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プロヴィデンス  作者: 藍
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EP12 霊魂の自覚

「座学を行います」


「はーい」


チャクラは心のエネルギーの場所、身体の特定の場所にあるエネルギーセンターと考えられていますが、心理学的に見ると、むしろ感情や精神的な働きの中心地と捉えられます。


ユングという心理学者が注目した:有名な心理学者ユングは、チャクラのような東洋の知恵に興味を持ちました。


彼は、これを人間の心の成長の地図のようなものだと考えました。


心の状態を表すメタファー(比喩):科学的に証明された物理的な存在というよりは、心の健康やバランスを理解するためのモデルとして使われます。


第1チャクラ(土台・安定)。


スピリチュアルな解釈: 尾てい骨のあたりにあり、地のエネルギーと繋がる。


心理学的な解釈:生きる基盤や安心感を表します。


ここが安定している人は、経済的な心配が少なく、地に足がついた感覚があります。


ここが不安定だと、不安感が強くなったり、将来を悲観しやすくなったりします。


このように、チャクラは身体と心をつなぐ、象徴的なシステムとして捉えると理解しやすいです。


「気とチャクラは非常に関連性が高い、気は、家全体に張り巡らされた水道管を流れる水のようなものです、チャクラは、その水道管の途中にいくつかある、水の勢いを調整する大きな蛇口バルブのようなものです、チャクラという蛇口を調整することで、気という水の流れ全体をスムーズにしたり、特定の場所(心や体の一部)に集中させたりすることができる、という関係性で捉えると分かりやすいでしょう」


「はーい」


「気やチャクラの概念は、五大元素(地・水・火・風・空)というインド哲学の重要な思想とも深く関連しています」


どちらも、心身の健康や成長のために、このエネルギーを意識的に使っていくという点は共通しています。


五大元素とチャクラの関係、インド哲学やヨーガの伝統では、宇宙のすべての物質(私たち自身の体も含む)は、これら5つの元素から成り立っていると考えられています。


そして、主要な7つのチャクラのうち、下の5つがそれぞれの元素と対応しているとされます。


チャクラの位置対応する元素、象徴する性質・心理的側面。


第1チャクラ (尾てい骨)地 (Earth)安定、基盤、落ち着き、存在意義。


第2チャクラ (丹田・子宮)水 (Water)感情、流動性、創造性、受容性。


第3チャクラ (みぞおち)火 (Fire)活力、情熱、自己主張、消化力。


第4チャクラ (胸)風 (Air)愛、人間関係、呼吸、自由、変容。


第5チャクラ (喉)空 (Space/Ether)、コミュニケーション、表現力、解放、宇宙意識。


気と空の関係。


気は、これらの元素すべてに内在するエネルギーのようなものですが、特に風の元素と関連が深いです。


風は動きや流れを司る元素であり、気が体内を巡る様子と重なります。


また、空は五元素の中で最も高次の元素であり、すべてのものが存在する空間や可能性、覚醒を意味します。


気がスムーズに流れ、最終的に空のチャクラである第5チャクラや、それより上位の第6・第7チャクラまで上昇することで、より高い意識状態(悟りや解放)に達することができると考えられています。


このように、五大元素の思想は、チャクラや気の理解に深みを与えてくれる、非常に体系的なフレームワークと言えます。


「地・水・火・風・空の5つの自然の要素(元素)が、私たちの体や心を作っていると考えられています」


「ふむふむ」


体の下から順に、チャクラとこれらの元素が対応しています。


下位のチャクラ(第1〜第3)は、物質的・感情的な側面(地、水、火)を司ります。


中位・上位のチャクラ(第4、第5)は、より精神的な側面(風、空)を司ります。


気は、これらの元素すべてを流れるエネルギーであり、特に動きや流れを意味する風の元素と関係が深いです。


つまり、五大元素は、チャクラや気を通じて、私たちの体と心のバランスを理解するための基本設計図のようなものと言えます。


「過去に話した阿頼耶識とチャクラ、両者の接点と関連付けて考えてみよう」


意識の深層とエネルギーセンター意識の根源(阿頼耶識)が、エネルギーの流れ(チャクラ)に影響を与える、という見方ができます。


阿頼耶識に蓄えられたポジティブあるいはネガティブな種子が、チャクラのエネルギーバランスに影響を及ぼし、特定のチャクラの活性化や滞りを引き起こす、と解釈できます。


自己変革のプロセス。

チャクラの覚醒: ヨガや瞑想を通じてチャクラを覚醒させるプロセスは、身体的なエネルギーを上昇させ、意識を高いレベル(第7チャクラ)へと導くことを目指します。


阿頼耶識の浄化(転識得智): 唯識思想では、阿頼耶識に蓄えられた煩悩の種子を修行によって清め、最終的に大円鏡智という悟りの智慧へ転換することを目指します。


この両者は、異なるアプローチながらも、人間の意識をより高い次元へと変革するという共通の目的を持っていると見なせます。


深層心理学的な視点、現代心理学では、阿頼耶識を集合的無意識、チャクラを心身のエネルギーマッピングとして捉えることがあります、この視点から、深層にある無意識的なパターン(阿頼耶識)を理解・変容させることが、身体的なエネルギーセンター(チャクラ)の調整に繋がる、という統合的なアプローチが探求されています。


