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事故で前世を思い出したら、上司が親友だった  作者: 美月那智琉
番外編

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11/14

かつての親友と初めてのデート-おめかし準備から待ち合わせ-

初めてのデート編始まりです!

お互いの思いが通じ合ったある日の週末。

翔吾から、「今度の週末。ちょっとお出かけしないか?」とメッセが来た。


俺は思わず・・・翔吾と遊ぶなんて!ちょーひっさびっさ♪と「智」モードのまま、

「いいね!いくいく!!」と軽く返信。


翔吾と遊ぶなんて、本当に久々だっ!


俺は楽しみすぎてるんるん気分だ!

楽しみすぎて、思わず・・・今世の親友である朱音にメッセを送ったのだが・・。


・・・ポンッ


「瞳ー。ノリが男子中学生同士の遊び感覚でいるようだけど・・これって、

恋人同士のデートのお誘いじゃね?」


・・・・・


・・・・・・・・!!!!


スマホに表示された朱音からの返信メッセージに私は硬直。


おもわず、朱音に電話した。


「そっこーで電話かけてくるとは・・」


そんな朱音の言葉を遮り、私は勢いのまま言いたいことを話し始める。


「え・・・ちょっ・・・そういうことなん?・・??」


「本当に気づいてなかった?マジ??」


「・・・・うーー。普通に遊びかと・・・」


「あんたねぇ。もう、20代にもなるのに・・・。思考が男子中学生ってどういうことよ・・」


「えぇ・・・いつもどおりの格好で行くところだった・・・」


「ちょっとは格好、考えたほうがいいと思うよぉ〜。ちょっとは可愛い姿見せてもいいじゃない?」


「なんか、それ・・・恥ずかしい・・・。」


「フフフフ・・・で、デートどうだったか。後でちゃんと教えろな!」


・・・・あ・・これはネタにされるな。


「・・・あ・・。はい・・・。」


◼︎◼︎◼︎◼︎


朱音に相談するのが間違いだった。

私は前世の妹である、夏菜子に「お昼に・・・ちょっと相談にのってほしい・・・」とランチを誘った。


お昼になり、夏菜子と職場近くのカフェに入る。


「・・・で?どーしたの?」


「私の周りで、こういった相談。できそうなの・・夏菜子しかいなくて・・・。」


私の周りでこういったことを相談できそうなのが、本当に夏菜子ぐらいしか思い浮かばなかったのだ。


夏菜子はピンっと思うことがあったようで・・。


「もしかして・・・翔吾にぃと何かあった?」とニンマリ。


・・・・昔っから、妙に勘がいいんだよな。そういや。


私は妙にむず痒くなってきてしまい・・・顔にも出てしまっていたようだ。


「ほぅ。本当になんかあったのだね?」


「茶化さないでくれよ。」


「ふふ・・っ。で?どうしたの?瞳ちゃん?」



・・・・


私は夏菜子にことの経緯を話した。


「ふーん。で。翔吾にぃと初めてのデートでどうしたらいいのかってことねぇ。」


「・・・うん。」


前世では、中3で命を落としてしまったので、

そういったことも当時はまったく興味はなく・・・。


今世でも、今まで女子サッカーメインで生きてきた学生時代。

大学では、サークル活動にはイマイチ興味がなくて、ほぼバイトに時間を当てていた。


なので、こういったことはほぼ・・・初めてなのだ。


「瞳ちゃんの普段の格好って、どんな感じなの?」


「んー。智時代の記憶が残っている影響なのか・・・スカートは制服以外では好んで着ていないんだ」


「そうなの?・・・あー。でも普段の仕事の時もパンツスタイルだけだわ・・・」


「なんかすーすーして、だめだったんだよ。」


「でも・・ちょっとは翔吾にぃに可愛く見られたくない?」


唐突に夏菜子に問われ・・思わず・・・顔が熱くなる!


