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プロヴィデンス  作者: 藍
38/96

EP38 一人軍隊

「アンマンアーミーズ、ですか、招待状を武団に送ってくるとは、、、確かやばい団体じゃなかったっすか?」


「あぁ、俺も聞いたことがある、その訓練を、俺らの武団が甘く感じるくらい、いやあいつら異常なだけだが兎に角やばいってこと」


この部隊に入るには、1000人中999人死ぬほどの極めて生存率の低い入隊試験をクリアしなくてはならない。


いつでも受けることが出来るが、受験に行くまでが一般的には、大変で有り情報網を活かして試験を受ける為の道を知らなくてはならない、山道に辿り着いても峻険な山道をまるで平地の如く踏み抜いて当たり前に走り抜けなくてはならない。


「えぇ、で確か内容は」


「辿り着いた後は、そこで数十万人から自動的に選別されていく、竹槍や数千トンの大岩の振り子、毒蛇入りの落とし穴や踏んだら吹き矢が飛ぶ罠、火炎放射など、罠が敷き詰められた山中を数十kmほど歩み、ようやく試験を受けられる、あくまでこれは前提に過ぎない為この程度無傷で熟すくらいはないと試験は受けられたもんではない」


「ひぇ〜次は知ってますよ、最初は簡単に365日間無人島サバイバルですよね」


365日間無人島サバイバルとは、その間に殺しはまだ発生しないが試験制同士の協力と言う名の不正行為を禁ずる、だが蹴落とし合い、いわゆるバレない程度のズル(頭脳戦m心理戦)はルール上問題はない、その後そのまま獅子落としの崖へ移動、渓谷に落ちて大岩から逃げながら頭上の落石を注意しつつ渓谷から脱出、次は平地か茨か分かれ道、数百kmの茨の敷き詰められた山道を登れば次のステージ、楽な道に行ったものは強制退場になる、その後に頂上の溶岩の溜まった灼熱の環境下で100人集まった瞬間、蠱毒が行われてここで99人が死亡する。


「それ以外にも沢山の入団までの試練ありますよね?」


「てか招待状に同封されている紙に書いてあるじゃ無いか」


要約すると、その後も腹の空かせたミオスタチンを意図的に欠乏状態にした猛獣達のいるサバンナエリアで逃走あるいは戦闘、その次はドアに入ると毒ガスの充満した部屋に入る、脱出するのに焦らす、頭を使い迷路から出て解毒薬を飲まなければならない、尚運動神経は徐々に衰弱し、10分後に死ぬため出ても間に合わない場合がある、その後は、薬品を打って凶暴化したシャチの群れが溢れる極寒の水中を泳いだり、ワニやピラニア、寄生虫がうじゃうじゃ居る汚水を泳ぐ。


最終ステージでは0.00001%の手加減状態の教官と鬼ごっこをして貰う、本試験で最も困難な試練はこれで今まで通過したステージを生徒が難易度を点数式で採点した際、サバイバルが0点(一般人でもサバイバル技術があればなんとかクリア可能なクラス、暇なだけ)、渓谷から茨の道が1点、蠱毒が3点、迷路が2.5点、水中ステージ合わせて3点とすると教官鬼ごっこは1万点である、そうして試験をクリアして初めて土台に立つことが出来る。


教官鬼ごっこは、入隊したての頃にバッジ、入団資格を持った、いわゆる入団しましたよ〜ってのを証明するライセンスのようなもの、勲章の様なものが贈呈されて右ポッケに常着が義務付けられるバッジを皆支給される。


そのバッジが取られないように政府公認で設計された最終試験専用の地下迷宮、約数百km距離有る迷路の中で地図を知らないで放り込まれ地図を理解してる教官から逃げ隠る、即死罠が当たり前に有り仲間となる者達すら被弾して殺してしまう一蓮托生の核兵器と言うものも有る。


