020 幹事を労おう!part2
投稿時間を間違えました。明日の3時公開予定だった話です。
投稿取り下げと、投稿し直しが分からない・・・
飲み会partがやっと終わります。
後半、バーテンダーダイチくん視点でユウさんとの会話が入ります。
「キャーキャー何ですか!?アレなんですか?え?美月さんの彼氏さんですか!?」
テンションか高すぎる楓ちゃんと、目の前で真っ赤になって目を見開いている花音ちゃんと駿くんに苦笑する。
「あーアレは、多分私っていうより楓ちゃんのリアクションに喜んでるよ。悪戯好きなお兄さんだからねぇ~。あと、私は彼氏おりませーん」
「えーマジですか?いそうなのに!俺!いますよぉ」
ドヤッとした顏で話に入って来た悠希はカラオケの機械から戻って席に着いてからは、ずっとカラオケのリモコンをいじっていたのにこの話は好きらしい。そしてまた、「いそう」である。悠希の俺はいます宣言を適当に返事してスルーする楓が恋バナがしたいと力説する。悠希がショボーンとしているのが面白い。
「あーはいはい。それは良かったね。私もですけど、花音も響も幹太もそーゆー話なくてぇ~【恋バナ】に飢えているんですよぉ~」
「俺も輝もいないですねぇ~」
「なんで、俺の暴露を急にするかな!駿!」
「そっかぁ~。カレカノ持ちは、悠希くんと朔來だけなんだね。やっぱいるのが普通とは言い難くない?」
駿が何故か輝にも被弾して暴露するので、そうか11人いるのに2人しか相手がいないってことは、いないのが変では無くない?と美月は独りごちる。みんなに聞こえてるけど。
「どうしたんですか?美月さん?」
「いやぁ~最近、良く彼氏いないんですか?作らないんですか?いそうなのに!ってよく言われるんだけどさ・・・いないと駄目かね?」
美月の独り言に花音が心配そうに伺うと、最近の疑問を投げかける。美月もまぁまぁに酔っているらしい。とやらかした!と思ってハッとした時に隣から幹太の全力の同意を得られるので、ついついまた本音をかえしちゃう。
「あー!凄い分かります!いやっ。まぁ。彼女ほしくないわけではないんですけど!俺、別に彼女いないから不幸なわけでもないし、寂しくも無いし、あー響に彼女出来たら遊び相手減るんで多少は寂しいんでしょうけど・・・好きな人いたら付き合いたいって思いますけど、よくわからん人と付き合いたいとか思います?」
「そこよね。私も彼氏いなくても友達もいるし楽しいがなにか?ってなる」
「あーそれは分かるぅ~恋バナはしたいけど、自分には聞かないで!ってなる!私、めっちゃ我儘ですね。あはははは」
【恋バナ】はしたいけど、自分は対象外な楓も賛同してくれるけど、まぁまぁに酔っている。そんな話をしていると、背後でくぐもった笑いを堪える声が聞こえるので振り向くとヨータさんが小刻みに揺れている。
「ヨータさん。何してるんですか?」
「いやぁ。フードを聞こうとしたらなんか哲学?大学生って面白いねぇ~」
「えー酷い!盗み聞きしてディスるとかサイテー」
「あはは。ごめん。ごめん!褒めてるし!そして、お得な相談があります!」
フードの注文を取りに来た、ヨータさんが笑いを堪えきれていない顔で話を進める。先ほどの、21時までのお客さん用にマグロのカルパッチョの材料を仕入れたんだけど、来店してから生ものNGを出されて余っているという。
「安くしとくから、注文してくれない?」
「あはは正直すぎません?えーと。マグロのカルパッチョ食べたいひとぉ~」
「「「「「「「「「「はーい」」」」」」」」」」
美月が質問するとみんなで手を上げて返事すると、ヨータさんが口を押さえて驚愕する。何言ってるんだこのお兄さんは?美月も遠慮なく突っ込む。
「え?いい子過ぎない?みんな!美月ちゃんパワー???」
「なんですか。私パワーって」
「えーいい子の美月ちゃんの仲間だからいい子?」
ヨータさんの持論に幹太の横から響が声を上げる!響もかなり疲れていたんだろう。颯太のお誘いはかなり嬉しかったみたい。お店決めてくれて、移動手段が準備されていることに既に感動してたからなぁと美月は3人の新歓の仕切りに感謝する。
「ですです!類友です!新歓で働きづめの俺らを労ってくれるいい人らばっかなんすよ!」
「おぉ!新歓の幹事打上なの?頑張った君らにお兄さんも、何かだそうかな?」
「いいです!いいです!20名席11名で取ってる上に、二次会なんで飲み食いのペース遅いですよ!俺ら!急かさない優しい接客でじゅーぶんです!」
「えぇーマジイイ子」
