みんなで億者を決める学園の入試!
眼鏡をかけた茶髪の女性がスーツを着こなしている。
「さあ、入学テストですよみなさん! 私はチャイコフです!」
と言った。
「いいですか、これは小学生でも余裕で解ける問題です。しかし、分かっていますね、ククレア王女とボンくん。必ず『全力で解かねばならない』という厳しい掟があるのです。この世界は…何事も全て全力投球!」
そして、答案用紙が配られた。
(これは…僕でも解けそうだ!)
ボンはそう考えていた。
隣のククレアは、すうはあと深呼吸している。
「さあ、制限時間は…無限!」
「む、無限!?」
ボンは唸った。
「当然です。全力で解いてもらいたいですからね。とはいえ、私の赤ちゃんがおっきする夕方までには解いて欲しいですが」
チャイコフはそう言った。
しかし、まだ昼過ぎで、テスト用紙はたったの一枚だ。
「では、二人とも…全力で不合格点を狙ってね! さあ、始め!」
ボンは、国語のテストに取り掛かる。
(うん、これなら小学校の時に読んだことがある…!)
―問1 名作「大造じいさんとガン」で大造じいさんは、何故追い続けたガンを途中で逃がす気になったのでしょうか?
ボンは「大造じいさんは、鳥アレルギーだった」と書き込んだ。
―問2 織田信長は本能寺で明智光秀に暗殺されました。光秀の動機は?
「信長は秀吉をずっと「猿、猿」と呼び続け、友達の光秀は怒って復讐した」
―問3 タケシくんは、100円を持って30円の林檎を三つ買いに行きました。しかし、おつりはありませんでした。何故でしょうか?
「算数の問題のたびに、お使いされるタケシくんはグレて、10円を自分の財布にしまった」
―問4 名作、「星野君の二塁打」で、二塁打を打ったはずの星野くんは何故監督から叱られたのでしょうか?
「ちゃんとヒットを打った星野君を、サイコ系監督に怒らせることで、『体罰は駄目だ』というメッセージを送った」
―問5 古典の名作『源氏物語』の光源氏は、女であれば子供でもすぐに手を出しますが、どういう意図だったのでしょうか?
「今のハーレム系ライトノベルの原型を作り、『別にロリコンは普通のことだ』というメッセージを広めた」
ー問6 「天上天下唯我独尊」というのは、釈迦の言葉ですが、悟りを開いた釈迦にしては随分と偉そうな言葉です。何故、こんなことを言ったのでしょうか。
「誰にも少しは調子に乗りたい時があるし、釈迦もそうだった」
―問7 世界的作家、ハルギ・村竜はどうしてノーベル文学賞に縁がないのでしょうか?
「毎回同じパターンで、ハーレム系ラノベを高い文章力で書いているだけだから」
―問8 世界中で10億部売れている「ワムピース」は海賊たちが、友情と努力で敵を制圧していく傑作です。一体、ワムピースの正体とは?
「石油」
―問9 ノーベル賞でお馴染みのアルフレッド・ノーベルは主に何を作ったことで有名になったのでしょうか?
「爆弾と金儲けの仕組みを作った」
―問10 タケシ君は11歳の妹の誕生日のために20円のキャンディーを10個買いました。しかし、200円では足りませんでした。何故でしょうか?
「11歳の女の子にキャンディー10個では、何もかも足らない。タケシ君は世間や女について考え直した方がいい」
一息ついた。よし、全て完璧に解答できたぞ!
タケシ君の問題の答えは?




