↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
68/117

もう止めて!? ソウソウ軍の士気は0よ!? っていうかカコウエンの精神が零よ!? (by甘寧)


 敵味方の全部隊に於いて、最後の順番に当たるキョチョが捕縛されると、そのまま8ターン目へ突入。以降は作業戦の様相を呈した。


「……遂に、一人も居なくなったか……。……いや、だからと言って彼等を責めてはいかん。悔しくとも、ここは大人しく撤退するのみだ」


 兵糧(オヤツ)不足と士気の低下が極限状態となり、ソウソウ軍の兵士が脱走(帰宅)しまくる中、残兵数の乏しいカコウトン隊が自然消滅した。


 それでもカコウトンは、逃げ出した兵達を責める事はしなかった。

彼は部下の将校や末端の兵卒にまで優しく、理想の上司と噂されるナイスガイ。

敵である俺達にこそ激しい大喝を向けるものの、感情の切り替えが可能な彼は、味方の地位的弱者には温情のみだ。


「よぉぉし、殲滅開始だ!! 行くぜ黄鼠(ピカチュウ)! 君に決めた!!」


 俺のターン!! バーサーカーソウル!!! 理性を捨てて全部隊総攻撃を開始!!

まずは俺の番、ドロー! 体操座りした横綱をモンスターボール代わりに投げ飛ばし、カクカ隊41へ通常攻撃ダメージ1084。カクカの捕縛に成功!!


「…………まぁ、私は特にする事もないから回復で」


 続けて怜華のターン! ドロー! 怜華隊が前進して俺の背後へ回り、凌操隊3,379へ「治癒」を発動! 凌操隊が4,367に回復……って、あれ? 攻撃は?


「御曹司・ソウヒよ、私の用兵に屈するがいい」


 続けて朱桓隊の番、ドロー! 地面から筍帽子を被った半魚人を召喚し、ソウヒ隊1,309へ「奇襲」成功。1,808ダメージを与えてソウヒ隊壊滅!!


「へっへへへ、悪く思いなさんな! 総攻撃命令なんでなっと!!」


 更に続けて甘寧の番、ドロー! なんか取り敢えずキョセイ隊1,052が壊滅!! 兄貴の鉄鎖がなんか取り敢えず凄い事になってたぜピ◯チュウ!!


「ヌゥオオォォォーー!! 乱撃推奨! 乱撃推奨! 乱撃推奨! 乱撃推奨! 乱撃推奨ぉぉーー!!」


 更に更に続けて丁奉の番、ドロー! 数百人に分身した丁奉がカコウエン隊1,369を包囲!! 輝く肉体をズイズイと迫らせ、977、138、921と連続肉圧!! カコウエン隊は壊滅!!


『守備側正規軍ソウソウ軍の部隊が戦場からいなくなりました。殿路放浪軍の勝利です』


 気にせず太史慈のターン! ドロー!! 上半身裸になった筋肉マン太史慈が、捕縛されて身動きの取れなくなったカコウエンの正面に着座! 精神的ダメージ5,000を与える!!


 更に気にせず魏延のターン! ドロー! 上半身裸は無粋で嫌という理由で、俺が彼女の代わりにカコウエンの右側に着座! 腕を組んで精神的威圧ダメージ5,000!!


 もっと気にせず凌統のターン、ドロー! 上半s(以下略)でカコウエンの右側を封鎖!!


 戦争勝利とか気にせず、朱異の番、ドロー! 肉体美に自信のある兵達を集めてカコウエンに肉薄する俺達の周囲を更に包囲!! 万が一にも脱出の可能性を無くす!!


 極めつけに凌操のとっさぁんの番、ドロー! 上(以下略)でカコウエンの背後に回り、彼の体から数ミリのところまで濃厚接触!! 甘い吐息で快楽ダメージ5億!!


「最後だ!! 敵軍は居ないから再び俺のターン! ドロォォーー!! 全員で「世にも珍妙な物語」のbgmを合唱!! そぉーーれーー」


『トゥルルルルン♪ トゥルルルルン♪ トゥルルルルンルン、トゥルルルルン♪ トゥルルルルン♪ トゥルルルルン♪ トゥルルルルンルン、トゥルルルルン♪』(勝利bgm)




「…………怜華殿。そろそろ止めてやろうではないか。寧ろ、今こそ貴殿の出番ではないか?」


「えぇぇーー? 朱桓殿ーー、なんか言ったぁぁーー?」


 殿路放浪軍49,300 VS ソウソウ軍51,500で始まった大決戦は、決着後も俺達の猛攻が一方的に続き、甘寧の兄貴が制止した頃には、猛将・カコウエンは狂っていた。


