EP41 糸尽くし
やつは恐らくだが人類史上類を見ない程に鋼線を技巧に扱うもの、糸繰士で有る。
「遊んでやるよ」
「な、何をゴミ女風情が!っな!?」
瞬間、歩み出したものらの身体が細切れになる、新武器の製造・開発をした武具に特化した裏の商人の同業者組合から特注生産された糸状の金属製・合成繊維、それを射出、手首付近のリールを握ることでギミックを作動、釣竿のように迅速に糸を引いたりしてグローブの武器を用いる、彼女の素手が傷だらけなのは特訓中に手が切れたり指が飛んだからで有る。
「女だからなんなの?じゃあそれに負けてるあんたらゴミ以下じゃない」
「舐めるな!(ここ!次はここ!ブリッジ姿勢でぇ!は?)」
ジャキン!後頭部から首がスパっと切れ転がる。
「あぁそこねぇ、来ると思ってたから張ってんの、三手詰みね」
「私を相手取り無疵で居られると思うなよ」
ガキン!
「な!?どんな構造してたら素手で重心が乗っかった縦振りの刀を防げる!鋼鉄製の棒状武器を両断し、人間を左右に裂いた我が一刀を!(こいつ、筋肉にワイヤーを括り付けて強引に体の機能を倍に、見えないがワイヤーで刀を防いだのか!)は?」
バラバラバラバラ。
「死んでるんだから速く黙りなさいよ、細胞すらも」
反応が遅れるレベルの糸による緊縛切断による人間サイコロの出来上がりで有る。
「(あのものの手に装着しておるグラブ、異様に盛り上がりが有る、あの中にワイヤーを収納、手首部分からワイヤーを射出して指に到達、ここで長さなど調節、五指介在の基、まるで生きて居る如く自在に動き回らせると言ったところか)ム」
すると女は宙を浮遊し始める。
「な!?」
それは木々に吊るされたワイヤー同士の中に立っていた。
「さぁ」
しゅるる。
「な!?いつのまに、それになんだ?蔓?」
環境から糸を見出して生み出し、例えば木の繊維、植物などから長く細くを追求したそれはを指に取り、操ることができる糸を自認、あらゆるものをそれとして扱える、言ってしまえば周囲の物体を糸に変え、操ることができる、みたいな話だ。
「ふん」
「ぬぁ!?おかしい、身体が言うことを聞かねぇ!」
それら糸群を巧みに制御して、相手の神経細胞体が集合して節状を呈する、所謂”神経節”に侵蝕、打ち込む。
「う、うぅ」
そうして対象を単なる傀儡に変えてやる、内部からも外部からも操り人形のごとく操る、
人間の筋肉が運動するのを命令するのは脳である、その脳と筋肉各部の中継点となる神経節に糸を潜らせて絶妙な刺激させて反応させる身体操作により相手を自在に操り、他人の体の自由を奪い、操り人形の様に動かすことができる。
「いぎゃあ!」
ドュクシ、自身に目潰しをし、脳味噌を貫通、自害させる。
「(なんつうやろうだ、数秒すらも絶たぬ間に5、6人は逝ったか?)うぐっ!?」
「それで隠れてるつもりだったのか?ならすまんな」
「ぐっ!ぎぃぃ!」
ジャキン!そのものらは首に輪を付けるように首宙吊りに、そして自重が首に乗り約1秒程度でワイヤーに圧断される。
「こんなもの編み物や綾取りの発展系でしかねぇのにどうしてテメェらは私に傷一つ入れられねぇんだ?」
グローブも優秀たが糸はとても優れたものである、複数の糸を自在に操作し、相手を縛り上げる、糸で切り裂く、あるいは障害物を設置するなど、トリッキーで高い技術を要する戦法を得意とする。
粘性を持った糸、自然には蜘蛛糸のように存在してるのが、人工的に作られたのが粘糸、対象に巻き付けて動きを封じるのに使える糸。
鋼糸は巣を守るのに使う防御用の糸で有り、触れるだけで皮膚・筋肉が易々と切れるぐらいには、切れ味が良い。
様々な特徴を宿した無数の糸を撚り合わせ、距離に応じてサイズが可変式の、より強度と多機能性を増した万能性を増したものへ進化・強化され、様々な状況に対応できる武装として活躍します。
