035 他方からの連絡と颯太のおねだり
時間軸が進まないw
可愛い後輩にほっこりしたところで、颯太が口を開く。今日も夏休み前のいい天気の日だった。かなり暑かったので颯太が美月を気遣う。だから、モテるんだろうなぁ~と思いつつもご厚意に全力で乗っかる。
「じゃあ行くか。美月いったん帰るか?」
「うん。さっぱりしたい!」
「わかった。じゃあ、19時半くらいか?」
「うん!助かる!」
「輝、位置情報送るから俺の家向かってて、その空き地は家の家族の駐車場だから止めといていいから。俺は先に美月送って来る」
「はい!了解しました!颯太さん服借りれます?」
「いいぞ!入るか?あー兄貴のが入るか」
「無理そうなら買ってきます!丁度服欲しいのあったんでユニ〇ロに!」
「あー時間あるならそれでもいいし、服も貸せれると思うぞ!下手したらくれるぞ?」
「マジですか!じゃあ!したっ・・・ちょっと買い物して行きます」
「了解!」
輝は自分の車に向かい、颯太は位置情報を送りながら美月たちは颯太の車に向かう。学校から出る時に、スマホを確認していいかと断って美月がSNSの通知を確認すると嫌な名前と大好きな人の名前の通知が2通入ってた。
「ウゲっ」
「どうした?」
「中村氏からメッセが・・・」
「なんて?」
中村雄大『美月さん♡飲み会楽しみにしてます!いつがいいですか?俺、明日と明後日も空いてます!来週から夏休みだから丸っと1日とかでも大丈夫ですよ!』
先ほどのやり取りの後なのにも関わらず、あまりに友好的でポジティブな文面な上に、押しつけがましくも近々の予定を入れようとする図太さにドン引きする美月は、正直な気持ちを吐露する。
「読みたくない・・・」
まだ、校内から出ていないのでスルッと近くの縦列駐車用の駐車スペースに車を止めた颯太に驚きつつもスマホの画面を見せる。颯太の顔がゲッと言いたそうに歪み提案される。
「もう、ブロックしたら?」
「いいかな?」
「いいんじゃねぇ?」
「ブロックしても何かきそうで怖い・・・」
「あー確かに。あのポジティブモンスターだからな。後で、雄大の行動を知ってる輝に相談してからにするか。それから、なんかあったら言えよ!絶対、二人で会うな」
「もちろんだよ!二人じゃなくても出来るだけ会いたくないよぉ!」
「美月にそこまで言わせる雄大がスゲー」
美月の弱音に颯太は驚きあははと乾いた笑いを浮かべながら雄大を褒める。決していい意味ではないが、確かに凄いねと美月も乾いた笑いを返しつつ、大好きな人の後1通を開く。嫌なものから先に片づけたかったからだ。
松本Koto『アロアロ~。美月、今日予定ある?御飯行かない?」
「おうっ」
「今度は何?」
「琴ちゃんから御飯のお誘い・・・」
「あー。松本が良ければ一緒に行くか?無理なら、輝と俺は別テーブルでもいいし。今度でもいいだろ?ゼミも一緒にするなら機会はあるから輝なら大丈夫じゃないか?」
「う~ん。一応聞いてみる!」
颯太は車を再度走らせ校内から出る。琴音からのメッセージなので一安心して出たみたいだった。美月も琴音に会いたいなぁと思いつつ、でも出来たら輝ともご飯したいなと琴音にメッセージを送る。
『今、颯太と後輩と3人で《すぱいす》行こうってなってるんだけど、琴ちゃんが嫌でなければ一緒にどう?なんか話があるなら、颯太は別で食べるから琴ちゃんを優先してもいいみたいだけど?どうする?』
松本Koto『むしろ、山崎も一緒だとありがたい!』
「ん?」
「なに?」
「颯太も一緒がいいらしい」
「輝もいるって言ったか?」
「言ったけど・・・もう1回うつ」
美月はスマホにまた向き直りメッセージを送る。
『後輩もいるよ?大丈夫?』
松本Koto『その後輩は仲良し?』
『うん。結構仲良し!後輩男子の中では1番仲いいかも!』
松本Koto『え?マジ!男子?仲良しの?いいね!会いたい!』
「会いたいらしい・・・」
「マジカー。それはそれで何考えてるのか見えんトコがこえーな。輝は質問攻めかもな。ははっ」
「あはは確かに!とりあえず、輝にも連絡しとく!」
「だな。俺が合流したら補足しとく!」
「あは。輝、読み仮名付きだ」
「あぁ。テルって呼ばれるのは嫌みたいだぞ」
「あぁー読んじゃうね。私は音から聞いたからなぁ~漢字から見たらテルって呼んじゃうかも・・・呼ばないように気を付けよっ」