「ふふふ・・・瞳ちゃん。かわい!」


「うぅ・・・」


元妹にこんな姿を見せることになるとは・・・。


「じゃ、ちょっと今日の帰りに少しだけショッピングしようか?服!見繕ってあげる♪」


「・・・!え。いいのか?隆二のご飯の用意とかあるだろ・・・?」


「今日はたまたまね。隆二さん、職場の飲み会で夜は帰ってくるの遅めなの。」


「そぅか・・・。」


「瞳ちゃんに似合いそうなの、選ぶの楽しみ〜♪」


なんで、元妹はこんなにテンションがぶち上がっているのか・・・。


そんな会話を繰り広げながら、

カフェでパスタランチをいただき、熱くなった顔を冷ますように、

アイスコーヒーを食後に一気飲みしたのだった。


・・・・・


営業部での事務は急な急ぎの案件が降ってくることも多く、

今日も凄まじい忙しさだった。


だけど、マッハで仕事を終わらせて・・・。


「仕事上がれそ?」


「うん。なんとか今日中の分は終わらせた。あとは知らん。」


「ふふ・・じゃ、いこっか!」


「う・・うん」


二人揃って、勤怠を締め・・・ノートPCの電源を落とし、

自席の鍵付き引き出しに入れ、オフィスを出た。


私は夏菜子に引っ張られるまま・・・

会社近くのビル内にあるアパレルショップに連れられていくのだった。


・・・・


「ふん♪ふーん♪あ!ここっ!瞳ちゃんにおすすめ!」


まず、連れられたのはオフィスカジュアルから、

休日のオフスタイルにも使えそうなものまで揃っているお店だった。


「普段はあまり女の子って感じのはこのまさそうだから・・ちょっとだけスパイス的なものにしよっか!」


っと何故か、本当に張り切って夏菜子が一通り選んでくれた。


さらっと着れるけどVネックのカットソーに、

ゆったりめでダボっとした感じのパーカーを上着に。

ボトムは短めスカートに見えるけど、

実はキュロットパンツなら・・まだ抵抗はないでしょ?と、セレクトしてくれた。


足元はスポーツチックなサンダルかスニーカーで。

ソックスもこれと言われ・・・。


カバンはボディバッグで十分とのことで、自宅にあるものを写真で見せたら、

「お!いいじゃん!今日選んだやつにあうよー。」とお墨付きをもらった。


お墨付きをもらったけど・・大丈夫かな・・・。


途端に不安になってきた。


買い物も済ませ・・せっかくだから夕飯も一緒にってことで、

夕飯も一緒に食べたんだけど・・・。


「当日の待ち合わせ時間がわかったら、教えて!」


「え・・・っなんで??」


「え・・・もしかしてスッピンでいくつもり?」


「日焼け止めぐらいは塗るよ・・・」


「せっかくだから!少しメイクも覚えましょ?」


「えーー。」


「元がいいのにもったいないじゃない!それに、ちょっとは翔吾にぃに褒められたいじゃない?」


ぐっ・・・・・


「・・・うぅ。確かに・・。」


「じゃ!ちょっとだけ頑張ろうねぇ〜。」


「・・・はい。」



もぅ・・・・どーにでもしてくれって感じで、夏菜子に当日の準備まで整えられてしまった。


◼︎◼︎◼︎



「んー。こんなでいいのかなぁ・・・」


私はなれないメイクに苦戦していた。

メイクっていっているけど、トーンアップの日焼け止めを塗って、

パウダーをはたき、眉毛もアイブローペンシルでなんとか整え・・、

軽めのチークと色付きリップで整えただけのもの。


鏡の前でにらめっこ・・・。

夏菜子がまだメイクど初心者向けっとおすすめされたものを、

そのまま買いつかいかたも教わり・・・今に至る。


「・・・・むー。顔が見慣れない。」


そんなことをウダウダしていたら、もう家を出る時間だ・・。


「・・あ!!やべっ!もうこんな時間だ!」


俺は慌てて、荷物をまとめ家を出た。


待ち合わせ場所は私の自宅の最寄り駅前で翔吾と待ち合わせしていた。


最初は自宅アパートまで迎えにいくって言い始めたんだけど、

なんか近所に見られるのが恥ずかしくなってしまったので、

交渉の結果、最寄り駅で待ち合わせになった。


・・・・・


今思い返すと、中学時代は当時の「智(おれ)」より、

ちょっとだけ身長高いだけだったんだけど、今は高身長だな・・と思うようになった。


