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鬼畜の鄴攻め 官渡の戦い①


 282年 個人ターン。1月から3月にかけて発生した出来事を以下に記載。


・1月……洛陽にてソウヒが旗揚げし、放浪軍を結成。ジュンイク、チンタイ、ヨウシュウ(鶏でも秋でもない、醜い方の楊醜)が参加。


・2月……洛陽の賊討伐により、怜華の武力が54になる。いつの間にか結構成長していた。


・3月……カコウイの仇を討つべく、夏侯恵がカシン精肉店に潜入。カシンの寝室で男の勝負を繰り広げた後、撃退されて重傷を負う。

「カシンさん、この襲撃事件に関して一言お願いします」

「プギャァーー。プギプギィ。……ブップギャァ、キャンペーンヨロシク!

(訳:楽勝でしたね。鶏を割くのに牛刀を用いるどころか、果物ナイフで事足りました。……あ、そうそう。撃退しながら鶏を大量に捌いたので、来月は鶏肉特売キャンペーンやります!)」




 そして、4月の軍議ターン


『盟主・トウタクの許へ、リュウグ・オウロウ・ホウシン・テイゲン・チョウロが馳せ参じ、反何進連合に加盟しました』


弘農(コウノウ)解放戦

長安トウタク軍&反カシン連合国軍 VS 弘農・洛陽カシン軍

「弱きを助け、悪を挫く! トウタク見参! 我が義軍の前に敵は無し!!」

「偽善の豚が面白い事を言う! ……よろしい。義はどちらにあるか試すとしよう。漢朝の忠臣・コウホスウ、いざ参るぞ!!」

『トウタク軍のトウタク率いる反カシン連合軍が、弘農へ侵攻(※鶏肉キャンペーンの為、大陸中から客が殺到しました)。

弘農のカシン軍はコウホスウを総大将(テンチョウ)に 防衛(イラッシャイマセー)。

連合軍はカシン軍を撃破し、解放された弘農はトウタク軍の領土となりました…………要は支店ごと接収されましたとさ』


何晏(カアン)「あぁ……あの時(※1)、ソウソウ様(駄目な方のソウソウ)を見捨てた報いか……」

『カシン軍のカアンは楽屋裏に送られました』

※1……第88話「ソウソウ死す」にて、カシンの大量楽屋裏送り参照。


張温「………………ここのトウタク殿は優しいな。どの作品でも特別料理にされた私が、まさか退場処分で許されるなんて」

『カシン軍のチョウオンは嬉々として楽屋裏に向かい、おやつタイムと洒落混みました』


「ブギャア、カアンップギィ!! ブッシュブ!! ブゥギャアァーー!!

(訳:鶏肉ごと店を強奪するに留まらず、よくもカアンを殺りやがったな! このクソ豚野郎ども!! お前ら一匹残らず屠殺してやる!!)」

『トウタクはカアンの今後の活躍を無くした為、カシンから恨まれました』




 陳留 殿路放浪軍のターン


「……さぁーて、待たせたなお前ら。ようやく俺達「ウホッ! 素敵な漢だらけでウホウホ!!」の出番ですよーー。早速だが――」


 丁奉を筆頭に、仲間達の多くが鍛え抜かれた肉体美を惜し気もなく披露している。

突然だが、ここで問題。このタイミングで俺が下すべき号令は、次の内のどれでしょう。

①「ウホウホ! キラキラ! 嗚呼……なんて逞しい肉体なんだ……!!」

②「ハッハッハッハァーー!! オォーゥ、イェーース! ハイ、カモォーーゥン!!」

③「押忍! 万人橋で邪馬台国までの道を造るであります!!」

④「うわさを信じちゃ、いけないよっ。私の心はうぶなのさ♪ いつでもっ楽しい夢を見て、生きているのが好きなのさぁぁ~~♪ 今夜は真っ赤な首級(バラ)を抱き、器量のいい漢(コ)とおD……」


