11. 大魔法学校
「それでは宿舎に案内します!着いてきてください」
先生について行くと、まるで豪邸のような場所に連れてこられた。
周りには二学年や、三学年と思われる生徒が、歩いている。
「す、凄いですねレン様」
「あぁ、まるで夢のようだな」
俺たちは、ヨーナス先生から鍵を貰った。
どうやら、俺とココが一緒に泊まることを許してくれたようだ。
何故か親指を立てて、笑ってくる。
「さて、それではいまからは自由です。
明日になったら、ここに来てください、解散」
なんか学校というより、本当に遊びにきてると言った感覚だ。
どこかの国の学校とは大違いだな。
「レン様ー!やはく部屋に来ましょ」
手を握ってくる。
どうやら、ココも学校生活がかなり楽しみらしい。
俺たちは、歩いて部屋に向かった。
窓からこの国の風景が見える。
とても美しい。
「受かりましたね、大魔法学園」
「だな、俺はお前と受かれてとても嬉しいよ」
頭を撫でてやる。
どうやら、ココは上機嫌のようだ。
「今日の夜は、レストランで美味しいもの食べようぜ!」
「でも、入学金でレン様のお金が無くなってしまうので、私は安いやつでいいですよ」
「今日ぐらいいいんだよ。美味しい物食べないって言うなら、コチョコチョしちゃうぞ」
「べ、別に……いいですよ?」
ココは顔を赤らめ耳をちょっと垂らして、しっぽをくねらせている。
え、何、いいの?
一年前は嫌がっていたのに……。
やはり俺のことを信頼したからだろうか?
「やっぱやーめた!」
「えー」
なんかココが残念そうな顔をしている。
やっぱあまりそうやって人の体を触るのはよくないと思う。
――次の日、実技の授業。
俺たち生徒は、先生の前で座らせれていた。
「実技の授業を担当する、ファイ厶だ。よろしく頼むぜ。楽しく授業をしよう」
めっちゃ体がでかくて、男って感じの先生だ。
絶対魔術より剣術学校似合うと思う。
クラス全員の顔を見ながら、話し始める。
「まずは基本からだ。俺がAランク魔術を使う。それを真似してみろ」
基本がAランクだと。
頭おかしいだろ、この教師!
もしかしてこう思ってるの俺だけか?
なんて疑問に思ったが、どうやらそう思ってるのは俺だけではないようだ。
周りも俺と同じような顔をしている。
「行くぜぇー!《ロックシャープ》」
すると地面から、鋭い岩が生えてきた。
みんなそれを見て驚く。なるほど、ロックシャープか。
俺は《真実の目》でその魔術の条件を見る。
【条件:完璧に魔術を想像する】
想像?
イメージをするって言うことか、
「ほら、そこの金髪の嬢様やってみろ」
「え、私?」
クロエが指されて、驚いている様子だ。
気の毒に、急にさされるなんて。同情してしまう。
金髪女は立ち上がり、先生の所に行く。
「ろ、ロックシャープ」
しかし何も起きない、
当たり前だ、詠唱をしたからと言って、誰もが魔法を使える訳では無いのだから。
「そうだな、アドバイスをやろう。この魔法を使う時には、ほかの魔法に比べてイメージが必要だ。その魔法がどうやって発動するかを考えるんだ」
身振り手振りを使って説明している。
すごい。真実の目に書いてあることと同じことを話し始めた。
一体この教師、何者なんだ?
流石大魔法学園の教師だ。
「ほら、もう一度やってみ」
「はい」
金髪は目を閉じ、深呼吸をしてから魔法を詠唱する。
「《ロックシャープ》」
すると、岩が地面から生えてくる。
こんな短時間でこの魔法を使えるようになるなんてすごい。
みんな拍手する。
「やった!」
「よくやった、流石この学校に入学しただけはある。さ、次はお前だ」
俺は先生に指されたので立ち上がり、先生の所に行く。
先生はニヤリと笑ったあと、自分が生やした岩に向かって詠唱をする。
「《ブレイク》」
岩が、バラバラに散ってしまった。
先生は金髪の女が生やした岩を指さした。
「さぁ、やってみ」
「はい、わかりました」
イメージだ。
壊れるイメージを明確にするんだ。
「《ブレイク》」
クロエが作った岩は、一瞬で壊れる。
周りから歓声が湧く。
照れるからやめてくれ。
「ひゅー、すごいな。一発でこの魔法が使えるのかー」
「ありがとうございます」
俺は、ココの隣に戻り、座る。
すると、顔を俺の耳に近づけて、小さな声で話しかけてきた。
「レン様、照れてたっ」
「別に照れてない」
大嘘をついた。
「じゃ、今日は《ロックシャープ》と《ブレイク》を、練習しよう!」
「はい!」
先生の指導が分かりやすく、結果的に、授業が終わる時には全員が出来るようになっていた。
流石、大魔法学園だ。
実技の授業が終わり、教室に戻ると、
金髪と紫髪の仲良し二人組が俺のところにやってきた。
紫髪の女は、訳分からんポーズをとって、俺を指した。
「君すごいねな!一発であの先生が使う魔法を使えるようになるのかー!」
「まぐれだよ、いつもだったら何時間もかかるし」
俺は適当な嘘をつく。
調子に乗るやつほど、恥ずかしい思いをするというのは、よく知っているからだ。
紫髪の女はココの方を見てニヤニヤする。
「君が、この男の子が好きな理由、わかったぞ」
「そ、そういうわけでは……!」
顔を赤らめて、俺に助けを求める。
え、何。ココって俺の事好きなの?
――いや、そんなわけないか。
俺とこの性格が良い美少女が釣り合うはずがない。
そろそろ俺もいい歳だし、旅の途中にでも好きな人を見つけようかな。
「面白い!」
「期待できそう!」
「やるやんこいつ」
と思ったら
下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援お願いいします♪
期待できそうだったら星5つ、つまらなかったら星1つ。心の底から本当に嬉しいです!!
ブックマークもしていただけると、すごく頑張れます!!
どうぞよろしくお願いします(^▽^)
Twitter→https://twitter.com/Amamikaze_dayo?s=16




