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ソフィアとの婚約が発表される。

いま、俺の目の前には、テーブルに載りきれない程の豪華な料理が並んでいる。


今日、俺とソフィアとの婚約が発表されたのだ。


今日の午前中に、各貴族家の当主達が、皇帝陛下が住まう皇宮に参内した。


皇帝陛下を正面に、その左右に貴族達が各1列に並ぶ。


皇帝陛下を正面に見て、左側が領地持ち貴族。


右側が領地を持たない、法衣貴族達だ。


そして、並ぶ順番も決められている。


爵位が高い者から、皇帝陛下に近い上座に立つのだ。


新しく爵位を得て、家を興した貴族は、同じ爵位の貴族が並ぶ場所の下座に立つ。


但し、例外がある。


将来、俺が皇族籍を抜けて、公爵になった場合だ。


公爵になった場合でも、俺には皇位継承権がある。


だから成人し、皇族籍を抜けて、公爵になった場合は、公爵家が並ぶ列の上座が、俺の並ぶ場所になる。


まあ、そう言う事だ。


そして話は戻るが、今日、俺とソフィアの婚約が発表された。


それ以外にも、軍人に勲章が授与されたり、皇帝陛下から、新たに爵位を得て貴族になったり…


まあ、いろいろな行事が行われた。


そして、夕方からは、皇帝陛下主催のパーティーだ。


当然、俺の母クラウディアもパーティーに参加する。


だから、今日の昼食時に、母がお祝いしてくれたのだ。


当然、婚約者のソフィアも一緒だ。


前世では、小市民だったから、こんな豪華な料理が並ぶと気後れしてしまう。


「チェスター。ソフィアちゃん!婚約おめでとう!!」


母の祝いの言葉で、食事が始まった。


「このソースは良いなぁ…素材の味を邪魔してない!」


「おい!ケビン。静かに食べろよ!」


「…!…ああ、済まない、チェスター。料理に集中してて、無意識に一人言を言ってたみたいだ…」


「ケビン!この場は身内しか居ないから良いけど…よそでは気を付けるのよ!」


「はい。クラウディア様。申し訳ございません」


こうして、俺達は、母が用意してくれた豪華な料理を食べたのであった。



★★★★★



午後から宮殿の庭園で、ソフィアと2人でお茶をする。


ソフィアから、孤児で子供達と、あや取りをして遊んだとか、エリーゼを連れ炊き出しに行って、スープをよそったとか、いろいろな話を聞く。


まあ、普通は、公爵家令嬢がスープをよそうなんて事は無い。


多分、一生無いだろう。


俺がソフィアの話を聞いていると、執事のクレストンがやって来た。


「チェスター様。よろしいでしようか?現在、婚約祝いの品が続々と届けられ、この宮殿の部屋では収まり切れません。既に開発済み地区に建設した方の宮殿に、荷物を移動してもよろしいでしようか?」


「そんなに届いてるのか?」


「はい。後日、チェスター様が開催する婚約披露パーティーに参加する貴族達から、大量の祝いの品が届いております」


「そう言えば、参加人数が多いから、施設のお披露目を兼ねて、ドーム型の複合施設を使うんだったな」


「はい。その通りで御座います」


「分かった。クレストン。お前に任せる!」


「承知しました。お任せ下さい」


しかし…宮殿の広い部屋に入り切れないって…どんだけ来てるんだ?


まあ、良いか…


クレストンに丸投げだな!


クレストンが居なくなり、再びソフィアのお喋りが再開した。


今度は、お茶会の話だった。


ソフィアは、母上が主催するお茶や、エリーゼが主催するお茶会に参加している。


「今度、私がお茶会を開催しますの…」


「そうなんだ。まあ、気楽にやれば良いんじゃないか?」


「はい!頑張りますわ!」


ソフィアが楽しそうで何よりだ。


「それで、誰が参加するんだい?」


「はい!ブラウン侯爵家令嬢のエヴァ様をお誘いしましたの!」


ブラウン侯爵家?


聞いた事のある家名だな~


誰だっけ?


《はい。マスター。ブラウン侯爵家は、中立派の重鎮です。金融庁長官で、マスターが銀行を設立する時に認可を下した人物です》


そうだった!


でも、何処でソフィアと知り合ったんだ?


接点が無いんじゃないか?


《当時、帝国銀行員だったポールが、ブラウン侯爵と接触。自分は中立派の重鎮で、マスターと懇意にしていると噂になれば、派閥のバランスが崩れ兼ねない》


《その事を心配したブラウン侯爵が、ポールに娘のエヴァと、マスターの婚約者ソフィアとの仲介を依頼したと言う経緯です》


そうなんだ…


まあ、誰も俺に報告しないと言う事は、問題無いって事だろう。


ソフィアには、バイオレットの眷属ケイトが付いている。


だから、絶対にバイオレットも知ってるハズだしな!


まあ、この俺も、土星の月に、各貴族家領地の名物を売る為の売店を建設中だ。


当然、その中には中立派の貴族達にも声を掛けさせた。


その結果、多数の貴族達が売店を出店すると報告を受けている。


俺の領地は、人工的に作った惑星だから、名物が無い。


だから、俺は場所を提供して人を集める。


前世の記憶で言うなら百貨店を経営するイメージかな?


その後も、俺は、ソフィアの話を聞きながら2人の時間を過ごした。





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― 新着の感想 ―
 主人公の作った人工の惑星名は『惑星モール』ではダメかしら? 主人公の婚約発表には、他の皇族達は参加されないのでしょうかね。
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