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伊藤課長核心を突かれる

実は―――――――


と俺は紙切れを出し、鎌田に洗いざらい説明をした。



「なるほど。それで今日おかしかったのですね。しかし・・・やるなぁ」

と鎌田が笑う。会社では見せない顔だ。


「だが、俺のどこが良いんだろうか。たしか君は・・・・・」

少し言い淀んだ。


「ええ。私もそうですよ。まっ気持ちは分かりますよ。課長は見た目ゲイ受け良いですよ。少し堅物っぽいけど実は性格も良いですし。スーツ姿もスタンダードですけど、ネクタイとか趣味が良い物してますし」


「そっ、そうなのか。ゲイの知人、って程じゃないが知ってるがそいつしか知らんから、みんな女の子みたいな綺麗な男が好きなのかと思った」

褒められて俺はちょっと照れた様な恥ずかしい様な複雑な気持ちで答えた。


「あはは。そんな事無いですよ。色々です」

ニコニコしながら鎌田が言う。

私服だからか、何だか仕事中と随時印象が違うものだ。


「しかし、予想がまるで外れてしまったな。振り出しに戻ってしまったがどうしたもんかなぁ」


「誰だか分かったとして」

鎌田が言った。



「 伊 藤 さ ん 。 あ な た は ど う し た い の で す か ? 」



俺は息をのんだ・・・。

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