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プロヴィデンス  作者: 藍
34/96

EP34 自らで動く者達

街の自警団が外部からの侵略を防ぐ防波堤として機能、つまり抑止力として働くのだ、秩序は其れにより形成される。


政府非公認、裏社会の氾濫を防ぐ防衛省ダムそれが極道や少年団、あとは裏社会でも非公式だし知名度も無いが幾つもそう言う私人の組織が在る。


「喧嘩は嫌だなぁ、怪我しちゃうから」


164cmと言う肉体の内側には満ち満ちに筋肉が敷き詰められており易々と数百kgを超える筋肉を搭載していた。


やつは小学生の時点で既にジャガイモを握り潰したり、片腕だけで逆立ちし小指一本だけで状態を維持、そのまま指立て伏せが可能な握力、腕力を持っている、彼はその私人系の抑止力の一つで在る。


「なんだぁてめウゴァ!?」


「君半グレだよね?だめよ薬の売買は!」


バゴーン!顎に一撃を入れて半グレを軽々と近くの屋外階段に吹き飛ばす、バゴン!ゴロン、ドガっと落下してからも転がって五階の踊場に落下して収まる、検視結果は。


「ふむ、この死体、下顎が無い、頚椎もぐしゃぐしゃだがこの階段に着く前に宙に浮いてる間に既に絶命している、ボスに連絡しろ」


「分っかりやした有屋さ〜ん」


そんなパンチを打った彼は、と言うと。


「ふんふふ〜ん♪悪人の成敗は良い気分だ」


やつは汐乃瀬シオノセカジ、汐乃瀬家の次男坊で有る。


「嫌だなぁ蹂躙ケンカってさ、だって洋服に埃が付くんだもの、それに相手が強けりゃ手加減出来ずに蹴散らして、飛び散った血液で僕のお洋服が真っ赤になっちゃう」


「ウギャァァァ!」


「やはりお前は虎頭コズ組に入れ汐乃瀬!」


「嫌だねぇ」


不良中学と呼ばれる風鈴中学校の生徒、420名中210人と言う、半数が今の代で在る逢扇寺ほうせんじ霧雨きりさめを中心にした虎頭組に所属している、それほどにカリスマ性に溢れている。


そこ(虎頭組)に勧誘を受けている、仲間になるまでしつこく手下を送りつけてくるつもり、今日もまた不良が勧誘また刺客として来てまた丁重に断り戦いが始まる。


「ヒャッハー!」


「おい仲間にも当たってんぞボケ!」


そのキックスピード、瞬間最高速度は時速1414km(マッハ1.15つまり超音速)、その威力は約50000kg程度の数値を検出された。


蹴りで砂つぶですらその粒が一粒一粒がピストルの弾一発分に等しくなり、砂利を蹴ればショットガン並みの破壊力、推進力を持つぞ。


「いぎゃあ!」


「効かないなぁ」


校庭で戦って居た、仲間にも被害をもたらすやつは倉田慎介、やつはカポエイラ、テコンドーを習って居て独学だがバレリーナの強力柔軟体操ハードストレッチを行なっており柔軟性も抜群に高い不良だ。


「最近教えてもらったブレイクダンスと融合だ!喰らえ乱烈刃脚!」


化学反応を引き起こす天才は、混ぜ合わせて最適の化学式を導き出す。


カポエイラ×ブレイクダンス=乱烈刃脚、地上0cmから始まる、予測不能な超広角・多段旋回蹴り!カポエイラの予備動作、ブレイクダンスの回転からこれが発生する!だがしかし。


「その程度か?」


「なん、だと?(俺の固有技を足を引っ掴んでキャンセルした?)ならば喰らえ!テコンドー×バレエ=天廻嵐!!!」


バレエの跳躍・旋回(回転軸)とテコンドーの空中連撃(破壊力)が融合した超高度・超旋回蹴り!だがしかしこれもまた。


「雑魚は引っ込めよ」


バゴーン!旧校舎が大々的にぶち壊れる!