響との会話にヨータさんが、トキめいている横から軽く押しのけて部屋の中に入ってきてダイチさんが飲み物をひとりひとりに配る。やっぱり、其々のオーダーを覚えてた。ダイチさんの特技って言ってたなと眺めてたらダイチさんが口を開く。
「はいはい。男子までナンパしないでオーナー。注文取って早く作って!」
「えー俺も若い子と戯れたーい!」
「もう、俺が注文取るんで、マグロどうにかしといてください!はい!行った行った!」
ダイチさんがヨータさんをキッチンへ追い払うと、注文を取るために美月のそばに膝を折って座りながら、あのオジサン追い払わないとずっといるからねと言う。カルパッチョはサラダ枠だろうかと思いながら何を食べる?とみんなに聞く。
温かい食べ物が食べたい幹太のリクエストで、フライドポテトは定番にマカロニチキングラタンといつものスクランブルエッグバケットを2こづつ頼んだ。
注文が終わると、響君が音頭を取って乾杯をする。幹事の様な行動をした後にこれはもう病気だね。っとみんなで笑う。爆笑が治まると、さっきの話で何か気になったのか朔來が話を戻す。
「話し戻して悪いんだけど、美月は彼氏ほしくない?」
「う~ん?ほしくない・・・わけではないかも?・・・でも」
「ん?」
「想像が出来ない」
「「「え?」」」
「自分に彼氏のいる想像が出来ない」
「「「「「えー!!」」」」
数人が驚いていると、やはり幹太が隣で同意する。
「俺も想像出来ない。俺を好きな子とか、ファンタジーじゃん。ねぇ?」
「え?そうか?幹太いいやつだぞ?」
響がフォローするが男子の意見じゃん?って返す幹太に楓も話の気が合う子ならアリだと思うけど?と励ます。ここも、高校も同じ友達なので今ひとつ幹太の心には響かないらしい。
「そうだねぇ。一目惚れとかは無いかもしれないけど、今日初めて話したけど幹太くんこんなに面白い感じの人って知らなかった!持論?な感じも愚痴も鬱々としてなくて、楽しいよ!会話が楽しいのコレまじで大事!」
「そうですよぉ!幹事じゃないって聞いてびっくりしました!今日、けっこー理不尽な状態になってたと思うけど、最後まで文句言わないで響先輩手伝ってて今さっき愚痴りましたけど、ちゃんと相手が聞いてくれる人か見てからしましたよねぇ?そーゆーとこ好きな人はいると思います」
「ふふっ。こんな甘えん坊だとは思わなかったけど、可愛いと思うよ。そして、いやらしくないとこがいい!」
朔來も厳しくも的確に褒めて、今日の行いみたいな所を見る子はいると思うと花音も力説して褒める。美月もいつも響の隣で寡黙な子だなと思っていたので、こんな可愛い子だとは思わなかったと褒める。そして、下心を感じないところが本当に気楽。
「なんですか?どうしたんですか?今日は徳を詰んだから、自己肯定感を上げてくれるご褒美がついたんですか?」
「いやっ自信持ちなさいって事。あんまり、卑屈になると変なのに引っかかるから!良い奴は良い娘とちゃんとつきあってほしい!」
幹太が困惑しながら、自己肯定感の上昇を喜んでいると、朔來がビシッと助言と願望を言う。みんな酔っているので、なかなか歯に衣を着せぬ言い方になってるのが面白い。自由すぎる。
その後は、カラオケをしたり、恋愛感の話をしたり、悠希の倦怠期を感じるお付き合い事情を聞いたり、馬鹿話をしたりして盛り上がって解散となった。
ちょっと、アレな事もあったけど楽しかったし、可愛い後輩が出来たなと思いつつ帰宅方向が一緒の、朔來と楓を花音が。男連中を駿が。美月は大輝と颯太と一緒にタクシーで帰った。
◇◆◇◆◇◆《トラモント》メンズ視点◇◆◇◆◇◆
「さっきの何アレ?」
侑さんが珍しく詰め寄ってくる。大智はヘラっと笑いながら、分かっているのに聞く。
「アレってなんですか?」
「美月ちゃんの頭撫でたでしょ?大智、普段は触らないでしょ?何?美月ちゃん狙ってる?」
「おぉ!狙ってないです!美月ちゃんは可愛いけど・・・自分からはお客さんに行かないですよ!俺」
「相手から来たら満更でもないと」
やっぱり店長は集客も考えるのかジト目で大智を見る。手は、グラスに狂い無く氷を入れているからなんか怖い。大智も嘘ついたら後が怖いので正直に答える。
「あーあの3人組の誰かなら?他は考えてないですねぇ~」
「ん?」
侑さんが眉間に皺を寄せるので、ここはちゃんと説明しておく。
「美月ちゃん、琴ちゃん、真央ちゃんの誰かが俺で良いっていうならやぶさかではありません。が!自分からは行きません。彼女らのお気に入りの場所に来辛くするのは嫌なんで!」
「ほぉ~。一応、考えているわけだね。んで、なんで、美月ちゃんの頭撫でたの?」
相変わらず、オールドファッショングラスにカルーアを測り、ジガ―カップを濯ぐとノールックで氷を入れたジョッキにウイスキーを量ってグラスに落としていく。
