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みんなの道
貴女は云った。
「自分だけが前に進めず、 平気なフリをしている」と。
だから私は、貴女に伝えよう。
「そんなことは無い」と。
貴女はちゃんと歩んでいる。
貴女だけの道を。
私もちゃんと歩んでいる。私だけの道を。
あるのは、山道かアスファルトの道かの違いだけ。
一歩の大きさが違うだけ。
でも、元は一本の大きな道。
貴女の道も。彼の道も。私の道も。あの子の道も。
全部が集まって、大きな、大きな道になっていた。
何があっても壊れなかった道。
ずっと壊れないと思っていた。
その道に爆弾を仕掛けたのは私。
その爆弾を取り外す事は不可能。
気付いたときには爆発していて。
大きな道は小さな道になっていた。
最初は悲しんだ。
けど。
「だったら、今度は道を直そうよ」
設計図は持っている。
“思い出”という設計図を。
材料も持っている。
“絆”という材料を。
ならば、造ろう。
“友情”という大きな道を。
今度こそ、壊れないように。




