『アリスの旅路』
最新エピソード掲載日:2026/10/23
黒の神が作ったとされる《スリネーク》には、三つに分かれた名前がありました。巨大な大地が広がる、強固なる橙《クバグラ》。広い海が存在する、偉大なる青《ズアーラ》。そして、側には見える、奇想な巨体《リリモネル》。
《スリネーク》に住む多くの者は、《クバグラ》と《ズアーラ》に住んでいます。
《リリモネル》には、巨大な権力をもった大金持ちでさえも行けないのです。姿形は皆見えるのですが、どんな屈強な体を持っていたとしても、どんなに心優しい青年でも、皆行けませんでした。
それが故、《クバグラ》と《ズアーラ》にしか住人は居ないと考えられています。
その影響でしょう。皆は、形は見えているので住もうと志す者、神のように崇め祀る者、何も思わない者、に確実に、分かれていました。
しかし旅人の『アリス』は違いました。自身が住む《スリネーク》の全てを──《リリモネルル》も含めた全てを、瞳に焼き付けたいと、ただそれだけを願っていました。
《スリネーク》に住む多くの者は、《クバグラ》と《ズアーラ》に住んでいます。
《リリモネル》には、巨大な権力をもった大金持ちでさえも行けないのです。姿形は皆見えるのですが、どんな屈強な体を持っていたとしても、どんなに心優しい青年でも、皆行けませんでした。
それが故、《クバグラ》と《ズアーラ》にしか住人は居ないと考えられています。
その影響でしょう。皆は、形は見えているので住もうと志す者、神のように崇め祀る者、何も思わない者、に確実に、分かれていました。
しかし旅人の『アリス』は違いました。自身が住む《スリネーク》の全てを──《リリモネルル》も含めた全てを、瞳に焼き付けたいと、ただそれだけを願っていました。