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プロヴィデンス  作者: 藍
45/96

EP45 脱出遊戯

葛城かつらぎ傀斗カイト、彼は両手両足が遊びなくガッツリロープでグルグル巻きに電気椅子?ではないが金属製の冷たい椅子に括り付けられ、座った姿勢から目が覚めた。


「む、、、ここは?って鬱血してんじゃねぇか」


辺りを見渡してみると漢字が書かれ立てかけられている長い紙、ツボ、近くに襖、中央に座布団と炭が入ってる窪みと色々見て結論を古びた客間、旅館の一室だと推測した。


「ロープをどうにかして切ろう、何か無いかな、、、仕方ない」


彼は関節を外し、脱臼を操作、なんなくロープから蛇の如くウネウネと脱出して見せた、するとどこからか知らないが音声が流れ出す。


「見事です!まさか人間が無傷でその椅子から出れるとは、以前の見せ物は骨を折って椅子から立ち上がりましたが貴方は無傷です」


「(あれは模様に紛れ込ませてるがあの穴、紛れ込ませてるがマイクだな、月光から照らされる部屋の中、あの反射は間違いなく監視カメラのソレだな、俺は見せ物にされてやがるのか?まぁ良い機械だ、逆に利用してやる)まるでテーマパークだな」


「中仕込み技術に対するアンサーかね?」


「それで?俺に一服盛って、連れ去れた先で何一つとして状況説明は無いのか?旅館から脱出すればクリアか?」


「ふむ、なぜ旅館か知ってるか、今目覚めてから約30秒程度で一瞬で推測したのかね?」


葛城は月光を部屋に入れるベランダに歩く。


「(普段はやらないが天文航法でもするか)」


こうして葛城は、自身の位置を星の位置から北緯29度付近、自身が臥蛇島にいることを把握した。


「なんで臥蛇島なんだよ」


「驚いた、天測ですか?」


「そうとも言うな」


謎の人物を仮にAとしてAと会話しながら窓の外や室内など目で見た視覚情報を形・向き・位置などの空間的なイメージとして捉え、脳内処理を開始する。


「貴方にはこれから旅館脱出」


地形スキャンを終えて、脳内でそこらの役に立ちそうなものを詮索するために脳内で操作しつつメタ認知、今の自己と周囲の状況をあらかたのものを見てから自身の置かれている状況を完璧に把握、旅館及び島からの脱出計画を練り始める。


「ゲームをして貰います」


「あぁ良いぞ、精々何日間のお遊戯会を愉しむとしよう」


「ふ、お遊戯会ですか、良いでしょう精々苦しんで足掻いて富豪ビップを楽しませなさい」


こうして葛城の臥蛇島脱出ゲームが開始した。


「ですが残念、ルール説明をしようとしましたが貴方はハードモード選択してしまいました」


「拘束からの脱出がゲーム難易度を上げるのか?良いじゃねぇかならベリーハードより上、ヘルモードだ」


「良いでしょう!だぜ」


プシュー、部屋の四隅から青色の霧が出る。


「な、なんだこれ、、、わ」


バタン。


「睡眠薬ですよ、貴方が悪夢を見ている間、記憶を喪失させてあげます、精々足掻けよ子虫が」


、、、。


脳神経科の闇医者達に脳を弄られ、ある程度の過去の記憶を喪失、能力やらは変わらずセーブデータだけ50%程度奪われて保管されている。


「ん?ここは、これは一体?俺は今まで何をしていたんだ?これは紙?あとで読むか」


そう言うとポッケに紙を入れた。


「目が覚めた」


「貴方は?」


「私か、私は颯、渓口タニグチハヤテだ、君は?」


「俺は、、、すまん思い出せない」


「ふ〜む先程のゲームマスターが言ってたのは君か」


「(ゲームマスターつまりゲームに参加中、指示を既に受けてる人間が、ふむ颯とやら以外にもこの大客間に12名か、とりあえず情報を探るか)あのなにか説明ってありましたか?」


「この館から脱出するというゲームのルール説明を受けたかって?あぁ受けたよ、事前の説明とルール説明、この館内には二つの脱出ルートが用意されていて一つは館の玄関って推測、もう一つは多分だが緊急用の脱出口があると思う」