ちなみに、金属製のワイヤー以外に糸やそれ以外のものを使う、特殊な金属や技法から編まれた糸、特殊な生物の体毛や特殊なクモの糸など、それ以外には糸の類似品もあり切断のために高熱や超振動を発している科学的なものだ、このグローブに備えられるものはスイッチ式で特別な機能を発揮するが普段は熱を発したりだのはしない。
「うがぁ!」
強靭さや操作性が向上した糸は、より高度な戦闘や、複雑な形状の作成など、あらゆる状況下での戦闘・支援(万能)に使える、 伸縮自在でかつ丈夫で、ダイヤモンド以上の硬さと切れ味を誇る糸なのだ。
「掛かれぇ!なんだぁこの蜘蛛の巣うぐぁ!」
「びぎゃあ!」
「うごぇ!」
蜘蛛の巣状に糸を張って防御すると同時にそれは罠として設置したのだ、これにより蜘蛛の巣状の糸で相手を包囲し、切り刻んだり容易く雁字搦めにして動きを封じたり。
空間に目に見えないほど細く鋭い糸を張り巡らせる技、設置罠を張り巡らせ、相手の動きを封じたり、触れた瞬間に切り裂いたりする、あらかじめ周囲に張り巡らせておくことで迎撃する、触れただけで肉体を寸断するほどの鋭利さを持ち、軽々と人体を切り落とすとまぁ便利だ。
「ひ、ひぃ!(ゆ、緩んでる、今のうちに!)」
「ま、まてー(棒読み)」
わざと獲物の身体に糸を付けてから逃して、仲間の居場所を晒させる、追跡としての技を使って後を追い。
「だ、誰か助け!」
「拠点み〜つけた、ん?ありゃ打たれてかすり傷が、出血量的に管が逝かれたか、ならば」
人工神経として機能する糸状の精密機器を持ち傷は当たり前に回復させられる。
「あ」
シュルルルル、GPS代わりに使用した雑魚を、硬く刃物のように切れる糸の檻を編み作り出し、収縮させ細切れにする。
「チッ(雑魚が面倒なことを)」
JL式のCQCと弦術は死ぬほど相性が良い、制圧だけならず多岐に渡る対応の宝庫であるCQCにこれほどに高い自由度の武器は無い。
「蜘蛛絲術・回癒、十指強化、そして蜘蛛絲術・彌生」
これにより収縮速度を上げることにより攻撃力を増したり更に巨大な規模で弦術が行えるなど、様々な効果をもつ。
蜘蛛絲術・回癒、糸を活用して糸で心拍を解析して自他共に健康状態を感知可能、それ以外にも切られて失明状態の眼球、断たれた骨と筋肉、負傷した血管や神経の縫合、内臓の修復が可能であり、解剖学や医学の知識を持ち合わせて居るために自己完結した治療を行えると治療すら可能で有りまた、対象の肌に滑らして神経系・ツボを刺激、ホルモン制御や肉体の血行を促進、皮膚がプルプルになり摩擦抵抗を軽減など治癒の異なる形態での使用も可能、糸を対象に巻き付け操作する技法をそのまま自陣営、自分や仲間自身の身体を強化するような操作もできる。
蜘蛛絲術・彌生、自然環境あるいは街中のコンクリートジャングルでも、砂、木の蔓、水、空気など周囲のあらゆる環境や物体を武器、つまりは糸に変えたものに、グローブのより洗練された繊細な糸を纏わせて硬化した糸を使いより長距離で糸を運用・攻撃可能にする。
「ウギャァァァ!」
「さぁ、皆さん、覚悟してください、地獄に堕ちる覚悟を蜘蛛絲術・纏装」
蜘蛛絲術・纏装、糸を巻くことで狭い篭状の空間を建設、相手を空間内部に幽閉、敵の拘束及び嵐や竜巻の如く螺旋を描いて対象を巻いて硬度な糸が相手に襲い掛かり、跡形もなく人間をバラバラにして確実にトドメを刺すなどなど。
「ピギャア!」
「逃げろテメェら!」
ジャキン!切れると念を込めてイメージして切ることが重要、相手の身体に貫手を突き刺して神経や血管、腱を引きずり出して千切れる、そんな技術を持ってる、これを。
「鋏術かしら?裁縫鋏の代わりにして上げる」
神経を切断する、聴力や視力など五つの感覚すべてを奪うことが可能、その殺傷力は、急所を狙えば熊ですら一撃で仕留められる、だが一般的には指を突き刺してから神経に指を掛け切るというプロセスであることから、神経を切る直前に腕が止まるという隙があるのだが。
「腕を高速回転させることで摩擦で切断して欠点を克服してる?やるわね」
糸を切断しまくる、あの糸を容易くだ、なんて切れ味、人間の手では無い。
