かつての親友と初めてのデート-海の見える公園で-
引き続きデート編。海辺でまったりです。
車を走り出し、早々に高速道路へ。
外の景色が郊外の住宅街からだんだんと田畑や田んぼ・・緑が多くなってきた。
今の私、「瞳」の実家は今の住まいから実はそんなに遠くはない、
正直、実家からも通勤できる距離だったりする。
かつての「智」や翔吾からすると十分都会育ちのかカテゴリーだと思う。
かつての俺たちが生まれ育った街は、
海が見える地方都市の中心地から離れた郊外にある住宅街。
今回向かう場所もその地域に近いのかなって思った。
流石にあの地域へ日帰りで行くのはちょっと無理があるからな・・。
そうおもい始めたら・・なんか本当にわくわくして・・・。
「ふふ・・・本当にたのしみ・・・」と呟いていた。
・・・
やがて、高速道路をおり途中、道の駅に立ち寄り、お昼をテイクアウトした。
「公園内にも売店やレストランがあるみたいなんだけど、せっかくだ外でのんびりしたいからな」ということらしい。
道の駅からまた、車を走らせ、やがて海がちらほら見えてきた。
「おぉーー!海だーーーー!やっぱテンションあがるなぁ〜!」
海が見えたとたん、テンションぶち上がり!
さっきまで「瞳」モードだったのに海が見えたら、「智」モードになってしまった。
「瞳、もう少しで到着だ。着いたら少し散策するか?」
「うん!ちょっと見て回りたい!」
「じゃ。散策しながらお昼食べる場所を見つけるか!」
「いぇーい!!」
・・・・・
やがて公園のパーキングエリアに入り車を停め、車からおり、
俺は同時にテイクアウトで買ったお昼ご飯も入ったバックを持とうとしたが、即座に翔吾にもって行かれた。
「流石に運転で疲れているだろうから、俺が持つよ!」
そんな俺を見て、翔吾はこれでもかっていう満面の笑顔で、
「これぐらい大丈夫だよ。てか、今日は二人っきりのデートなんだからこれぐらいはさせてくれ。」
・・・・・・!!
私はその一言で瞬時に「瞳」に戻り・・・「・・・う。うん・・・。」と呟くしかできなくなってしまった。
急に恥ずかしくなり、俯いてしまった。
だって、翔吾があの・・翔吾がかっこよすぎる。
正直、大人になった翔吾が車を運転している姿ってのもなんだか、
むずがゆい感じがしていたが・・・運転している姿もなんか、かっこよくて、
「智」モードでごまかすしかなかった。
そんなドギマギしている私。
スッっと私の手を握ってきた。
・・・・・!!もぅだめだ。顔真っ赤。
「流石に会社近くではできないからな・・これ」っと私の手を握ったまま、
上に持ち上げ・・・私の手にそっと口付けしてきた。
「クククク・・・。さっいこっか!あっちに海沿いを散策できる歩道があるみたいだ。」
「・・・・う。うん。。」(ああああああ!もぅ!恥ずかしすぎる!!)」
私たちは、海沿いに作られた木製の歩道へ歩き出した。
その歩道は、ずっと海岸沿いに渡って作られていた。
途中、展望デッキがあり登って海の景色を思う存分に楽しんだり、
海を眺めながらゆっくりできそうな芝生が広がった広場があったりといい環境だ。
海のにおいも本当に久々!
風も今日は強くなく、爽やかな清涼感をもたらしてくれる。
散策を楽しんだあと、途中にあった海を眺められる広場でお昼をとることにした。
・・・・
ピクニックシートを芝生の上に広げ、テイクアウトしてきたランチBOXを広げる。
2種類のサンドイッチと副菜も2種類あるものだ。
サンドウィッチは、こんがりジューシィーなチキンと多めなレタスなどの、
野菜が挟まれた食べ応えのありそうなものと、王道の卵サンドだ。
そのサンドウィッチの副菜にはコーンが乗ってたキャベツメインのミニサラダと、
いちごとキウイとバナナのミニフルーツ盛り合わせカップだ。
「うわーーうまそー♪思わず唐揚げも買ったけど、これもうまそーだ!」
うまそうな食べ物の前になると本当にすっかり「智」モードだ。
うまいは正義だ!
「じゃ・・・たべるか!」
「おぅ!!」
「「いただきます!」」
・・・
ランチボックスのサンドウィッチはもぅ絶品だった。
何しろチキンの味付けと焼き加減が本当にじゅわっとしていて、
一気に食べきってしまったぐらい、本当においしかった。
そうそう!衝動買いしていた唐揚げ!!
これも冷えても美味しい代物だった。
俺は思わず「白米がほしい・・・」と呟いたぐらいだ。
「この量に白米があったら、ちょっと食べ過ぎになるぞ・・瞳・・。」
「え?そうか?」
「智の時ほど、量は食べれてないだろ・・瞳・・」
・・・・んーーー。あ!!
「確かにそうかも・・・」冷静になる私。
「クッ・・・本当に・・お前は・・・・。」っと翔吾は苦笑しつつ・・・。
突然、私へ手を伸ばし親指を私の口元へ・・。
「ソースが着いたまま・・・」と私の口元に着いたソースを親指でぬぐった。
「ちょっ・・・!」
翔吾はそのまま自分の親指についたソースをそのままペロリ。
・・・・・!!