「(推測ってことは出口は二個あるとしか説明されてないんだろうな)ふむふむ」


「二つ目、どちらも鍵が必ず必要になり館内に隠されているが数が二個ではなく開かない可能性がある、三つ目、脱出可能なのは半数、四つ目どちらの出口でも出られるわけじゃない、五つ目脱出を行った際にランダム抽選で出口の生死が変わる、六つ目、特別ルールとして館内の人間の生存者数が半数になった場合強制的に両方の出口で脱出可能になるらしい」


「ふむふむ、あとなんか身体痺れませんか?」


「それは僕も感じていた、だがルール説明が無いからここからは個人的な推測、多分館内に長期滞在するのは良く無い、必ず半数になると言うのは多分だが無味無臭で個体差が生まれる毒性の気体を散布してて必ず半数になるんじゃないかなって」


「ふむふむ(彼も良い線行ってるがそれだと半数になる際に同時死亡また予想外に死人が増えすぎると半数に調整できない、とすると多分だがこのガス?は運動能力を時間経過で徐々に低下させる神経毒だと仮定しよう、館ならばきっと研究で作られた怪物か殺人鬼は)」


バリーン!窓ガラスが割れる、バン!バン!バン!バン!斧を持った仮面をした大男が客間に入ろうとしていた。


「ひぃ〜!?」


「なんだあいつは!」


そこで葛城が声を上げる。


「(やっぱり出たか)皆さん落ち着いてください!(だったら簡単、ゲームマスターとやらに楽しませて、俺らは娯楽に消化される?だったらテメェが娯楽として成立させねぇ、最高難易度”全員生存ルート”に舵を切ってやるわボケナスがぁ)」


次の瞬間、ドアが破壊されて中に殺人鬼が入ってくる、瞬間葛城が床に落ちていた先程紙にメモを残しただろうペンをぶん投げる。


「ウガァァァ!」


「(挑発成功)こっちに来いよ」


瞬間葛城に目掛けて殺人鬼が突っ走る。


「君!」


「皆さんは脱出口を手分けして探しててください!私は殺人鬼を利用して脱出口を発見し次第出口を破壊させます!」


「なるほど!分かった!」


葛城は殺人鬼を連れて走り回る、だがただ背を向けるだけじゃない。


「(殺人鬼はどう言う規則に則るんだ、そうして出口破壊は想定されてる筈だ、ならば殺人鬼を誘導しつつ別ルート散策だな、想定された攻略は奴らの掌を転がされてる様でムカつく、だから舐め腐った手法だな、敢えて取れる手段は取らない)」


、、、。


「彼らはどんな攻略するか楽しみだな、前は全滅してしまったが滑稽でまた一興だったが同じエンドを何度も見て楽しめるほど度量は無いぞ」


「はい、今回は更に人選に拘りました、なので全国模試一位、全教科満点合格した上に更に知能オリンピック出場候補選手の男、葛城傀斗です」


「出場候補者?選手は用意できんのか」


「流石に名が広まりすぎてまして警備が」


「あのやつ逃げながら満面の笑みだ、まさか生死を賭けたこのステージをゲーム感覚で楽しんでるのか?ガッハッハ!面白い!こんな狂人が居るんだなぁ!」


「あは、あはは(無駄のない無駄のある動き、奴は可能な効率的なルール、経路を選ばずに進んで無駄を選んでる、さっきからふざけやがって)」


「そういえば心電図は〜、、、あれ?いつもなら開始1分以内に三人は死んでるよね」


「葛城に何か策略があるんでしょうね、多分、もしかしたらこの歴史ある裏臥蛇島の死亡遊戯デスゲーム初の全員生存になるかもしれませんね」


、、、。


「ウガァァァ!」


バゴーン!斧の殺人鬼は一撃の斧振りの斬撃で天井と床を切断する!


「(ある程度の規則パターンは分かった、こいつは音と言うよりは何かしら信号?を追うようだ、単なる推測に過ぎないがゲームの参加人数が半数になると自動的に次のステージに進めるようになるって発言していたことからカメラに映らない死角での死亡もある筈なのにそれをどう把握するか、内通者の線はまずあり得ないから排斥、それは連れ去られた道中にて取り付けられた何かしら機器によるものだろうと推測できる)ほい」


「ウゴァァァ!」


バゴーン!殺人鬼の攻撃を葛城は軽やかに躱す、左手のパンチが旅館の鉄筋コンクリート造の骨組み、太く10tはありそうな柱を木っ端微塵に破壊する!