「まとめると、チャクラは心身のエネルギーシステム、阿頼耶識は意識と世界の根源的なメカニズムを表している、両者は異なる教えに属するものの、現代のスピリチュアルな探求や統合的な視点では、人間の心と体を深く理解し、自己の変容を促すための補完的な概念として関連付けて捉えられることがある」


「先生、確かに愛が大事なんですよね」


「あぁ、古代ギリシャの哲学者エンペドクレス(紀元前5世紀頃)は、世界の成り立ちを説明する際に愛と憎しみという概念を用いたぞ」


彼は、万物の根源は火、水、空気(風)、土の4つの元素(四大元素)であるとしました。これらの元素はそれ自体は不変ですが、以下の2つの根源的な力によって結合したり分離したりすることで、様々な物質や世界が生成・消滅すると考えました。


愛(ピリア / Philia):四大元素を結合させる力(調和、引力のようなもの)。


憎しみ(ネイクス / Neikus):四大元素を分離させる力(争い、反発力のようなもの)。


エンペドクレスにとって、世界は愛と憎しみのサイクルの中で常に変化し続けている動的なものとして捉えられていました。


したがって五大元素ではなく、四大元素の説明において愛が中心的な動因として用いられた、というのが正確なところです。


「無条件に与えられる無償愛アガペーを持ってして生涯に渡って幸せに生きるんだ、次は光と闇のような陰陽、世界を構成する二元性だな、幸福になるにはどうしたら良いと思う」


「ポジティブな思考回路ですか?」


「ポジティブなだけではいけない、時には残酷になれねばならないとな、あとはこれだ」


幸福の5要素、ポジティブ心理学は、マーティン・セリグマン(Martin Seligman)によって提唱され、幸福を喜び、意味、エンゲージメント、人間関係、達成の5つの要素で捉える。


幸せの3原則、主にアドラー心理学における自己受容、他者信頼、他者貢献の3つを指します、これらを意識することで共同体感覚が生まれ、幸せを感じやすくなると言われています。


幸せの4大要素は、やってみよう・ありがとう・なんとかなる・ありのままにの4つです。


これは慶應義塾大学大学院の前野隆司教授が提唱した概念で、それぞれ自己実現と成長、つながりと感謝、前向きと楽観、独立と自分らしさを指します。


幸せを感じるための3つの条件は?


このように、幸福感、信頼感、向社会行動の3つは循環している。 大切なのは、何が幸福感の要因か、ということでなく、この3つの要素がつねに循環している状態であることなのだ。


「個人と家族、赤の他人や集団と次元が上がる、ハイヤーセルフが重要だ」


ハイヤーセルフとは、心霊主義スピリチュアリズムやニューエイジ思想において用いられる概念で、高次元の自分自身や魂の真の側面を指す言葉です、日常的な意識を超えた、より包括的で知恵のある存在だと考えられています。


ハイヤーセルフの主な特徴、高次元の意識: 私たちが普段意識している自我エゴよりも、はるかに高い視点や次元に存在するとされます。


真の自己・魂: 肉体を持つ自分とは別に存在する、本来の魂や純粋な意識体としての自分自身です。


普遍的な知恵と導き: 個人の人生の目的や、進むべき道を知っており、直感やひらめきを通じて私たちを導こうとしていると考えられています。


愛と光の存在: 無条件の愛に満ちた、ポジティブで建設的なエネルギーを持っています。


役割と影響。


ハイヤーセルフと繋がる(意識的になる)ことで、以下のような効果が期待できると言われています。


直感力や洞察力が高まる: 物事の本質を見抜く力が養われ、正しい選択ができるようになります。


自己受容と自信の向上: 本来の自分を受け入れ、自己肯定感が高まります。


悩みや不安の軽減: 物事を大局的に捉えられるようになり、日々の悩みやストレスが軽減されます。


潜在能力の発揮: 自分の中に眠っていた才能や可能性が開花します。


「心理学的な視点だと現代の心理学、特にトランスパーソナル心理学(個人の枠を超えた意識を扱う分野)では、ハイヤーセルフのような概念は、個人の枠を超えた意識や変性意識状態の探求と関連して論じられることがあります。また、ユングの提唱した自己(Selbst)の元型や集合的無意識の概念と類似点を見出す見解もある」


