024 楽しいランチと地獄のお誘い
女子の会話はテンポよくいきたいので誰が喋っているか少ないところがあります。
誰かは好きに当てはめて下さいなぁ!
金曜の朝、颯太の車で登校して朝1の講義の前にスマホを開くと陽菜ちゃんからSNSにメッセージが入っていた。
松尾陽菜(E制科)『おはよぉ~ヾ(≧▽≦)ノ今日、楓と花音とランチするけど、美月ちゃんたちも一緒にどう?』
そのまま、傍にいる美咲と朔來にメッセージを見せると、2人とも何故か無言でサムズアップした。了承ってことねと美月も敢えて無言で頷き返信を送る。
『いいね!2人もOKだって!食堂どっちにする?』
松尾陽菜(E制科)『諸事情があるので南でお願いします( *´艸`)』
『諸事情Σ(゜Д゜)笑 OK!南でよろしく!』
2講が終わり約束の南館の食堂に行くと、陽菜と楓と花音が待っていた。楓と花音の講義は早く終わったので先に南棟の食堂の席を取ってくれたみたい。合流して陽菜と専門課程の講義の話を聞いていたらしい。陽菜ちゃんが先輩扱いされて結構デレデレである。
「お待たせぇ~」
「3人は同じ講義だったんですか?」
「そうそう。専門のねぇ~」
「まずは、御飯を注文しに行きましょう!」
「美月さん!今日、マグロ丼があるらしいです!」
「えーこの時期に?」
「ミナミマグロらしいですよぉ~」
「おぉ~私はそれにしようかなぁ~!」
「あはは、好きなんですね!」
「え?マグロ嫌いな人いるの?」
「あーいるんじゃないですか?あはは」
「まぁ。好みだからね。しょうがない。人生損してると思うけど・・・」
「あはは美月さん面白い。キノコの時もそういってませんでした?」
「きのこ!?好き嫌い別れるでしょ!」
「えーキノコはうまいぞぉ~。焼きはもちろん、煮込みも、揚げもうまい!はぁ~汁もすてがたい!」
「キノコ信者!」
「キノコ教」
どうでもいい会話をながら、其々が食事を買って席に着く。美咲も2回目の対面の後輩二人とも仲良くなっている。花音と雰囲気が似てるから気が合うらしい。
一昨日の自分たちの去った後のカフェテリアの状況を見たらしい朔來が話始め、一緒に居た美咲も話に乗る。
「やぱっり。山下さん、前田さん狙いだったんだねぇ~一昨日すごかったよ」
「あーあれはイチャイチャだったね。ヒイた」
「えーなんですかぁ?」
楓が興味津々に聞き返す。エネ制ではまだ噂が回ってないのだろうか?ビジ科では昨日、北棟の食堂で七海に猛アタックされている前田大和を見たと言う話が回っていた。
「陽菜ちゃんの幼馴染の山下七海さん!前田大和さんに凄い猛アタックしてるの!一昨日はカフェテリアで、昨日は北棟の食堂でイチャイチャ?してるの。もしくは、絡まれる?の。ビジ科の人が見たみたい!」
「え?七海さんって大和さん狙いだったんですか?」
朔來のニヤニヤした、説明に楓は驚く。今迄そんな風ではなかったんだろうか?朔來が不思議そうに楓に聞き返すと、エネ制での七海の実態を説明する。
「え?エネ制ではバレてないの?」
「あの人、ずっと陽菜さんにくっついてて!私たちも話しかけずらかったんですけど・・・男子が陽菜さん含めて喋るとなんか無視するらしくて・・・」
「えぇー何それ?」
朔來が意味わかんないって顔をすると陽菜が説明する。されても良く意味が分からなかった。
「あぁ。七ちゃんは自分を中心に話をしてくれないと嫌なの・・・特にイケメン枠じゃない人にねぇ~」
「でも、大和さん一筋ってことですか?」
「あーそれとも違うかなー。えっと、2年のエネ制イケメン枠ってほら」
「んーまぁ大和さんは入るんでしょうね。後、響と、颯太さん?大輝さんはなんか癒し系で違うんですかね?結構、私は好きなんですけど・・・」
