第7話「メリークリスマス」
強引な黙秘権を主張したのは初めてだ。
どうあがいても嘘はつけないと考えた僕は、その事だけは言えない…と言い続けた。
1日逃げ続けるだけでも大変だった。
ご飯を食べる時。
「いただきます」
「いただきます。ねぇ、どうやってレベル2になるの」
「っぶ!!」
なんとなくテレビを見ている時。
「あ、このドラマ面白そう」
「ですね。毎回美味しそうな料理も出てくるみたいですし」
「俳優さんとか料理の慣れ具合も演技してるのかな」
「人によってはドラマ出演がきっかけで車の免許を取ったりするらしいですよ。だからもしかしたら料理の勉強をたくさんしたのかもしれません」
「詳しいね。じゃあ、あれは?レベル2になるには?」
「うぐっ…」
そろそろ寝るかな…という時。
「ニャア」
「ソープ。寝る前の挨拶に来てくれたのかな」
「ニャ」
「……」
スマホが短く鳴る。
もちろん、凪咲さんから。
色んな角度から攻めてくる彼女の問い詰めラッシュを、僕はひたすら耐えた。
そして。12月24日を迎えた。
クリスマスイヴだ。
「おはよう、真」
…やられた。ついに寝起きを狙われた。
「……言えません」
「おはようが?」
「それは言えます…おはようございます」
「今日は私が掃除するね」
「ご飯は僕がやります」
「うん」
…あれ、聞かれなかった。
でも油断はしない。警戒しながら起床した。
「今日と明日はご馳走だ…!」
事前の相談の結果、クリスマスイヴはチキンとケーキをメインに少しパーティーを意識した夜ご飯にすることにした。
翌日は凪咲さんが好きだというキムチ鍋、僕が好きなハンバーグをメインに互いの好物を並べまくる予定だ。
…それでも冷蔵庫の1/3くらいしか消費しないだろう。
僕から見れば宝石箱と変わらない今の冷蔵庫。
そこから朝食用にいくつか材料を取り出す。
「まさか、僕が料理することを分かってメモ書きを残してたり…」
しなかった。
レベル2という言葉でノイローゼになってしまいそうだったが、今日はまだ1度も見聞きしていない。
溜めて溜めて…不意打ち作戦か。
………………………………next…→……
お昼すぎ。
昼食は軽めに済ませた僕達だった…いや、そんなことどうでもいい。
まだ聞かれない。
まだ溜めるのか。我慢強いな。
「洗濯物他にある?」
「いえ、大丈夫です」
「じゃあ回しちゃうね」
「……」
「どうかした?」
「いえ。何も」
凪咲さんは策士だ。
そろそろ来ると思わせてまだ聞いてこない。
「ねぇ」
来たっ!!!
「この洗濯バサミちょっと緩くなってきてるみたい」
「え?あ…そうですね。確か洗面所のところに洗濯バサミのストックをしまってたと思います」
「そうなんだ。見てみるね」
「はい」
………こ、来なかった…!
いや。多分、見つかったよありがとう。ところでレベル2って…みたいにさり気なく切り返して来るはず!
「真ー!」
ほら、ほらほら!やっぱりだ!
「このでっかいやつ何に使うの?」
「………あ、布団用ですそれ」
「そうなんだ!え?でもこんなに大きい?」
「布団が飛ばないようにしつつ、ついでにフックになってる部分に1kgまで他のものが引っかけられるようになってるんです。テレビで便利グッズ紹介しててそれで…」
「すごい。スペース節約だ」
「はい。便利です」
「……」
ふと凪咲さんが僕を見つめてきた。
……ついに来たか。真剣に聞くパターンだ。
本気で聞けば僕が折れると思って…その手には
「真。ちょっと言いづらいんだけど」
「なんでしょうか」
分かってる。分かってるんですよ。凪咲さん。
「…この前ね」
くっ、話の途中で聞くつもりか!