「蜘蛛絲術・空歩」
「何!?浮いてやがるだと!?」
蜘蛛絲術・空歩、大気を利用した糸を使った空中を移動する技術、本来は斗雲と言うより簡単なものが有るがそれは雲の配置や量などに依存するもの。
空中の雲に糸を引っかけ、その雲を軸に空中ブランコのように空を移動する方法は、目的地までのルートや到達時間などは雲の配置や量などに依存するためこの空歩は非常に便利だ、空歩はそれより高等、力学計算を常に行う必要があり、つまり高難易度だがそれを最も容易く行う。
空中、大気中の気圧差や温度差など密度が異なる面を足場に捉えたり熊蜂の如く空気の粘性係数を捉えたりと空が主戦場と言って差し支えないレベルに効率的に飛行をしている、それ以外にも静電気で重力を消し(燃費ゼロの浮揚)、音響で空気の足場を固め(確実なステップ)、水蒸気で爆発的な加速を生む(一撃離脱)、足をバタつかせて飛行なんて非効率的だがこっちは効率的である。
「(不可視の糸を足場にしているのか?)」
「と、あの地上の虫ケラは思っているんだろうなぁ、蜘蛛絲術・編物」
蜘蛛絲術・編物、あらゆる細さで特徴に合わせた糸を巧みに編み上げて糸であらゆる物体を再現する、お婆ちゃん直伝の秘技、できないことを挙げた方が速いくらい万能なワイヤーテクニックで有り、具体的には。
・糸を槍のように編み上げて対象を貫く。
・糸を鞭として糸を束ねて放つ音速の一撃を叩き付ける。
・糸で分身を作る。
・盾を編み込んで防御。
・グローブの上から更に拳を作りぶん殴る。
・自身の糸を幾重に編むことによって様々な動物を作り出すことも出来るなど。
瞬間にして巨大な糸玉がモーニングスターの如く叩きつけられる。
「ウギャァァァ!」
「無理無理、一気にこの球を切断するなんて」
「両腕鋏み!」
ジョキン!なんと玉は半球と化す。
「へ〜やっぱ人じゃないんじゃないアンタ」
「は、俺ァ人間だよボケがァァ!」
「まずい」
バゴーン!地形、根っこから生い茂った天辺まで、樹木、風圧振動からそれら環境に形成された非人工物が宙を舞う。
「ウッ、(膨大な繊維を束ねて盾を、より大きい糸束を壁とする二段構えの防御してなきゃ死んでいたなこれは、む?レール?列車、ラッキー)」
スタン、列車の上に乗る。
「待てやぁ!」
バゴーン!列車に乗ったが鉄板を貫通、列車内に落下した、そこに。
「は?(なんつぅ早業、何をしたら列車内全体に、窓の隙間、あぁなるほどな、じゃあ早業では無いな)なんつぅ操作精度どぁ!?」
ジャキン!列車全体を切り刻んだ、衝撃波で前方の鉄橋をも両断する威力を発揮、だがしかし。
「アッブねぇ」
「蜘蛛絲術・奏律」
「ムッ(音楽?)」
まるで音楽を奏でるが如く糸と弦を操って様々なパターンに分けて攻撃する、絃の束を使って攻撃、渦を巻いては凄まじいパワーで攻撃するテンペスタ、絃を頭上から無数に降らせるトレンティーノ、相手の動きを封じ、攻撃を始めるクエイク、テンペスタから続いて伸縮を加速、巻き上げる攻撃をイグニスタなど、主に4パターンで奏でる。
「ムッ!?波状攻撃にコンボに拍子、なんだコイツゥ!なんておもしれぇ、まるでダンスゲームだなぁ!」
バゴーン!ギギィィィ!
「チィ、やっぱり面では壊せねぇか、点で千切るしかねぇか!んな!?」
糸を自分の周囲に張り巡らせて接近中の敵を察知、防衛を行い渦潮のように糸を回転させ、竜巻を作り出し身を守る。
「ぶねぇ、今向かってたら死んでたな、おい女ぁ、やるな」
「お前もゴミムシケラの癖には良く持ち堪えているものだなぁ!」
天から槍の嵐が降るかの如く、敵の頭上から時雨のように止んだり止まなかったりの拍子を付けて放ち、頭上から無数の弦で不規則に攻撃する。
「う、うぐぁ!」
無数の弦を纏わりつかせられた。
「このまま!んな!?」
「チィ!」
ぶちん!なんとやつは無理に纏わりつく糸を引き千切る。
「たった一本、されど一本んんん!」
「イヤン!」
バゴーン!ビビビン!
