表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/34

31. 抑えられない気持ち


 学校に入ると、ずらっと生徒と先生が俺の方を向いて立っていた。

 何事だ?


「「「「おかえりレン様!」」」」


 そういって、俺をみんなが囲む。

 クロエが嬉しそうにこちらを見ている。


「聞いたわよレン! 女王様を倒したんだって?!」

「あぁ、レン様カッコイイ!」

「私と結婚してくれないかな……」

「だーめ、レン様は私がもらうの!」


 俺をテーマに争わないでほしいのだが。

 すると、ある男三人組が腰をくねくねさせながら向かってくる。


「レン様、流石でございます。今日は一緒に美味しいもの食っちゃいましょう!」


 コイツ、誰だっけ?


「ごめんお前誰?」

「酷いです、俺らのことを忘れるなんて。べギルですよ!」


 あぁ、俺に弟子入りしてきたやつか。

 俺としたことがすっかり存在を忘れていたぜ。


「今日は、お祝いに一緒に食いましょう!」

「えぇ、お前と?」


 すると、ルナが突っ込んできた。


「先輩、レンは私とご飯を食べるのだ。邪魔しないでくれなのだ」

「あぁ? お前レン様と仲いいからって調子乗ってんじゃねぇぞ」


 べギルって他の人にはこういう対応するんだな。

 あれ待って、そう考えると俺結構こいつに尊敬されてるんじゃね?


「レン。今日は私と二人っきりにならないか?」

「はぁ? 馬鹿言うんじゃねぇ! レン様、こんな奴放っておきましょうよ」


 猫のユキはジト目で二人の争いを傍観している。

 その時、俺はふと気になった。


「あれ、ココはどこにいるんだ?」

「なんか部屋から出てこないんだよな」


 ルナは手を後ろにやって、そういった。

 おかしい。いつもだったら一番に俺に抱き着いて声をかけてくれるのに。

 急に俺は不安になった。


「ごめん、ご飯の話は無し」

「え、ちょっとレン」「どうしてですかレン様!」





 みんなから逃げ、宿舎に行った。


「みんな、レンのために集まってくれたのにいいのかい?」

「あぁいいんだ。それよりもココが心配だ」


 みんなには申し訳ないが、

 ココがどうしても心配になってしまった。

 部屋に入るとココは寝ていた。


「なんだ。寝てただけか」

「しょうがないよ、昨日戦ったばかりだし、きっと疲れているんだ」

「そうだよな」


 ココの顔を見る。

 この際だからここの寝顔を久しぶりにじっくり眺めるとしよう。


「ココの顔そんなにじっくり見て、どうしたの」

「なぁユキ、コイツ可愛いだろ?」

「きゅ、急になんだい?」


 猫は何故かびっくりしている。


「なぁんか、容姿も性格も仕草も何もかも。めちゃくちゃ可愛いよな、コイツ」


 思わずため息が出てしまう。 




『ココ視点』


 ココは寝たふりをしていた。

レン様にちょっと冷たくすれば、ココのことを気にかけてくれるかなと思ったから。


 レン様のお馬鹿さんです!

 ココ起きてますよ。

 恥ずかしいからあんまり褒めないでください……。


「へ、へぇ。そうなんだ」


 それにしても、もう一人の声誰なのかな?

 女の子の声……だよね。

 レン様、ルナさんだけでなく色んな女の子を部屋に連れ込んでたんだ。

 なんでココには手を出してくれないのかな。


「いっつも俺の期待に応えようと、頑張ってくれるんだ。ココは」

「それはレンも同じじゃないの?」

「いや、残念ながらできていないんだ」


 な、何を言ってるんですかレン様。

 いっつもレン様はココのためにかんばってくれてるじゃないですか!


「……いつかな、ココのために一生懸命になれる、いい旦那ができるといいなって思っている」

「そ、それ。レンがなってあげればいいんじゃないかな?」


 そうですよ!

 ココはレン様と一緒にいられるだけで幸せなんです……。


「ハハ、俺とココが釣り合うわけないだろ」


 そうですよね、レン様はもっと可愛い子とお付き合いしたいですよね。


「あ、うん。そうだよね」

「ココのような美少女。俺には手が届かない」


 いやそっちですか?!


「まったく、ココの将来の旦那が羨ましいぜ」


 すると手をココの頭に乗せてきた。


 ひゃっ。

 れ、レン様、今撫でちゃダメです!

 尻尾がくねくねしちゃいますから……。


「それでさ、ココが前――――」


 その後も、ココをめちゃくちゃレン様は褒めてきた。


「き、君ってよくそんな恥ずかしいことペラペラと言えるね」

「別にココが聞いているわけじゃないんだし」


 そういって小さい声で笑っている。


 聞いちゃってますよ!


 気づけばココの顔が熱くなっていた。


なんだ……私のことをこんなに思ってくれてたんだ、レン様……。


絶対、振り向かせます。


「ユキ、それじゃあご飯食べて寝ようか」

「そうだねー、何食べようか」


ご飯を食べて……寝る??

うぅぅぅ……。


その後レン様とその女の人は外食しに行ってしまいました。

ココは色々考えていましたが、気づいたら寝ていました。




『レン視点』


次の日、朝起きるとココが料理を作ってくれていた。


「お、おはようございます、レン様」


ココは目をそらす。

まだ昨日のエプロンのこと気にしてるのだろうか?


「おう、おはよう」

「えぇと……あの」

「ん、どうした?」


急に髪を整え始め、申し訳なさそうに俺に謝ってきた。


「昨日は……その……すいませんでした」


やっぱりそうだよな。


「ハハ、気にしてないよ」

「それはそれでちょっと落ち込んじゃいます」


小声でボソボソと何かを言った。


「ん、なんかいったか?」

「な、なんでもないです……ぅ、すいません」


焦っているのか、もごもごしている。


「それよりもほら、ご飯食べようぜ」


俺はベットから起き上がろうとすると、ユキが俺に抱きついて寝ていることに気づく。


「えっと、その可愛い猫ちゃんって……」

「あ、俺のペット」

「うーん、違うよ」


ココは思わず目を見開く。


「猫ちゃんが喋った!?」


説明をすると長くなりそうだ。

【作品の評価を頂けると嬉しいです♪】


・面白かったら星5

・つまらなかったら星1


『自分の思った通りの評価でいいです✨』


広告下の【☆☆☆☆☆】から

評価をして貰えると、本当に本当に嬉しいです!!


また、ブックマークもして頂けると、作品をより楽しめると思います♪

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
↑の☆から評価いただけると嬉しいです♪
― 新着の感想 ―
[良い点] ハーレムものであり適度に戦闘もあるのがバランスが取れていて 素晴らしいと思いました [気になる点] 第21話で勝者がレノアになっているのは何か仕掛けがあったんでしょうか? [一言] もう何…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