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恋愛相談窓口の女  作者: 島城笑美


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036 初対面とは?

前回が長いので少し長め。

会話ばかりで読みにくくてすみません。

1度家に帰ってシャワーでさっぱろしたいという美月(みづき)の我儘を聞いてもらう為に帰宅することにしたので、颯太(そうた)(ひかる)颯太(そうた)の家でサッパリさせてくると颯太(そうた)も家に戻る。


今日は、突然だが琴音(ことね)と会うことになったので琴音(ことね)のチョイスで購入したレトロカラーの襟がついているスリムシルエットのポロシャツにベルボトムのデニムにしてメイクもばっちりだ!女子の身だしなみチェックが厳しいのだ!そして、琴音(ことね)真央(まお)には褒められたい願望がある美月(みづき)は張り切る。


(ひかる)颯太(そうた)が車を出す聞いていたので、今から迎えるというメッセージを見て待ち合わせの場所で待っていると颯太(そうた)でも(ひかる)の車でも無くて、三菱のサンラーエボリューションが美月(みづき)の前に停まり助手席の窓を全開して元気な声が(ひびき)く。


「おぉ!美月(みづき)!久しぶり!見ないうちに可愛くなったなぁ!はい!乗って!」


「あれ?陽兄(はるにい)?」


颯太(そうた)の兄である陽生(はるき)は助手席の内側のドアノブに手をかけて少し開く。久々の再開なのに相変わらず元気だなと思う。陽生(はるき)は名は体を表すを表現しているほど陽気なお兄ちゃんだ。あははと笑いながら後ろの2人に手を振り、助手席のドアを開けようとすると後部座席のドアが開く。


「だから、荷物がどーとかで俺らを後ろに乗せたのか!美月(みづき)!後ろに乗れ!俺が前に乗る」


「えーソータのケチぃ〜!俺は久しぶりに美月(みづき)に会ったのにぃ~!」


陽生(はるき)が抗議をすると、颯太(そうた)は目を細めて自身の兄を睨み。すかさず自分の姉の名前と陽生(はるき)の彼女の名前を出す。


「チー姉にも、リコさんにもチクればいい?」


「げっ!それだけはやめろ!」


名前を聞いた陽生(はるき)は何を想像したのか慌てて静止する。凄い顔をしているのできっと凄い事が起こるんだろうなと予想はされる。だって、千尋様だから。


でも何故か、わざわざ美月(みづき)が助手席に座ろうとするのを止めようとする颯太(そうた)美月(みづき)は笑いながら聞く。


「あはは颯太(そうた)どうしたの?」


陽兄(ようにい)は、|(れん)れんにいと一緒だ!むやみやたらに女子に触る!」


「人を痴漢みたいに言うなよぉ~」


「でも、わかる」


美月(みづき)も同意すると、陽生(はるき)からの抗議の声が上がるが颯太(そうた)は更に追い打ちをかける。


「ちょっと美月(みづき)!」


「知り合いにするからセクハラ親父じゃね?」


「ひでぇ~。嫌がられてなければセーフじゃん?美月(みづき)は俺が触ったくらいで嫌じゃないよねぇ~?」


「んー。嫌です!」


「えー!美月(みづき)今まで言わなかったじゃん!」


「あはは!困りはします!」


「ほら、痴漢!」


陽兄(ようにい)は昔からスキンシップが多めの人で、太陽(ひろあき)兄と友達で小さい頃からたまに会ったときには生き別れた妹のようにハグをしてくる。昔から知っているので嫌というほどではないが正直困る。ココは敢えて笑顔で困ると伝えておこうと美月(みづき)は思った。


「えーそんなぁ~可愛い妹分が・・・」


「あはは可愛がってくれてありがとうございます!でも、リコさんに嫌われたくないので嫌です!いろんな女の子に抱き着くの彼女さんもいい気持ちしませんよぉ~」


「えーリコも大概よ?」


「いいから後ろ乗れ!ここで止まってるのも邪魔だ」


「はーい」


「ちぇーこんどねぇ~」


「今度は無い!」


颯太(そうた)に促されて後部座席に座ると、大きな体を縮こませて借りてきた猫のような(ひかる)がいる。凄い内輪の話をしているのでしょうがない。でも、(ひかる)に1つだけ謝っておく。