「え?楓ちゃん、大輝狙い?」
「やっぱ、美月さんと良い感じですか?」
「いやいや違うよ」
「そうなんですか?何で、ちょっと今、嫌そうに言ったのか聞いても大丈夫ですか?」
楓は、本気で大輝をいいと思っていたらしい。いいやつだからね。好かれていると美月としては嬉しいんだけど・・・お勧めは出来ない。
「あーアレはねぇ~初恋を拗らせてるから・・・。薦めていいのか悩む」
「初恋を拗らせている?」
「高校の同級生に好きな子いるんだけどね。隣の県の学校行ったのよ。それから、去年は奇行を止める1年だったよ!毎週末、片道高速使って3時間かかる彼女の住んでいる街にドライブに行っているのを止めたり、その子のバイト先聞き出して、まぁ友達だから普通に教えて貰ったらしいんだけどお金の続く限り通ったり・・・」
「わぁ~お断りされてるんですか?ちょっとストーカー?」
「相手は全く気がついてない。いやっ・・・鈍いのかな?大輝ならみんなにやると思われてるのかな?大輝が全然、その辺のアピール出来てないから?嫌な思いしたとか、そんな話もしないし・・・『バイト先に良く着てくれるの!みんなのとこも行くんでしょ?優しいよね』って・・・」
「おうっ。片思い」
「そう。彼是・・・4年?高1に一目惚れしてそれからずっと・・・」
「おぉ~純愛とストーカーって紙一重・・・」
「うん。そうね。後つけまわしたり、部屋に急に行ったりはさせてないから・・・。たぶん、大丈夫。去年は颯太と2人でここからストーカーってのを、法律を勉強して教えた」
「なんか・・・お疲れ様です」
「本当だよぉ~。ここまで一途を見てると嫌われてはほしくないじゃん?友達として・・・」
楓の大輝への気持ちは申し訳ないが萎んだらしい。すまない大輝。優柔不断な君は当分そのままな気がしてお勧めできない。そんな、話に脱線したが話を楓が七海の事に戻す。
「あっそうそう!七海さんだ!響からきいたんですけど・・・去年、1番最初は響が狙われてたらしくて陽菜さんともすぐ仲良くなった響に凄い話かけてきてたみたいで、響あー見えて結構硬くて。七海さん自体が意味わからなかったみたいで全部流してたらしいんです」
「あー」
「分かる」
「七海さんを分からないことが凄く分かる」
「それで、次は颯太さん?あー後1人いたそうなんですけど、夏休み明けたら別の科に彼女出来たとかですぐに七海リストから外されて、夏休み明けは陽菜さんと比較的に喋る颯太さんへ行こうとして、塩対応されて撃沈」
「え?塩対応?」
美月が不思議そうに言うと、陽菜があの時の事を語り出した。
「あぁー颯太さんが、彼女作らなくなった頃でしょ?多分勘違いとかされたくなかったんじゃないかなぁ~友達枠の女子意外に凄い塩対応になった」
「ふ~ん。そっか。私は友達枠だからわかんなかったのか」
美月がそういうが、皆沈黙する。ん?っと思うが美月は続きを促す。
「・・・・・」
「それで、颯太の次に大和さん?」
「違います。翔太さんです!」
「え?朔來の彼氏の?」
「そう、狙ってモーション掛けようとした瞬間に朔來さんと付き合い始めたらしいです」
「あーあの頃、良くビジ科来てたねぇ~」
「来てた。来てた。うざかった」
朔來の今の彼氏も狙われていたらしい。でも、相手が出来るとすんなり引けるのはいい事だと思う。略奪仕様とする子もいるもんねぇ~と美月が呑気に思っていると美咲がうざかったと言い。陽菜が何故か謝るが、陽菜が悪いわけでは無いと美咲が力強く言う。
「なんか、本当にごめんね」
「陽菜ちゃんが謝ることでは無い。七海の問題」
「それでぇ~次が喜屋武さん!」