「なんでそのまま舐めちゃうの!!」
「え?ダメだった?俺は美味しかったけど?」と不敵な笑みを浮かべた。
そんな翔吾のからかいもうけつつ、ご飯も食べ。
爽やかな潮風をうけながらコーヒータイムとなっていた。
途中で保温ボトルにコーヒーショップでテイクアウトも済ましていた。
「あー・・風が気持ちいい・・・」
「あぁ・・・ここ。いいだろ?俺、昔からたまにきていたんだ。」
「そうなん?・・・・まぁ。確かにここは俺らの故郷の海岸にちょっと似てる。」
「・・・覚えていたか・・。確かにちょっと似ているんだ。気晴らしにはちょうどいいんだ。」
「そうなんだね・・・。」
「瞳は元々、都内近郊だよな?」
「ん?あー。私自身はそう。昔から海は本当に大好きで、両親がよく連れていってくれてくれてたっけ・・。」
「そうか・・」
「小2までは、俺は「智」だっ!ってお思いながら生きていたから、海がないって両親にクドクドと文句を言ってたんだよね。」
「なんか・・・その光景が眼に浮かぶよ・・」
ククク・・・と翔吾が笑い始めた。
「もぅ!失礼な!だけど本当に、海だけが恋しくて、何度もいった。」
・・・・ちょっと智の故郷の海を思い出してしまい。ちょっとしんみりした。
その空気を感じ取ったのか、翔吾は私の肩をだき、
「今度、行ってみるか?俺たちの故郷の海。今もあまり変わってないぞ。」
・・・・!!
「そうなん?・・・今の姿で行くとなるとちょっとまだ、躊躇しそうだけど・・・いつかは行きたい。」
「あぁ・・・。行く時は一緒にな?」
「うん・・・」
コーヒーでひと休みし、軽くボールで蹴り合いながらちょっとだけ運動。
そんなふうに過ごしていたら、日が傾き初めていた。
「さて。日も傾いてきたし、道路が混雑する前に帰ろうか・・」
「うん!そうだね。」
「帰りに高速道路のPAで夕ご飯食べていこうな!」
「おぅ!!!!」
「ったく・・・。食べ物のことになると途端に「智」になるな・・・瞳。」
「うぅ・・・ごめん。つい・・・。とめられない。」
「ま。俺の前なら大丈夫だよ。ただ、他の人の前ではちょっと我慢しような?」
「はい・・・・。」
私は翔吾にまたもや頭をポンポンとしたあとに、きた時と同じように手を繋ぎ始め・・。
「さて・・帰ろうか。」
「うん・・。」
翔吾はさらっと荷物も持ち、そのまま駐車場に停めている車に向かった。
・・・・
帰り道、そうそうに私は夢の中に旅立ってしまっていたようだ。
しばらくは窓から見える海岸線の夕日をずっと眺めていたんだけど・・・。
だんだん・・うつらうつら・・・していた。
「瞳、ちょっと寝ても大丈夫だよ?てか寝な。PAに着いたら起こすから。」
「え?なんか悪いよ。翔吾、ずっと運転してもらっているのに。」
「俺は大丈夫だから・・・」
ってことを言い合っていたうちに、寝てしまっていた。
・・・・
・・・・・・「・・・・・きろ・・つ・・・いた」
・・・・ん???
「着いたぞ。PAエリア。」
「んあぁ・・?」
「ご飯食べるんだろ?起きれるか?」
「うーん。起きる・・・。」
私は目をこすりながら起き、これまた翔吾に手を握られ、連れられたまま・・・
PAのフードコートやレストランがあるエリアに向かった。
色々と巡った結果。
せっかくだから海鮮系にしようってことになり、和食レストランへ。
ちょっと並んだけど、運良く早めに席に案内された。
「うーん。。どうしよう・・・。うなぎも気になるし・・けど刺身も食べたい・・」
「じゃ・・・俺がひつまぶしにするから、瞳は刺身と天ぷらも楽しめるこれにしたら?」
「おっ!いいの?じゃそうする!!」
しばらくすると料理が到着した。
早速、ご飯を楽しみ始めた。
「!!刺身うめぇ!」
「お前、まんま「智」モードじゃねーか・・・」
「なぁ・・・。ひつまぶし。ちょっともらってもいいか?」
「あぁ・・ほら」
「ありがとう!!翔吾も天ぷらか刺身どっちか好きな方!あ!どっちでもいいから!
「じゃ、この刺身をもらおうかな・・」
っとマグロの刺身を一切れもっていき、食べた。
「お!このマグロうまいな!」
「だろ!!天ぷらもサックサク!だけど・・ひつまぶしもうっまいなぁー!」
「お前。本当に・・うまそうに食べるなぁ・・・。」
その後も食べ進め、食べ終わった時には腹パンパンだ。
「ふぅー。食べたたべた〜。」
とちょっと休憩した後、車に戻り帰路についたのだった。
ま、その後もまた爆睡してしまったんだけどな。
いった先は翔吾やかつての智の生まれ故郷に似た海辺でした。
モデルにした公園は茨城の海岸沿いの公園をモデルにしました。
また、翔吾や智の故郷は九州です。遠いんです。
だけど、結構都心に出ている人も多いんだなー。
デート編はもうひとつ書き起こす予定です。٩( ᐛ )و