「ふざけるなぁ!」
バゴーン!弦により弾き飛ばされる!街にまで吹き飛んだ。
「ふん、ふん、ふん!」
「逃げるなぁ!ムホ!?ウッ」
蜘蛛絲術・糸引、これには蜘蛛の糸と言う二つ名がある、中性的な美形、男性が見れば美人、女性が見ればイケメンと言う整った顔立ちに依存するが、糸を制御して体に潜らせ入れて、穴あるいは棒を弄ってまるで地獄に蜘蛛糸が垂らされたが如く絶頂させる、簡単に言ってしまえば弱体化させる技。
弦術とは万能だが完全ではない、他人を糸で操る際に四肢を縛り上げられても動かせる、まぁ鍛え上げられた恥骨尾骨筋を持ち象の如く肉の柱(魔羅)を動かせるとかである程度対処可能だったり、まずそもそもが相手が糸を引きちぎるほどの圧倒的な戦闘力を持っていたりすると操ることができないと言いう弱点を持って居る、だが新たに彼女が生み出した糸引により一つの弱点を克服している、つまるところ格上を除いた勝ち筋無し。
「うぉぉぉ!」
蜘蛛絲術・振子、糸を建物に接着・剥離することでパルクールする、森林やビル群などを大気利用より遥かに簡単かつ高速かつ爽快に飛び回るアクションが可能、ビルの間などを振り子のように移動、射出した糸を建物などの支点に固定し、自身の慣性と重力を利用して加速・移動する技術、周囲の物に巻きつけてワイヤーアクションの要領で移動する、ローリスクハイリターンな移動って感じだ、そして。
「ふんぬぁぁぁぁぁ!」
周囲の建物や地面などを糸に変え、そのまま自在に操る!うまく建造物を利用して質量から根本を引き抜く、高層ビルを切断!それを糸を巻き付けて。
「うりゃあぁぁぁ!」
引っ掴んでぶん投げた!!!
「さっきとはまるで違うなぁ!」
バゴーン!ビルを破壊、瓦礫を足場に彼女を見る、それらはまるで触手、思うがままに操られる彼女の四肢の一部が如く流暢にも駆動する、次の瞬間!
「うぉ!?(まずい掴まれた)うわぁ!」
遠くへ投げ飛ばし叩きつけて。
「オラァ!」
高速で振ってビルを微塵切りにする技を放つ。
「んむ!?(あぁ、これ、終わっ)」
対象を切り裂く、切り裂く、及び対象に巻きつける等して拘束、そのまま圧砕/切断つまり緊縛絞殺によりバラバラにされた死者は計12名。
ぐしゃぐしゃ!こうして敵のボスの命脈を穿った、弾丸の如く環境を利用した糸玉を発射した攻撃による土手っ腹にデカデカ風穴入れられた者、細かい連打で蜂の巣になった死者は計10名。
鞭のように打って中〜遠距離対応により縦切りされた、及びまっすぐ伸ばして貫かれた死者は計3名、この際木々も数十切断していることから盾になったと予想。
他、土砂の下から無数に発見された、ぐしゃぐしゃで死因の特定、状況の検証不可能だった。
「ふっふっふ、もっと沢山の日本に離反する奴らを殺しますわ」
まるで千変万化とでも呼ぶべき糸繰はその全方位への強みを存分に活かす、糸の強度と柔軟性を活かし、切断、拘束、トラップの設置、さらには自身の身体の防護や武器の作成(槍など)まで、多岐にわたる用途に使用されるがゆえに単純な攻撃力よりも、使用者の器用さや発想力が戦果に大きく影響するテクニカルな武装である。
多数の射出装置を持ち、高速振動をかけたワイヤーを射出し、それを敵に叩き付けることで戦車の装甲をも両断する切れ味を発揮する。
装備の性質上、敵にワイヤーを打ち付けた衝撃は自機にも跳ね返ってくるため、技量がないと使いこなせない。
「いりゃあ!(何人潰した?切りが無い、身体は動かせねぇ〜指は動くけど)」
自身の体を鋼糸によって完全に操作するなど当たり前、そのため指一本動いて頭が回る、あるいは無意識的なまでに糸繰が染み込んでるなら気絶しても、鋼糸が使用可能であれば肉体が行動不能な状態であっても自在に動ける。
「どうだぁ?どうだぁ!」
ナノ単位に単分子レベルの糸を扱うのもお手のもの、だからこそここまでの精密な身体操作が可能、銀線術や鋼線術を用いた戦術もお手のもの、、、こうして彼女は当たり前に限界を超えて日本を守るのだった。
