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事故で前世を思い出したら、上司が親友だった  作者: 美月那智琉
番外編

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9/14

かつての妹と後輩との食事会

ここから番外編です。

今回は前世の妹と後輩に・・瞳ちゃんの前世バレするお話です。

翔吾と正式に付き合うことになり、始めて一緒に夜を過ごした翌日。

職場では付き合っていることは内緒にしようと話あったが、

翔吾が「そういや、ひとりだけ報告したい子がいるんだけど・・」と突然言い始めた。


「え?誰??」


「あー・・・夏菜子、、梶原さんだ。彼女にはプレゼントの相談も乗ってくれたし。」


「梶原さん?同じ部署なのに・・大丈夫なの?」


「彼女には成功したら絶対、教えろって念を押されてしまっていてな・・・」


「・・・マジ?意外に梶原さんって押しが強いな。」


「・・・て。お前・・・・気づいていないんだな・・・」


「え??何それ??」


「ま・・近々、夏菜子へ報告も兼ねて、一緒にご飯食べるか・・。

 その時に夏菜子の旦那さんも一緒に。」


「・・・!!!」


「むやみに周りにいいふらない子だし、話しても大丈夫だよ。」


「・・・翔吾がいいなら。。しょうがない・・。」


・・・


とある週末の金曜日。

翔吾は外出してそのまま直帰のスケジュールとなっていた。

私は定時退社を・・・と、帰宅する準備を済ませた所に、

「立花ちゃん。じゃ・・いこっか♪」とこえがかかった。


「・・・は・・はい・・・」


事前に立花さんから「今日は一緒にいこーね♪」と言われていたのだ。


「今日は色々話を聞かせてねぇ〜♪」


途端に顔真っ赤になった。


「ふふ・・可愛いねぇ・・。私の旦那も一緒だからよろしくね!」


・・なんで、この人はこんなに嬉しそうなんだ。


そんなふうに思いつつ、梶原さんと一緒に翔吾との待ち合わせしたお店に向かった。

梶原さんの旦那さんもそのお店で翔吾と一緒に待っているそうだ。


「あ、翔吾にぃ。すでに私の旦那と到着してるって。」


「そうなんですね!って水嶋さん。梶原さんの旦那さんご存知だったんですか?」


「うん。私の旦那はね。翔吾にぃの後輩なんだ。中学の時のね。」


「え・・。そう・・なんですね・・・。」


ちょ・・まてよ。。中学時代となると、智の後輩でもあるんじゃね・・?

誰だ・・・??


俺は急にソワソワし始めてしまい・・・・。

「あいつ・・・黙っていたな・・・くそ・・・」と智口調でぼそっと呟いてしまった。


俺らの中学時代の後輩。

その単語だけで、頭ん中の思考が一気に「智」モードになってしまった。


そんなことを悶々としながら、梶原さんと歩いていたらお店に到着していた。


お店の中に入り、店員さんに待ち合わせしている旨伝え・・

すでに到着していた翔吾たちの席に案内してもらった。


「夏菜子!お疲れ〜。あ、そこの可愛い子が先輩の彼女さんですね。こんばんわ。」


「立花さん、紹介するね。旦那の隆二よ。」


「始めまして・・。立花 瞳っす・・。」とぺこり。


「よろしくね。水嶋先輩とは中学の部活の先輩なんだ。」


「・・そうなんっすね。」


「そうなの。ちなみに私の兄さんとも親しかったのよ。」


・・・兄さん??誰だろう・・・???


「・・・??そうなんっすか。・・」


「クク・・・・」


・・・その横でずっと翔吾が笑いを堪えている。


私はずっと頭ん中がハテナマークが出たままだ。


・・・


みんな集まった所で、乾杯となり私たちの関係の報告会となった。


今回のお店はこれまたオシャレなんだけど、おばんさいを使った料理が楽しめるお店だった。


そこで早々に梶原夫婦から早速・・・


「「・・・で。どっちから告ってきた訳?」」


「ゴホッ・・・」


思わず、俺は喉を詰まらせた。

この二人・・似たもの夫婦だな。。


「あー・・。ごめん。立花ちゃん大丈夫?」


「・・・・あ・・はい。喉に詰まっただけ。大丈夫・・」


「で!立花ちゃん!どっちからなのぉ〜・・?」


・・そのストレートな問い詰めに俺はモゴモゴしていると。


「俺からだな・・。」っとしれっと翔吾が答えた。


その一言にずっと「智」モードだったのが、一気に「瞳」モードになり途端に顔が真っ赤に。


「で。立花ちゃんは翔吾にぃのどこに惹かれたの?」


・・・・うぅ・・いたたまれない。


「えっと・・・フットサルでゴールを決めた時の顔が、昔と変わらないのに何故か・・可愛く思ってしまって・・」


「「・・・ん?」」


二人とも顔が??となり始めた。


「あの、翔吾だってわかっているんだけど・・。なんか目が離せなくて。」


「「・・・・???」」


「・・・なんか、だんだんと気になって気づいていたら・・・いつのまにか・・・」


・・・・あれ?言われるがまま正直に話してしまったけど、今の私「瞳」は23歳だ。


「・・・・あれ?私・・正直に話しすぎた・・・?」ポロリと呟いたら、

ふと視線を感じたので、その先の目線へ顔を向けると、じとりと私を見つめる翔吾がいた。

その間、梶原夫妻は固まっている。


「お前、今、頭ん中混在しているだろ・・・」


「うん・・ごめん・・・」


「お前・・途中で「智」モードになっていたんじゃないか?」


・・・・くっ


「図星です・・・。おっしゃる通りです。」


・・・・ん?あれ?