(ひかる)、もう1回同じことがある。許してね!」


「?」


すごく不思議そうな(ひかる)が納得するのは、割りとすぐである。琴音(ことね)は、夜はまた作業に戻るのでご飯だけのため《すぱいす》の駐車場で待ち合わせて合流した。


(こと)ちゃん!」


美月(みづき)ぃ~!元気だった?何もない?」


「ん?」


「何もないならとりあえずいい!お店入ろう!」


よくわからない質問のあとに、お店に入ろうと言うので先にとりあえず(ひかる)を紹介する。


「OK!その前に後輩を紹介、永山(ひかる)くん!颯太(そうた)大輝(だいき)と同じ科の子」


「永山(ひかる)です。よろしくおねがいします」


「ご丁寧にありがと!美月(みづき)の親友の松本琴音(ことね)です!美月(みづき)颯太(そうた)同じ年で幼馴染です!」


「ん?大輝(だいき)と同じ科ってことは美月(みづき)と違うよね?」


「そうだよぉ!」


「でも、仲良しなのね?」


「新歓に呼ばれまして!」


「あぁ女子が少ない科だっけ?」


「そう!そこに女子が5人入ったから女子先輩のアドバイスほしいって(ひびき)君にお願いされて参加したの!」


「そっかぁ!美月(みづき)はお世話好きだからなぁ!女の子の後輩も可愛い?」


「可愛い!可愛い!5人ともみんな可愛い!」


「は?2人だろ?」


「5人って言っちゃう美月(みづき)さんが凄い・・・」


「おぉ!詳しく!詳しく!」


喋りがら店舗に入るといつの間にか颯太(そうた)が予約したらしく、山崎様4名席に案内される。


「初対面ですまんが松本、(ひかる)と座って!女子は奥な!」


「え?何故?」


「来たら分かる!」


颯太(そうた)がそういった瞬間にいつもの(れん)さんが来る。颯太(そうた)と従兄弟同士の(れん)さんは、颯太(そうた)がお店に来ると必ずおしぼりを持ってくるので、店員さんにも颯太(そうた)は顔バレしていると思われる。


「いらっしゃーい!もう!また美月(みづき)ちゃんが遠い!はい!おしぼりぃ~」


「はいはい!4つ渡せ!」


「えーそっちは何ちゃん?」


「無視かよ!」


琴音(ことね)です!」


「わぁおう!可愛いお名前!しかも、下の名前教えてくれるいい子だねぇ~!」


「割とそのノリ嫌いじゃないので!」


颯太(そうた)聞いた!(れん)兄もまだ捨てたもんじゃないんじゃない?モテちゃったよ!」


「なんで、嫌いじゃないイコール好きになるんだよ!言葉通り受け取れよ!」


「あはは、もう颯太(そうた)はヤキモチ焼きだなぁ~(れん)兄の愛は颯太(そうた)にたっぷりあるよぉ~!」


「嫁と子供にとっておけ!」


「それは、特大別メニューだから、颯太(そうた)にでも分けてあげられないなぁ~!」


相変わらずの(れん)兄だが、颯太(そうた)がこう過剰反応するからこんなにもノリノリになるんじゃないかと思う。(ひかる)はやはりポカンとしている。さっき、謝った意味を理解したのか美月(みづき)と目が合うとコクリと頷いた。


そんな、(れん)を早く厨房に戻したい颯太(そうた)は相手は店長だが店内スタッフへの普通の要求をするので美月(みづき)もそのまま乗って欲しい物を言う。


「分かったから、注文取って!頼む!」


「はい!ジンジャーハイボール!」


「アイスティー!お願いしまーす!」


「あー生ですかね」


(れん)にポカンとしていた(ひかる)がメニューもみてないので遠慮がちに注文すると、颯太(そうた)が止める。(ひかる)がはビールがあまり好きじゃない?確かに、新歓でも焼酎を飲んでいたなと思い出す。


(ひかる)。好きなのでいいぞ!気を使って合わさなくても!みんなバラバラだ!」


「あっじゃあ、レモンチューハイで!」


「んじゃ。俺は生!」


「あはは本当にバラバラ!了解!好きなのを美味しく飲みなさーい!美月(みづき)ちゃんパスタは?」


「え?いきなり!?琴ちゃん!トマト?」


「だね!」


「じゃあ、「「ボンゴレロッソ!」」


「OK!」


琴音(ことね)と声を合わせて注文すると(れん)はにっこり微笑んでキッチンに戻った。戻りながらちゃんとホールのスタッフにドリンクを告げて消えた。今日は、控えめだった。