だが一番の強敵は、舐め腐った教官で有る、早く仕事を終わらせたいがダラダラとした教官がウォーキングしながらバッジを奪いに来る、相手は軍事戦術のすべてを知り戦闘スキルも持つ、経験の差は絶望的、反抗虚しく別次元の実力者を前に数秒すら掛からずバッジを取られる。


脳を麻酔なしで手術されて記憶処理が行われ、彼らは名前だけ忘れる、そしてコードネームが与えられる、人類の中で失われたり、門外不出で無かったり限定された特殊な部隊のものを除いて、人類の知る全ての軍事戦術、戦闘技術を叩き込まれ、たった一人でも軍隊の一部隊に匹敵する優秀で強力な人物に仕立て上げられ一人軍隊団ワンマンアーミーズに入隊。


ここから海外に移行する、この期間は海外の傭兵部隊に所属、軍人として生活してもらう、紛争地の単独攻略や、東西のアジア戦争で数十回、中東内戦で数百回、各地域での紛争で数十回、空爆撃経験、大規模なマフィアやテロ組織の壊滅、作戦考案及び実行、戦略を理解、盤として戦場を見て配置、指揮能力の向上、過激派武装勢力の壊滅、民間人保護、国境でのゲリラ任務、幾つもの内戦、核兵器の対処などなど、、、彼らは任命されて、死傷あるいは復帰不可能になる者も出るが更なる精鋭にまで数を減らします。


経験を積んだ彼らは少年兵から立派な軍人・兵士の顔になる、環境利用、生存戦略を育成学校で徹底的に叩き込まれます、どんな環境でも生存可能な知識を入手します、本来であるならば一番向いている陸海空いずれかの領域に所属しますが、彼らはその全てで対応します、また歩兵部隊、銃撃部隊、奇襲部隊、諜報部隊、特殊戦術部隊など様々な役職に分かれて部隊は任務に当たりますが彼らはそれら部隊全ての経験を持ち完璧に任務を熟せます。


ナイフや銃、手榴弾、ロケットランチャー、武器やアイテムの扱いとそれを効率よく扱う、例えば剣を扱うなら剣術、薙刀なら薙刀術のような効率的に運用する術をマスターしているだけでなく、周辺の落ちているもの、ブリトーやコップ、トランプや木の葉のような本来は戦闘に使用しない非武器を武器化、環境をすべて武器に変える、そして極め付けは世界中の全てのものを武器化するに至る。


軍事格闘であるCQCを理解、彼らは、肉体を鍛え上げ、五体を武器とし、そして効率よく扱う術と全ての武器の象形拳をマスターします、武器術は暗殺術の素手格闘技化でも言うべきでしょうか、古今東西のあらゆる格闘技や武術の技術・知識・理論にも精通、世界中のありとあらゆる戦闘術を習得して初めて一人軍隊団ワンマンアーミーズ式のCQCを完成させられる、オールマイティであり残すは範囲拡張だけである、これは経験を積めば自ずと数百m、その円は数kmにまで攻撃範囲は広がるでしょう。


残された彼らに残るは力量・技量の成長期です、脆弱性が無駄と同時に削ぎ落とされていきより高い非脆弱性を得続けるでしょう、常なる成長期は、筋肉は裂けて回復し、その大きさが骨や神経を圧迫するほどになります。


これにより、彼の筋肉がたわみ、動くことができなくなる、だが彼らは部隊支給の薬品、通称甘くないチョコレートを摂取して回復し、損傷するほど再生能力、筋肉の回復速度と同時に筋力が向上、加速度的に自身を成長させるでしょう。


「まるで兵隊蟻だな」


「何と言う、、、」


すると背後に気配がする。


「誰だ!ってあれ?俺のズボン!」


「俺パンツが、摩无さん」


ポス、両雄の肩に手が置かれた、ゾク!冷や汗が背中を滴る、恐怖で設楽は硬直する。


「初めまして、私はクレイト・ジェイク、非戦闘員にして専属の医師だよ」


奴は冷たい手をして居た。


「なんでこんな手に温度を感じない」


「ん?あぁ金属だからだよ」


奴自身が奴自身の肉体を改造しており基本的に機械的な不死性があった、だからだ、こいつに感じた気持ち悪さ、死も何も恐れの無いフラットさ、やり直せば良いって自信、それが金属から伝わってくるのだ、まるで現実世界をゲームとしてしか見てないようなその気持ち悪さ。