「瓦礫の山が!倉田!」


ガシャーン!、、、と本来ならばなる筈だった建物が4分の1崩壊した瓦礫の土砂崩れを。


「危ないな」


ピン!バゴーン!宙に空気の柱が見えるほどに空気を圧縮するデコピンの一撃で瓦礫はそれ高くに砂つぶ並みの細かさになりながら吹き飛び倉田を守る。


「お前大丈夫か?」


手を差し出したら倉田は手を掴み立ち上がらせられた。


「あ、ありがとよ」


こうして奴ら虎頭組の約三十名の舎弟は皆帰らされた、、、。


虎頭組は初代から代々実力至上主義、今の代の霧雨もまた六代目をボコボコにしてトップに這い上がって来た、これはどう言うことかと言うと。


「あ、あが、あ」


「お前らは物凄く無能だな、死ぬか?」


死をギリギリ免れた状態、4分の3.9殺しに失敗した約30人と倉田をボコボコにしてしまえるくらい強い訳だ、新たに入った新一年と新二年が権利を賭けて毎回、戦闘バトる為、一年も上のリーダー、性質上怪我や後遺症が無い場合、毎回代を注ぐたびに強いものがトップになるのだ、故に強いことが必然。


「潔く怪我したならまだしも、無傷?手加減されたな、わざと吹き飛ぶようにインパクトを霧散した一撃で廃校舎に飛ばされて校舎の崩壊にも助けてもらって、あのままなら不意打ちなりなんなり決められただろ?」


「ずびばせん」


「仲間にならないなら要らないんだよただ強いだけな上に直属の部下に観察させてたが正義ずらだ、ムカつくんだよ何百も断りやがって、明日はちょうど1000回目だ、次断られたら最期、汐乃瀬潰しを決行する、過去に侵略しま関東圏の8校と関西方面の7校不良の全てのグループにもコンタクトを取った、明日、この学校にはあの男を潰すためだけ3473名の不良が集まる!」


、、、。


そうして今日、1000回目の勧誘を断りやがって、瞬間に最初は雑兵が押し寄せる!だが。


「うわぁ!」

「うぐぁ!」

「うぼ!」


数千人の雑兵をワンパンで吹き飛ばし。


「まじ腹痛いって!殺すぞ!うぐっっっ!ふん!」


バゴーン!校舎全体が地割れするほどの衝撃波が!数千人を宙に浮かせ。


「雑魚は引っ込んでろやぁ!まじ間に合わない!漏れる!」


今汐乃瀬は霧雨の計画さくに嵌っていた、まず強力の給食に強力な下剤を盛られてうんこがマジで漏れそうで腹から下、下半身は殆ど使えないのだ!


その上に。


「さっきからなんだよこの球!うぅやばい漏れる、なんかいつもより意識が朧げだ、腹痛なんて久々だ」


屋上から麻酔銃を撃たれており、半分以上意識の無い状態である。


「汐乃瀬!死ねやぁぁぁ!」


ビシャ!シュー!奴が手配した関西の幹部格、薬品の扱いに長けて居る、父親の実験室からパクったピラニア酸をぶっ掛けられて髪から下に右の顔面に掛かる、だが頬肉の部分だけ真っ黒い頬骨が露出したがそれでも怯む気配すらない。


「あっっっつ、テメェぶち殺される覚悟あるか?」


「ひい!?げへ!?」


バゴーン!バゴーン!バゴーン!親からもらった大切な身体の頬肉と頬の皮膚を奪われたお返しと言わんばかりに一撃を加える、だが。


「あぶないなぁ!一緒に死ねや汐乃瀬!(俺がこいつを殺れば、あの男は家族に手を出さないと確約した)」


やつは白リンが満たされた瓶を盾にして汐乃瀬の拳で卵のように割る、自然発火!二人は燃焼する。


「あはははは!一緒に焼肉になろうや汐乃瀬梶ィィィ!」


「、、、ふむ、まさか俺にこの程度で勝てると思ってんのか?」


「、、、は?」


バゴーン!次の瞬間爆風が辺り一帯を包み込む、砂塵が舞う、酸素を無くして鎮火と同時に砂で白リンを吹き飛ばしたのだ、そして空高くに上げたガラスと砂とリンに満ちた塵渦を。