「あっごめん!二人とも貝類大丈夫?」


「食える」


「僕は、割と好きな方です!」


(ひかる)の返答にホッとするが、颯太(そうた)は『食える』と言った。あまり好きでは無いものを無理に食べなくてもいい。1人前で出てくるパスタは3人で食べても他の料理も食べれるだろうと美月(みづき)颯太(そうた)にメニューを見せながら聞く。


「おぉ(ひかる)は好きなんだね!良かった。颯太(そうた)は他の頼む?」


「食えるが?」


「いやいや、食えると・・・美味しく食べる違くない?」


「そうか?」


「あれ?一緒?」


「俺は割と一緒。食える、食えない。食わない」


「あー」


美月(みづき)の平坦な声と白けた視線に颯太(そうた)が狼狽して質問を返す。琴音(ことね)も、うんうんと頷きながら話を聞いている。


「あーってなんだ?」


「料理の作り甲斐が無さそうな返事だなぁ~って」


「人が作ったものは美味しく頂きますが!?」


「えー。ご飯作ってぇ~」


「食えるって言われながらるの嫌よねぇ~」


「「ねぇ~」」


美月(みづき)がいうと、琴音(ことね)がその後を引き継ぎ、最後には同調する。颯太(そうた)が言い訳を叫ぶがさらに追いつめてくる。


「おいしいって言います!」


「えぇ?おいしくないのに?」


美味しい料理を作るんでしょ?って質問を返してくる颯太(そうた)琴音(ことね)が声を上げてもちろん美月(みづき)も、ノって追い詰める。


「美味しいんでしょ?」


「えー必ず美味しい料理を作ると決められるのもねぇ~」


「ハードル高いよねぇ~」


「・・・・・」


「「ふふっ」」


再度、詰め寄られて何も言えなくなる颯太(そうた)を、内心では『いつもなんでもこなして口も強くて、あの3人にも塩対応の颯太(そうた)が負かされていて面白い』と思いながらも憐憫な目で颯太(そうた)を見つめて(ひかる)は納得する。颯太(そうた)は同意を誘うが(ひかる)は乗らない。


「なんか、わかりました」


「わかったか(ひかる)。・・・・・怖いだろ?」


「味方だと心強いいですよね?」


「お前・・・言葉選び上手いな」


感心する颯太(そうた)と、流石っと(ひかる)にグッドを贈る美月(みづき)琴音(ことね)(ひかる)は面白くなる。しかし、美月(みづき)颯太(そうた)に問うので、颯太(そうた)は今度はきちんと答える。


「んで、パスタどうする?」


「ん~嫌いではないかな?トマトも貝の味も好きだけど、貝の食感は好きじゃないかもしれん」


「そーゆーことか!味が好きなら、貝はよければOK?そう言ってくれるなら分かるし、そう分けてあげるよ?」


「おーそれはありがたい!」


颯太(そうた)の嬉し気な顔を見ながら、琴音(ことね)は爆笑しつつ美月(みづき)の優しさを指摘する。(ひかる)は感心しながら疑問に思ってることを投げかけるが、意味が分からない。美月(みづき)だって怒ることはある。


「あはは結局、美月(みづき)は甘い!」


「優しいですよねぇ~怒ることあります?」


「えー普通に怒るよ?」


「でも、あの3人にも怒らないし、雄大(ゆうだい)にも甘い顔するから・・・」


「なに!あの3人ってさっき可愛い後輩2人じゃないほう?」


「そうなんですよぉ~」


(ひかる)が先ほど入店前の会話の最近の学校での話を琴音(ことね)に始めようとするとドリンクが運ばれ一旦、乾杯をする。でも、話を流れに戻す(ひかる)琴音(ことね)に、あの3人と中村雄大(ゆうだい)美月(みづき)のやり取りを知るうるかぎり話をする。


結構把握されて驚くが、更に颯太(そうた)も補足しながらうんうんと着いていた。最初はニコニコと話を聞いていた琴音(ことね)の顔がだんだんと歪んでくる。


「とりあえず、”女子スリー”はそれで大丈夫なの?」


「へんな命名されてる・・・。でも、本当に危害を加えてこないで口の攻撃だけの子たちだよ?ちょっと話したら反省してたからめっちゃいい子!」


「いやっ反省しないといけないことをしてる辺りでいい子ではないわ」


「松本さんもそう思いますよね!もっとガツンと言ってもいいと思うんですけどねぇ~」


「ん~実害無いしなぁ~」


「絡まれてる時点で実害だと思うんだが?」


美月(みづき)はエネ制1年女子3人のことは、本当に実害がないと思っている。井出拓海のファンにされたことに比べたら本当に会話をしただけの感覚だ。けれど、琴音(ことね)もいい子ではないと言うし、(ひかる)はガツンと行けと言う。颯太(そうた)だって実害だと言うが本当に全く辛くも困ってもいなかった。


