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元上場企業CEO、鑑定と経営で廃村から世界に反撃の宣戦布告する  作者: 50


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第2話「村長の願い」

老人は、村長だった。


村長の家は、かろうじて形を保っているだけの木造家屋だ。暖炉は壊れ、家具は最低限。テーブルに向かい合って座ると、村長は静かに語り始めた。


「まず、この村は作物が育たないのです。魔獣が畑を荒らし、夜は外に出ることすら危険になりました」


「若い者は、ほとんど徴兵で王都へ。残っているのは十代の子供か、五十代以上ばかりです」


「さらに、地方貴族の税が重く……払えぬ年は、家畜や道具まで持っていかれました」


魔獣被害、徴兵、重税。三つが揃えば、村が廃れるのも当然だ。


話の途中で、村長は布袋を差し出してきた。中にしわしわのジャガイモが数個。


 鑑定


 ジャガイモ:品質★1

 栄養価:低

 保存状態:悪い


——見事に最低ランク。これを「支払い」として差し出すということは。


「……相当、厳しいんですね」


「本当に、これしか……」


「いや、いいですよ」


私はジャガイモを受け取り、テーブルに置いた。


「一つだけ聞かせてください。この村……立て直したいですか?」


村長は驚いたように目を見開き、そしてゆっくりとうなずいた。


「……もちろんです。できることなら、もう一度、皆が笑って暮らせる村にしたい」


私は少し考えてから、答えた。


「分かりました。協力します」


どのみち行くところも無い

ここまで廃れた村を治すのも面白い。

創業時のキャッシュフローな回らない時と同じで、一度でも間違えば即アウトで、実に面白い



「……本当に、助けてくださるのですか」


「ええ。まずは状況を整理して、できるところから始めましょう」


村長は震える声で礼を言った。


テーブルの上のジャガイモから、微かにエグい匂いがした。


——まずは食糧をなんとかしなければ。


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