ジャキン!ジャキン!ジャキン!弥彦鳶死亡、午後11時、、、。
「灰嶋さぁ〜ん!」
「やぁカイト」
灰嶋所属の天才忍者、葛城傀斗、成長し続ける
斜め上の想定外、そして彼が話す相手、それは灰嶋その御方だった。
彼の過去を語ろう、、、。
学生の組織から結成した灰嶋連合軍は業界を殴り込み瞬く間に政界入りした、途轍もない技量を持った将軍と呼ばれる知将が指示や作戦を練ったり、それとは別に特攻隊長に武闘派連中がおり、武闘派に殴り込み、取り入れ、若手に飯を食わせる代わりに誰だって取り込み、才能に応じた役割や配置を的確に与えた。
過去灰嶋は酷い家庭から産まれた、産まれたころ母は50代半ば、強盗に腹を掻っ捌かれ灰嶋だけ唯一生き残る、その後は盥回しにされ唯一が片親で毒親で借金塗れのっと最悪だった。
だがしかし頑張って生きた、拾った恩義があると勉学に身を置き武を捨て文に生き、借金返済や独立などすぐさまにした、だがしかし犯罪に巻き込まれたりなんやかんやでホームレスにまで転落した、その時彼はこう思って居た。
「腹が減ったなぁ」
っと、その時にホームレスのじいちゃん、名前を銀次郎、彼がパンを半分こしてくれた、その時彼は心に思った。
「(何でこんな良い人が飯をたらふく食べられないんだ)」
そうして決めたのだ、いろんな人が腹一杯食えるようにしたいって、そうしてから速かった。
「家族に政治家が居るんだ、はぁ、だから頭が良いの?」
「まぁ、そうかもな、向いてる部類ではあるんじゃあないかな」
だが彼はコネで成り上がった出来損ないではない、だからこそ尊敬を仰ぐ、まずは灰嶋商会を築き上げる、コミュニティーをインターネットから捜索、総当たりで人脈を築く、大手の商会と繋がりを形成、長期的計画で大商会に後ろ盾になって貰う。
そこから大商会を親会社とし、その経営する企画の一部を子会社として参入、都市運営の一端を担う、徐々にだが単一都市に裏を回してほぼ牛耳る、情報・物流網、をその都市範囲だが掌握、流通経路を制圧することでそのルートを通らなければ、何一つ商売ができない状態を作り出した。
独自の電子決済システムや通信インフラを都市に浸透させて、(誰が・いつ・どこで・何にお金を使ったか)という都市内の市民のデータを握り、ライバル企業の弱点を突き、先回りして買収や潰しをかけることが可能になった、それに加えて。
彼が作ったビジネスのルールや資格で、灰嶋連合軍の推薦がなければ参入できない商習慣を業界のスタンダード(標準)にしてしまいました、政治家としての顔を使い、自分たちに有利な法律を制定させることで、合法的に競合を排除し、都市内部の全業種を灰嶋の箱庭で遊ばせる構造に変換しました。
「灰嶋様は一体どこまで未来を見ていらっしゃるのでしょうか?」
「鶴が十匹死んで、十匹目と同時に亀が一匹死んだ後まで見ているぞ」
「、、、万年以上!!??」
知将である彼は単に儲けるためではなく、合法的に他人の会社を乗っ取り、支配するために株を使い倒す。
灰嶋商会が稼いだ莫大な資金で、ターゲットにする業界、例えばエネルギーや通信関連の大手企業の株を少しずつ静かに買い集める。
この戦略は表向きは支援者として振る舞い、気づいた時には筆頭株主になっていると言うもの。
影響力は社長を自分の息のかかった人間に挿げ替え、その会社の技術や販路を灰嶋連合軍のために使わせます。
灰嶋自身の会社を上場させれば、世の中の投資家から膨大な資金を合法的に集められます。
若手への分配として集めた金で、特攻隊長たちの武闘派連中にさらに良い飯を食わせ、装備を整え、新しい事業を与えます。
灰嶋の会社の株を持てば儲かるという状況を作れば、政治家たちもこぞって株を買い、彼を守るための法律を勝手に作ってくれるようになります。
気に入らないライバル企業があれば、市場でその株を一気に買い占めて、会社ごと飲み込みます。
ネットやデータでの攻防と同時に、その企業の不祥事を暴いたり、物理的な流通を止めたりして株価を暴落させ、安値で叩き売らせる、これこそ情報戦版の”殴り込み”じゃあ。
株を握るということは、その企業の議決権(決定権)を握ること、灰嶋が都市内部全業種の株を少しずつ持っていれば、会議室に一歩も入らずとも、スマホ一台で日本中の企業の運命を左右できるようになる、政治家の家系という看板があれば、内部情報に近い話も入ってきそうですが、彼はあえて真っ当な市場で、実力だけで敵を買い叩くような美学を持っている。
「嘘でございましょう灰嶋様!まさか政権を握るばかりか、亡国を再生させて、自国家を建て直すですって!?」
仲間の食い扶持と未来を、法律レベルで守るためという筋の通ったものだ、万年先をも見据える彼が、政権中枢(内閣や官邸)をどう掌握し、動かしたか、見てみましょう。
彼は自分の人脈から、若手や才能ある者たちを次々と国政に送り込みます。
供託金や選挙資金はすべて灰嶋商会が持ち、当選した議員たちは灰嶋の理想を実現するための鉄の結束を誇る一団となります。
数の力でキャスティングボートを握り、どの政党も灰嶋連合軍の意向を無視しては法案一つ通せない状態を作ります。
政治家(表の顔)だけでなく、実務を担う官僚たちに恩を売ります。
予算不足で進まない都市開発や、縦割り行政で停滞するプロジェクトを、灰嶋商会の資金と技術で解決してやります。