「う~ん。色々ありましたから・・・」


「まぁ、確かに色々あったけどさ!あっこれ!(ひかる)も共有していい?あっ!私も名前は琴音(ことね)で!(ひかる)でいい?ちょっと、頼みたい事もあってさぁ!」


「はい。(ひかる)で大丈夫です!」


「え?ちょっと!可愛い後輩を何に巻き込む気よ!」


「え?でも、もう中村ナントカさんから守ってもらうんでしょ?ゼミも合わせて?」


ニヤニヤと笑いながら言う琴音(ことね)をスンとした顔で見てしまうのは致し方ないと思う。颯太(そうた)も隣で唸っているが反論はないみたいだった。味方になってくれ無さそうだ。


「そーだけど!まず内容聞く!なに?」


「あー名前出して悪いけど!井出とつるんでるやつらが今度そっちの大学に入ったらしいのよ!」


「え?」

「はぁ?」


美月(みづき)の声と同時に颯太(そうた)も反応し、美月(みづき)が最大限に顔を顰めたことに、(ひかる)がまず驚く。琴音(ことね)は、聞きたくないかもしれないけどごめんねといいながら話を続ける。


「私の学校に、その仲間の1人の彼女さんってのがいるのよ。その子自体は別にいい子だから話を聞いていたら、あいつらがそっちの大学に入ったみたい」


「え?2浪してまで入る学校?」


美月(みづき)さん、今はそこじゃないと思います。確かにとは思いますが・・・」


「あーあいつら、井出と同じ東京の大学目指してたんだけど、とうとう今年も落ちてぇ~滑り止めの地元の大学に進学したってこと」


「あーあるあるか」


納得する美月(みづき)を、呆れたように眺めながら颯太(そうた)(ひかる)に視線を向ける。


「だからさぁ~このノンビリ美月(みづき)をちょーと守ってほしくてさ」


「あぁ。分かった」


「僕も、図体はでかいので威圧くらいなら・・・仲間にも共有します!駿(しゅん)とか(かえで)とか花音(かのん)なら協力すると思うので!悠希(ゆうき)は、まぁとりあえず言っときます」


「よかったぁ~大輝(だいき)は抜けてるからさぁ~いいやつなんだけど、頼りにならんしぃ~!これ今日聞いてさぁ~早々に山崎に会いたかったのよぉ~!いやぁ!もう一人騎士(ナイト)連れてくるとは思わなかったけど!流石、私の美月(みづき)!よっ!人たらし!」


「何よ!人たらしって!ってか、後輩を護衛(ガーディアン)扱いしない!しかも、(かえで)花音(かのん)はダメでしょ!女の子を危険にさらしたら!」


「いやいや、女子の集団にはあまり絡まないはずだからむしろ女子に囲まれてる方がいいよ!」


「えー」


「大丈夫です。雄大(ゆうだい)大和(やまと)さんを警戒するついでなんで!」


「ん?何で大和(やまと)さん?」


「あー」


変な意味のない声を発しながら(ひかる)颯太(そうた)を見やるが、颯太(そうた)が首を横に振る。なんか、内緒ごとがあるようだ!自衛をしろというのなら、情報を下さい!


颯太(そうた)さん」


「なに?」


「何があったの?吐け!」


「あー」


「何々!私も気になる!言いなさい!ってか大和(やまと)さんって誰?」


琴音(ことね)の質問に、(ひかる)が懇切丁寧に新歓から今日の昼までに起こった出来事を話す。そこで、本気で大和(やまと)さんは美月(みづき)を好いていることを聞いて驚く。そして、続く(ひかる)の話に血の気が引く。


「それで今日、昼に七海(ななみ)さんと交際発表した大和(やまと)さんが、僕と駿(しゅん)しかいないので油断したのか『美月(みづき)ちゃんと関係持ったら浮気ってことでフラれるのかな?』とか言ってて!めっちゃ怖くて!颯太(そうた)さんに相談しようとウロウロしてたら美月(みづき)さん雄大(ゆうだい)に絡まれてるし!どんな、引きを持ってんだ!と思ってます」