 最終的な俺達の残兵数は39,078であり、援軍に駆け付けた敵の援軍は一戦も交える事なく、28,902まで自然減少した末、出陣元である許昌へ撤退。

譙の城も陥落し、城へ帰還したソウソウとカコウトンも結局は捕縛された。


 俺達は入城を果たし、今戦で捕縛したソウソウ達と改めて面会する。


「……このソウソウともあろう者が……不覚。よもや我が、これほど弱かったとはな」


「……股の方、ゴメンね。んで……大丈夫か?」


「大事ではあったが大事ない」


 乱世の風雲児にして、万能の天才・ソウソウ。

流石と言うか何と言うか、彼は既に威厳を取り戻し、毅然とした態度で構えていた。


「ところで殿路秋渓よ、カコウエンはどうしたのだ?」


 ソウソウに続いて他の捕虜武将達が、引き気味にカコウエンを見る。


「ファーーアング!! ファーーアング!! ファーーアング!!」


 カコウエンは上半身裸となりて、万歳三唱していた。

俺と丁奉と太史慈と凌統と朱異と凌操は、一様に視線を逸らす。


「逃げんな。あんたらのせいでしょうが」


 皆が一発ずつ、大軍師怜華様万歳から「怜華ちゃんチョップ」を受ける。


 多大なダメージを受けた俺達は、怜華の手から伝わった珍獣ビジョンを走馬灯に……ブヒヒヒーーン!! して……一瞬の……ドルゥフフフフ!! 仮死状態へ……ハッハフゥゥーーン(°Д°)陥る。

されど一瞬、なれど一瞬。その一瞬がとてつもなく長く感じ、走馬灯の体感時間は優に三時間を超えただろう。

兎に角、薄れた意識の中で俺達がはっきり覚えていたのは、世にも名高き珍獣軍団に全方位を囲まれ、鼻息荒々しく肉薄された後、聞き覚えのある歌を大合唱されたというもの。


 そんな攻撃を考え付く怜華は流石であり、生足美少女の皮を被った悪鬼である。

俺達には到底真似できない奥義と思えばこそ、俺達のプライドは粉々に粉砕された。


夏侯惇(カコウトン)

字:元譲(ゲンジョウ)。三国志好きなら誰もが知る曹操股肱の臣。

詳しい説明はしきれないので割愛します。逆を言えば割愛できる偉人。


なので、ここではゲーム内の夏侯惇について説明。

彼は189年の陳留で、未発見の状態で登場。翌年になって曹操が独立すると彼に従い、以降は常に曹操の許にあって各地を転戦しています。

ただし、曹操が没した220年のみは曹丕軍所属となり、翌年には曹操を追うようにして退場します。


武力92 知力63 政治68 魅力84 合計307 全武将ランキング39位。

スキルと戦法は、もうこれ以上ないって程に将軍型。


曹操の女房的な扱いを受ける事が多い為、マスクデータの「義理」値は凄く高いかと思いきや、そうでもなく寧ろ普通。「野望」値とどっこいどっこいです。

※義理:9(最大15) 野望:8(最大15)

義理は高いほど寝返りにくく、野望は高いほど謀反しやすい。


それが影響してなのか、夏侯惇は魏系君主以外に仕えると、高確率で敵に寝返ります。

魏系以外の相性では忠誠度が上がりにくい為、敵からの登用の的になるのです。しかも彼は、義理値が極めて高い訳ではないので、俗に言う尻軽女になりやすい。野望値が近いですし。


過去最高に面白かったのは、劉備で曹操を倒し、残る孫権との全面戦争に発展した時の事。

戦後に登用した夏侯惇が、先述した忠誠度の脆弱性によって劉備軍と孫権軍の間を寝返りしまくり、悪名値がとんでもない事になったのです。

※敵からの登用に応じた場合、悪名値+100。戦場で敵に寝返った場合も、悪名値+100。


流石にこのままでは面s……可哀想と思い、次に寝返った時には褒美を与えて初期忠誠度を爆上げし、後方都市の三江(サンコウ)(旧孟獲軍本拠地。強いて言えば未開の蛮地)へ左遷して、そこの太守に任命してあげました。

後方都市だと、敵の計略や登用の餌食になりにくいからです。都市の太守だと、忠誠度上昇量が平武将よりも多いからです。


そうして鬱状態からの回復を図ったのですが……何を思ったのか夏侯惇さん、三江で謀反起こして独立し、晴れて一勢力の君主になりやがった笑。

※謀反を起こした場合、成否にかかわらず悪名値+500。ただし、独立元君主(この場合は劉備)の悪名値が高ければ、悪名値は上昇しない。尚、この時の劉備の悪名値は0。


夏侯惇軍は後方に貯め込んでいた潤沢な金・兵糧・兵士・旧劉備軍武将(夏侯惇と同じ理由で左遷した旧曹操軍武将)を用い、瞬く間に勢力拡大。手薄な南中地方を席巻し、『州牧』という官位を自称。華麗な一撃で三国時代へ戻してくれました。


それ以降、バッファローは彼の事を「南蛮の隻眼王」なんて言ってます。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。