「先の戦で弱りきった鄴(ギョウ)のエンショウ軍を攻めるよ! はい、みんな早く服着て準備して!」


「「「…………ふわぁ~~い(´・c_・`)」」」


 首脳メンバーと共に戦準備を整えた怜華は、即興カラオケ大会を始めたばかりの俺達に圧力を掛ける。俺達は渋々ながら、それに従う他なかった。


 何を隠そう、これから鬼畜の鄴攻めに入るのだから。

なぜ “鬼畜” かと言うと…………

①エンショウ軍との友好回復の為、諸葛誕・楼玄・全琮・諸葛靚・橋瑁・袁遺を派遣し、兵糧60,000を贈呈させます。

↓

②友好度が90(Max100)まで上昇し、鄴の兵糧が210,671(内60,000は放浪軍からの贈呈品)になります。これでエンショウ軍の敵意は殆どなくなりました。

↓

③残兵数10,202の鄴に全力で攻め込み、落とした後で20万もの兵糧を奪い取る…………からです。

しかもエンショウ軍の主力武将の大半が、陳留攻略戦で放浪軍に加入したし。

つまり放浪軍のGは、鬼(グイ)のGという事……で、合ってるよな? 多分。


因みに、その時に加入した鄧艾(トウガイ)だが、彼は在野武将となっていたボディーガード・典韋(テンイ)の登用を進言し、見事に成功して颯爽と戻ってきました。

やったぜ、高武力・高耐久かつ城攻め要員の典韋が仲間になったんだぜ! 早速宴会を……


「出陣だって言ってんでしょうが。ほら、太史慈殿も丁奉殿も、脱ぐんじゃない」


「「「…………ふわぁ~~い(´・c_・`)」」」


 早速出陣した。脱ぐ事を諫められては、戦士(マッチョ)の魅力は半減してしまうからだ。これは神話全書にも書かれている、歴とした世界の理なのだ。


「――それでは、開戦に先だって軍議を開始致す」


 鄴へ侵攻し、戦場に到着次第、朱桓先生主宰の軍議が始まる。これも今や定番と化した。


「先ず今戦の意義についてだが……第一にエンショウ軍を徹底的に叩き、再起不能とする事。陳留戦での敗北により、もはや奴等は大した戦力を要していない。だが、この鄴は大陸でも有数の大都市。その規模は洛陽に次いで二番目である。ここをエンショウ軍に押えられたままだと、奴等に立て直しの機会を与えてしまうのだ」


 280年シナリオの都市別ランキングでは、1位 洛陽、2位 鄴、3位 許昌、4位 長安、5位 成都である。


 なんてこった……本来の歴史では、1~4位までを魏が独占しているではないか。こうして見ると、改めて魏の国力の強大さや、曹操の偉大さが解るというもの。

呉に至っては、国都・建業が途中から発展した為、このシナリオでは未発展かつ地名も秣陵(マツリョウ)のままという不遇っぷり。蜀都・成都は良くも悪くも成都といった感じ。


「第二に、反カシン連合をできるだけ長く続けさせる事。怜華殿の読みでは、弘農を占拠したトウタク軍および反カシン連合軍は、ここで足が止まるという」


「どの勢力も、まだ攻城兵器を開発できてないからね。兵器無しで函谷関(カンコクカン)は抜けられないよ」


 攻城兵器とは、内政における技術値の総合計が一定以上となった際、部隊ごとに編成可能となる副兵装だ。

技術Lv4で「衝車」、Lv5で「投石器」、Lv6で「井闌車」が解禁もとい開発される。


 特に城攻めともなると、城壁の上にいる敵兵をチマチマ倒すより、城壁の耐久値を0にした方が手っ取り早い為、耐久値をゴリゴリ溶かすゴリラみたいな超パワーを誇る「衝車」が重宝される。但し防御力は紙。


