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ちょっと待って!

ようやくのラブコメ展開です〜

「香澄、ちょっと⋯。えと、起きて⋯」

ナニやら戸惑う声が聞こえた。

⋯これは晴人の声。

私は温かい布団に包まれ、眠って居たみたいだ。


「えと、困るんだよ、朝は⋯その⋯ほら」

「ん、なに?」

目を擦りながら開く。

と、目前至近に晴人の顔があった。


「え?」

思わず半身を起こす。

ベッドの上だ。

部屋着姿の晴人が横になっている。


「あ、起きた⋯早く、どいて欲しいんだけど⋯」

「ヤダ」

もう一度目を閉じる。

なぜ私が晴人の都合に合わせないといけないの⋯。

何故か酷く眠い。

もう少し眠りたい。


「ちょっ、ちょっと!」

再び晴人の声。

今度は肩を軽く揺すられた。


「なによ、もう⋯」

答えながら渋々目を開く。

と、ここで初めて違和感を感じた。


「あれ、なんで⋯晴人が⋯」

言いながら再び身体を起こす。

見渡した部屋の様子からすると、ここは晴人の泊まっている部屋の様だ。


「ちょ、ちょっと!」

晴人が慌てて向こうを向く。

「なに⋯どうし⋯っっっ!?」

私は言いながら自分の格好に気付いた。


キャミとショーツだけっ?!

⋯この格好でベッドに一緒ぉ??


「ちょっ、なんて事するのよ! このエロっ!」

思わず目前の晴人の背中を叩く。


「し、知らない、俺じゃないって! 起きたら香澄がその格好で⋯」

「アンタ意外に誰がこんな事するの⋯あ」


と言いかけて、一人該当しそうなのが居ることに気が付いた。

「まさか⋯ミツキ?」


あの娘、見かけによらず男なら誰でもOKなエロ魔神なの?

それで晴人に目をつけて⋯?


一瞬、自分と晴人がそう言う関係に成っている様子を想像して、慌てて打ち消す。

⋯勘弁して! 人の身体を何だと思ってるのよ。


「と、ともかく部屋に帰って!」

布団に潜った晴人が叫んだ。


「わ、分かった」

私は慌てて、隣の部屋に戻った。



部屋に戻ると母親は既に起床したのか、居ない。

そして私の寝ていた布団の上に一通の便箋が置いてあった。


「なに、これ?」

広げて読んでみる。


『香澄へ

急な事で驚いてると思う。

でも私も同じなの。

昨日まで私は自分を香澄だと思っていて。

でも、微かに昔に律斗や美月と過ごして来た記憶もある。それに、ミツキと言う名前も。

だから、私が香澄の中にお邪魔しているのは確かみたい。

この状態が解決するまでは、お互いに助け合って行こうよ。

もちろん、こうなった以上私も香澄を応援するからね!

ミツキより』


な、なにこれ⋯ミツキからの手紙?

昨日、私が寝ている間に書いたの?


もしかして晴人の部屋にあの格好で行ったのって⋯。

みるみる頬に血が登るのが分かった。


“応援するからね”⋯ミツキの言葉が頭に浮かんだ。

違う、違う、違う!

わ、私は別に晴人の事なんて⋯異性としてなんて見てない。

弟だし!

いやでも⋯。


自分の考えを自分で否定しながら、更にそれを内面のもう一人の私に指摘された事で、自分の気持ちが分からなく成ってしまった。


え、嘘だよね、私?

晴人の事、意識してなんて⋯?


試しに晴人の顔を思い浮かべてみる。

すると、身体が勝手に火照ってくる。

自分でもわかるくらい鼓動が激しくなる。

さっきまで一緒に居ても全然平気だったのに⋯!

なにこれ?



と、ここで私はある事に気が付いた。

うん、これはミツキのせいだ。

ミツキが晴人に好意を持っているから、その影響を受けたに違いない!

だって、姉弟でそんな感情を持つなんておかしい⋯。


そう考えた所で両親が浮かんだ。

⋯私、そのおかしい人同士の子供だった!

てことは、まさか私、このままだと晴人と⋯?


いや、駄目だめだめ!

そんな考え駄目だって!


思考がどんどん空回りして目が回ってしまった私は、そのまま布団に突っ伏した。


作者のやる気は イイね や 感想 で出来てます(笑)

ここまで読んだらもうひと手間、評価をポチっと!

宜しくお願いします。


ぜひぜひ御意見、お聞かせ下さいませ。

気に入った部分だけでは無く、ここが“読みにくかった”“分かりにくかった”も、とても参考に成ります。

感想書いて下さる人には本当に感謝です。


また、連載形式で数日ごとアップしますので、読み逃し無いようお気に入り登録も宜しくです。


他にも小説家になろうに色々作品アップしてますので、良かったら見てみて下さい。

ファンタジーからSFまで色々揃えてます。


ちょっと不思議なラブコメ「幼馴染がいろいろおかしい」

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ドタバタ異世界転生「社畜リタイア求職中が異世界転生でお姫様と出会って結婚する話」

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ミステリー探偵物語「ファインド・アイズ」

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ファンタジーラブコメ「ウチの弟が弟じゃない」

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近未来アイドル「えれくとろんあーく」

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近未来アイドル第二弾「神崎涼花の逆襲 〜えれくとろんあーく2〜」

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