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覚醒したからには無双しないともったいないよね?  作者: 賽の目四郎


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17◇ダークウルフ

17◇ダークウルフ

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さて、後ろのダークウルフ2頭である。

一番簡単な方法を思いついたので試してみる。

ダークウルフの座標を確認し、それを中心に半径5m程の球体状の魔力の網を発動する。

2頭同時に発動したので、お互いに警告する暇も無かった様であっさり捕まえる。

さすがは魔物で、網の魔力を感知してすぐに攻撃に入って暴れる。

俺はそこですかさず網の直径を絞る。

網の対象をダークウルフに限定しているので、土や草木などの余分な物は引っかからない。

すぐにダークウルフの体表に密着してがんじがらめに縛り上げた。

口も開けず、情けない格好でゴロンと横たわる。

こんなもんかな。

後は煮て食おうが焼いて食おうがお好きにどうぞという感じだな。


前を見ると、4人掛かりでストライクボアを倒していた。

だけど全員が血まみれで、かなり怪我をしている様だった。


「大丈夫ですか?治療しますよ。」


「ああ、頼む。後はどうなった?」


ダンカンが後ろを振り返って固まる。

薄ら光る網で2頭のダークウルフが縛り上げられてもがいている。

口周りも網が巻き付いて開けなくなっているので、情けないクンクン声を出してこちらを見ていた。


「あの、これはいったいどの様な事でしょう?」


ダンカンが思わず敬語になっている。

さすがにこの状況は想定していなかったのだろう。


「さぁ、まず怪我を治しましょう。」


おれは4人をひとまとめにし、清浄魔法を掛けた後に治癒魔法を掛けた。

あっという間に血糊と泥汚れが消え去り、傷口が塞がっていく。

幸い骨折した人は居なかったので大雑把な治癒魔法で事足りた。

ついでに疲労も取り去っておく。

みんな元気はつらつだな。


「これ、どうなってるんだ?」


と、ブロッカー担当のオニールが聞いてくる。

他の3人も目で質問していた。


「いえね、寝る時に使った魔力の網があったでしょ?あれの応用で中と外を逆にしてみたんですよ。ダークウルフの座標を中心に二回りほど大きな球状の魔力の網を発生させるんです。その後すぐに網を小さく絞っていくとダークウルフの表面にピッタリ張り付いてミノムシの出来上がりってことですね。」


こっちの世界にもミノムシは居るので通じるだろう。

べ、別に緊縛とか何とか縛りなんかじゃないって!

うっかり誤解されそうになったが、2頭の始末を頼むとショートソードを網の隙間から延髄に刺して大人しくさせてくれた。

ダークウルフは臭くて食えないので放置らしい。

魔力の網は制御を離して放置すると消滅した。


ところで、ストライクボアはどうするんだろ?

っと思ったら全員が期待の籠った目で見てくる。

はいはい、分かりましたよ。

俺は収納魔法を発動して倒したばかりのストライクボアを収納した。


ちなみにストライクボアが丸ごと入って時間遅延と重量軽減がどちらも1000分の1としている収納庫は標準タイプとしており、とりあえず5個程度まで同時に保持出来ることにしようと思っている。

実際はこれをほぼ無限に作れたり、大きさも1km立方で時間遅延と重量軽減がどちらも100000分の1程度はサクッと出来るんだが。

これを言うと際限なく要求されて人間の暮らしが出来なくなるので無いことにするつもりだ。

まぁ普通の人なら想像も出来ないだろうが。


「さて、綺麗になって怪我も治って体力も回復しましたね!頑張って行きましょうか!」


俺がそう言うと、全員がちょっと納得できないと言う様な表情を浮かべていたが、諦めた様にお互いの肩を叩き合って歩き出した。

あれ、何かまずい事でも言ったかな?


それから何回かダークウルフの襲撃を受けた。

平常時よりも明らかに数が多いらしい。

場合によっては5頭くらいの群れになっていることもある。

これは流石にランクAでも無理だそうで、俺が居なかったらドラスラは全滅していただろうとのダンカンの言だ。

もちろん、襲って来たダークウルフは漏れなくミノムシになって情けない姿を晒す。

10頭も倒した頃にはダークウルフの方から俺たちを避ける様になった。

さすがに知能の発達した魔獣にはこのヤヴァさが分かるらしい。


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