EP11 電脳者
部下が目にしたのは。
「同じ人?」
ゴリュ。
「えぇぇ!?首逝った!?」
「甘いは、後半回転多ければ脳と肉体の神経接続が切れて、危うく1日は修理作業に費やす所だったぞ」
「えぇぇぇ!?」
「お、上層部新入りか?何驚いてんだよ、人体改造してるんだよ、改造人間?強化人間?なんかに分類されるな、ともかく存在的な成長を自律に頼らず、他律つまり電子科学に頼る生き方の人間なんだな」
「は、はぁ」
「今は脳の神経回路のパターンをコンピューターに再現・移し替えることで、意識をデジタル化する技術を活用して、意識の電子化に成功してんだ、バックアップも停電時のサブバッテリー、ウイルス対策もしっかりとしてる」
「あの背後のは?」
「あぁ、他の身体?別人格が操縦してんのさ、電磁の波動を利用して遠隔操作して仮初の肉体に受肉してんのさ、バッテリー交換はしなくていい、なんでかって、そりゃ食物を摂取して、食道から胃袋に、胃酸で溶かして腸に運んで、とか諸々の人間の構造を再現する形でエネルギーを摂取可能だし、ベロの部分の義舌を通過する食物の温度、義歯を通じて伝達する食感、義味蕾という器官で食べ物に含まれる化学物質を感知し、脳に信号を伝えるなど通じて、味も感じられるし、脳の働きを再現した義脳みそでホルモンを分泌もする、人間と僕、変わりはない、仮想世界仮説ってのがあるが、間違いなく存在してないね」
「はぁ」
「だって僕と言う存在がその証明なんだ、僕の電脳空間に存在して、人工知能に自動成長、仮想世界でシュミレーションを平行して同時に行い、情報を同時に大量に処理することでパターンを分析して、限り無く精巧に予測を行ったり」
「はいはい、部下が情報が多過ぎるから一旦待って」
「お、そうだな」
「まぁともかく、姿形、性別、体質、身長、体重と言った遺伝子の要素をクローンにより解決した自己と他者の境界線はすでに、他者は兄弟、家族、果ては自己のパターンの一つ、一部へと成り変わった」
「はへ〜」
「実は俺も電脳だ」
「え!?」
「今から魂圏機構と言う意識の階層の深部に根ざすシステムを使用する」
「魂圏機構?」
「これは従来の八識の阿頼耶識のより深く、九識の阿摩羅識の真如・仏性、十識の乾栗陀那識の真情などの、ユング心理学的には類心的領域、集合的無意識と同列の階層だがその場所に手を伸ばす」
「えぇ!?」
「そのために、意識を電脳空間に移行させる、だがまずその前に更に必要な設備が居る、神経系、骨格、筋肉、皮膚に通ずる肉体との接続、魂圏に辿り着くには、その身が居る、圧縮して行く、慣らしていく」
それから肉体をコンピューターに接続、マインドアップロードを管理してから、空っぽの肉体は冷凍保護する。
「凄いです!」
「これからは脳が処理に追いつけなくて死ぬとかは気にしなくて良いぞ、なんせこのコンピューター、頭おかしいくらいハイパースペックだからな!裏国営で表には出回ってない軍事ううん、科学技術だからな」
「肉体の方はどうなんですか?」
「素材を収集する採掘、素材の運び屋、自動製造工場に運ばれて型から空っぽの人体錬成と肉体は幾らでも生産可能だからな」
「はぁはぁ」
「あとは自分がクライアント、クローンはエージェントと思えばやりやすい」
「ふむふむ」
「プロンプト、つまりゃあ何を、どのように実行してほしいかを伝えるための指示や質問する、システムやゲームにおいて、ユーザーがコンピューターやキャラクターに実行させたい命令や操作を、提示された選択肢の中から選ぶこと、つまりゃあコマンドを選択やらさまざまなもんがある、プロンプトを無効にするとかもあるし、更に大きな枠で見ると正確性の上で」
「プログラム(物事予定)の中に、特定のコマンド(コンピュータに特定の機能の実行を指示する命令)を仕込むんやな、うん、単体命令と、一連の指令書の違いがある」
コンピュータシステム(コマンドラインなど)の場合コンピュータの操作においてプロンプトは、ユーザーからの入力を受け付ける準備ができたことを示すメッセージや記号(例: C:\> や $など)を指す。
この文脈でプロンプトを無効にするとは、以下のような意味になります。
入力を求める表示を抑制する: バッチ処理やスクリプト実行時など、ユーザーの介入なしに自動的に処理を進めたい場合に、入力を促すメッセージ(プロンプト)が表示されないように設定することです。