心霊主義スピリチュアリズムな文脈では、瞑想や内省、自然とのつながりなどを通じてハイヤーセルフと繋がり、その導きに従って生きることが、より幸福で充実した人生を送る鍵であるとされている」


「ふむふむ」


「人生の本質は幸せ、幸福を得ることだ、立場に満足することがいけないのだ、それと幸せの高次元化の立場に満足しないことだ、個人でなく、他者に、他者でなく集団にステップアップさせることが重要、総理大臣が幸せを国民にさせるとかね、あとは幸せにさせる立場の人を幸せにさせる人、偶像、アイドルと、信仰、フォロワー、従属ではなく、盲信、信仰の本質は完全理解と到達までの成長の補助にある」


「つまり本来有るべき宗教体系とは神格化と尊敬ではなく、提示された道を歩き、理解することだ、と本筋と外れてしまいすぎるな、軽く戻す」


陰陽という概念は、二元性、太極、タオ(道)といった東洋哲学の根幹を成す思想と深く関連しています。


「これらは、チャクラや気の理解をさらに深める重要なキーワードだ」


二元性(Dualism)世界のすべては、対立する二つの原理(光と闇、善と悪、男と女など)から成り立っているという考え方です。


関連: チャクラのシステムは、この二元性のバランスを取るためのツールとして機能します。例えば、男性的なエネルギー(陽)と女性的なエネルギー(陰)のバランスを取ることで、心身の調和を目指します。


太極たいきょく 陰と陽が生まれる前の、宇宙の根源的な混沌とした状態、あるいは究極の統一状態を指します。


関連: 有名な太極図(白と黒の勾玉が組み合わさったマーク)は、陰の中に陽があり、陽の中に陰がある、互いに影響し合いながら循環している様子を表しています、これは、どちらか一方を排除するのではなく、両者を認め合うことの重要性を示しています。


タオ(道、Dao/Tao)世界の根源的な法則、自然のことわり、宇宙を動かす普遍的な力といった意味を持ちます。


関連:気は、このタオの流れの一部であり、チャクラはタオのエネルギーを個人レベルでどのように感じ、流すかに関わってきます、タオに沿って生きるとは、自然な気の流れに従って生きることであり、それが究極の健康や幸福に繋がるとされます。


「まとめるとチャクラや気といった概念は、現代心理学の枠を超えて、いかにして人間が宇宙の法則タオと調和しながら生きるかという壮大な哲学に基づいていると言える、陰陽のバランスを取ることで太極の調和を目指し、タオの流れに乗ることが、最終的な目標なのだ」


「はい!」


「後はだな、まだあるぞ」


二元性(光と闇、陰と陽): 世界は対極にある二つの力で成り立っている。


太極: その二つの力が、お互いを含みながらバランス良く循環している状態(あの白黒のマーク)。


タオ(道): そのバランスや自然の法則そのもの。


「チャクラや気の目的は、私たち個人の中でこの陰と陽のバランス(太極)を整え、宇宙の大きな流れ(タオ)に乗って生きること、と言えるぞ」


「ふむ」


「魂が重要になって来る」


「魂ですか」


「あぁ、21gとかそんな話じゃないからな」


「はぁ」


「繋がる一方閉じてる無形の膜のようなものだ、表層から十識に至る側面を潜在させて閉じる、知識を蓄積し、知性を発展させ、神経科学あるい哲学的な範疇に侵蝕する枝分かれした神経網のようなもの、浸透して支えそれら全体の包括により自己一貫性を保つ個人的・集合的な器だ」


「他者の魂と因果関係、繋がりに相互作用し、自己同一性アイデンティティを保持し、自他を常時観測するモナドが霊魂と呼ばれるものだろうか」


「観念の無限牢獄が我々を閉じている、固定観念から飛べば初めに説いた限定的な枠組より深くの檻に入れる、その場所にて0に帰り、自身のけってんを見直し、修正し、監獄の長が居るなら認められ更に先に足を進める」


「唯物唯心、無始無終の中で、二元性は一元化(統一化)を通して、形而下なるソレは形而上へと上昇をする、そして形而上は形而下へ、新たな目指すべき形而上を見つけまた歩き出す、魂は精神的に向上する、象徴が居るなら更に成長は加速する」


「ふむふむ」


「この際、逃げたって良い、負けたって良い、だけどその経験を得てからが大切なんだ、負けが未来の勝ちに繋がるか、ソレが重要で、非力だって良いんだ、だが問題は非力であり続ける事なんだ、非力と自覚し、自分土場ですら力士相撲が出来ないから弱者と罵られるんだ」


「はい!」


「あ、もうこんな時間に、ではそろそろ授業を終わります」


「気立、礼、着席」

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