「ふん!」


バゴーン!辺りに被害が無いようにまたもデコピンで吹き飛ばし霧散する。


「さぁ、次は殴り合いだな?」


「俺を殺せ」


「、、、泣きながらそんな事言ってるやつを殺すかよ、多分お前霧雨になんか言われてるだろ?学生がただの喧嘩で命を賭けた特攻する訳ないだろ」


表情筋や目を見て男の気概の中にある俺以外の恐怖を見透かしたのだ、そこから導き出された答えは。


「誰かを人質に取られてんのか?それか思い出の物品」


「家族が、家族が人質に取られてるんだ、すまなかった、お前になんの恨みも無いの、、、に」


パタリ、やつは涙を流しながら意識を失った。


「、、、霧雨、お前は許されない悪事を犯した、貴様を殺してやる、無慈悲に、無惨に、惨たらしくなぁ!」


彼には弟や兄がいる、家族仲が良い、だからこそ家族関連の悪事にはストッパーが効かなくなるのだ。


「前にあったやつの技を使うか」


眼筋と動体視力は非常に深い関係にあり、眼球を素早く、正確に動かす機能(眼筋の働き)に大きく依存している、視覚情報を把握する瞬間視も、眼球運動の速度も眼筋に依存する。


汐乃瀬梶の眼筋は人間の域を逸脱し、音速だろうが軽く捉えて見せる、この目で対象を鑑賞することで。


「天廻嵐」


相手の技を模写して見せる、模造品ではあるがシンプルに身体能力が強いから技も強い。


バゴーン!だがしかし。


「うぐぉっ!?うぉぉぉ!お前を倒してやる、その為に命を燃やして戦うんだぁ!」


敵は絶望的な実力差があり死の淵にも関わらず覚醒した、否、促されたが的確な表現だろうか。


死の淵を彷徨った経験から、脳内の快楽物質(ドーパミン等)を意図的にコントロールし、痛みを快感に変えて限界を超えた動きを見せられるようになりやがった、そして死の淵に追いやられて初めて発動する!


耐久性(物理)×耐久性(精神)またの名を忍耐力、耐久性と忍耐力の開花が掛け合わさって発動する、それが。


「なんつぅ硬さしてやがるッ!?(耐えるんだ、笑いを、ダメだ、本当は倒せるが彼だって全力なんだから)」


血気鋼全オールヴァルカナイゼイション


血気鋼全オールヴァルカナイゼイション非結晶構造アモルファスな人間の血、肉、骨、神経、細胞、それら肉体総合、それでありながら結晶構造たる金剛石ダイヤモンドに等しい硬さを生身に齎す。


「俺の身体に劈開性は無いぜ、人間がどう俺を突破するんだ?」


劈開性、それは結晶構造のもの、鉱物がある方向に沿い平らな面を作りながら割れやすい性質を指す、これは結晶内部の原子同士の結合が特定方向に脆弱であるが故に発生する現象。


リンパ、経絡系、経穴、奇穴等、人間にあるあらゆるツボ、それを見極めて相手のツボを押し、刺激し、効果をもたらす点穴術、それを極めれば撫でるだけで人間を殺害可能になる、だがしかし。


「ぷふ」


「な、何を笑っている!」


奴のツボにはもう届かない、ツボに決め手無し、ダイヤモンドでありながら劈開性を持たぬ身にどうしてくれようか、だが


「非結晶構造なら剪断帯、結晶構造なら劈開面、そんな風に何かを利用しなくちゃいけないステージだとそう俺を思ってんのか?」


ガシ。


「何!?」


共振現象、ガラスを粉々に破ることが出来るもの、全ての物体には叩いた時に鳴る音のような揺れやすいリズム、固有振動数がある、理論上は。


「ウァァァァァ!」


あらゆる物質に有効!絶対音感で固有振動数を察知して、敵を振動させる!


「あぁぁぁぁ!?」


殺さないように手加減して発声して《血気鋼全オールヴァルカナイゼイション》を解除したと同時に、バゴーン!


