謎のイラン人アフガーニーが壊す西洋中心の世界観
先日、学習まんがでアフガーニー(自称アフガン人のイラン人、大方のアフガン人の中核をなすパシュトゥーン人などがスンニ派なのに対して、アフガーニーはシーア派の教育を受けた人)という自称アフガン人の謎のイラン人が取り上げられてる話をしましたが、こういうイスラーム原理主義の祖のひとりが堂々と学習まんがで取り上げられてるという事は、西洋中心の世界観が崩壊しかかってる事を指します。
30年前はあり得なかった事です。その昔、強烈な西洋中心の価値観の中にいましたので、この件を知って大変な衝撃を受けました。
オサマ・ビン・ラディンが学習まんがの主人公として登場したような感じがしました。
それでもアフガーニー自身は、立憲君主制をガージャール朝朝イランやオスマン帝国で推進して為政者から総スカンを食らった上にヨーロッパへ移住してアジテーション活動をしてますので、かなり「西洋より」の価値観を持っていたイスラーム知識人だったのでしょう。
西洋の秘密結社とも関係が深いなどと言われてますね。
それでも、イスラーム原理主義(サラフィー・ジハード主義と言う)の祖のひとりが学習まんがに出るってヤバいですよ。
西洋中心の価値観の統制がきかなくなってるわけですよ。
イスラーム世界って、出生率が高くて若者の人口比率がとても多いんですよね。日本にゲルマン人の傭兵部隊よろしく、軍事力ばかり押し付けてくる西側よりも、難しいかも知れないけどイスラーム圏で商売できれば美味しいと考える商売人が潜在的にいるかも知れないですよねー
特にこれからは、日本に対して西側は中世の時代の十字軍国家(アテネ公国など)のように、生活水準削って軍事基地として睨みを効かせろと迫ってくるわけですが、一般の商売人には面白くないと思ってる人も多い。
若者の人口比率や高い出生率を背景にしたイスラーム世界にビジネスチャンスを嗅ぎ取ってる事が無意識であるかも知れない。
そういう無意識の要請が、西洋中心の価値観を崩してる。昔は西洋化する事が豊かな生活に近づくことだと思っていたようですが、それが多大な軍事費負担ばかりになると、イスラーム圏でビジネスチャンスを狙うような発想をする商売人がいるかも知れない。
そういう無意識の変化があると思うわけですよね。
西洋の基本発想は軍国主義なんですよね。中東にある米軍基地やイスラエル国家もそうですよね。イスラエルなんぞ一般人の生活をかなり犠牲にして軍事に回してる。
軍国主義って凄く税金高いですよ。
それに対して中東は、軍隊は盗賊(筋の悪い追い剥ぎ)のような扱いなんです。商売人だから税金の高い軍国主義って好まれないのですよね。
水と食料などが限られてるオアシス都市などでは、軍隊は無駄飯食いなんでしょうね。
税金安い商業中心の世界に憧れる人はこれからも増えそうですよね。
そういう西洋文明の危機は密かに忍び寄ってるわけです。
さらに私は、西洋の道徳観の基本は教会の説教ではなくて、軍人の規律が道徳とさえ疑ってますので、戦前の日本の軍国主義は、実に正しい西洋的道徳観念ではなかったかと思ってます。
その軍事中心の世界観が限界に来てるかも知れません。となるとイスラエルもあんまり長く持たないかも知れませんね。
さて、私は学習まんがにアフガーニーが登場するのは、背後にイスラーム圏で美味しくビジネスチャンスを狙いたいという商売人が一定層存在してるのではないかと思うわけです。
耐乏生活をしても、西洋に無理心中したい人っているんでしょうか?
西洋文明の限界は、軍事力しか信用してない所にあると思いますね。