「あー喜屋武ね!確かに、私と翔太付き合った後も結構ビジ科いたもんねぇ!」
朔來がそーいえば、絡まれたたわぁ~と笑うと陽菜が悲壮な顔で語り出した。
「その喜屋武さん・・・ノリは凄く良くて、飲みに行ったりしたんですけど・・・2人で出かけても色んな人に話しかけて最終的になんか団体みたいな感じになって・・・え?みんなで遊んだほうが楽しいでしょ?って言われるって七ちゃん・・・めっちゃキレてました」
「あはは!分かる!喜屋武!ヤバいよねぇ~。街中歩いててさぁ~声かけられるんだけど誰?って聞いたら、前喋った人って言われて最初何言ってるのか全然わかんなかったけど、その説明まんまだった!」
朔來は爆笑しながら喜屋武武勇伝を披露する。うん。彼、「一度会ったら兄弟」の人だもんねぇ~。コミュ力おばけとビジ科では呼ばれている。
「それから、なんか大人しそうで物静かな大和さん狙いだったらしいです。だから、長くないですかね?半年くらい?」
「そー。秋くらいからずっと紹介してって言われてるんだけど、私ちょっと大和さん苦手で、それに大和さんも想い人いるっぽくて紹介する為に仲良くなろうとかは思えなくて・・・」
チラッと美月を見ながら説明する陽菜にうんうんと美月は頷き。
「私も、大和さん苦手・・・」
と言うと、何故かエネ制組が3人顔を合わせて頷く。そして、楓が纏める。
「じゃあ、あの二人がくっつくと、うまく纏まるって事ですねぇ」
みんなで、賛同してランチは解散になった。美月はなんか忘れている気がするけどなと思ったけど完全に忘れていた。中村雄大の事を。
◇◇◇◇◇
今日は、颯太の車でビジ科棟の近くは埋まっており、エネ制棟の近く駐車場に止めたので全ての講義が終わり美月はエネ制近くのガゼボに向かう。何故か合いカギを持たされているが、別に体調が悪いわけでも無い時に人の車のエンジンはかけたくない。正直、ちょっと怖い。
ガゼボで最近ハマっている小説をスマホで読んでいると声をかけられた。大人しく車で待てばよかったかとも思った。
「美月ちゃん!」
「お疲れ様でーす。大和さん」
「やっと、会えたよぉ~!一昨日、昼食一緒に出来るかと思ったらさっさと颯太とどっか行っちゃうし!」
なんか、責められているし、いつもより饒舌だ。美月は、スマホを握り席を立つ。
「そうなんですねぇ~。でも、大和さん終わりなら颯太来ますよね?もう、車行ってますね!」
「あーまだ、颯太と車の乗せ合っこしてるんだ?仲良しだねぇ~幼馴染のなんでしょ?もはや、兄弟みたい?颯太来るまでお喋りしてようよぉ~」
おうおう。今日はなんだかしつこい?美月は少し嫌だなぁ~と思っていると、颯太がエネ制の棟から出てくる。颯太ぁ~と手を振ろうとすると急に大和に肩を掴まれて座らされる。
「うわぁ!」
思ったより大きな声で驚いてしまい、大和も一瞬止まったが笑い出してしまった。
「あはは!そんなに驚かなくても良くない?はい!座ろうよぉ~」
「でも、颯太そこにいますし!」
「えー誰かに話かけられてるよぉ~」
確かに、中村雄大に話しかけられている。なんか、待たなくてはならなくなりしょうがなく腰を落とす。
「美月ちゃん。今日暇?今日、美月ちゃんの友達って子に飲みに誘われたんだけど、何話していいか分かんないんだよね?美月ちゃんも一緒に行かない?颯太に聞いたけど、美月は出来ないってしか言わなくてさぁ~自分だけ、美月ちゃん独り占めはずるいよねぇ?」
「あー今日、予定あって!」
「えーその予定移せない?」
「あー映画のチケット買ってると思うんで・・・」
「へぇ。誰と行くの?」
「あー。颯太と」