 然し、どの勢力も1~4都市しか領有していない現状、各国の技術Lvは最高でも3止まりといったところで、解禁されたばかりの重装騎兵が戦場に投入される程度だ。


 そして函谷関というのは、弘農から洛陽へ侵攻する際に発生する特殊戦場であり、超耐久値を誇る城以上の関所を突破する事が主な勝利条件となる。

連合軍がこういった特殊な関所を攻める時、防衛側は必ずといっていい程に籠城し、30ターン経過による侵攻側敗北(タイムアップ)を待つ。


何せ攻撃拠点から関所までの長~~い道のりを、高い機動力を持つ連合軍騎馬隊が疾走し、城壁前を部隊が壊滅するまで長時間占拠するもんだから、後から来る攻城力に長けた歩兵部隊が城壁に触る事すらできずに30ターンを迎えて敗北という光景が何度も何度も何度も何度も繰り返されるのだ。

バトウ、コウソンサン、エンショウ! 反トウタク連合の時、虎牢関(コロウカン)の戦いでてめぇらが毎回見せる醜態だよっ!! 帰りやがれ!! 騎馬隊の攻城力は皆無なんだよ!! 馬で城壁登れってか!?


…………怒りを静めて。まぁ言い換えれば、余程のヘマや、イレギュラーな存在が攻撃側主力軍の総大将もしくは参謀でない限り、防衛側にとって関所戦は勝利確定を意味する。


 即ち、西涼のバトウに加えてトウタクの騎馬隊が健在し、かといって攻城兵器もない連合軍では、函谷関はどう足掻いたって抜けられない。

連合軍は平地戦では強くとも、城攻めとなると素人以下の作戦になるのだ。


「反カシン連合の足が止まるなら止まるで、その間は連合勢力同士の戦いは発生せず、我々が危惧する強敵の肥大化が遅れる」


 連合に加盟している勢力は、当然ながら他の加盟勢力と停戦関係にある。

これが長引けば長引く程、強敵となりうるソンケン軍の勢力拡大が遅れるのだ。


 然し、だからと言って連合をダラダラと継続させる訳にはいかず、俺達には見切り時というものがある。

それについては、朱桓先生と怜華様万歳が語る。


「最後に、カシン軍がトウタク軍に吸収されるより先に、我々が止めを刺す必要がある事。長安のトウタク軍が連合と共に弘農へ攻め入った為、長安には最低限の守備戦力しか残っていないが、函谷関突破の不利を悟ったトウタクが長安軍を再編してカシン軍の宛(エン)を狙えば、攻めるに易く守るに難き土地ゆえ、宛は連合の物量に押されて瞬く間に陥落するであろう。宛が落ちれば、そこから北上して洛陽を狙う。二都市の間に関所はなく、宛同様、洛陽も物量によって陥落する。そうなっては、カシン軍の優秀な人材の悉くがトウタク軍に加入するばかりか、かの勢力は長安・天水・弘農・宛・洛陽の五都市を領有する大国と化す」


「それだけは阻止しなくちゃいけない。私達はカシン軍を撃破した後、エンショウ軍に止めを刺して河北を平定し、次はソンケン軍を逸早く撃破しなくちゃいけないから。ここでトウタク軍の相手を長々とする訳にはしかないの」


「へっへへ! その為に鄴を奪り、エンショウ軍に大打撃を与え、そっから西隣の上党を経由して、今度は南下しながら洛陽・宛を頂くか。……でも軍師ちゃんよ、その迂回路である上党を、連合以下の俺達が落とせるのか? 知ってる筈だが、鄴と上党の間には……」


「うん。壺関(コカン)がある。でも安心して。そこは《神算(イレギュラー)》のスキルを持つ私がいるし、人的攻城兵器もたくさんいるから!」


「……よし! 何はともあれ、先ずはこの鄴を抜く! 行くぜ皆!! 開戦だあぁぁっ!!」


「「「オオオオォォォッ!!!」」」


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