「ガハ!?」


パタリ、そいつを気絶させる。


「雑魚ばかりだなぁ、さぁ〜次つが来なさい、てか待てよ?俺を殺しに来てる奴がたくさん居て俺が不殺なのは前提として部位破壊は良いのでは?」


ブチ!


「アギャァァァ!耳が!両耳ぎゃあ!うぐ」


バシュ!とてつもない速さで肉が切れる、頬肉を引っぺがれ鼻も切れる、次の敵は顎肉、次は両指を両手で掴み掌を裂き、肉を割き、目玉を抉り、口を割いて舌を引きちぎり、関節を本来は曲がらぬ方に曲げ、一人一人に死なない重傷を与えながらそこそこ実力ある雑兵を潰す。


「ウガァァァ!」


野獣の如く戦闘に特化した脳の構造とするために脳味噌の各部位を物理的・機能的に再配置し、オマケに遺伝子強化して本来は群れない熊に群れの陣形を取らせた上にその熊達を蹂躙、軽々と熊の群れを撲殺する膂力で戦った余波で木々が薙ぎ倒され全ての熊の肉骨がぐしゃぐしゃなレベルな瞬殺劇を可能とする身体能力がある、その上にナイフまで携帯した奴を主軸に襲ってくる。


「殺す殺す殺す!」


維持可能な速度すらマッハ4.5レベル!だが速さではない、その腕力、怪力故に防ぐのが難しい!ジャキン!頸動脈をナイフで裂かれた!だがしかし。


「痛て、ざけんな!」


バゴーン!一撃でナイフをパキンとへし折って両腕の筋肉を断裂、骨を粉々にし肘から指先まで腕をぐしゃぐしゃ、ぐにゃぐにゃにし鼻骨にひびを入れるがまだやつは立ち上がる。


「手加減するのも苦労が居るな、はぁ、まじ腹が痛いし、ういっと、首筋を締めてっと、出血多量は大丈夫だが多分パワーが落ちるな、血が足りん」


汐乃瀬は出血による身体能力の低下、射撃の名手が死角を突きながら雑魚が密集したランダムなタイミングで定期的に麻酔弾が気血を集中してない筋肉の緩んだタイミング、骨の隙間または無い腹部分に入れてくるせいで意識が更に霧が掛かり。


便意は限界を超えながら奮闘、そして不殺故に気を使い肉体的疲労が溜まり体力は徐々に限界に近づいてきていた。


「ちっ(ジョジョにミスが増えてきたな)ふん」


ボギャリ!っと顎をひしゃげさせた、だがまだやつは動く、死ぬまで動くんじゃ無いかってくらいだ。


「あるがぁぁぁぁ!」


バゴーン!腹を貫通する蹴りが放たれて汐乃瀬の横っ腹に足が刺さる!だがしかし。


「捕まえた」


ギュ!ボキボキボキ!腹斜筋だけで敵の足の甲をグシャグシャに潰した!だが。


「死ねぇ!」


「痛覚どうなってんだぶご」


やつはなんとグシャグシャの腕を無理矢理ぶん回して腕を使いやがった!痛覚があるのかよと突っ込みたくなるような攻撃は、常人なら顔面を陥没して一撃で脳を潰す威力の腕振り打撃を汐乃瀬は顔面にぶつけられた、だが。


「重さが足りねぇな!」


グシャグシャ!口を大きく開き拳を餅レベルに変える!そして。


「もう腕使うな!」


グシャグシャ!肩を噛み壊す!