「うぉ!?(うっ石礫が、やっば、喰らったら即死だなこりゃ、ん?いまの衝撃で内臓が揺れた時、違和感があった、あぁ〜なるほど分かった、ゲーム内にプレイヤーが何人も居るからそんなに一人一人に無闇矢鱈に金は賭けられない筈、これは多分小型の発信機を内蔵させられたな手術か何かで、確かにこれなら簡単に発信機をプレイヤーが取れないな)」


葛城の推測はあっていた、心臓に取り付けられた装置が信号を送り電気信号が途絶える=死亡判定なのだ、そこで葛城はある事を思いついた。


「これならこの凶暴な殺人鬼が人間の生死を判別するのにも使えて一石二鳥だもんな(後は自動迎撃システムか何かだ、壁にぶつかったり柱に足の小指をぶつけたりして破壊行為をしていた、最初にペンを投げてから俺を追いかけてきてるって事は、衝撃感知だけじゃなくその衝撃がなぜあるかを理解する程度の判別能力があるからな)」


ギロリと巧妙に隠蔽された壁の小さなカメラに向かい口角を上げながら睨みを効かせた。


バゴーン!逃走経路の眼前、横向きの爆風が廊下を伝う。


「うっ、、、は?なんだありゃ」


宴会の間だろうか、カラオケするようなスペースがあった、全体像が25m程度の面積を持つ多重防音壁を兼ね備えたスタジオだ、分厚い壁であり若干似合わないが外部からは木造の板が嵌め込まれており分かりづらい、だがそこから。


「ウガァァァ!」


バゴーン!防音など無意味と言わぬばかりか途轍もない爆音で叫ぶ殺人鬼が現れた。


「うっぐ、音爆弾だって多少マシだぞ」


「ウガァァァ!」


瞬間、斧の殺人鬼が声の殺人鬼に向かって飛び掛かる。


、、、。


「仲間破れが始まった!さぁ今回はどっちが勝つんだ!」


ゲームを観戦する富豪も釘付けになっていた、だがしかし、、、。


「こっち来いやぁ!」


なんと葛城が殺人鬼二体とも引き付けた。


「階段なら手すり滑り〜っと、ふぅ〜(叫ばれなくて良かったあんな反響する階段場所で叫ばれたら死んでたわ、運よ、ラッキー、、、プ、なんちゃってね)」


「ウガァァァ!」


殺人鬼同士先に行こうと足を引っ張り合わせることで片方の特性を潰しておいて安全に本来の危険地帯を突破した。


、、、。


「注意を向ける事で危なげなく階段を突破する寸法ですか、中々やりますねあの数秒で敵の危険性とそれにより危険になる場所を把握してたんですね」


「彼は瞬発力に優れてますねぇ、にしてもこのワイン旨いな、樽が良い、ヴァニラの芳香が、硝煙の香りを消してくれます」


「ありがとうございます、そちらはですねシャトー・ムートン・ロートシルト2000年でございます」


「このムートン特有の重厚なストラクチャー(骨格)が、逃げ惑う参加者の足掻きと実に対照的だと思いませんか?デキャンタージュ(澱を取り除き空気に触れさせる工程)を経て、ようやくこの2000年は目覚めました、死に物狂いの彼らが流す血よりも、ずっと濃密で、官能的な香りがする、このカシスと腐葉土、そして新樽のロースト香、これが混ざり合う瞬間こそ、至高の娯楽だと思いませんか!」


