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貴族達がやって来る。第4皇子派。

もう少しで、帝国議会と冬の社交界に参加する為、貴族達が帝国首都星にやって来る。


首都星には、貴族専用の宇宙港がある。


しかし、一度に停泊出来る船の数は限られる。


何で俺より爵位が低い彼奴が先なんだー!とか、仲の悪い貴族同士が鉢合わせして、トラブルになったりしたら面倒だ。


それに領地持ちの貴族は、私兵を持っている。


ちょっとした口喧嘩ならまだ良いが、貴族同士の戦争にでもなったら大変だ。


貴族家は、互いに嫁に出したり、貰ったりと、親戚同士の貴族も多い。


それらを巻き込んだ大規模な戦争にならない様に、入港する順番が事前に決められている。


宰相府に勤める、宰相の部下達が、各貴族家と連絡を取り合い、いつ領地を出発するのか?いつ首都星に到着するのか?等を事前に打ち合わせするのだ。


そして、まず、伯爵以上の上位貴族から先に入港する。


上位貴族は、何処かの派閥に加入している。


普段は領地にいて、領地経営だ。


だから、派閥の重鎮でも無ければ、年中首都星に居る事も無い。


従って一年振りの再会となる人も多い。


派閥の会合に参加する以外にも、帝国や他の貴族達との折衝や情報収集。


また、寄子達の事もある。


寄子の貴族達の婚姻等、申請を出す前に、事前に根回しをするのだ。


上位貴族達は、限られた時間内に、総てを片付けなければならない。


だから上位貴族達は忙しい。


俺が何時もの様に、部屋でだらけているとバイオレットがやって来た。


「チェスター様。チェスター様を支える、6貴族家の当主が首都星に到着致しました!」


「そうか。それで、派閥の会合は何時になった?」


「はい。3日後です」


「分かった!」



★★★★★



「皆、集まってくれてありがとう」


まず、派閥の長である俺の話から始まる。


「知っていると思うが、ワグナー公爵家令嬢ソフィア嬢との婚姻が決まった。皇帝陛下から発表される」


『おめでとう御座います!!』


パチパチ。


皆が拍手をしてくれる。


「今日は、ワグナー公爵にも会合に参加して貰っている。今後はワグナー公爵家も、私を支える存在となる。皆よろしく頼む」


『承知しました』


皆が了承した。


そしてワグナー公爵が挨拶を述べた。


その後は、外務担当のマーガレットが司会をしながら、俺の領地の開発状況だとか、軍艦の事などを説明する。


現在の帝国軍主力級の軍艦を俺の領地で建造し、派閥貴族に新品を無償譲渡する。


派閥貴族は、領地にある旧式の軍艦を俺に無償譲渡し、新品に入れ替える。


そして毎年、春と秋の年2回の合同軍事演習を行う事等を発表する。


まあ…事前に総て伝達済みだ。


だから反対意見が出るハズも無い。


彼らには、メリットしか無いからだ。


それから俺が、ドアーフを仲間に入れて、皆に渡す軍艦が更に性能アップする予定である事を話すと、皆が驚いていた。


ドアーフの技術力は素晴らしいが、興味がある事にしか感心を示さず、また、頑固で圧力にも決して屈しない種族だそうだ。


だから、俺の領地に移住して、俺の為に働く事に皆が驚いていた。


そして最後にバイオレットから、ハルベルト兄上が中心になって、ロボットやアンドロイドの使用を制限する法案や、最低限の人を雇う法案等を帝国議会に提出予定である事を説明する。


皆が驚く。


そして皆が同意する。


「この法案が可決されたら、ゲルハルト派は大打撃ですな~!」


「先日、チェスター殿下に嫌がらせをしたと聞いた。良い気味だ!」


「ゲルハルト派とハルベルト派の権力争いが、一層激しさを増しますな!」


「我らは高みの見物だ!」


「ハルベルト殿下とチェスター殿下は友好的な関係だ。だからハルベルト殿下には、早く皇太子になって貰いたいものだ」


俺が法案成立の為に、力を貸して欲しいと依頼すると、全員が賛同してくれた。


これで、俺の派閥貴族は全員、賛成に投票する。


後はハルベルト兄上次第だな。


俺が出来る事は、ここまでだ。


それと今後は、俺の派閥入りを願う貴族が出て来るかも知れない。


そこで、俺の派閥入りするには、今ここに居る6貴族家の誰かからの推薦が必要だとのルールを決めた。


こうしておけば、ここに居る6貴族家の当主達が入念にチェックしてくれるハズだ。


因みに、ドアーフのドンガ達は、今後は俺の寄子になる。


だから、今回のルールには当てはまらない。


俺の派閥入りを願う上位貴族を、俺の独断で派閥入りをさせると、彼らも気分が悪いだろう。


だから、事前にルールを決めておけば、彼らの顔も立つ。


「今日は、ご苦労であった。別室に酒と料理を用意してある。存分に味わい、皆親交を深めて帰ってくれ!」


そう言って、俺は退出する。


あ~疲れたなぁ…


俺は自室に戻って、だらけた。





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