「ウガァ!アム!」


なんと敵も汐乃瀬の頸動脈に噛み付く!だがしかし。


「お前、さっきよりはるかに弱いぞ」


ブォン!首を振り足を引き抜くと同時に地面に叩きつけ意識を無理矢理断つ。


「はぁっふ」


友人の一人、看護学校生徒に学んだ医療知識をフル活用して、その強靭な肉体であるから故に身体操作だけで応急処置が可能である。


「あいつみたいに粘れるやつはいねぇのか?あぁ!」


「なら次は我だ!」


ガシ!バゴーン!汐乃瀬は地形が抉れクレーターが形成される程の叩きつけを喰らってしまう。


「うが!?」


頭がグシャグシャだ、それは何故か?それはとある技術を使って居るからだ、


岩盤に叩きつけられて頭蓋骨がヒビ割れたと同時にラムダ縫合、鱗状縫合、冠状縫合、矢状縫合、小泉門、大泉門、前頭縫合、全ての頭蓋縫合が外れさせられた、そして。


「回っとけ」


ゴリュん!汐乃瀬は首を360度捻転させられる。


「、、、」


ピクリ、汐乃瀬の指が動いた次の瞬間。


「は?なんで」


「危ねぇ、殺すつもりかよ」


「ワォォォ!」


バゴーン!なんと次の瞬間、頭を潰した奴の腕が引きちぎれながら宙に吹き飛んだ。


「おま、まだ倒れてないのかよ!」


蹴りで脇腹を貫いた野獣、またも生き返る、俺の獲物くいものだと言わぬばかりに残りに立つ者たち数百人を数十秒で蹂躙する、だがやつは先ほどよりも更に怒り狂っていた。


宙に舞う雑兵は腕や脚が飛ぶ、腕を振った余波で人体を欠損させて居るのだ。


「ふしゅ〜」


夜驚症とも夢遊病とも言える睡眠障害の症状、凶暴なる無意識、やつはあの時討伐されたのだ、今暴れ喰らう眼前の獣は理性を超えた野性、その野性と生存本能すら超えてただ狂気に身を落とした野生の制御(防衛本能)すらもう機能しない、ナイフすらもはや鉤爪の劣化品と化した。


「ワォォォ!」


その遠吠えはウォークライ、腹の底から出され血が混じる唾液を飛沫する地の深くから鳴り響くような唸る大轟音は火山にすら匹敵しよう、やつはそれにより脳のリミッターを完全に解除したことで凶暴性に見合う肉体を得た。


「怪我した部分は癒着してるな、、、ならお前のそれ、俺にもやらせろや、久々だぜマインドコントロールなんか!うぐ、ふしゅ〜」


汐乃瀬は催眠状態トランスを活用することで深いリラックス状態、被暗示性を向上、自己の無意識レベルに働きかけやすい状態、心身の緊張緩和、ストレス軽減、トラウマの処理、そしてゾーン(集中状態)に、そして。


「グルルルル」


眼筋とトランス状態あって成立した無意識の形質のコピー、その名も形意拳・凶暴なる無意識、瞬間、怪獣が睨み合う。


「あが!?」


「(俺はこいつが分かった、こいつぁ心肺停止でもなんなり仮死状態にならない限り例えどうしようが立ち上がりやがる、だって今の俺ですら何回も立ち上がるスタンスに、人格が憑依しやがった、だから俺はこいつを仮死とは言え一度だけ、たった一度だけ)殺す」


バゴーン!それは数撃で終わる、点穴のツボを突いて身体を麻痺、拘束して心臓部に心臓マッサージを放つ!


これは蘇生にもなるが逆に正常なものに放てば心室細動(心停止)の誘発し変なタイミング(T波という特定の時期)に強い衝撃が加わると、心震盪しんしんとうをし、マジで心臓が止まるやばい一撃だ!彼の医療知識が前提となる技術である。


「、、、安定するまで待つ、、、いまだ!」


そして次は蘇生する!ドクン、ドクン、正常に心臓部が運動する鼓動が響くがやつは気絶して居る。


「ふ〜、、、あとはお前だな霧雨ゴミ


下っ端が持って来たであろう近くの監視カメラに喋り掛けてから霧雨の居場所まで向かう、その道中には。


警護衛者ボディーガードマン足る者、常に警戒は解くべきではない、あのような強者も居るのだから」


「(あ〜まじやらかした、冷静になって考えるとこの旧校舎のトイレ行けばよかった、馬鹿やん俺)」


その男は有屋、タキシードに身を包み黒いタキシードが似合う男だった。


「ティータイムなんて如何かね?」


その男は貴賓溢れていた。


「立ちながらティーカップとソーサー持つなよ、てか毒味は?」


「スー、どうですか?毒は入ってないでしょう?さぁ」


「、、、お前それ、両心壺だな?」


「ビンゴ!」


ゴキュ、ゴキュ、ゴキュっと有屋は自身が淹れたコーヒーを飲み干した。


「え?全部いった」


「私が淹れたから極上の珈琲になりました、残念振る舞ってあげたかった、ふ〜それじゃた珈琲カフェインを取りコンディションを整えられました、絶好調ですがそれと同時に便意が」