(ひかる)っ!」


既に、三杯目のアルコールを摂取している(ひかる)は酔ってるようには見えなかったがかなり口が軽くなっていた。話をする勢いでペロっと颯太(そうた)が言うなと合図したことまで喋ってしまう。


「何それ・・・・気持ち悪い!」


「だろ?だから、美月(みづき)の耳には入れるつもりなかったんだよ!」


「でも、アレちょっとマジでしたよ!警戒した方がいいですよ!美月(みづき)さん、『大和(やまと)さんは七海(ななみ)ちゃんとつきあったんだぁ~もう来ないだろうなぁ』とか思ってましたよね?」


「え?」


「はぁ?」


「はぁ~警戒心の薄い・・・」


(ひかる)の指摘に、まさにそのとおりと美月(みづき)が動揺していると、その反応に颯太(そうた)が驚き。琴音(ことね)が呆れる。いやっだって彼女出来たなら、他の女子に絡んでこないでしょっと美月(みづき)は言い募る。


「だって!彼女いるのに、他の女の子御飯に誘ったりしないでしょ?」


「友達って(てい)では?」


琴音(ことね)の質問に、美月(みづき)はうーんと唸る。確かに、彼女がいるから大丈夫っていう警戒心は薄くなるかもだけど・・・二人では行かない。


「え?二人では行かないでしょ?」


「その七海(ななみ)さんと誰かも誘うから店で待ち合わせようって言われたら美月(みづき)行く可能性あるじゃん?行って、美月(みづき)が顔をだしたら二人きりとか美月(みづき)に想定できる?」


「え?何それ?罠?」


「あー」

「んー」


「想定しないでしょ?美月(みづき)は!それの警戒しなさい!」


「え?そんなんあるの?」


「あるよ」

「あるな」

「ありますよ」


「高校の時、井出のせいでガッチガチにうちら友人たちも美月(みづき)の兄弟も美月(みづき)の事を守ったからか・・・そういう警戒心がまったく育ってないんだよね!ごめん!山崎!(ひかる)!そーゆーとこのサポート頼みたい!」


「もちろんそのつもり」


「いいですよぉ!美月(みづき)さんにはお世話になってますし!仲良くしたい先輩が危険な目に合うのは黙ってられないです」


(ひかる)くんいい子だなぁ~!良し、私ともお友達になろう!連絡先を交換しよ♪」


「はい!よろしくお願いします!」


「おっおう。(こと)ちゃんのコミュニケーション能力がフル稼働・・・・」


「すげーな。松本も(ひかる)も・・・」


既に仲良くなっている二人に、美月も颯太もついてはいけないが、過保護の保護者がまた増えたことだけは分かる。そして、それはきっと感染して・・・(かえで)花音(かのん)にも説教されそうだなと悲しくなる。

読んで頂きありがとうございます!



 ~登場人物~

もり 美月みづき21歳 1浪大学2年生 ITビジネス科 SNS名【森美月】

6/12生 何かと人に相談されがちな事が少し気になる今日この頃 体系にコンプレックスを持っている 男兄弟の真ん中 ブラコン 敢えて鈍感 年下に甘い


松本まつもと 琴音ことね20歳 服飾学校3年 SNS名【松本Koto】

2/15生 美月と中高一緒の友達 今年で学校卒業の年。卒業制作に忙しい 長女 美月が心配 コミュニケーション能力高め 


山崎やまざき 颯太そうた20歳 1浪大学2年生 エネルギー制御科 SNS名【Sota.Y】

7/28生 美月の幼馴染 幼小中 高校別なのに同じ1浪して同じ大学で再会した 美月が好き みんなにバレてる 美月にはバレてない  嫌いじゃないが兄と従兄がうっとしい


永田ながた ひかる 20歳 エネルギー制御科1年

4/12生 1浪生 響と同じ年 前髪長めで背が高い 友達思い 家が車で1時間半かかる遠方 割とすぐに酔うが酔ってから普通にお喋り時間が長い 普段より少しお喋り 面倒見がいい 美月と同じ真ん中っこ


山田やまだ れん 33歳 洋風居酒屋『すぱいす』のオーナーシェフ

颯太の従兄 妻子を愛する女の子が大好きな陽気なコックなお兄さん


山崎やまざき 陽生はるき 25歳 外国語学校の日本語教師

陽気なお兄さん 英語教師の彼女がいる(莉子) 千尋(妹)のゴミの様な物を見る目が大変怖い

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