彼女のお婆ちゃんは彼女よりもはるかに強い。
「うちの孫をヨォ、傷つけてんじゃあねぇぞ小僧っ子共が」
そう言った婆ちゃんは糸の領域を展開、攻撃・防御・サポートのすべてに対応できるという陣だ。
「掛かって来な」
手芸道具を用いた陣域というものがある、一応だがCQCにも陣域の概念は使われる、これは陣取り合戦なんかが比喩として理屈の述べられるものである。
「んむ!?」
その一定範囲内を糸で満たして様々な形の武装に糸人形を複数作り出す、これは本来集中力の消費量が多く、また擬似分身体は複雑な動きができない、また本体に比べて実力は低いなどの弱点があるのだが、お婆ちゃんはそれに縛られていない。
「イギャァァァ!?」
侵入した相手の感覚、体の自由をすべて奪う技を使い、それらも兵隊と化す、陣域とは、自身の周囲に糸製の半球状の可変式領域を編み作り出して、その領域内では大抵の物ごとを即座に感知できるほか。
任意強化及び細さをより細いもので編み直して擬似的な不可視化、音楽的な各種拍子付加などを行い、集団・数の差を個・質が蹂躙する。
「あ、あぴぴぱ」
正気は保てない、非人間的な精神性それも狂った獣ではなく、無機物や植物ほどのレベルを持つ精神性でやっと保てるような苦痛を与える糸繰拷問でみーんな首を吊りながら糞尿撒き散らして生きたまま内臓を引き摺り出されながら回復されて死ぬに死ねずで生かされる、最悪である。
「ひ、ひぃ!?」
陣域内部にて、微細な無数の糸を全身に巡らせあらゆるものを運び伝えることが可能となる。
「くそ!開かない!」
外からも開けない、辛うじて人間が視えるレベルの糸を幾万幾億幾兆と練り込んだ防御技を行う、殆どの物理攻撃、化学物質、音波も通さないからだ。
「さぁ死ね、すぐ孫のために命を捧げぇが
ジャキン!バラバラ、見えないほどに解きほぐされた糸を一瞬にして無数に広げる。 全ての糸が刃のように鋭く、その場の全てを葬り去るという。
「な、なんだ!?足元にいま何か、ウギャァァァ!」
周囲に張り巡らせ、触れた者を切り裂いたり捉えたりする罠と化してしまう、隠密性が高く、音もなく背後から一撃で仕留める。
「再度展開」
これを繰り返して領域を拡大していく、その侵食時に様々な技を使うのだ、例えばだが周囲のものに巻きつけ、振り回してぶつけるとか。
相手の体に糸を付けてマリオネットの要領で操ったり糸を通して相手の脳や神経をハッキングして操るとか。
「テメェら全員死ぬんだ」
振動を用いての糸電話のような通信手段として使ったり。
「嘘だろ頭上から!?」
切断能力が高いより細い部分を軸に編み上げた輪網をランチャーの如く放ったり。
「そないなもんかい、やっぱり数じゃない、質だよ強さは」
絃を張り巡らせて、自身が限定した空間内に入ろうとしたものを木っ端微塵に切り刻む。
相手の周囲に糸を張り巡らせ、対象目掛けて、糸を襲い掛からせて血流を括り、筋肉を壊死させたり。
弦の束を対象の上から、高速で叩き付ける。
「どうだい、ばーちゃん凄いだろ?」
「うん!」
「(近づけた!首掻っ切って!)カハ!?」
わざと孫に良い姿を見せるために近寄らせ、本来は二心一体から成る手芸を指の糸を二倍して成立、糸を張り敵を括り引っ張り相手を細切れにする。
「かっこいいばあば!」
「やっぱりいつ見ても可愛いわね〜」
戦力の桁が違う、婆さんをやるには数も質も足りなすぎる、少なすぎる、悪すぎる。
「線が集まって固まり立体となるんだよ〜」
「うわぁ」
こう言った戦場で技の基礎を徹底的に教えていたのだ。
「カハ!?」
神経系、穴を伝い内臓、心臓を潰したりとやりたい放題、敵も中々の強さと頭脳を持つ、戦っている時や場所などの自分の置かれた環境そのものをフルに活用し、時にはハッタリや手品なども駆使して勝利を掴むというライブ感あふれるもので、
