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許昌攻略戦④ その男、トウガイ


 第一軍・第二軍は、交戦早々にテンイとジョコウを撃破し、矛先の良い攻勢を示した。

彼等は魏軍の布陣していた山を制圧し、そこを拠点に敵の砦を攻めようと試みた。


 然し、その考えは魏軍軍師・カクカによって阻害されてしまう。


「……テンイ殿の退場は少々予想外であったが……致命傷ではない。先のターンで包囲は八割方完成し、このターンの始めを殿が彩る。彩りが添えられれば、後は猛る将兵が孤立した敵を貪り尽くすのみだ。

――ふふふ、殿路放浪軍よ、貴殿らの熱意には悪いが、この戦はここで詰ませてもらう……!!」


 山の麓に後退したカクカは、木々の合間から放浪軍先鋒を眺めていた。

予知能力もとい先見の戦術眼を持つ彼は、今後の事態を予見してほくそ笑む。


 手始めに、魏軍総大将・ソウソウの「鼓舞」が成功する。

カクカ曰く “彩り” であるそれは、テンイ・ジョコウの敗退によって低下した士気を奮わせ、到着したばかりの援軍に向ける攻撃命令だった。


「師、昭。汝らは左右より攻め上がり、敵の背後を襲え。……トウガイ。汝の騎馬隊は中央にあって我等を牽引せい。陳留軍……突撃開始だ!」


 陳留より援軍に現れたシバイ勢27,600。息子のシバシ、シバショウに加えて、名将・トウガイを含んだ強軍だ。


 ここで一つ、トウガイという武将を紹介しよう。

分かり易く言えば、彼は姜維(キョウイ)キラー。北伐を遂行するキョウイを、あの地この地で撃退せしめ、反撃に出た蜀征伐では険路を通って蜀の本拠地・成都を奇襲。蜀を滅亡させ、キョウイに降伏を余儀なくさせた。

格好良く言えば、彼は攻防一体・機略自在・政戦両面の万能将軍。その活躍の詳細はWikipediaを参照。事細かく書くと本編が進まない……。


 ゲーム内では武力88 知力92 政治82 魅力77 総合339と、能力値ランキング5位の実力者。

カンウとキョウイもランキング5位だが、二人よりもトウガイの方が万能。


また、個人ターンに於ける行動力の回復量をランキングしたものでも、トウガイさんは堂々たる1位を冠する。

尚、行動力ランキングのブービーには、リュウゼンとコウコウの仲良しコンビが君臨。

簡単に説明すれば、宦官のコウコウ(一部界隈では「猫耳軍師」の通称で知られる人気者)が蜀の衰退を招き、便乗したトウガイに攻められたリュウゼン(劉備の息子)が降伏した事で、実質的な蜀滅亡(笑)となった。


これにより、引き籠りニート皇帝と陰部無し男では、屈強な美脚山ガールには勝てないという方程式が成り立ったのだ。なんとも感動的だなプププ( ^ω^ )ww

因みに行動力ランキングワーストは、呉国末期の宦官・シンコン。

現代でも「新コンタックかぜ総合」の別名で万民に親しまれ、蜀の猫耳軍師・コウコウと共に三国志を代表する二代看板。三国志関連のポップに双璧っぽい人物が描かれているとしたら、それは関羽や張飛ではなく前述の二人と言っても過言ではな…………嘘である。何故ならコウコウとシンコンが唯一所持するスキルが「虚報」だからである。流石宦官。陰部無しは伊達じゃねぇな。


 話を「屈強な美脚山ガール」ことトウガイさんへ戻し、彼女は某アクションゲーム「無双シリーズ」に於いて三国○双6にて初登場。

必殺の関節技で敵単体の骨をバキバキに折り、広範囲爆弾で敵軍を木っ端微塵にする、個人・集団抹殺の仕事人でもある。


もっと言えば、作者が扱う本気キャラの筆頭。

無○OROCHI2では最序盤から使用可能となり、得物の大型ドリルで高い攻撃力を、強靭な筋肉で高い防御力を、輝かしい肉体美で高い機動力を発揮。

ストーリーモードの最終決戦まで彼の大型ドリルで貫き通し、高難易度「激難」は彼の筋肉で大半を耐え抜いてクリア。フリーモード周回では彼の肉体美を輝かせた結果、総合撃破数がえげつない事になったんだなこれが。

だって一番最初のステージですら、撃破数カンスト(9999)してまで雑魚敵を屠りまくってたから。平清盛とか三十回ぐらい復活&撃破されてたから。これには七回撃破・七回復活の南蛮王・孟獲ですら青ざめた筈。


尚、難易度「激難」の最終決戦でラスボスの魔王・遠呂智(オロチ)に関節技を20回決め、遠呂智の右腕関節を21にしてブランブランにしたのは内緒な。


 そんなこんなで「鄧(トウ)」も「艾(ガイ)」も普通の漢字変換では出てこないトウガイさんの、この物語での容姿は……思い入れのある無○6の鄧艾のまんまです。

でも一応、目の部分に黒い横線を一本引っ張っておきましょうね。

水色のバンダナを巻いたロン毛の無精髭面に、魅力的な太腿と肩を露出した筋骨隆々な出で立ち。そこに得物の大型ドリルを一輪の花の如く添えて、目の部分に黒い横線を一本。これでOKです。バッチリ、トウガイさんの完成です。元文官とは到底思えない、メタルギ○ソリッドのス○ークみたいな武将の完成です。

ウホッ!! 良い男!! なんだかワクワクしてきたぞ!!


「トウガイ様! シバイ様より攻撃命令が下りました!!」


 トウガイはシバイの指示を受けるや否や、部下達の前に仁王立ちした。


「よし、爆破だ!!」


 左手に大きな爆弾を抱える威風堂々たる様は、秋渓も羨む筋肉大戦士そのもの。筋肉の女神が、天界より舞い降りた証である。

魅惑的な太腿は、生足軍師・怜華も羨む美脚そのもの。素敵山ガールが崇敬する美脚の男神が、大地に降り立った証である。


 結局のところ何が言いたいのかと言えば、トウガイ率いる軽装騎兵6,700名は、甘寧隊の背後を強襲。カコウトン隊と共に挟撃の体を成した。


「おぉっと、何かヤバいのに後ろ取られたみてぇだな」


 流石の甘寧も、自身を上回る実力者の登場に冷や汗をかく。


 その一方で、朱桓隊もチョウコウとシバショウ(6,900重槍槍兵)に前後を挟まれた。

凌操・凌統・太史慈・丁奉の4部隊も、シバイ(8,000弓兵)・シバシ(5,800重槍槍兵)・ソウヒの3部隊と交戦を開始する。




 そして最後に、今回の更新はこれで終わりなんだぜ。

半分以上がトウガイさんの説明と余談なんだぜ。

まったくもってストーリーが進まないんだぜ。ある意味で感動的なんだな。


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