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そらいろ  作者: オル
13/17

介入

「艦艇接舷。各員は、状況に備えよ」

 アナウンスが、流れた。

解放されたハッチから、接舷される艦艇が、見えて来る。

異常なほどに、接近した、接舷技術だ。

解放されたハッチが、ぴったりと、合わさる。

人、一人、這い出るほどの、隙間も無く、接舷される。

ノーマルスーツを、着た人物が、一人こちらに、やって来る。

ハッチが、閉じられて、与圧が始まる。

ノーマルスーツの、ヘルメットを、脱いで、男の顔が出て来る。

その男の前に、艦長が、歩いて来る。

敬礼もせずに、立つ艦長。

「私が聞いていたのと、状況が、違っているが。私の勘違いかね」

 その男が、そう問いかけた。

「いいえ、勘違いでは、有りません」

「そうか。それは良かった」

 艦長は下士官に、目線を送り、下士官は、

私の方にやってきて、こう言った。

「鍵を、貸したまえ」

 そう言われた兵卒は、素直に、カギを、渡した。

手錠は、外されて、両手は、自由に成った。

その男が、近づいて来る。

「やあ、君が、ガンダムの、パイロットかね」

「はい。そうです」

「では、ガンダムに乗ってくれないか」

 艦長が、何も言わない。

これは、命令だ。

不満の、証として、敬礼もせず乗り込んだ。

「ハッチを、閉じてくれ」

 強めの目線で、命令して来る。

ハッチを、閉じる。

「駆動系の、電源を、抜け」

 そう命じる。

モニターに、そう表示される。

その表示を、見下すように、見つめる。

その男は、ヘルメットを、被り。

「ハッチを、有れけてくれ」

 格納庫が真空に、戻って行く。

相手の艦から、ワイヤが、運ばれてきて、ガンダムが、接続されて牽引されていく。

ガンダムの収容が、終わると、接舷が、解除される。

ハッチが、締められると、真空が、解かれる。

だが、ガンダムのハッチは、開かない。

完全に、独房だ。

手錠と、何が違うんだ。


 

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