「えーまた、颯太?いつも一緒過ぎない?んーそろそろ幼馴染離れしてもいいんじゃないかな?彼氏できないよ?」
「あー彼氏とかいらないんで、大丈夫です」
「え?そうなの?颯太とも付き合わないの?」
「は?颯太とですか?」
「結構、君らカップルだと思ってる人も多いよぉ~颯太もだから最近は彼女出来ないんじゃない?」
「あーどうですかねぇー」
「そうだよぉ~」
「でも、今は作る気無いとか言ってましたよぉ~」
「あーそれは、そういわざるを得ないでしょ~。颯太、あー見えて友達思いだから美月ちゃんが気にすると思ってそう言ったんじゃない?颯太に彼女いないのそろそろ1年でしょ?美月ちゃんと車の乗せ合っこし始めてからだよねぇ?」
「あーそうですねぇ~」
「でしょー?ここは、美月ちゃんから切り出してあげてもいいと思うよ?」
「分かりました!」
「そしたら、俺が迎えるよ!通り道でしょ?」
「颯太に聞いてみます!流石にちゃんと聞いたら、ちゃんと答えてくれると思うんで、颯太が車別にするなら私、自分ので来ます!私、運転好きなんで!」
「え?俺が迎えるとガソリン代浮くよ?」
「え?でも、大和さん家は結構遠いですよね?私、大和さんと送迎はちょっと無理です!あっ颯太来たんで聞いてきますね!じゃ、七海ちゃんと飲み会楽しんできてください!」
美月は颯太に小走りに近づいて行く。なんか、大和さんと喋るとモヤるなぁ~と思いながら颯太と合流する。
「悪い。美月!大和さんといるとこ見えたんだけど、雄大が今日飲みに行こうってしつこくてさぁ~。映画チケット買ってあるから無理って言ってんだけど納得しなくて電子チケット見せてたら遅くなった。大丈夫だったか?」
「あー私も大和さんに飲みに誘われた!七海ちゃんと行くみたい。良かったぁ~映画の予定にしてて、予定無いと断れない人間を脱却したい・・・」
「マジか!ここにいたら絡まれそうだな!早く出ようぜ!」
「だね!お茶しよ!いったん帰ってもいいかも?シャワー入りたくない?」
「あぁー今日も暑かったからなぁ~!」
「いったん帰るか!」
それから、いったん帰ってまた1時間半後の18時に迎えに来ると言って颯太の車から降りた。
読んで頂きありがとうございます!
~登場人物~
森 美月21歳 1浪大学2年生 ITビジネス科 SNS名【森美月】
6/12生 何かと人に相談されがちな事が少し気になる今日この頃 体系にコンプレックスを持っている 男兄弟の真ん中 ブラコン 敢えて鈍感 年下に甘い
松尾 陽菜20歳 大学2年生 エネルギー制御科
6/13生 颯太と大輝と同じ科で仲良くなった子 見た目は可愛い系だが少年の様な天然
山口 美咲21歳 1浪大学2年生 ITビジネス科
12/14生 大学からの友達 色白小柄で可愛い 男子が苦手
田中 朔來20歳 大学2年生 ITビジネス科
6/23生 大学からの友達 スポーツウーマン背が高い 同じ科に彼氏がいる
橋本 花音19歳 エネルギー制御科1年
6/25 19歳なりたて まったりとした可愛い奴
坂本 楓20歳 エネルギー制御科1年
6/12 1浪生 響と高校の同級生 姉御を装ってるが可愛い奴 響と仲良し 大輝みたいな人が結構好き
山崎 颯太20歳 1浪大学2年生 エネルギー制御科 SNS名【Sota.Y】
7/28生 美月の幼馴染 幼小中 高校別なのに同じ1浪して同じ大学で再会した 美月が好き みんなにバレてる 美月にはバレてない
前田 大和23歳 専門2年卒業後 大学2年生 エネルギー制御科
5/12生 専門学校卒業後の入学なのでみんなより少しお兄さん 色白神経質そうな容姿 美月が好き 美月は苦手な人だなと思っている




