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職業【先導者】ランキング結果に驚愕する

 真夜中十二時。着信音でカリナは目を覚ます。

 眠い目をこすりながらゴーグルを装着すると、ログインするや否や、興奮したフラムと合流した。


「な、なぁおい! 見てくれよ、これ!!」


 肩を前後に振られてカリナは目を回す。眼前にはランキングが表示された画面、一位から十位までのプレイヤーが表示されていた。

 発表されてすぐに確認したのかとフラムを攻めようとしたが、背後にはレッカやアントも並んでいた。どうやら快眠だったのは自分だけのようだ。

 結果が出たら集合とは言ったが、まさか夜中に集まることになるとは思わなかった。

 急かすフラムを落ち着かせて画面を見ると、そこには見知った名前がいくつも並んでいた。




【ランキング・ゼロ 総獲得ポイントランキング】


 1位勇者

 2位マゼラン

 3位エス

 4位モザン

 5位ソート

 6位ラトラス

 7位トト

 8位シルフ

 9位ミド



 カリナの目が冴える。十位の位置にいるのは紛れもない友人の名前。



 10位フラム



「嘘でしょ……!」

「嘘じゃねぇ! 本当だ! 私が十位だ!!」


 レッカとアントが拍手してフラムを称える。

 カリナは「おめでとう!」と伝えると、胸を張って誇らしげな表情を浮かべた。

 まさか自分のチームの中からランキングトップ十位入りを果たすとは思っていなかった。


「俺はカリナのほうが上になりそうだと思っていたが、それよりも上だったとは」

「最後の『魔覇君臨』が大量のプレイヤーを倒したんだよ!! さすがフラムだね!」

「ちなみにカリナもランキング見てみろよ!」

「え?」


 フラムの言う通り画面を開くとイベントのランキングを開く。自身の順位が書かれた欄には二桁の数字。


「ぼ、僕十七位!?」

「俺は二十二位だ、二人に勝てなかったのが心残りだな」

「何いってんの! 私なんて二千位だよ!? 二桁でもすごいんだからね!!」


 レッカが怒った表情で話す。

 彼女がいなければこれほどまでの高順位にならなかったが、レッカ自身の順位が対して高くないのが三人に罪悪感を植え付ける。

 だがレッカは気にしていないのか、鼻息を鳴らして拳を握っていた。


「次のイベントでは私も目立てるようになれるといいな! 今度こそ戦う錬金術師を目指すからね!!」


 レッカの言葉に三人は思わず笑顔が綻ぶ。


「当然だ! 次は全員入賞だ!」

「フラムは充分気をつけろ。スキルの奇襲をされて弱体化なんて許されないからな」

「そ、それって僕も狙われるやつだよね……嫌だなぁ、怖いなぁ……」


 月明かりが浮かぶ空の下で、四人は一斉にフラムのランキング入りを祝う。

 この入賞がゲームの根幹を揺るがす大事件を起こすことを、このときの四人は知る由もなかった。


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