「は!?また下剤ってか何飲んでんだよ!」


「同じ土俵じゃなきゃ、フェアじゃ、無い、紳士とは常に、フェアであるべきです、私の紳士道は平等、あなたが来るまでにずっと筋トレをし、部下に麻酔を注入させ、あなたが来るのを待っていた、あとは傷だけだ、お前ら手出しするなよ、さぁ俺を殴れ!」


「は、はぁ?嫌だね」


「ならば!ふん!」


次の瞬間、一瞬で自傷行為をする。


「あなたを監視カメラ共有から見てました、あなたが食らった打撃や斬撃、回数・部位・深さ共に同様、さぁ、やりましょう」


有屋、やつは高度な知識・技能に加え、他の執事を指導・育成する能力や、複雑な状況下での危機管理能力、国際的な文化理解を持つ、執事業界における最高峰の資格たるマスターバトラーを持っているがやつにはやつ自身の信念、紳士道があった。


「貴方も持ちなさい」


「棒?紳士が持つような」


「これはラタン製の黒棒、私が使う技はクラヴ・マガ、貴方相手には全力でなきゃ勝てる気はしません、武術は揃えない、異種格闘です、さぁ来なさい!」


瞬間、最初に攻めたのは汐乃瀬!棒術を扱う!


「棒の長さを活かし、相手を近づけさせずに打撃を与える戦法ですか?甘いです、ふん!」


素手で対処し切る、クラヴ・マガは基本は素手での防御から始まり、段階的にナイフや棒などの武器への対処を学ぶ、それ故に対応可能!


瞬間、汐乃瀬は抜刀のように見せかけて指で棒を弾いて視覚を潰すはずが、バチン!弾かれてしまうがそれは囮、弾き飛ばされるのを前提、それに視線誘導していたのだ!だがしかし。


「まさか私が一点だけしか見つめられないとでも?」


なんと有屋は左右の眼球を個別に、かつ高速で動かすことで、全方位の視界を確保する!だが本来それは脳の処理速度が常人を逸脱していなければ扱えないものだ。


「(しまった、不意を突くつもりが更に読まれていたか!?)うぼ!?」


旧校舎があり得ないほど崩壊する、やつもまた肉体が人を逸脱している。


懐に入り込まれても、クラヴマガの教えである人間の反射を利用した合理的な動きで対応し、目・喉・股間などの急所を容赦なく攻撃してくる、喉を一突きされ吹き飛び、旧校舎の瓦礫の下敷きになる、だがしかし。


「喉仏のマッサージか?」


「強がりですか?素晴らしいですよ」


有屋は、人外染みた反射、敵の動きを先読みするレベルの反射神経を持ち、共感覚に近い認識能力も戦闘に転用している。


「(貴方の怒気が真っ赤な拳として私のどこに打撃するか、蹴りをするか、見えますよ)」


カリアーニスまたはエスクリマと呼ばれる今度は最初に棒やナイフの使い方を徹底的に叩き込み、その動きをそのまま素手の格闘マノ・マノに応用する。


この2つ、クラヴ・マガとカリアーニスは補完しあう関係にある、クラヴマガは素手から武器へ、カリアーニスは武器から素手へ、その相乗効果は。


クラヴマガで武器を持たない状態での生存率を高め、カリアーニスで武器の扱いや理合を深く知ることで、対武器の防御精度が飛躍的に向上する。


「(カリアーニスとクラヴ・マガを切り替えて戦う、棒術も卓越してる、凄まじいな)ならば截拳道ジークンドーはどうかな?」


瞬間、棒を千切れない良いにへし折り、破いた服で括り付けて、持ち方を汐乃瀬は変える、それはまるで。


「トンファー、ですか」


瞬間、汐乃瀬が飛ぶ、もはや小細工は要しない、その筋肉を支える骨、異常なタフネスな理由たる骨格、折れてもなお肉から突き出る骨はまるでクロウとして機能し、致死量を超えたダメージを受けても動ける驚異的な生命力を持つ、単純に人より造血幹細胞が多いからだ。


「うぼほ!?(さっきまでとはまるで違う)


片腕で二十発の打撃を繰り出す!ボクシングのジャブと極真空手の正拳を軌道変化して、虚実を織り交ぜた乱打戦!防御する他無い!