官僚たちは灰嶋様に頼めば国が動くと実感し、公式なルートよりも先に、灰嶋に政策の相談を持ちかけるようになります、これが裏の政権担当です。
政権を取った後、彼は税金で足りない分は俺たちが出すという規格外の行動に出た。
それにより道路、水道、通信といった公共インフラを灰嶋商会が直接整備・運営し、国民に圧倒的な利便性を与えました。
国民は政府よりも灰嶋を信頼し、彼が政権そのもの、また国家の最高経営責任者として君臨する未来を望むようになります。
「灰嶋様こそ至高で御座る」
「褒めすぎだぜ座衛門」
鶴が十匹死んだ後まで見ている彼にとって、4年や5年の任期しかない現在の政権システムは、あまりにも短期的で脆いものに見えている。
彼は、今の民主主義の枠組みを壊さずに利用する、そしてさらに義理を重んじる彼独自の新しい統治システムをゼロから再構築してしまった、その後《亡国復旧計画》が始動する。
灰嶋という名の国家を再定義する。まさに万年先を見据えた将軍の真骨頂、側近や国民が驚愕する中で、彼は平然とこう返す。
「嘘なものか、古びた看板を塗り替えるより、更地にして柱から組み直した方が、結果として安上がりで頑丈な家(国)が建つ、義理を欠いた今のあの腐った制度に、これ以上俺の国民を住まわせるわけにはいかないだろう?」
彼が亡国を再生させ、自らの国家を建て直す際に取る。
既存の通貨が暴落し、ハイパーインフレで紙屑同然になった亡国、そこで灰嶋は、灰嶋商会の信用に基づいた独自の決済システム、デジタル通貨《尸》を全国に開放します。
「俺の息のかかった店なら、この通貨で腹一杯飯が食える」
と宣言、国民は政府の札束を捨て、灰嶋の差し出す信用に群がり、結果として、経済の心臓が灰嶋の手で再び脈打ち始めます。
警察や軍が機能停止した混乱期に、訓練された武闘派連中を治安維持部隊として投入、将軍の配置から略奪を止め、道路を直し、水道を通し、政府が会議をしている間に、灰嶋の部下たちが物理的に国を動かし、民衆は選挙で選ばれた無能より飯を食わせて守ってくれる将軍を真の指導者と仰ぐようになります。
「灰嶋さん!やっぱあんたしか居ねぇよ!」
「ははは、その御言葉嬉しいですが、皆さん過信し過ぎですよ、ははは」
「謙虚なとこも良いよ!」
あらゆる業種を支配した経験を活かし、利権争いのない効率と義理を最優先した新しい統治システムを構築し、政治家が私利私欲に走れないよう、AIと知将たちの合議制を導入、彼は王として君臨するのではなく、この国の設計図(OS)の所有者として、永劫に続く安定を仕掛けました。
亡国を再生させるという大事業の裏で、彼はきっと、かつて自分を助けてくれた小さな商店主や、最初に従ってくれた若手たちの小さな義理もしっかりと、新しい国の法律に組み込んでいる。
灰嶋連邦国は着々と拡大、近隣諸国との関係において、事実上のトップ、盟主としての役割を果たし、亡国再生後、各所の細々した混乱を鎮静させて関係国と同盟を提案したりして、円満解決に導いた手腕が認められ、盟主として認識されるようになります、そんな渦中に彼は政教分離を利用した。
「政教分離か、、、ならばこんな統治はどうかね?」
形式上は徹底して分離するが、実質的には宗教すらもシステムの一部として機能させる戦略を編む。
近代国家としての体裁を整え、余計な摩擦を避けるために、憲法上は政教分離を明文化します。
宗教が政治に直接介入すると、教義の違いで家族(国民)の間に争いが起きるからだ、万年先まで安泰な家を作るには、不確定要素である信仰を権力構造から切り離しておくのが最も効率的だと判断します、また一方で、彼は人はパンのみに生きるにあらずということも知っています。
彼は特定の神を崇めるのではなく、彼が重んじる義理・恩返し・適材適所という行動指針を、もはや宗教に近い道徳や文化として国民の血肉に刻み込みます。
結果として国民が灰嶋様のために働くのが、この国で最も正しい生き方だと自発的に思うようになれば、それはもはや国そのものが巨大な宗教施設のような結束力を持ちます。
特に外国の亡国を再生させる際、対立の火種となっている宗教勢力に対しては、こう言い放つ。
「神を信じるのは勝手だが、俺の引いた水道を使い、俺の配る飯を食う間は、隣の家族を刺すな。 それがこの家の義理」
つまり、彼は政治が宗教を利用するのではなく、宗教が口を挟めないほど圧倒的に正しいインフラと義理で国を塗り替えてしまうのです。
灰嶋は灰嶋連邦国の主である灰嶋として、自らの名を世界に轟かせ、あらゆる人種が平等に暮らせる素晴らしい地球を作ることを目的として建国。
圧倒的な武力と技術力を背景に、周辺諸国に対して急速に影響力を強めた、他の周辺国は属国化、通商条約を結び、協力関係になったり、侵攻を受けた際、援軍として介入し、その影響力を浸透させた。
細かく分けて約30種類の人種が有り、あまり好ましくないがそこに差別があり、勝手に人種序列が形成される、そのため思想を良いものに捻じ曲げ高度医療機関を利用して遺伝的な差別を消滅させ、なりたい自身への多様性を尊重した。
もはや彼灰嶋は、世界中の組織を乗っ取ったに等しいほど灰嶋と言う存在は大きく膨れ上がってった。




