第10夜
コタツに入るTrashとD
「なぁ、トラ。」
「なんや?」
「Vending Machineってなに?」
「え〜っとのぉ…。」
「英語で自動販売機って意味ですよ、Dさん。」
「ベルキンさん!?」
「一体、何処から出てきたん?」
「Trashさん、私が何処から出てきたかなんて愚問ですよ。」
「いつもの、ご都合主義って事か…。」
「では。」
「…ベルキンさん、説明する為だけに来させられたんや。」
「なんや、可哀想やな。」
「ところでな。」
「なんや?」
「二日ほど空いたのに、話長くなかったな。今回のあっち。」
「それな。」
「なんか知っとんのか? トラ?」
「この先出てくるであろう展開に気が滅入ってて、なかなか気が乗らんかったらしいわ。ウチの作者は。」
「あぁ、ウチの作者さんの致命的なやつか。」
「そういうこっちゃ。」
「そんな事言うても、あっちの内容的には離せへんもんやろ?」
「そやねん。」
「大丈夫なん?」
「さあのぉ? ゲッツまで連れて行きよったしな、今回。」
「そんなんで収拾つくん?」
「つかへんやろぉ。」
「やんなぁ。」
「まあ、次回の展開を楽しみにしとこか。」
「トラにしては、珍しい事言うな。」
「今回の話で、俺が何かベルキンさんに言うてるみたいな所があったからな。」
「なんやそれ、自分が活躍しそうやからか。」
「当たり前やろ。それくらいしか興味ないわい。」
「おい、トラ。いち主人公が、そんなん言うたあかんやろ。」
「しゃあないやろ。もう一人の主人公らしい奴が勝手な事ばっかするんやから。」
「…申し訳ない。」
「ボイチャくらい出ろういうねん。」
「…面目ない。」
「お前、その意味分かってつことるこ?」
「全然、雰囲気でなんとなくや。」
「ほんま、語呂やら雰囲気やらで話される身にもなってみぃっちゅうねん。」
「それでも、お前は分かってくれるやん。」
「何十年も一緒に居ったら、嫌でも身に付くっちゅうねん。」
「すまん、すまん。」
「ったく。そんじゃあ、俺は次回のあっちの話の準備してくっさかい。」
「次回で何かすんの?」
「いや、知らん。言うてみただけや。」
「なんやそれ。」
椅子からたつDとTrash