「あんた名前は知ってる、変異したものや未知であったが解明したものも含めて数百兆という数のウイルスを数百年間で抵抗、免疫を持ち人間部分の身体は超人的になっている、理論上地球上で彼に適応されてないウイルスはほとんど無いと言って良いって言う」


「はい、よくご存知で」


「最初に見たのは国内最高峰の大学である帝都大学の医学部に現役合格後に墓場から盗んだ遺体を蘇生させる研究を行っていたって記事を見て知ったよ」


ジェイク、彼は人工ウイルスですら彼に既に開発済みなのだから、生物学的に見て彼の人間の側面は人類史上初全ウイルスを克服した肉体と言って良いだろう。


「死を越えたくて」


「あ、あとお前、無甘味チョコ作ったやつだろ、推測だが」


「半分正解です、共同制作ですよ、民主主義です」


無甘味チョコはこの年代からで、一人の元々は医学科の学生から医療従事者になった子が医療知識と戦闘経験から欲望を着想を経て製作を開始、軍の医療機関を見学、極めて高い医療知識と技術を持ち。


まだ未発見の致死率100%であった奇病を解明、医療技術を開発、薬の生成法を確立した、アキソン病の命名者、死んでなきゃどんなウイルスのどんな病気をも執刀執行で治療してみせる医学の天才クレイト・ジェイク軍内医師に教えを乞い、自身の知恵を高め、彼の協働もあり様々な薬剤を配合して安全性に考慮して完成したのが無甘味チョコである。


「質問コーナーは終わりです、それでは本題に入っても?」


「ゴクリ、あ、あぁ」


「私達の部隊は、様々な戦場を潜り抜け死地死線を乗り越えた彼等は最も弱いとされる者ですら銃火器類や防弾チョッキやヘルメット、携帯ナイフ、詰め替え用の弾ケース等、可能な限り完全武装した一般の兵士・軍人数万人を数秒あれば制圧する殺さない手加減まですることができる戦闘力を持っている、ですが別に才能が会ったわけじゃ無い」


「我ら武団が同類であると?」


「いえいえ、あなた方はより非効率的でそして、甘い」


「ッッッ!」


「彼らは潜在能力は5人に1人、10人に1人、良くても数百人に一人だ、もしゲームで言う記号で表すとしてEX、SSS、SS、S、A、B、C、D、E、Fで潜在力を評価したら基本的に皆んなFかE、良くてもDって感じ、だがしかし潜在能力以上の力を引き出し続けて来たのだ、だからこそここまで強い、1を100にする人間ではない、0を1に、否、もはやマイナスをプラスに出来る人材だったからこそここまでこれたわけだ、すべての才能や潜在能力と言うしがらみから解放された彼らはどんな才能にも屈せず順応して行くだろう」


「あ、あぁ」


「我々の中、最も弱い兵士、最弱の人間兵器ですら旧表国家の一部を、例えば原子炉など占拠すればあるいは転覆可能とまで言われている、一人一人の戦力、武力、軍事力とでも呼ぶべきものはもはや一個師団半壊級だ、分かりますか?貴方方武団は更に高みを目指せます、そこで提案です、我々と合併しませんか?」


スタ、スタ、スタ、足音が響く。


「あ、貴方は!元ワンマンアーミーズ所属の軍人、グレン!」


「今はちげぇ、鷹狼に入り牙山師匠に拾われし者、今は新鷹狼傭兵団の部隊長だ」


「うそ、だろ、何故貴方が」


グレン、それはより精密に意中の相手と意中に有る自身、その全てを見透かす、だがそれはあくまで効果、その効果・影響範囲ときたら凄まじいものがある。


「うそ、だろ、どこまで、、、昔の元最弱人間兵器と呼ばれていた貴様がここまで!?」


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