-かつての親友が最愛の人になりました-
そのまま一緒に夜を過ごした翌日からのお話です。
٩( ᐛ )و ブクマありがとうございます!!おもいっきし勢いで書き上げたものなのに!うれし!
・・・
・・・・ん・・。
・・まぶしっ・・・
窓からの日差しが眩しくて、私は逆方向寝返りをうった。
・・・あ・・いいにおいがする。
昔、どこかで嗅いだ匂いな気がするけど、その時とはまた違ったにおいだ。
私はその香りをもっと嗅ぎたいと思い、
その香りの元へすっと顔を擦り寄せた・・・。
擦り寄せた時、大きな手でギュッと抱き寄せられた。
自分とは違う、普段から鍛えている逞しい胸板だな。
やっぱ安心する。
そう思い、すりすりと頬擦りしてしまっていた。
そうしたら、ふっと上から、
「・・・お前、、そんなことされると、俺が持たないんだが?また、襲われたいんか?」
・・・?ん?
「・・・・ん。あれ?」
「おはよ。瞳。」
うっすらと寝ぼけたまま私は発せられた声へ顔を上げた。
そこには、柔らかくとてつもなく大人の色気をダダ漏れしている水嶋さん。
もとい、翔吾が目の前にいた。
「・・・・!!!」
・・・
昨日はあの後、水嶋さんに誘われるがまま自宅にお邪魔し、軽くまた飲み直し、
お互いサッカーなど色々と話込んでいたんだが、ふとした瞬間に、
何故かお互い意識し始めてしまい・・・翔吾から「キスしていいか?」と聞かれ、
その熱のこもった目線に耐えきれず「うん・・」と呟き、「瞳。・・好きだ」と抱き寄せられ。
そのまま初キス。
俺は突然のことに困惑してしまって、
もしかして、あの流れになっちゃう?と戸惑い始めてしまった。
翔吾はそんな私の気持ちを察してか・・。
「流石に無理にことを進めないから、安心しな・・」っと優しく頬に再度キスをくれた。
私を気遣いつつも甘々な時間を過ごし寝る時にも、
「今日はこのままお前をギュッと抱いたまま眠りにつきたい。」といい、
そのままピタッとくっついたままお互い夢の中へ落ちていったのだだった。
なんだかんだで、どこまでも優しすぎる。
私に合わせてくれることが、そんなことが非常に嬉しくなり、
自分からもギュッと抱き寄せた。
・・・
寝ぼけて、自分から翔吾の胸板に頬をすりすりしてしまっていたことに気づき、
自分から何やってんだ!!と自覚したが最後、顔が急に熱くなった。
・・・絶対赤くなっている。
その顔をまじまじとみた翔吾はふふっと笑い。
顔を近づけ、そっと口付けをしてきた。
んっ・・。
そのまますぐ、唇から離れ・・
「本当に朝から、可愛い顔して。俺、だいぶ我慢しているんだけど?」
「うぅ、ごめん。」
「まぁ。いいって!なんとなくお前の困惑しているってことは分かっているから、
俺も無理させたくない。さて、そろそろ、起きようか。お腹へっただろ?」
「確かに・・」
・・・・
起きて顔を洗い、スキンケアをして・・・。
「ご飯、食べるだろ?」
「食べる!」
「げんきんだなww」
「・・・っつ。いいだろ・・。」
ちょっと私がむくれていると。
「そうむくれるな。さ、ご飯たべようぜ。」
「うん!」
・・・
翔吾が用意してくれていたご飯は、サラダと目玉焼きとソーセージ。
近所に美味しいパン屋があるそうで、今日はそこのクロワッサンを出してくれた。
そのクロワッサンはバターとこんがりしした香ばしい香りが食欲を増進させる。
クロワッサンをちぎると、サクッといい音・・口に運ぶとバターの香りが口いっぱいに広がった。
私は思わず目を丸くし・・・「うまっ!なにこれ!うわ・・美味しい・・」
翔吾はふっと私を見つめ・・「そうか。ここの俺のとっておきなんだ」
「ふーん。」
翔吾が用意してくれたサラダや目玉焼きも、どれも美味しかった。
食後、コーヒーを用意してくれた。
これも・・いちいちいい香りだ・・・。
「このコーヒーも近所の豆屋さんで売っているものだんだ。いいだろ?」
香りもいいが、このコーヒーも、ものすごく飲みやすい。
「そういや・・私、ブラックで飲むの初めてだ。」
「事前に聞いておけばよかったか?。豆乳ならあるし、豆乳ラテにできるぞ?」
「いや、これは大丈夫。ブラックでも飲める。美味しい。」
そんなコーヒーを飲んでる私の横で、翔吾はずっと柔らかな笑顔で見つめてくるのだった。