「流石だなぁ、本当なら棒は圧し折れてるぜ?それをクッションを織り交ぜ後ろに引きつつインパクト時に上手く空に軌道誘導している、恐れ入るなぁ自分はまだまだだ」


「謙遜なさりなさるな、私もシナプスはち切れそうですよ」


「お前の技も、気品も、貰っちまうか」


「、、、!?(私?の面影、なんだこのドッペルゲンガーにでも会ったような、くそ乱されるな、あくまでも模造品にすぎない)は?それは、まだ披露してな」


カリアーニス×クラヴ・マガ=◾️◾️◾️(有屋の総合的な戦い方)。


「お前のCQC、貰うぞ」


カリアーニス×クラヴ・マガ=×、正しくはCQC×カリアーニスやCQC×クラヴ・マガで発揮するはずだった有屋のCQCを肉体の動き方、筋肉、重心移動、様々な情報から導き出して模造したのだ。


「お前、なんて言う名前の怪獣だよ」


「汐乃瀬梶だ」


ドゴバギィドガドガーン!


「カハ」


「その全てを奪って俺は勝った」


瞬間、周りの警護衛者ボディーガードマンが動く。


「はぁ!」


バシ!剣をトンファー擬き、模造トンファーで受け止めた。


「何!?切れないだと、その棒でそんなこと有屋さんにしか!?まさか」


「剣道か?良いものを持って居る、上官の負けを予測、先之先を使いやられると同時に不意をついた、悪く無い、だがしかし」


そこには有屋カレの面影があった。


「「紳士道に恥に濡れて歩くことは許されない、不意打ちなど言語道断」」


「有屋先ぱ」


パシーン!


「安心しろ、峰打ちだ」


模造トンファーによる剣道を扱い相手を気絶させる。


「しゅ」


「へ〜、有屋さんを倒すだけあって矢は止められるんすね」


「やれ!汐乃瀬をボスに近付けるな!」


奴らは皆が大麻マリファナによる鎮痛と弛緩をし、常に吸っていることで痛覚を遮断し、筋肉を極限まで弛緩させることで、変幻自在な動きと防御不能の打撃を生み出せる。


その他、薬物投与が行われており、筋力を増強させたりする薬物を投与され、使い捨ての兵隊として機能している。


「へ〜強めの雑兵よりやるじゃん、一般兵」


バゴーン!剣道を扱う、だがしかし。


「お、まさか壊されてしまうとは、一応武器術中心で武器を壊さないように気張ってたんですが」


一人一人に暗殺道具が支給されており、袖に仕込んだ暗殺具など、状況に応じて道具を完璧に使いこなす教育された狡猾さがやつら兵士の強みだ。


今のは手甲鉤てっこうかぎ手の甲や掌に鋭い爪を装着する暗記、攻撃の速さと、相手の刀を受け流したり奪ったりできる防御・捕縛の両面で非常に高い実戦能力を持つ、だがしかし。


「だがね、弱点がある、それは」


グシャザシュ!