1秒間に数十万文字と言った思考・情報を処理する、高速で戦況を分析して脳内CPUが瞬時に最適解を導き出す、高い思考速度により、相手の行動、瞬時に変化する戦場の状況を冷静に分析し、冷徹で的確な判断を下し、自身の戦術効果を最大化する。
単に対象と位置を入れ替えるだけの単純な術式を、高速の状況分析と組み合わせることで、戦場を撹乱する高等戦術に昇華させている。
思考速度が速いため、連携相手とも即座に意図を共有し、連携できるなど、地上げ屋どももタダではない、だがしかし。
「あ、晃、グハ!?」
手品の如く他人の虚を衝くやり方も得意としており、人外の五感や思考能力を有しようが手玉に取る、傀儡人形化した死体を利用した擬似分身製作、顔はそのままで相手に攻撃させないままに相手を殺す。
「(ふむ、ほとんど見えない糸を小さい裁縫針を介して対象に取り付け、それを繰って対象を操る訳か、あの針で針灸違いのことをして洗脳や暗示、電気信号を増加するような神経を刺激して無理矢理肉体を強化みたいな感じかな?)」
頭が利くやつは戦いながら考える。
「(あっちにいるやつは1.7、俺の眼前が1.68くらいかな倍数として、この糸操りはそれを行う主に近く、糸が太いほど強力になる、みたいな感じだな、それにより本来の実力よりも高い戦闘能力を発揮できもするが、耐久力は変わらないので肉体が壊れていく、だからあいつは折れた骨が内臓に刺さったまま動かされているのだな、ふ、ふふふ)同士討ちに遭って、仲間は身体能力の限界を超えて無理矢理操られたせいで関節はあらぬ方向に曲がり、骨が飛び出しているものまでいるという、なのにあぁ、なんだ?楽しくなって来やがったくそババァ!」
「突っ込むだけかい?芸がないやつらだ」
今回は極細の切断糸縄を一度に何本も操ることで相手の動きを封じたり、バラバラに切り裂く戦法を取る、また、細く長い糸のような性質と、力加減の僅かな調整だけで拘束と切断を完璧に切り替えたりする、驚異的な操作精度と技量も相俟って応用の幅も広く、攻撃から防御、周囲に忍ばせての即席の罠まで、だが。
「見える、見えるぞ!んな!?(殺気がない?)」
「やっぱりねぇ、思考速度だけでなく感覚、精神も、アンタ拘束を目的とした手錠糸に巻き取られた、油断したのではない、考え過ぎたが故の緊張の糸を利用したの」
紐、気や力みを帯びさせる、つまりピンと張ると硬化して強度が増す武器術的側面の強い術で更に太いもので拘束し、切り刻んだ。
「(いまだ!)」
敵はローテーションして網を抜け出した!だが。
「逃がすかよ」
物体の位置交換技術が高いものは非常に高い確率で脱出が出来てしまう、そこで外側に辿り着けなくする多重包囲網である、先んじて予測して相手の虚を突くように張って置くことでほぼ確実に捉えると言うもの、こうして相手の動きを完全に封じる。
「出るんだぁ!うぐ!?」
婆ちゃんの握力は一番弱い指ですら一本だけで引っ張る力が強く、幾千tだって人間軽く持ち上げられる、当然人間や動物なんぞ逃げ出せるはずもない、そうしたパワーを持ちながら技は精巧、蜘蛛の巣のように紐を張り巡らせながら、敵の首を吊るし上げる。
「なんて射程距離してやがる!?」
カウボーイの如く輪が先に回る糸が飛ぶ、もちろんここまでの長さは本来のものではない、糸を環境から産出してそれを自在に操る技術だ、婆ちゃんは並行仕事を軽々と指で熟し、物体を括ってそのまま切断、糸を生産をしていた、それに加えて多彩な攻の手・受けの手など様々な手数を持ち攻防一体を地で行く。
「うぐぉ!?」
「捕まえられて少し生存時間が伸びたくらいで緩ませるでない気を」
目に見えぬほど細いが恐ろしいほど鋭く研ぎ澄まされた刃物のような鋼線をムチのように自在に操る技で、その細さと空気抵抗のないスピードのため肉眼で捉える事は不可能、そしてその威力は軽々と人体の全て、皮膚筋肉骨を易々と寸断する、千切りキャベツ出来上がりだ。
精度も完璧、目に見えないほど細い糸、より強度の高い太い糸を無意識的に選別、斬撃や拘束の最適解を当たり前に繰り出す。
