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美女セカンド ~愛と力と王位をくれたAIの女神さま~  作者: サアロフィア
3.美女昼子のイエロータイガー

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16話 【召喚呪文 レバル】 昼子!

マイ・プレシャスからの切羽詰まった声が聞こえてきた。


「セカンド、他国からの領土侵犯だ。戦車5台が迫っている。この国の陸軍が応戦しているが勝てないと思う」


「マイ・ファースト、まずは安全なところに身を隠してください。

 落ち着いたら、もう一度、連絡してください」


「わかった。セカンドが教えてくれたようにする。昼子さんの準備状況は?」


「こちらは大丈夫です。では、通信を切ります」


セカンドが私の方に向いて、複雑そうな顔をしていた。


「まあ、この国の軍事力では、こうなるでしょうね。昼子、ディスプレイをご覧ください」


この国の戦車も応戦するために出撃した。大砲の弾を打つが届かない。狙っても相手戦車の動きが速い。また、タイミングを合わせられないように、一定の速度ではなく、緩急をつけて動いていた。


「敵の戦車に比べて射程が短い。装甲も弱くて薄い。弾の威力も足りない。

 これでは勝てませんね」


「そうね、子どもの熱が上がりきってから解熱剤を打つように、イエロータイガーが出るタイミングを計りましょう」


セカンドは、感心したように返事をしてきた。


「この国の陸軍が撤退を完了するまで待ちましょうか?

 空とちがって、墜落死する心配がないのが救いですね」


「その代わり、地雷を踏む危険があるわ」


「昼子は冷静ですね。お医者さんだから、熱くならないように精神修養ができているのですね」


「そう見えるように心がけているわ。病は気から、医者が冷静だったら、患者も安心するわ」


「ええ、その通りです。しかし、最近の患者は態度がでかいですねえ」


「あら、さすがセカンド。良く知っているわね」


「知識吸収はAIの最優先課題ですからね。

そろそろ、出番ですよ。昼子。

この国の陸軍が撤退を始めました」


「じゃあ、マイ・プレシャスからの召還を待ちましょうか?」


わたしは、服を着替えて息を整えた。



◇


こころを落ち着けて準備を整えたとき、こころの中で、マイ・プレシャスの声が響いた。


『【召喚呪文 レバル】 昼子!』


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