「相手に手を握り潰されたら対応不可能って短所だ」


「死ね」


瞬間、クナイが飛ぶ!それを弾く、だが。


「む」


なんとクナイの影に六角まで投げやがったんだ、とんでもない投擲精度、右腕が使い物にならないってのに左手にすぐ切り替えして冷静に投擲したのだから。


「吹き飛びなさい」


バゴーン!その勁力は波の拳法家の領域じゃない、中国拳法の名手の技術を持っている、だがしかし。


「化勁」


「んな!?うぐぁ!?」


肺と肝臓にクリーンヒット!一撃で敵を倒す。


「勁道を貰い受けた」


「しゅ」


更に手裏剣とクナイと六角が飛ぶ!だから。


「ハァ!」


爆音で空中で吹き飛ばす、兵士は皆当たり前だが監視カメラから見てるから対策してる。


「しゃ!うぬぁ!?」


バゴーン!地に相手を持って寝技戦に持っていく低空飛行の突進をしたが、元から164cmに高重量、余りにも相性が悪い、寝かせられない。


「ブラジリアン柔術、承ったぁ!オラァ!リアネイキッドチョーク!1、2、3、4!」


汐乃瀬は敵のブラジリアン柔術使いを四秒で気絶させる。


「シュ」


「ふん、さっきから遠距離で、矢と暗器、良いなぁ!オラァ!」


壁に刺さる矢を投擲!麻酔弾を屋上から放っていたもの、アーチェリーと弓道を学ぶ有屋と偵察してた彼の技をコピー!


ミスディレクション×投擲=多重投げ、アーチェリー×弓道=百発命中軌道、そのコピーを合わせて。


「アーチェリアンミスディレクション」


矢とクナイで2人同時に投擲で倒す。


「最後はお前だな、霧雨」


、、、。


605種類以上にも昇るレジャースポーツ、その殆どを総なめする霧雨は正直化け物と言わざるを負えない。


レジャースポーツは、使う筋肉やスキルがバラバラだ、バランス感覚が必要なSUPやサーフィン、ボルダリング、精密さが必要なダーツ、アーチェリー、ゴルフ、モルック、持久力と心肺が必要なトレッキング、カヤック、水泳、勇気と適応力が必要なパラグライダー(空)、ダイビング(水中)。


これら全てで実力者である、もはやオリンピック選手、五輪選手を凌駕する万能な運動神経の持ち主と言える。


600種類以上の道具を揃え、現地へ赴き、技術を習得するには膨大なリソースが必要です、時間、1種目に1週間費やすだけでも約12年かかる、幼少期から極めて中学にて完成した彼は途轍もない才能がある。


場所は雪山、熱帯の海、激流、都会のビル、空、、、世界中を飛び回る移動力、資金は全ての専用ギア(パラグライダーの翼からダイビング機材まで)を揃えるだけで数千万円、旅費を含めれば億単位の投資が必要。


知的好奇心も異常、ルールを覚え、道具の扱いを学び、その土地のインストラクターとコミュニケーションを取る、600回以上も初心者からスタートして上達まで漕ぎ着けるメンタルは、並大抵では無い。


、、、。


「さぁついて来れるかな!」


やつは事前準備していたのだ、その全てを使い切り倒そうと、、、だがしかしどれもこれもが。


「無駄」


「ダメダメ」


「雑魚が」


切り捨てられ続けた、スキーなどで攻め立て、環境利用、雪山での雪崩なども利用した、雪山を追いかけられながら翻弄、雪を頂上に集積したサイズ5、10万tに至り、谷の地形を変えるほどの破壊力を持ち、森林をなぎ倒し、居住区に甚大な被害をもたらすものを作るが。


「ひん」


無駄、無駄、何をしても無駄だった、その上に人生を賭けてきたレジャースポーツ、贅沢に使った、一個当たり約十秒にその密度を詰め込んだ、だがそれを見ただけでコピーされてしまう、そうして最後。


「放射能汚染プールに落ちやがれ!オラァ!」


パンパンパン!その上に銃弾何発も喰らわせる、、、それでも尚。


「ぜ〜んぶ、無駄だったな、それじゃあな」


約1時間50分の逃走・迎撃・環境利用は全て終わった、完璧に詰め込まれたレジャースポーツ技術を使った攻撃を。


「あぁ、俺はただの雑魚だったんだな」


グシャ、、、余りにも無慈悲に叩き潰したのであった。


、、、。


「校舎復旧の助成金が必要になりそうですね、理事長」


「あぁ、全くもって凄まじい被害だ、だがしかし貴方の目的は果たせてそうだ」


「えぇ、操作した各個人、皆のスキルを彼が吸収したようですから、漸くですよ」


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