「真が寝てる時に…その…」
ここかっ!!
「ソープが真の布団で…汚しちゃって」
「…え?」
「最近真すぐ寝ちゃうからなかなか言い出せなくて。ごめんね」
「あの…」
「だから布団も洗濯しちゃおうよ」
「は、はい」
凪咲さんが僕の敷布団を回収した。
…見た感じ粗相をされて汚れているようには
「寝てる隙に何回も綺麗にしようと頑張ったんだけど…ん…やっぱり少し臭う」
「そうだったんですか」
「この洗濯バサミも使ってみたいし。ふぅ。言えてよかった」
……そう来たか…!!!
ずっと言えずにいたことをカミングアウトして、スッキリしたと言えば…。
僕がそれに便乗してレベル2になる方法を白状すると考えたのか!
策士だ。策士すぎる。
でも僕は気づいてしまった。
この勝負…勝った。
………………………………next…→……
「………」
夕方を過ぎて、そろそろ楽しみにしていたご馳走を用意する時間だ。
でも、凪咲さんは攻めてこなかった。
楽しそうにクリスマスツリーを点灯し、自分の部屋に戻って…数分。
「どう?」
「いいと思います…」
「そんなでもない?」
「いえ、全然」
スカートを履いたサンタが現れた。
着替えた凪咲さんの後ろから、同じような格好をしたソープもやって来る。
「ペアルック!」
「か、可愛い…です」
「あとで真も着る?」
「ぼ、僕はスカートは」
「違うよ。真の分も用意してあるの」
「…全員サンタになるんですか?」
「んー。言われてみたら。じゃあ真は良い子役ね」
「初めて聞きましたそんな役…」
さて。料理の時間だ。
チキンを焼き、フライドポテトを作り、他にもサラダ、グラタン…
完成した頃にはテーブルの上に2人じゃ食べきれない量のご馳走が。
真ん中にはケーキ…よく考えたら、ケーキだけでも2人で完食は厳しいかもしれない。
「すご…」
「頑張りすぎちゃいました」
「美味しそう」
「はい!きっと美味しいです」
「すぐ食べよ!」
秀爺とのクリスマス。良い思い出だけど、凪咲さんとのクリスマスは…僕の中の最高記録を更新したと思う。
美味しいご飯をお腹が破裂しそうなくらい食べて、ずっと笑ってて…
「ニャア」
それにソープもいる。
…最終的に料理は残さず食べきれた。
2人ともしばらく動けなくて黙ってたけど…後から何回かに分けて完食すればよかったねとまた笑った。
………………………………next…→……
ぐったり。息苦しい。
こんなに食べたのは初めてだ。
文字通り腹が膨れていて、針を刺せば風船のように割れてしまうのではないかと不安になる。
「真。お風呂どうする?」
「僕……まだ…」
「じゃあ私先入るね」
「…あの…」
「ん?」
「もう…動けるんですか?」
「うん」
使者だからなのか。…元々そういう体質なのか。
2人でダウンしてたのが嘘みたいに、少しの休憩で凪咲さんは復活していた。
「結局1日中ずっと聞かれなかった」
クリスマスだから聞かないようにしたのだろうか。
それとも、僕の方から言いたくなるようにわざと引いたのか。
もしかしたら聞くのを諦めた…とか。
「レベル2…」
どこからでも使者が創造の書を取り出せるようになる。
それは戦闘中や、何か困った時にすぐ創造が出来るようになるということ。
今僕は創造の書を2冊持っているから、頻繁に創造するようになっても問題ない。
…それに、逆も出来るはず。どこからでも創造の書をあった場所にしまえる。
代行にとって命とも言える創造の書が管理しやすくなるのは心強い。
…そして、代行の考えを使者が読めるようになる。
言葉を発することなく意思を伝えることができる。
戦闘中の指示はもちろん、絶体絶命のピンチで役に立ちそうだ。