「勿論そうでございましょう富豪ビップの御方が仰るならば!」


、、、。


「二階から爆音が!大丈夫ですか!私も参加者の一人です!名前をって、うぉ!?」


「すいません、出口は見つかりましたか?」


「あ、はい!あちらに1つ見つけました!避難用の非常口が!」


「ありがとうございます、計画を練り終わりましたので皆さん先ほどの部屋に集結させてください」


「わ、分かりました!」


「名刺が、佐藤優、彼の名前か」


「ウガァァァ!」


「来た、おっとやはり釣れましたか何体か殺人鬼」


「ウキキ」

「ウッキー」

「ウキー」


赤い目をした小猿が沢山出てきた!先ほどの声の殺人鬼の音に釣られたのだ。


「(やはりこの旅館には数種類の殺人鬼が放たれている、罠型、隠れるタイプが仲間を殺す可能性があり先手は打っているのだよ)」


そう、葛城は殺人鬼を引きつけながら皆んなより遥かに速い速度でマッピングしていた、旅館内の部屋の隅々を見回っていたのだ。


「直感的にだが嫌な予感はしてたんだ〜、、、な〜んて言ってみたりしてね、クフフ、こう言う敵キャラが居るタイプのデスゲやホラゲーにはやっぱ敵は種類豊富が定石、だから必然の行動に出たまで、予防線を張っただけのこと」


そう、葛城はだからこそあえて斧の殺人鬼に廊下と床を、柱を破壊させたのだ、なぜかって?


「キュ、びぴび、び」


「びびび」


擬態していたカメレオンのような殺人鬼を二体発見、わざとギリギリを攻めた走法、無駄のない無駄な歩き方でこいつらを斧で殺させたのだ。


隠蔽罠型カメレオンタイプによる神隠しのような殺害、厄介だったろうからな、先んじて潰して正解だったぜ、後はいま追ってきてる猿だな」


「ギギィー!」


「(ふむ廊下の天井の電灯を伝ってる、ならば)」


そこで猿の殺人鬼が使う電灯を。


「こっち来いよ仮面被ったハロウィン野郎」


「ウガァ!」


バリン!カメレオンの血が付いた斧を降らせる事で。


「ギギィー!」


約100Vの電圧を連続して小猿は感電させることに成功する、でかい動物と小さい動物、感電死しやすいのは必然的に小さい動物になる、あれは間違いなく漏電により討伐完了と言える。


「発見、一つ目の」


「ウガァァァ!」


バギィ!鉄のドアを斧の殺人鬼が破壊する!


、、、。


「さっきからあの斧のやつはなんなんだ!なぜあんな強い奴が居る!」


「長い間投入してたので成長したのかと、次回より変更致します」


「蝙蝠の化け物もだ、あいつ飛び回るかと思えばあんまり動かないし、結局至近距離で斧に叫び声を浴びせて脳みそが破裂した筈が斧でズタズタにされて死んだじゃないか!全く」


、、、。


「よ〜し出られるな、だがもう一つの出口を」


「あの!」


「ん?颯さん」


「出口見つけたんですね!なら今すぐ!」


「いやダメです、みなさん先ほどの大客間に!」


「え?」


「皆んなで生還するんですよ!」


「そんなことが可能なのかい?」


「理論上は」


「、、、あったばかりだが、僕は君を信じるよ、例えそれが嘘でもね」


「颯さん、、、大船に乗ったつもりでいてください」


「ウガァァァ!」


二人が同じ方に逃走開始する。


「なぜ颯さんが?」


「音が聞こえたんです、なので様子見に、それ以外にも追われてる人がいたら変わろうかと、体力には自信があるんです!元ランナーですから!フルマラソン何回も完走してるんです」


「それは素晴らしい実績ですね、あと出口を見つけたか聞いても」


「もう一つのかい?いや、僕はみてないかも、逃走中に三人聞いたが皆んなも知らないって」


「はぁ、なるほど、、、(もう一つの出口は多分無いな、地理、旅館の全体像を照らし合わせるとスペースがまずもう無い、間違いなかったんだ)ルールを信じたのが悪かった、これ出口は一つしか用意されてないですよ」


