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最弱黒魔術師のレベル上げ、そして新たな仲間

恒一たちは宿に泊まり翌日、本格的活動することになった。

『昨日は眠れないかと思ったけど朝までぐっすりだったな。

 レオンにたたき起こされた。。。』

恒一たちは宿屋を出る。

恒一

 「レオン、これからすぐにダンジョンに向かうのか?」

レオン

 「いや、まずギルドに言って街周辺の魔獣退治のクエストを受ける。」

恒一

 「え?何で」

レオン

 「お前、そのレベルでダンジョンに挑めると思ってるのか?

  まずはお前のレベル上げして最低でも15くらいまでは

  上げてもらうからな。」

恒一はジト目になりながら

 「すみません。よろしくお願いします。」

レオン

 「あと街を出る前に道具屋で多めに薬草を買うぞ」

恒一

 「薬草?」

レオン

 「俺もお前も回復魔法が使えない。

  けがをしても回復薬がなけりゃ詰む」

恒一

 「なるほど」

レオン

 「お前、今までよくそれで無事にこの街まで辿り着けたな」

ドキ

レオン

 「ええとまあ、運がいいのかな。。。ははは」

レオン

 「まあいい、行くぞ」

恒一たちは道具屋で薬草や、毒消しなどの回復薬を購入し

ギルドに行き、初級クエストを受ける。


ーー街の周辺 草原

レオン

 「ここら辺でいいだろ、

  ちょうどあそこに今回の依頼の

  フォレストウルフの群れがいる。

  恒一、戦闘準備をしろ。」

レオンが走りはじめるとフォレストウルフの群れに突っ込む。

恒一

 「わ。ま、待って、心の準備をさせて」

レオンが剣でフォレストウルフを切っていく

ただ少しすると後方にいた恒一のところまで戻ってくる

レオン

 「このくらい数を減らせばいいだろう。残りの敵はお前が倒せ。」

恒一

 「えー!?なんで、レオン強いんだから

  全部倒せばいいじゃないか」

レオン

 「俺が倒しちまったらお前のレベルが上がらないだろうが」

恒一

 『この世界はモンスター倒したらパーティ全員に

  ポイントが付くんじゃないのかよ!』

レオン

 「おい、何ボーっとしてる。

  フォレストウルフがすぐそこまで来てるぞ」

恒一

 「うお。やるしかない。」

  魔導書を開いて詠唱を始める。

 『良かった知らない文字だけどなんか読めるぞ』

恒一

 「フレイム」

恒一は右手をフォレストウルフに向ける。

魔法陣が現れるとそこから小さな炎の弾が飛び出す。

ビューン、バン

 『やった、当たった。』

レオン

 「そのままどんどん打ち込め」

恒一は無我夢中でフレイムを打ち込む。

何度か目でやっとフォレストウルフが倒れる。

その後、なんとか残りの敵を倒すことができた。

ーー戦闘終了後

レオン

 「恒一、ステータスを確認してみろ。」

恒一が〇アイコンをタッチする

 「やった!レベルが6になってる」

レオン

 「この調子で敵を倒していくぞ」

恒一たちは数日間、クエスト受付→モンスター退治を行う。


ーー数日後

その日もギルドでクエストを受けると

草原でモンスター退治をしていたときだった。

恒一

 「フレイム」

フォレストウルフが倒れる。

 「やった。1回で倒せるようになった。

  レベルも15まで上がったし、順調、順調」

そのとき、倒れたフォレストウルフが立ち上がり

恒一に飛び掛かる。

レオン

 「恒一!」

レオンは恒一の前にたつ、左手で防御するが

フォレストウルフの鋭い牙が突き刺さる

挿絵(By みてみん)

レオン

「く。」

レオンは素早く右手で薙ぎ払うと、フォレストウルフは吹き飛び倒れる。

レオンは右手で左手をおさえる、

左手からは血が滴り落ちている。

恒一

 「レオン!今、薬草を」

 『あれ、薬草がない』

恒一

 「レオンごめん。薬草がもうないんだ。」

レオン

 「このくらい。大丈夫だ。

  止血してこのまま街に戻って治療する」

恒一は痛ましそうにレオンの傷を見ながら言う

 「本当にごめん。

  俺、レベルが上がって集中力を失ってた。

  それに薬草だって無駄遣いしたと思う」

レオン

 「気にするな、薬草の購入量を減らしたのは俺だ。

  俺も油断していたからな。」

レオンは布を引き裂くと左手を止血する。

布がみるみる赤く染まる。

レオンがふらつく。

恒一

 『いけない。出血の量が多くて貧血になったんだ』

恒一が慌ててレオンを支える。

そのときだった恒一たちの上に魔法陣が発生する

恒一たちは淡い光に包まれる。

レオン

 「白魔術の回復魔法?」

光が消えるとレオンは止血していた布を外す。

傷を確認するとうっすら赤くはなっているが傷が治っていた。

恒一

 「良かった。治ってる。でも誰が回復魔法を?」

レオン

 「・・・」

レオンは無言で歩きはじめると少し離れた場所に立つ木に近づく。

レオン

 「おい、隠れてないで出てこいよ」

ガサガサ

木の上から何かが飛び降りてきた。

トス。

小柄な7歳くらいの男の子が現れた。

男の子

 「あの、勝手にごめんなさい」

レオン

 「いや、助かったよ。ありがとうな。お前、白魔術師か」

男の子が安心したように

 「はい。そうです。

  僕はリオって言います。少しだけど回復魔法が使えます。」

恒一が二人に近づき

 「リオくん。ありがとう。本当に助かったよ。

  君は凄いね。そんなに幼いのに魔法が使えるなんて」

リオ

 「僕、そんなに幼くないです。これでも15歳ですから!」

恒一が驚く

 「え!?どう見ても7歳くらいにしか見えない」

レオン

 「・・・。リオは小人族だな?

  ここ数日俺たちの様子を見ていただろう。」

リオ

 「気づいていたんですか。

  すみません。お二人の戦闘を見てました。」

恒一

 『そうなのか。俺全然気づかなかった。レオンは凄いな』

レオン

 「俺たちに何か用があるのか」

リオはおどおどしながら

 「はい。僕をお兄さん達のパーティに入れてほしいんです。」

恒一

 「俺たちのパーティに?」

リオ

 「お兄さん達、西のダンジョンに挑むんでしょ?

  僕、どうしても叶えたい願いがあるんです。

  だからお願いします。僕も一緒に連れて行ってください」

レオンは少し考えてから

 「いいだろ。リオをパーティに参加させる」

リオ

 「え!いいんですか。ありがとうございます。

  僕こんな見た目のせいもあってパーティへの参加を断られていたんです。」

恒一

 「たしかにリオがいてくれたら俺たちは攻撃に専念できるな」

レオン

 「早速だが明日からダンジョンの上層階に挑むぞ」

恒一が笑いながら

 「やっとダンジョンだ!

  これからよろしくなリオ。」

リオ

 「はい。よろしくお願いします!」

挿絵(By みてみん)

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