「俺と一緒に吹き飛ぼうず!?ウギャァァァ!?」
「ほぉら行った行ったぁ!」
バゴーン!遥か遠方のビル数練を貫通、人間ごと大量に身体に括り付けた自爆用の小〜中型の爆弾を投げ飛ばす。
「お婆ちゃん!ミサイルが!」
鋼線で敵の投擲武器を受け止め、そのまま回転させ投げ返す。
「ウッ、、、アレ?」
「怪我してないかい?孫に怖い思いさせやがって、地獄をも生ぬるい程、絶望すらさせて貰えぬ極滅を与えてやる」
当たり前である、死んだか?なんて聞くわけもなく、守れることは当たり前、ミサイルすら無傷に孫を守りながら耐えてみせる。
「チッ、テメェら終わりだよ」
「ひぃ!?」
環境を糸状に変換、それを収束・圧縮させる、瞬間渦巻く旋風を作り出し、そこから発生する鎌鼬で敵を切り刻む。
「あが」
「うが!?」
だが本命は。
「むぅ!?」
位置情報を舌打ちで把握、一瞬にして相手の人体にどう当たるか計算して放ち、相手の目鼻耳口肛門とまぁ人体にある穴と言う穴をを縫い付けて生き地獄にしてやる拷問技が本命。
「地を這う虫ケラの分際で舐めやガッテ、テメェの身分に相応しく泥水を啜らせてやる」
あたり一体の血溜まりにその虫を入れてやり地面の根などに糸を絡ませて拘束して辛うじて息が可能だが血が入る状態にして啜らせる。
「次はこんなのはどうだい?」
鉄球状に構成させた糸を使いぶん回し叩き潰し肉塊へ、更には刀状に構成させて落とし斬首、鎌状に構成して命を刈り取り、ガトリングの如く糸を操り環境物を飛ばして攻撃をする。
「こんなもんかい、情けない」
周辺に展開させた糸で攻撃対象を絡め取り、巨大な槍状に構成させて串刺しに、脳は敢えて貫かないことで生きたまま肛門を通った攻撃が喉に、内臓も通り抜けたそれは正しく苦痛そのもの、死を願う苦痛。
「なんだ、足場に撒菱?いやこれ!?」
鋼線を張り巡らせて敵を包囲した後、無数の棘付き鋼線の上に回転させ攻撃手段としまた、敵に鋼線を直接巻き切断する技も併用して。
「ウギャァァァ!」
鋼線を楽器の弦に見立てて音波攻撃をする、蜘蛛絲術・奏律の高等テクニックを易々と行う。
「チリャア!」
相手は組紐糸切により手刀を使い糸紐を斬り崩す、だがしかし。
「手首が!?」
「こう言ったやつにも有効だがある、奴らは確かに手が強いが肝心の手首はインパクトする際に脱力、肩から指先に掛けて手刀を繰り出す関係上、節に対する待ち構えには対象のしようがない、わざわざ糸を切断しようとする程度のレベルなら誰にでも通用するからねぇ」
「さっきから遠距離から、怖がって、うが!?(いつの間に!?)」
「舐めてんなよガキ」
極細のワイヤーを駆使して一瞬で敵を縛り付けて首を切断する、或いはバラバラに引き裂く戦法も取れる、昔は辺りに糸を仕掛けながら軽やかに戦うタイプだったからだ、近距離も遠距離もなんのそのな訳だ。
「はぁ、舐められたもんだねぇ」
これだけでも十分脅威だが。
「ひゃっはぁ!助けに来たぜぇ!俺ちゃん参!上!さぁ婆ちゃ、アレ?どこに行っ」
ジャキンジャキンジャキーン!超高速で動き回る敵に対して、それを上回る速度で潰す。
「うてぇ!」
銃弾が当たる前に当たり前に避ける反射神経は人の範疇ではない、何千発と放たれた機関銃の一斉放射に対して一瞬のうちに弾道を見極める眼力、それに臆せず正面から向かって簡単に掻い潜る身軽さなどは151歳の老人とは到底思えない、人間離れした身体能力を披露する。
「この老体でなぜここまで速い」
「弾いてんのよ」
パチンコのスリングショットや弓矢を引くような要領で弾丸並みの速度で糸玉を投擲したり、トランポリンの要領で自身を飛ばすなんてのは本来弦術使いにはあるまじき力業だ。
なぜ力業かって?人間が腕を振る程度の力で鋼線を振り回しても相手に致命傷を負わせるのは非常に難しい、と言うか出来ても自傷するのがオチだろう、そこをなんとかしたのが弦術だ。