「え?それってどう言う」


「運営側がルール違反して来たんです、本来は一つしかない出口を二つと初めから偽ってたんだ」


「でもなんでそんなことを?」


「表向きは脱出の難易度調整でしょう、ですが」


「うん」


「分断しての人数調整、それが狙いでしょうね」


「半数に必ず帰結するならそれは要らないんじゃ?」


葛城、少しだけ視線を外す。


「確かに、“半数になる”だけなら要らないですねでもそれだと遅いんですよ」


「遅い?」


「運動機能を低下させ続ける毒は時間が掛かり殺人鬼も、運が絡む、つまり“半数になる保証”はあっても、過程は保証されない、なら全員で動かれたら?」


「あ」


「減らない可能性がある」


「だから分断させる」


「確実に、早く、減らすために?」


「察しが良くて助かります、えぇその通り、理不尽な運ゲーです初めから」


、、、。


「気づきましたか」


「ここまでの奴は第154回目の死亡遊戯開催以来見ないな!」


、、、。


「(監視カメラやスピーカーは予め対策した、よし後は)皆さんの中で体力や耐久力がある人はいますか?」


挙手制と指名制で自分含めた5名を葛城は集めた、、、。


「忍法の一つには内臓つまりは人間が直接には制御できない部分をほぼ直接に制御する技がある」


「ほう」


「例えばだが死生之体、簡単に言えば完璧な死を偽装する技術、心肺を停止する内臓のそうさが出来る」


「危なくなった時に使えるとは言っても熊なんかには意味なさそうだな」


「まぁまぁ、熊より危ない武術の達人が居る分けだからなぁ、人間なら」


、、、。


「応用でして成功率が不安ですが失敗した時のプランは考えています、まずは身を任せて、、、ふしゅ〜、はぁ!」


ストンストンストンストンストン。


「後は俺自身、ふしゅ〜、、、(脈拍がゆっくりに、、、)」


ピーピーピー!


「参加者数が半数になりました!おめでとう御座います!第一ゲームはクリアです!」


ストンストンストンストンストン。


、、、。


「あ、はぁぁぁ!?おい!蘇生してるぞ!」


「な、何ですって!?ですが一度半数システムが作動したらゲートが開らかれてしまいます!」


「はぁ、死んだかと思ったが、あんたありがとうな!みんな救い出すって颯さんが言ってて、信じて良かったよ」


「はぁ、颯さん、ありがとうございます、貴方のお陰でもありますこの全員生存が成功したのは」


、、、。


「っぷ、ぷはははは!よくやった遊戯管理者ゲームマスター皆んな大喜びだ!」


「にひ、そうですね、まさか本当にこれで終わりと思ってるとは!」


、、、。


「っと奴らは思っているでしょう、な・の・で、外に出るのが本当はダメみたいな理不尽は用意するでしょう、臥蛇島に大量の殺人鬼がウヨウヨしてるとかね、だったら出る必要はありません」


「それはどう言う作戦?」


「っとその前に一段落しましたから、メモを、、、」


「なんて書いてあるの?え〜っと何々?全員生存ルートでのクリアおめでとう葛城殿、きっと君はこれをポッケにいれてクリアしてから見るだろうってえ?これは何?」


「ふ、ふふふ、そうかよ、全てお見通しなようだ奴らの中には唯ならぬ人が居るようです(舐め腐るのも良い加減にしやがれクソが、遊ぶんじゃなかった)」


ぐしゃぐしゃに紙を丸めこんで葛城はメモを捨てた。


、、、。


「あの紙はさっき遊戯管理者おまえが書いた紙だよな?」


「はい」


「なんて書いたんだ?」


参加者プレイヤーを小馬鹿にしてやる為の紙切れですよ」


、、、。


「(誰かは知らないが初めっから俺の行動全て、このゲーム全体の展開を初めから予測していた?それか、、、考えたくは無いが誰かが書いたシナリオの文脈に嵌められたかだな、んまてよ?ならゲームマスターってのとはまた別に何か居る?殺人鬼の配置やカメラやスピーカーの配置、仮説に過ぎないがプレイヤーを商売に昇格するために魅せるために運営してるのではないか?)」


初めからシナリオが分かってる=ゲームマスター自身がそのゲームを開始する理由が娯楽目的では確実になく推測ではあるが長い間繰り返してるとなるなら実験である可能性は低いは=その場合このデスゲームは誰かのために開催されている?その時、葛城の頭の中の無数のシナプスが花火を上げる。


仮説かのうせいが繋がりました」


「?」


「僕達見せ物にされてますよ(なんにせよ確実に叩き潰してやる)」


こうして葛城は第一ステージ攻略と同時に運営をどう破壊するか平行した計画を練り始めていた。



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