そんな翔吾と私は彼氏彼女の関係になった。
職場では、翔吾は私の上司で私が事務として担当している営業だ。
しかも年齢差もだいぶある・・15歳差だ・・。
ちなみに一緒に夜を明かした翌日の日曜日に今後のことも話あった。
「しばらく、俺たちが付き合っているのは内緒にしような」
「・・うん。」
・・・
こうして翔吾と付き合うようになったが、平日はお互い仕事上でのパートナーとして業務をこなし、
週末は翔吾の家で一緒に過ごすことがほとんどになっていった。
職場の同僚には二人の関係は秘密でということにしているが、
翔吾から「一人だけ報告しないといけない子がいる」と言われ報告も兼ねて食事会にも同席した。
その報告しないと・・と言っていた相手が梶原さんだった。
しかも、彼女の旦那さんも同席だった。
そう・・梶原さんの旦那さんも同席、
むかう途中で梶原さんから「私の旦那さんとね翔吾にぃは中学時代の後輩なの」と聞いた。
そんな奇妙な関わり合いがあった人たちとの食事会・・。
そんな中で私・・いや・・俺が穏便に過ごせる訳もなく・・、
もれなく二人にも俺の前世がバレてしまった・・。
・・・・正しくは自分で自爆した。
もぅ・・本当に恥ずかしい。。
しかも、梶原さん、もとい・・・あの夏菜子だとは・・・。
そう、梶原さんは「智」の妹だった。
しかも、結婚した相手は俺らにぴったりくっついていた後輩「隆二」だった。
・・・こんな偶然あんのかよ・・。
まぁ、そんなことも起こりつつ、
元親友だった私たちは順調に交際を続けていた。
新卒入社してから1年が過ぎ、2年目入ったある日の週末・・。
「なぁ、一緒に住まないか?」と同棲を持ちかけられた。
何故?と聞いたら「瞳と結婚したい。」と自然な流れでのプロポーズとなった。
なので、最終的に「結婚を前提として同棲」となった。
自分の両親にも挨拶しに行ったよ。
えらいびっくりされたけど・・。
小学2年までは「智」のままで生きていたので、
両親は結婚できるとは思っていなかったようだし・・。
しかも連れてきた相手が15歳年上で上司と来たもんだから・・・
両親ともに「この子、本当に男の子みたいな子なんですけど、大丈夫ですか?」と
逆に翔吾に聞いていたほどだった。
そんな両親に向けて、翔吾は「私はそんな瞳も可愛くて仕方ないんです」と柔かに笑顔で返していた。
私の両親への挨拶が終わった後に翔吾の両親にも会う機会があった。
「智」としてあったことはあったけど、「瞳」としては初めてた。
翔吾の両親は最初、私の年齢に非常に驚いていた。
だよねー。15下だもんね・・・。
だけど、私の両親もすでに了承済みだと伝えると、
「こちらこそ、よろしくね。」と最終的には歓迎された。
お互いの趣味がサッカーだということも喜ばれた。
しっかし久々にあったなぁ。
相変わらず、優しいな翔吾の両親は・・・。
なんだかんだでお互いの両親への挨拶も済ませ、
婚約を取り交わしそのまま同棲を始めた。
その1年後、私たちは結婚式を迎えていた。
「改めて、よろしくね。」
「こちらこそ、幸せにすると誓う。」
・・ここで思わず、私は笑ってしまった。
「・・・?どうした?」
「いや・・・だって・・」
「ん?」
「かつての親友だった翔吾と結婚することはな・・って思ってしまって。」
「あぁ、俺も信じられないよ。だけど、これもある意味運命だったかもな。」
「そうね・・」
そう、神聖な式典の中、言葉を交わし、近いの口付けを交わした。
・・・かつて親友だった二人は、この日・・夫婦になりました。
Fin
最初、やることやってしまった後の程で書いていたんですが・・・。
よくよく、瞳ちゃんの立場を考えると普通の女の子とよりなおさら、
その関係まで進むには時間がかかってしまうのでは?と思い始めました。
なので、最終的にキス程度でとどめてます。
翔吾くんは大人なので、瞳ちゃんの気持ちが固まる?までとことん待つつもりです。
番外編で関係が進んだ時のエピソードを書く予定です。スローペースだけどやることはやります。
なので、R18?指定のつもりです。
上記とは別にもぅ1話だけ・・
書いているうちに長くなりそうと思ったエピソードを番外編扱いで書き出しています。
明日、番外編投下予定です。