気になるのはその力の有効距離…。どんなに離れていても伝わるのであれば、それはもう創造で得られる力と同等の非現実的なものになる。
どう考えてもレベル2になった方がいい。
しかもその方法を知っているのだから、余計にそう思ってしまう。
敵の使者を撃破し、代行が使者に口付けをする。
僕達はマミさんのゴージャス・アナを撃破している。
…ずんぐりむっくりおばさんも倒したけど…あれはちゃんと確認する前に結子さんが来たし…。
問題なのは口付けだ。
ダンさんは唇にする必要はないと思うと言っていたけど…思っただけだから試してはいない。
彼は迷わずジュリアさんに…。してそうだ。
「真」
「は、はい…!」
「今日はクリスマスっぽいお風呂にしたから。入って入って」
「え、」
僕を無理やり立たせると背中を押して無理やり風呂場へ。
ほんのり甘い香りが脱衣場まで…。
「私の後でごめんね」
「い、いえ別に」
「でも気持ちいいから」
「そうなんですね」
風呂上がりの彼女は濡れた髪を拭きながらいってしまった。
「…お…?」
浴槽には明るい緑色の湯が。
そして、オーナメント代わりにアヒルが数匹浮かんでいる。
……クリスマ…ス?
とはいえ、風呂場をクリスマス仕様に飾ったりするわけでもなくクリスマスを表現するのは難しいか。
体を洗っ…あ。
「スポンジがクリスマスツリーだ」
どこでこんなものを。
しかも異常なくらい泡立ちが良い。
そういえば凪咲さんと暮らすようになってからお風呂が充実した気がする。
安いだけのシャンプーやボディーソープは、自然由来の成分が売りで体に優しいものに変わったし…
入浴剤も前は全く使わなかったのに…今ではどんな効能があるのか楽しみになってたりして。
「っあぁ〜……あぁ…」
つい、声が出る。
お風呂って…良い。
ガララ。風呂場が開けられ、凪咲さんが顔だけ出した。
「何してるんですかっ!?」
「着替えここ置いとくね」
「あ、開けなくても聞こえますよ!」
「お風呂、どう?」
「最高です!最高ですから見ないでください!」
「ふふっ。はーい」
「はーいって…」
ずっと目が合っていたから大丈夫だとは思うけど…不安だ。
しばらくして風呂から上がり着替えた。
僕にはやることがある。
クリスマスツリーの下にプレゼントをこっそり置く…!
凪咲さんは外出時に制服とパーカーの組み合わせが多いからいつも寒そうに見えた。なので、制服にこだわるならせめてパーカーではなくもっと暖かいものを。
そう思ってこの前ネットで制服に合わせて着るコートを調べて、創造した。
紺色のダッフルコートだ。ロング丈にしてみたが見た目はネットの画像を見て真似をしたので問題ない。
そして、このコートは創造したわけだからもちろん普通のものとは違う。
着心地は魔改造済みだ。ほとんど着ていないのと変わらない軽さで、動きを全く邪魔しないフィット感になっている。
そして何より、これを着ている間は生まれた熱が指先や足先まで循環するという夢のような能力を持っている。
最強の防寒着だ…!
もちろん、ソープにもプレゼントがある。
キャットフードで作られたケーキと、そこそこ良い値段のするおやつだ。
普段は売り場でよく売られているものを選んで買っているが、これなら喜んで食べてくれるだろう。
ご飯も食べて、風呂にも入ったわけだからあとは寝るだけ。
そんな雰囲気で自然に部屋の電気を消し、
「痛っ」
「大丈夫?」
「足の小指ぶつけちゃいました。でも全然。平気です」
もちろん嘘だ。
指をぶつけて痛がるふりをしている間にサッとプレゼントを置く。
これで明日の朝、凪咲さん達にちょっとしたサプライズが…!