大智は、コリンズグラスにたっぷり氷の入れ、底にブルーキュラソーシロップを落とすとゆっくりとグレープフルーツジュースを流し最後に炭酸水をまざらないようにゆっくりと入れる。美月の向かい男の子の方のノンアルコールカクテルを作る。
「あー。美月ちゃん狙いの子がいて、ちょっと面白そうだなぁ~って」
「美月ちゃん呼んでた隣の子?」
「いやっ違います。その子は後輩っぽいんですけど、通路挟んだ隣の子がずっと美月ちゃん見てて!」
「あぁ。あの子か、そうだな」
「でしょ?俺らと挨拶してる時からずっと見てるのに、隣とられちゃってて!ふふっ」
侑さんも普通に気がついていたみたい。大智はわりと早い段階で気がついて、なんだコイツと思ったけど、大智に対するジト目が面白くなって気がついたら揶揄いたくなってきてあの頭ナデナデである。
「あーあんまりお客さんで遊ばんでくれるかな?」
「でも、アレ凄くないですか?美月ちゃん全然気がついてないけど、周りにはバレバレっていうか、周りは牽制してるのかな?でも、本人には分からないように気を使ってるんですよぉ~彼、仕事でき子ですよ!きっと!」
侑さんは呆れた目を向けながら、他のカクテル注文のシェイクをする。相変わらずカッコいいなと思いながらも大智の恋バナは止まらない。
「はぁ~」
「えぇ~面白いなぁ~って!美月ちゃん、彼の扱いちょっと冷たいんですよ。なんか、気を許してる感無いですか?」
「なんて、観察力の無駄使い」
「美月ちゃん気遣い屋さんだから誰にでも優しいじゃないですか?そーゆー子が粗雑に扱うっ相手って、相当気を許してないと出来ないと思うんですよねぇ~。美月ちゃんには幸せになってほしいですからねぇ~」
「だから煽ったと?想いを寄せるから?」
今度は、侑さんが揶揄う顔をしている。まぁその気持ちは分かる。
「まぁ。やぶさかではありませんが想いは寄せないようにしてます!俺、昼のお仕事しないタイプなんで、あの子には釣り合わないかなぁ~」
「おぉ!わりと自信家の大智の発言とは思えないね」
「アレ?結構本気だったかも?」
てへって顔をつくる大智に侑も、辛辣にも優しいらしい声をかける。
「ペロちゃんしても可愛くはないから辞めなさい。まぁ泣きたくなったら薄い胸ですが貸すよ」
ふふっと笑う侑さんはこれ以上踏み込むのを辞めるみたいだ。引き際が優しいなと大智は思う。さすが、うちの店長!
読んで頂きありがとうございます!
~登場人物~
森 美月21歳 1浪大学2年生 ITビジネス科 SNS名【森美月】
6/12生 何かと人に相談されがちな事が少し気になる今日この頃 体系にコンプレックスを持っている 男兄弟の真ん中 ブラコン 敢えて鈍感
田中 朔來20歳 大学2年生 ITビジネス科
6/23生 大学からの友達 スポーツウーマン背が高い 同じ科に彼氏がいる
橋本 花音19歳 エネルギー制御科1年
6/25 19歳なりたて まったりとした可愛い奴
坂本 楓20歳 エネルギー制御科1年
6/12 1浪生 響と高校の同級生 姉御を装ってるが可愛い奴
山崎 颯太20歳 1浪大学2年生 エネルギー制御科 SNS名【Sota.Y】
7/28生 美月の幼馴染 幼小中 高校別なのに同じ1浪して同じ大学で再会した
吉田 大輝20歳 1浪大学2年生 エネルギー制御科 SNS名【Daiki(北高/E制科)】
11/25生 美月の高校からの友達 押しに弱い男 好きな子に一途
宮崎 響 20歳 大学2年生 エネルギー制御科
4/10生 幹事をしがちな人懐っこい男の子 タイ人っぽい純日本人 エキゾチックイケメン
中尾 幹太20歳 エネルギー制御科2年
5/5生 響の親友 響のお手伝いをされがち 本来大人しい子 甘いカクテルが好き
林田 駿 18歳 エネルギー制御科1年
12/25生 現役生 後輩味が強くてみんなから可愛がられる イイ奴 スポーツ推薦
永田 輝 20歳 エネルギー制御科1年
4/12生 1浪生 響と同じ年 前髪長めで背が高い 友達思い
本田 悠希 20歳 エネルギー制御科1年
6/1生 1浪生 響と小中からの友達 響と同じムードメーカー カラオケ好き バラードも歌いたい
林 陽太32歳 『トラモント』のオーナー キッチン担当
高身長濃いめの顔の陽気なアラサーなお兄さん 失言が多い
中島 侑29歳 『トラモント』店長 キッチン・バーテン兼用
中性的な美人なお兄さん 怒らせると1番怖い
福田 大智24歳 『トラモント』バーテンダー
糸目の雰囲気イケメン/真央談 お話上手で褒め上手 悪戯好き