ゲリラ戦などで走行する車両の上部から首を出した兵士の首を切断する目的で極細のワイヤーを張る場合もあるように本来は人間にはこのような繊細な糸を扱うのは難しい。
これは本来帯やリボン等、古くは幕末に遡る暗殺の為に使われていたのが起源であり弦術は琴を弾く女性かよく現代に言い換えるなら女ヒットマンが使っていたことから弦の術と書くようになったからだ。
「オラァ!さっきと違うより高密度!?」
曲面の糸のバリアで敵の飛び道具を撃ち返したり、自身を包む球形の糸バリアを張って身を守る。
「俺だって使えるんだよ弦術をよ!」
切断機能のついた実体の鋼線、それら無数の極細の切断糸を手足のごとく操って戦う.細さにして1000分の1ミクロンの超合金製の糸で人物や物を易々と切断、拘束し、鉄をも紙の如く切り裂く硬度を持つ。
それは単に動作だけでなく身体機能をも操る事が可能で、周囲の状況を感知する、空間に干渉するなど、その使用法は多岐に渡る、そのものは指一本ごとに3tの重量を釣り上げる程の並外れた腕力と100万分の0.01mm単位の精密制御能力を持ち合わせている、だが。
「はぁ、それをワシと同じ技と言うのか?」
先ほど死体を加工した人間を鋼の糸で操り。
「う!?(嘘だろ?操ってる雑魚ですら俺の握力に勝ちやがる!?)」
グシャ!
「ウギャァァァ!あが」
「握力もなっちゃあいない、使う糸も糸繰技術も何もかも足りない」
「まだまだぁ」
予め輪を作った糸を垂らして標的の首に引っ掛ける技や、手に握った糸で直に相手の首を絞める等、糸を投げつけない形での標的への巻き付ける技を使うが。
「ふん、ふん、ふん」
遊びの婆さんにすら足元にも及ばせて貰えない、技量が違いすぎる、だからやつは自らネジを外す。
「ききゃぎゃきゃきゃ!」
強靭かつ弾性の強いワイヤーを奇想天外に駆使し、味方の支援や敵の戦術・戦略行動阻害にかけては周りの地上げ屋戦闘員も目を見張るものがあるがそれでも。
「(クソ、頭バカにしたのに気迫でペースが呑まれちまう、、、なら一番得意な技を)喰らえ縛賭!」
勝負に出た!敵はナノ単位の糸から発生させる技巧により、他人の体を自分の意のままにできるという技を使うが結局のところ婆さんの下位互換。
「漢字の通り賭けに出たね?その上を見せてあげよう」
広い範囲で多数の人間を操るばかりか、肉体そのものも操作するため死体、頭が潰されてようが四肢がもげてようが肉体の80%が無かろうが動かせる対象は人間、犬、猫どころか植物や蟲など人外にも対応する。
「あ、あぁ嘘だろ」
「た、助け」
「死にたく、無い」
「もう、嫌、いぎゃあぁぁ痛いぇおえぇぇ」
対象人数と射程は大都市にいる自身に悪意を持った人間を選別、全員同時操作する、筋肉の100%以上の伸縮から内臓が押し潰されてゲロ、内臓を吐く、この操作により防衛本能つまり脳のリミッターを無視した筋力を発揮させることができ、操った人間は勝手にビキビキと関節が逆に曲がり、内臓が押し潰れる。
この技に抗えた人間は孫の彼女は見たことがない、所謂電気信号による操作により生物を操るのに加えて環境利用の容量で植物や死体なども人形を扱うのだ。
「アギャァァァ」
こうして敵を圧殺した。
「はぁ、、、もうソロソロ終わりにしようかしらねぇ」
お婆ちゃんは奥義を放つ。
「遊びはもう終いだ若造ども、蜘蛛絲術・女郎極滅」
蜘蛛絲術・女郎極滅、手元で糸を輪を描くように勢いを付けてから急速に加速度的に一気に放つ、茫漠と地面を抉り取って周辺一帯にあった森林・岩石、崖、山含めて半径数十kmを無に帰してしまうほどの威力、だがこの数十kmは婆さんの匙加減、被害を抑えてこれだ、やろうと思えば街を細切れにするのが児戯に感じるほど壮絶なスケールで破壊を引き起こせる。
数万、数億、数兆、、、数え切れないほど沢山の糸を特殊なパターンで編んで作られたスレッドを使い、別にそこら辺の規模くらいですら展開すれば町の数区画くらい軽く覆い尽くし大型建造物群の切断すら可能だが婆ちゃんはやらない。