「よし。そろそろ寝よう」
満腹だし、お風呂も気持ちよかったし、ぐっすり寝られそうだ。
いい気分で部屋に戻ると…おや?
「布団…」
スマホが鳴った。メッセージの差出人は凪咲さん。
「ま、…まさか…!!」
ずっとこれを狙っていたのか。
完全に気を抜いていた。
これ以上ないくらい油断していた。
1日の最後に仕掛けられた罠に見事引っかかってしまった。
レベル2になる方法を答えないと、僕の布団は返ってこない…のか…!!
そんなの嫌だ。絶対にこのまま寝たい。
人質になってしまった布団を取り返すべくスマホを手に取る。
メッセージを開くと
部屋に来て。
直接言わせるつもりか。なんて卑怯な。
せっかく良い1日で終わりそうだったのに。
でも布団は取り返したい…!
「あの…凪咲さん」
部屋に入ると、彼女は布団を整えて寝る準備をしていた。
「真の布団なんだけど、ちょっとまだ湿ってるみたいだったから」
「…嘘はよくないです」
小さい嘘なら自分だってついてるくせに。
しかしここは強く出る必要がある。
布団のために…!
「ん?」
「僕がレベル2になる方法をなかなか話さないから、ついに布団を人質にしたんですよね?」
「……何それ」
「それでも僕は話せません…!あと僕の布団はどこですか!無事なんですか!」
「ふふっ。変なの」
「変って!僕は真剣ですよ!」
「本当にまだ乾いてないんだよ?見てくる?」
「……」
「レベル2は…まだいいかなって。必要になったら真から話してくれるでしょ?いつも私のこと大切にしてくれるし」
「え…じゃあ今日になって突然聞かなくなったのって」
「ずっとしつこかったら嫌でしょ。それにクリスマスだし、一緒に楽しみたかったから」
「……そう、なんですか」
「ごめんね。ずっと言わせようとしてて」
「……あの。僕の布団は」
「だから呼んだんだよ。こっち来て」
「え?」
凪咲さんは掛け布団を捲って僕を手招きした。
「一緒に寝よ」
「いやいやいやいやいやいや…!!」
「なんで?私が風邪ひいた時も」
「あれはそのだっ、だってあのほら僕腕がこうっ、あ、」
「もう。早く」
無理やり引きずりこまれた。
「真の部屋の電気消してくるね」
「あ、まっ…」
一緒の布団に入って寝るなんてそんな…そんな…でも、ふかふかの布団に無理やり寝かされた瞬間から体が…もう…動きたくなくなってる…。
すぐ寝れそう。
「一応真の枕持っ…もう寝てる」
声は聞こえる。でも、僕もそう思う。
もう体が寝てる。意識より先に。
特別疲れていたわけじゃないけど…
カチ。凪咲さんが部屋の電気を消した。
多分今はクリスマスツリーのライトだけが唯一の照明なのだろう。
あぁ…心地いい。もしかしたら、もう凪咲さんにレベル2について聞かれなくて済むと思って一気にリラックスしたのかもしれない。
「私も寝ようかな」
……同じ布団に凪咲さんが入ってきた。
シングルサイズだから、身を寄せるのは当然…それでも1番暖かくなるであろう布団の中心部に届かなければ
「今夜だけ…」
……大変だ。2つの意味で、大変だ。
まず、仰向けで眠る僕に凪咲さんが抱きつく形になっている。
右耳に彼女の吐息を感じる。
それなのに。僕の体は一切反応しない。
通常なら驚いて飛び退くくらいはするはずだが、体が眠ってるせいで…
テレビの深夜番組で、手術中に麻酔が切れて意識だけ起きてしまったという話をしていたのを思い出した。
心霊体験の金縛りよりも色んなものがリアルで、痛みとかの感覚も起きている時と変わらないとか…あの番組を見てしばらくは医療ドラマの再放送を見ないようにしていたっけ。
とんでもない状況だ。
男女だぞ…!それに同じ布団…いやいやいやいやいやいや…
「………真」
………なんですか?なんて言いたくても言えない。
僕は今意識だけが取り残されているのだから。
「……メリークリスマス」
言うの、忘れてた…!!
