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毎日アイツが気にかかる!  作者: てんまる99


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18/34

炎の槍

晴人君の彼女(仮)に成るのは誰でしょうか!

「イマイチ事情が分からないんだけど⋯?」


放課後、学校近くのファミレスで私達と合流した晴人は戸惑っていた。

そう言いながら、緊張しているのか手元のミルクティーを一気飲みする。


教室でこの話題を出したら他生徒も黙っては居ない。

カオスになることは分かっていたので、このファミレスに集まった。


「つまりね、私達の中から晴人が彼女を選ぶなら、誰かって事なんだけど⋯」

私は渋々ながら状況を説明した。


「あくまで仮と言う事で、忌憚ない意見を教えて欲しい」

尊が頷きながら言った。

「それ、私も入ってるの? 」

七海は眠そうに言った。

「もちろん」

「ふーん」

七海はそれだけ言うと、机に突っ伏して寝てしまった。


「もちろん、晴人君がオーケーならそのまま交際しても⋯」

亜梨沙が身を乗り出して言う。


「んな事言っても⋯」

晴人は頭を掻きながら周囲を見渡し、

一息つく。


「そりゃ、香澄に決まってるじゃん」

少し照れてながらもきっぱりと言った。


「ちょ、ちょっと?!」

「おお、即答か」

「えーーそんな?」

「⋯⋯」


それぞれの反応をスルーして晴人は立ち上がった。

「聞きたいことはそれだけ? なら帰るけど⋯」

「えーと、ごめん、もう少し良いかな?」

それを尊は呼び止める。


「えと、何?」

「それって、候補がこの4人だから? もし全校女生徒が候補なら⋯?」

「え、変わらないけど?」

「それは⋯香澄に恋愛感情有りってことで、良いかな?」

「うん」

一瞬の躊躇もなく晴人は答えた。


「ちょっ、ちょっと! アンタ今まで一言も⋯」

私は立ち上がりながら言った。

「そりゃ、わざわざ言う程のことでもないし」

「だ、大事な事じゃない?」

「そう? なら言うけど⋯俺、香澄の事好きだよ。かなり恋愛感情ある」

「はうっ!」


その言葉はまるで胸の中央に灼熱の槍でも突き刺す様な衝撃だった。

それが凄い勢いで体に染み渡る。

身体が勝手に熱くなり、鼓動が跳ね上がった。


「わ、私達、姉弟なんだけど⋯?」

それだけ言うのが精一杯だった。

呼吸が上がり頭に血が登ったのか、視界がぼうっと赤みを帯びた。

恋をすると世界が桃色に成るって本当だったんだ⋯⋯。


「結婚は難しいかもだけど、交際なら、姉弟でも問題無いよね」

言いながら晴人は軽く私を抱き寄せた。

身体が、芯の抜けた人形の様に勝手に晴人にもたれかかる


「それは⋯そう⋯?」

もう思考が全然回らない。

駄目だ、このままじゃ私⋯。


「恋も悪くない、でしょ?」

尊が私の顔を見て言った。

「え、え? それはどう言う?」


「香澄ってば恋愛恐怖症だったみたいだから。ちょっとショック療法が必要かなって」

「じゃ⋯これ、お芝居?」

「いや、本当だけど。卒業までは告白はしないつもりだった」

晴人は少し照れた表情で言った。


「本当⋯?」

「もちろん⋯」

言いながら晴人は私の顎に指を添え、軽く上に向かせる。

待って、これって⋯。


「ほら、こっち」

晴人が軽く促す。

「な、なん?」

「恋人ならキス位は良い、よね?」

「それ⋯は」


言葉を返す間にも晴人の顔が近寄り、長い睫毛が目前に⋯⋯。


⋯晴人とキスするのは嫌じゃない。

でも違う。

こんなのは私らしくない。

一瞬、そんな考えが頭をよぎった。


「だっ駄目ーーーっ!」


バガッガガガガーーン!


私が叫ぶと同時に、凄まじい轟音と雷光が周囲に輝き、店の前ライトが全てブラックアウトした。

作者のやる気は イイね や 感想 で出来てます(笑)

ここまで読んだらもうひと手間、評価をポチっと!

宜しくお願いします。


ぜひぜひ御意見、お聞かせ下さいませ。

気に入った部分だけでは無く、ここが“読みにくかった”“分かりにくかった”も、とても参考に成ります。

感想書いて下さる人には本当に感謝です。


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