特定の機能へのアクセスを制限する: 管理者がセキュリティ上の理由などから、ユーザーがコマンドプロンプトプログラム自体を起動できないように設定する場合があります。この場合、起動しようとするとコマンドプロンプトは管理者によって無効にされていますといったメッセージが表示されます。
生成AI(ChatGPTなど)の場合。
生成AIの分野では、プロンプトはAIへの指示や質問を指します。
この文脈でプロンプトを無効にするという表現は一般的ではありませんが、似たような概念として以下があります。
ネガティブプロンプト: 生成AIに対して含めてほしくない要素や除外したい特徴を指示する際に使われる特別なプロンプトのことです、これは通常のプロンプト(含めてほしい要素)の効果を相殺または抑制する目的で使用されます。
プロンプトインジェクション: 悪意のある指示によってAIの本来の制約や設定を無視させ、意図しない動作をさせる攻撃手法があります、この(本来の)プロンプトの影響を回避するために、システム側で対策が講じられることがあります。
プロンプトが無視される: バグや予期せぬ入力により、AIがユーザーのプロンプト(指示)通りに動作しない状況を指す場合もあります、、、。
一方の忍者の里では。
「破滅の彗星じゃねぇか!?」
破滅の彗星、彼女はクノイチである、忍者達の中でもとことん上澄みだ。
「私が男に生まれていたら地球は終わっていた」
「確かにな」
だがしかしそんな彼女が認める人間もいる。
「宇木、あいつは私の男版だね」
何でも屋の他に宇木には異名がある、それは太歳星君、又の名を終末の天星である。
変える必要のないあらゆる多様なる才を兼ね備え、持ってして産まれてきた者だからだ。
産まれながらに世を恨み、そして愛していた、この世に産まれる前より被造物とは別にあり、生を受けずとも性を与えられる事も無くそれは居た、生成され、出され、全ての友を喰らい、受精し、妊娠された、形成された直後でさえ腹をほんの軽く小突けば腹を破けた、産まれたと同時に立ち、泣き叫べば皆を壊すと知っていて、故に泣かず、大変だからと頼らず、自立して成長した、神童そのものだったのだ。
「はぁ〜、忍者の忍術全部マスターしちまった」
「マジか!?」
「3日も経ってないだろ!?」
化け物以外の何者でもなかった、表社会では彼は普通の学生として過ごしていた。
「授業終わり〜、、、さぁ〜てと、帰りますか、ってその前にハンバーガー食いてえ〜」
宇木はハンバーガーを食いにきていた。
「うめぇ〜モグモグ、ジューシーな肉、トロけるチーズ、ふかふかバンズ、うまうま」
そんなところで不運にも馬鹿な奴らが来てしまう。
「おいおいお前、1年の宇木壮一だなぁ?面貸せや」
なんと宇木に対して馬鹿な不良が突っかかって来たのだ、店の外に出てごろつき4、5人の元に連れてこられた。
「おいお前、金貸せや」
「悪魔の取引、成約」
「はぁ?何ぎゃが!?」
「ひぃぃ!?」
術式を組んだもので足し引きして、最適解=呪文として呪術に関連する書物に記述されたそれは、陣なんかの特定のものに起因して発動可能にさせる習慣をこなす、例えば手印、詠唱、呪法陣を描くなどする。
儀式系統の詠唱やら陣やら色々の工程を必要とする古臭いモデルではない。
「火の粉」
「なんだそりゃ!?」
「マジックか!?」
錬成術式に於ける等価交換の法則と言う変わらず機能する原理が術理、その上に成り立つ呪文の様な特殊科学の術式。
大きな力を働かせるには、大いなる代償がいる
生贄だ、それは悪魔の取引だ、を課すことで失敗を排斥する、成立条件の制約に対して、誓約を誓い後回しにする、または押し付けることが出来る。
悪魔の取引は絶対とはその通り、確定性原理の錬成の等価交換、それに介在するマーフィーの法則、不確定性原理が起きない、詰まり失敗の補修によるエネルギーの無駄な活用は要らない。
「火の粉が服について燃える!熱い!」
未来に向かうにつれて複雑化 (暗号化)など、分析解読とかさまざまな工程が増えて来たりしたが、その本質は違う部分がある。
古来の劣化版とは別に禁忌、エントロピーをほぼ無効にする倫理的にあかん生贄使うもんだ、だがしかし誓約の押し付けやらは使わないで良い、えなんでかって?
「覚えてやがれ!」
「雑魚相手にオーラも全肉体も無しじゃきゃ確実に即死だっから危ねぇ〜」
相手を前に不動する、行動なしと言う誓約なら、ハンデがデカ過ぎる、だがデメリットにはなら無い、簡単に言えば強過ぎるがあまり誓約が誓約の意味を成さない、この呪文などに関しても様々な授業が行われる。