起きたらすぐに言おう。そうしよう。
それでも全然間に合うはず。確か大丈…
……っ…………。
息とは違う、柔らかいものが頬に触れた。
…なんとなく覚えがある。
リカさんにも同じようなことをしてもらった。
あの時も突然で、あの時は唇にだった。
…でも、凪咲さんにされた今の方がずっと、ずっと良い。
僕は。彼女のことが…?そうなのだろうか。
気にしていないつもりだったが、頭のどこかではずっとそう意識していたのか。
出来ることなら、ずっとこのままでいたい。
「ずっとこのまま…?」
そう、ずっと……ん?
「…真、今喋った?」
え。え?いや、喋ってないはず…
「どういうこと?じゃあなんで?今…」
……明日も夕食でいっぱい食べることになるので朝と昼はかなり控えめにしましょう。
「う、うん…そう…だね…?」
………大変だ。
「大変?」
…凪咲さん。僕は今寝ています。
「うそ。…でも、寝てる…かも」
…レベル2になると、使者は代行の考えてることが分かるようになるそうです。
「うん、聞いたけど…?え?じゃあ私、」
…試しに創造の書を取り出してみてください。
「どうやって?…あ」
僕の胸の上に突然ずっしりと重いものが。
「出来た」
…レベル2になった…みたいです…
「本当に?でもどうして?結局方法ってなんだったの?」
…言いたく…ないです
「そんなに?だってその言えないことをしたから私はレベル2に…なんか寝てる人と会話してるのって変な感じ。真起きれないの?」
体だけぐっすり眠ってるんです。
「…そう…」
あの、絶対に怒ったり、悲しんだり、引いたりしないって約束出来ますか?
「話してくれる?」
でも…絶対に嫌われますし、気持ち悪がられてしまいます。
「約束する。そんなふうにはならないから」
……ダンさんの創造の書に手記がありました。レベル2になった代行の。そこには、強敵の使者を撃破した後に嬉しくなった勢いで思わずしちゃったと…。
「しちゃった?」
そ、その…口付け…を……
「キスしたってこと?」
くっ、口付けです!
「じゃあ、キスがレベル2になる方法?」
あと使者の撃破です。使者の撃破が大事なんだと思います。ほら、僕達はゴージャス・アナを
「……」
…やっぱり引いちゃいましたよね。
「ううん。そういえばダンが言ってた。強い信頼関係を結ぶのがレベル2になる方法で、その信頼関係を結ぶ瞬間っていうのが問題なんだって」
…すごく、大問題だと思います。
「嫌だった?私とキスするのが」
そんなわけないじゃないですか!どちらかと言えば…い、いや何でもないです。
「ふふっ」
とにかく嫌じゃないです!凪咲さんの方こそ!もし僕が突然レベル2になるためだからって迫ってたら…!
「…嫌かも」
ほら…
「キスする理由がレベル2になるためっていうのが嫌」
………。
「でしょ?」
……そっちですか…?
「大事なことだよ。目的のために利用するみたいなキスより、好きだからするキスの方がいい」
………ですね。
「でも、よかった。どうしても言えないってどんなことしなきゃいけないんだろうって考えてたから」
本当に…ごめんなさい。
「謝らないでよ。キスしたの私だし」
あ、え、えっと、ありがとうございます…?
「じゃあもう寝よ!ね」
はい…!おやすみなさい。
「おやすみ」
…あ、凪咲さん。
「どうしたの?」
……メリークリスマス。
「うん」
あ…そんなに強く抱き…あ、これも聞こえちゃう!
「ふふっ。でもくっつかないと寒いから。我慢してね」
………。
「おやすみ」
………………………to be continued…→…