そう言いながら、輝にメッセージを打つ。運転中だけど来るかなとは思ったけど輝の車の方がカフェテリアから近かったし、買い物行くと言ってたからお店かも知れない。返事はすぐに来た。
『ごめん、輝!私の友達1人増えるけど大丈夫?」
永田_輝(ヒカル)『大丈夫ですよ?美月さんと仲いい人ってことですよね?』
『そー。幼馴染で親友』
永田_輝(ヒカル)『おぉ!じゃあ、会いたいです!』
『ありがとう!じゃあ、あとで』
すんなりと、了承されてホッとするが二人が同じ反応なのが気になる。
「なんで、私と仲いい人なら会いたいの?」
「良い奴っぽいからじゃねぇ?」
「・・・・・私と友達はいいやつなん?」
「まぁ。美月が仲いいよって言ってるやつは性格いいかな?とは思う。美月、誰にでも優しいけど意外に人のえり好みあるだろ?苦手な人はちゃんと苦手って言っちゃうからな。あと、仲良くない人も普通とかいい子だよって濁す。仲いいよは、結構仲いい」
「うっ。的確に把握されている。でも、本当に信用しないとあの人が苦手とかの話はしないよ!本人に聞かれたら失礼じゃん!絶対、言わないかなって人にしか言わない!」
「まぁ。それはそうだろ。けど、仲良くなると分かる。だから輝もいいっていったんだろ?輝にもバレてるな」
「マジかー分かりやすい?」
「あーでも、あいつも感がイイ方だからかもしれん!響とか?大輝とかは付き合い長くてもわからんだろ?ははっ」
「あははそれは、分かるかも!そして、輝は意外に人見知りしないよね?」
「あーあの前髪の割には?」
「そーあの前髪の割には!」
「長いなぁ~切りたいけど、アレにも理由がありそうだしな・・・」
「だね!話してくれたら聞きますかぁ~仲良くなったら言ってくれるかなぁ~」
「だなぁ~」
話しがひと段落してから、ふと数分の沈黙が落ちる。颯太とは、琴音や真央と同じように沈黙が気まずくないのが心地いい。だから、交代送迎のも続いてるんだと思う。
飲み会楽しみだなんとふふっと一人で微笑んでいると、颯太がまた口を開く、美月はスマホを片付けて降りる準備を始めようとしていた。
「なぁ~」
「ん?」
「誕生日なんだけどさぁ~」
「おっ!颯太の?欲しいもの思い浮かんだ?」
「ん~」
「何?高いの?」
「一緒に過ごせん?」
「ん?遊ぶってこと?」
美月はまたスマホを取り出して、カレンダーを開く。黙っている颯太に気がつかず。話を続ける。
「颯太の誕生日、火曜日なんだよね!葵ちゃんの家庭教師の日!その後がいい?それとも夏休みだし前の日から誕生日になる瞬間を一緒に迎えるかい?この間みたいにオールもOKよ」
笑顔で予定をどうすると聞く美月に颯太は1回大きなため息をついて、前日から遊びたいと言う。なんだ?文句かぁ?もっと、1日フルっと遊びたかったのかな?と思いながらも更に何したい?と問う。
「映画新しいの出てるじゃん?」
「あぁー予告で見たのとか?」
「そうそう」
「あの日と同じ感じがいいの?ごはん。映画、《トラモント》からのオール?」
「そっ」
「いいよぉ~!あの日楽しかった?」
「楽しかった」
「あら!素直!」
「月曜だからレイトショー無いよな?」
照れ臭いのか話をスルリと替える。まぁいいかと話に乗る。
「そうだねぇ~」
「じゃあ、映画早く見てから《トラモント》で飯でもいい?いつも腹いっぱいで行ってるから・・・」
「だねぇ!御飯も美味しいよぉ~!OK!分かった!予約しとく」
「おぉ!さんきゅ!」
夏休みだから新しい映画も始まっている。映画も今度ゼミで学校へ行くのが被った日に会って決めようとなった。前に遊んだのがそんなに楽しかったのかな?と美月は嬉しくなりながら、一旦帰宅した。
読んで頂きありがとうございます!
~登場人物~
森 美月21歳 1浪大学2年生 ITビジネス科 SNS名【森美月】
6/12生 何かと人に相談されがちな事が少し気になる今日この頃 体系にコンプレックスを持っている 男兄弟の真ん中 ブラコン 敢えて鈍感 年下に甘い
山崎 颯太20歳 1浪大学2年生 エネルギー制御科 SNS名【Sota.Y】
7/28生 美月の幼馴染 幼小中 高校別なのに同じ1浪して同じ大学で再会した 美月が好き みんなにバレてる 美月にはバレてない