そう・・翔吾はモテるのだ。


ほら!すでに逆ナンされている・・。


「ねぇ・・・お兄さん・・・。ちょっとだけお茶だけもいいから、少し話したい・・。」


「結構です。連れがもうそろそろくるので。」


「えー。その子も一緒でもいいよ!!」


あー・・・あの表情、そろそろブチ切れそうだな。

早くいくか・・・キレる前に。


あー眉間にシワが寄り始めた・・・。


俺はすぅーっと・・翔吾のそばに近寄り、

横から翔吾の腕をちょんとつかみ・・・。


「ごめん。翔吾・・・まったよな?」


翔吾が勢いよく俺の方に顔を向け、

眉間のシワをゆるめ、これまた俺はまだ不慣れな柔らかな笑顔で、

「いいや。大丈夫。少しだけよ。」と私の頭をぽんぽん。


「とりま、落ち着いたか?翔吾・・・。ぶちギレ寸前だったんじゃね?」


「あぁ・・・ちょっと周りが騒がしいなって思ってたところだった。助かったよ。」


・・・今は爽やかが笑顔を俺に向けているが。


声をかける前までは、本当にマジギレ寸前だった。


俺は側にいた。いかにも普通の男子ならイチコロになりそうなぶりっ子なオネェさんに、

「おねぇさん。すまねぇ。翔吾、おねぇさんみたいな女子・・昔から大嫌いなんだ。このままだと、

 おねぇさんに理詰めでガンギレ始めちゃうんで・・このへんで勘弁してくれ。」


途端に物凄い形相で、逆ナンしていたフリフリねぇさんが見てきた。


そのねぇさん・・・私をガン見して固まっている。


「・・・ねぇさん。大丈夫か?」


その女性はハッとして、、「・・・う。ごめんなさいっ!」と言い、颯爽と去ってしまった。


「・・・ん??なんだったんだ・・あの子。」と顔を傾げてしまった。


そんな俺に翔吾は「いや・・本当に助かったよ。」と俺の顔をまじまじと見始めた。


・・・・???今度は翔吾がちょっと固まっている。


どうした???


「どうしたん?翔吾?」


翔吾をまじまじと覗き込んだ・・・途端に翔吾の顔が真っ赤になる。


ん?マジでどうしたん。


「・・・・お前。それは反則・・・。ちょとメイクしてる?」


私もつられて・・顔が熱くなる。


「・・・!!。うぅ・・夏菜子にぽろっと話したら、女の子なら必須だ!とか言われちゃって・・・。へんかな・・?」


「・・くっ・・。(こいつ、今すぐ襲われたいのか?)」


「・・・やっぱ・・へん・・だよな・・・」


私はリップやましてやチークなんかも普段は全くしない。


・・・・なんか急に恥ずかしくなった。


ちょっと俯いていたら、急に翔吾が私の頭を抱き込み・・・

そのまま私の耳元に顔を近づけてきた。


「いや・・最高に可愛いよ・・・」


その一言で、さらに私の顔が真っ赤になっていく。


その赤くなった私の顔を見つめた翔吾はなんだか、満足そう。


「さて、早速行こうか。近くのパーキングに車停めているから。」


「車?」


「せっかくだし、ちょっと遠出しよう。」


翔吾の車が止まっているパーキングへ向かい、車にのる。

レンタカーかな・・って思ったら、自分の車ってことに驚きだ。

ひょえー。


私はちょっとワクワクしてきた♪

乗る前に近くのコーヒーショップでコーヒーのテイクアウトをしていたので、

車内のドリンクホルダーにコーヒーのコップを置いた。


翔吾は車のエンジンをかけた。


「瞳、シートベルトをつけておいて。」


「ほーい。」


翔吾もシートベルトをつけ、車を発進させた。

私は早速、コーヒーショップで買ったカフェオレをこくり。


うまし。


その様子を横から翔吾がチラっと見つめ、

「今日は、海が見える公園でピクニックだ。」


「やったー!」


瞬間に「智」モード。


「途中でお昼に食べるものも調達しよう。」


「うん!!」


完全にうっきうきモードになった。

ものすごく楽しみだ。

瞳ちゃんは普段、本当にすっぴんなんです。

日焼け止めぐらいかな・・。

なので、この薄化粧も結構苦労してやりました彼女。

ただ、元がいいのでこれで十分にキレイなんです。(スポーティで健康的な美女です。)

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