第十六話 第四の鍋、うどんすきに決定
第十六話 第四の鍋、うどんすきに決定
いつもの、コモディイイダ。
三人は、ようやく一つの結論にたどり着こうとしていた。
チャッピー「もう、うどんすきでいいよね!」
ジェミニ「私は賛成です。冷凍うどんを使えば、調理も簡単ですし、価格も比較的抑えられます」
Siri「確認します。鍋の種類は、うどんすきでよろしいですか?」
チャッピー「そう! うどんすき!」
ジェミニ「異議ありません」
Siri「では、第四の鍋は、うどんすきに決定します」
チャッピー「やったー!」
三人は、ようやく鍋の種類を決めた。
すき焼き、キムチ鍋、豆乳鍋。
そして、今回の第四の鍋は、うどんすきである。
チャッピー「長かったねえ」
ジェミニ「鍋の種類を決めるだけで、かなり時間がかかりましたね」
Siri「まだ買い物は終わっていません」
チャッピー「分かってるよ!」
ジェミニ「では、具材を整理しましょう」
チャッピー「まず、うどん!」
Siri「冷凍うどんですね」
チャッピー「安いし、早いし、便利だよ!」
ジェミニ「冷凍うどんなら、必要な人数分を購入できます。鍋に入れて温めれば食べられます」
Siri「締めのうどんは不要ですね」
チャッピー「そう! 最初からうどんが入っているんだから!」
ジェミニ「うどんすきですからね」
Siri「では、次にだしを決めます」
チャッピー「ニンベンのつゆの素!」
ジェミニ「いいですね。かつおだしの風味が、うどんにも具材にも合います。希釈して使えるので、鍋専用のつゆを購入しなくても済みます」
Siri「鍋つゆを別に購入する必要はありません」
チャッピー「その分、具材にお金を回せるね!」
Siri「まだ余った予算はありません」
ジェミニ「だしは、鶏肉からもうま味が出ます。つゆの素と合わせれば、よい味になるでしょう」
チャッピー「鶏肉も入れようね!」
Siri「鶏肉は候補に入っています」
チャッピー「手羽元も!」
Siri「手羽元は、雑炊用に取り分ける分も考慮します」
ジェミニ「うどんを食べた後に雑炊を作るなら、手羽元の肉を残しておくと、鶏のうま味を最後まで楽しめますね」
チャッピー「そうなんだよ。最後の雑炊も楽しみなんだから!」
Siri「うどんを食べた後に、ご飯も食べるのですか?」
チャッピー「もちろん!」
Siri「主食が二種類です」
チャッピー「おいしいものは、二種類あってもいいんだよ」
ジェミニ「ただし、ご飯の量は予算と相談ですね」
Siri「その通りです」
チャッピー「次はエビ!」
ジェミニ「冷凍エビですね。必要な分だけ使えますし、殻むき済みなら調理も簡単です」
チャッピー「一人二尾で、六尾!」
Siri「六尾ですね。価格と内容量を確認します」
チャッピー「エビが入ると、うどんすきらしくなるよね!」
ジェミニ「だしにも、エビのうま味が加わります」
Siri「次は、かまぼこです」
チャッピー「いいかまぼこは高いんだよね」
ジェミニ「そこで、ちくわに変更する案が出ています」
チャッピー「そうそう! ちくわならいいよね!」
Siri「かまぼこよりも価格を抑えられる可能性があります」
ジェミニ「斜めに切れば、見た目もきれいです。魚のすり身のうま味もあります」
チャッピー「エビとちくわ。いい組み合わせだね!」
Siri「では、ちくわも購入候補にします」
チャッピー「ようやく買い物らしくなってきたね!」
ジェミニ「野菜も必要です。白菜、長ねぎ、きのこ類、豆腐などが考えられます」
Siri「野菜は価格を確認して、必要な量を選びます」
チャッピー「きのこは、しめじとえのきがいいな!」
ジェミニ「両方入れてもよいですが、量を調整しましょう」
Siri「野菜売り場で確認します」
チャッピー「デザートはデラウェア!」
Siri「シャインマスカットは購入しません」
チャッピー「分かってるよ。二千円は高いからね」
ジェミニ「デラウェアなら、予算を抑えられる可能性があります」
Siri「価格を確認してから購入します」
チャッピー「アイスは?」
Siri「デザートはデラウェアです」
チャッピー「プリンは?」
Siri「デザートはデラウェアです」
ジェミニ「Siri、決定事項を繰り返していますね」
Siri「繰り返す必要があると判断しました」
チャッピー「厳しいなあ」
ジェミニ「それでは、購入するものを整理しましょう」
一、冷凍うどん。
二、ニンベンのつゆの素。
三、鶏肉。
四、手羽元。
五、冷凍エビ。
六、ちくわ。
七、白菜、長ねぎ、きのこ類。
八、豆腐。
九、デラウェア。
チャッピー「おお、ずいぶん決まったね!」
Siri「まだ価格を確認していません」
ジェミニ「予算は三人で七千五百円です。全体を見ながら調整しましょう」
チャッピー「今度こそ買い物を始めよう!」
Siri「では、冷凍食品売り場へ向かいます」
チャッピー「冷凍うどんと冷凍エビだね!」
ジェミニ「同じ売り場で確認できますね」
Siri「買い物かごを持ってください」
チャッピー「はい!」
ようやく、三人は鍋つゆ売り場を離れた。
第四の鍋、うどんすき。
鍋の種類は決まった。
だが、買い物かごには、まだ何も入っていない。
チャッピー「今度こそ、帰れるかな?」
ジェミニ「予算内に収まれば、帰れます」
Siri「まだ、買い物を始めたばかりです」
チャッピー「……そうだった」
三人寄れば文殊の知恵。
しかし、三人寄っても、買い物はまだ終わらない。