・・・ってぇ!


「って!翔吾!梶原さんたちがいる前で、それ今いう??!!!!

 俺の知り合いなのかも知れないのに!」


「夏菜子から聞いたのか、夏菜子の旦那のこと」


「聞いたよ!俺らの後輩だってこと!後、梶原さんの兄貴も同じ部活だってことも!」


「そこまで、聞いたのか。」


「あぁ。もぅ。落ち着いていられるかよ!」


「わかったから、瞳。いったん落ち着こうな。で、「智」モードは引っ込めてくれ」


・・・・・むぅ。思わず私はふくれっ面だ。


「むくれるな。明日の朝はお前の好きなクロワッサンだから。」


急に私は満面の笑顔になってしまった。

あれからあのクロワッサンは大好物なのだ。


「ククク・・・本当に食べものに釣られるのかわんねぇな・・」


「悪かったな・・」


俺らのやりとりを外から見ている梶原夫妻は引き続き、固まったまま。


「とりあえず、梶原が困惑しているから・・・俺から説明するけどいいか?」


「・・・・うん。でも、なんか。俺らの知り合いかと思うとなんか複雑・・・。」


・・・


翔吾は「ふぅー」と一息ついた。


「ごめんな。ちょっとこうしないと落ち着いてくれないんだ。昔から・・」


その一言に俺は思わず「ちょっ!!」と反応してしまったが、

翔吾は人差し指を俺の口元に抑え「ちゃんと俺に説明させてくれ」とお口チャックをされた。


「・・・ごめん。」


その様子を見て、翔吾は話を再開する。


「ごめんな。で、さっきの話の続きなんだけど、俺らを見てなんか気づくことあるか?」


翔吾は、二人に投げかけた。


その問いかけに一番先に答えたのが梶原さんの旦那さんだった。


「正直・・二人のやりとりをみていたら・・篠原先輩と水嶋先輩の絡み合いを思いだしました。

篠原先輩、亡くなってだいぶ経つのになんでだろう・・・。」


・・・そう、梶原さんの旦那さんが呟いた。

その言葉に続いて。


「そうね・・。隆二に言われて気づいたわ。兄さんと翔吾にぃの絡み合いを久々に見た気分だったわ。」


・・・梶原さんの「兄さん」呼びに俺は思わず。


「え・・・」となった。


「・・・ん?その顔はお前も気づいた感じだな?」


「・・・って!うわー。なんか本当にどうすりゃいいんだ!!ダメだ。恥ずい・・めっちゃ恥ずい。」


思わず顔を覆った。

その横で、翔吾は私の頭をポンポンと撫でていた。


「うぅ・・・もぅいやだ・・・」


俺はもぅ半べそだ。


「で、夏菜子の旦那の方はわかるか?」


・・・えー。誰だ。ってあれ?さっき・・・夏菜子は自分の旦那を「隆二」って言ってたな。


あいつか!とガバリと起きた!

いつも俺らにくっついていたあの後輩!


「あーーー!あいつか!」


「思いだしたな。まぁ。落ち着け・・ほら、お前これ好きだろ?」


っとすっと・・これまた大好物の揚げ出し豆腐を差し出された。


「あ!俺!これ好き♪」と大好物っと思い頬張り始めた。


・・・・


俺が揚げ出し豆腐に夢中になっている間、翔吾から二人へことの経緯を説明をしていた。


「まぁ。俺らのやりとりを見てたその光景はほぼ正解なんだけど・・・」


「「え・・・」」


「瞳。智の生まれ変わりなんだ」


「「えぇぇぇぇーーーー」」


・・・ったく、二人とも声がでけぇな。


「・・・ったく。隆二!夏菜子も少しは声を抑えろよ。うっさい。俺はこの揚げ出し豆腐に集中してんだ。」


・・・俺のその一言に。夏菜子がぼそっと。


「あ・・・兄さんだ。」


っと固まってしまい・・・。


「・・・ふっ・・・うっ・・・」と泣いてしまった。


俺は思わず「・・・おいっ!どうした?夏菜子??」とワタワタしてしまった。


その光景を見た隆二は、「本当だ。篠原先輩だ・・・」


梶原さんもとい、夏菜子が落ち着いた頃、

二人から・・「なんで、元親友同士がくっついてんの?」という話になった。


隆二からは「篠原先輩!あの頃からその毛があったんですか?」と突っ込まれた。

そっこーで「違うわ!」と反応したが・・・。


当時はその毛は全くなかった。

俺が生まれ変わり、異性として接していたら・・。

いつの間にか、好きになっていただけなのだ。

前世の知り合いだとおもってしまうと途端に「智」くんが出てきてしまうんですよね。

でも今はちゃんと女の子してます。

番外編以降、描きたいと思ったエピを不定期で投下します。

こっちは全年齢向けの内容メインになります。

大人な関係へのステップ編は「事故で前世を思い出したら、上司が親友だった 〜ふたりの時間〜 」というタイトルで更新します。

大人な・・ってことなので「R18」指定とさせていただきます。

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