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2勢力滅亡

2020/5/30 お詫び

仕事の本格始動、ソシャゲプレイ、スランプ、不運連続、家族同士の内乱発生などの理由により、二作品に於ける投稿ペースがガタ下がりしております。

正直な話、創作し難い環境です。


然し、それでも打ち切りENDはしません。時間がかかっても全勢力滅亡ENDで完結させるつもりです。


結局なにが言いたいかというと、心身ともに疲れた時に食べる「わさびのり太郎」は格別です。

ツーンとした辛さが、しみったれた悲しみを吹き飛ばすぜぃ……。

…………自分を奮起させる為の決意表明みたいなモンッス。


281年 4月 軍議ターン


 今回の軍議ターンでは、大陸中の勢力が前回に勝る動きを見せた。


「さてさて、世直しの戦と参ろうか」

『カシン軍のロショクが総大将となり、宛(エン)に侵攻。守備側正規軍が存在しない為、カシン軍が宛の占拠に成功しました』


「我こそはチョウジン! 蜀人の気骨、侮るなかれ!!」

『リュウエン軍のチョウジンが総大将となり、永昌(エイショウ)に侵攻。守備側正規軍が存在しない為、リュウエン軍が永昌の占拠に成功しました』


許昌 ソウソウ軍 VS 譙(ショウ) コウチュウ軍

「敢えてソウ・モウトクに抗うか……ならば示してみせよ。貴様の才覚を!」

「やれやれ……戦は苦手なのですが……」

『ソウソウ軍のソウソウが総大将となり、譙に侵攻。譙のコウチュウ軍はコンチュウを総大将に防衛。

コンチュウ軍は敗北し、譙はソウソウ軍の領土となりました』

『コウチュウ軍は全ての領土を失った為、大陸から姿を消しました』

『コウチュウがソウソウによって楽屋裏に送られました』


江陵(コウリョウ) リュウヒョウ軍 VS 武陵(ブリョウ) キンセン軍

「従うべきに従う……それが乱世を生きる術だ」

「如何な敵とて蹴散らしてくれよぉ! キンセンの名を、恐れよぉーー!」

『リュウヒョウ軍のゴキョが総大将となり、武陵に侵攻。武陵のキンセン軍はキンセンを総大将に防衛。

キンセン軍は敗北し、武陵はリュウヒョウ軍の領土となりました』

『キンセン軍は全ての領土を失った為、大陸から姿を消しました』




「いやぁーー、コンチュウにキンセンさん、お疲れ様!」

 コヨエモン自作のスクリーン(四方の枠には色とりどりのフリルがあしらわれ、画面隅には巫女姿の美少女達がカバディ中)に表示された大陸状況を見て、俺は2勢力の奮闘を讃えた。


 その一方で司会進行役の朱桓が、ガバディで逆転勝利しそうな巫女をチラ見しながら、今後予想される動きを解説してくれる。


「……カシン、リュウエン、リュウヒョウに関しては普段通りだ。カシンは宛を制した事でトウタク軍との境を強化し、トウタク軍は下手に動けなくなった」


 宛はカシン軍本拠地 洛陽の南隣にして、トウタク軍本拠地 長安の南東。

カシン軍からすれば南東の宛と北東の弘農(コウノウ)より長安を攻められるが、どちらのルートで攻めても堅牢堅固な武関と潼関(ドウカン)にぶち当たり、今のカシン軍には関所を陥落させられる戦力がない。

長安のトウタク軍が宛と弘農を攻めた場合も、お先真っ暗だ。

長安から宛を攻めれば、長安のみの一都市戦力で、宛と援軍に現れた洛陽部隊を相手にする必要があり、所謂二対一の状況になる。弘農を攻めた場合も同じ。


「リュウエン軍もまた然り。彼等は永昌を制圧してモウカク軍の牽制に成功すれども、以降の侵攻戦は両軍ともに手詰まりとなって膠着するであろう」


 リュウエン軍がモウカク軍の建寧(ケンネイ) と 三江(サンコウ)を攻めるには、本拠地 成都から一都市戦力のみを以て建寧を攻めるか、制圧したばかりの永昌から一都市戦力のみを以て三江を攻めるか。成都、永昌ともに、一方通行の侵攻しかできないのだ。

対するモウカク軍は建寧と三江のどちらを攻められようが、二都市は隣り合って連動する事が可能な為、リュウエン軍の一都市戦力を二都市戦力で迎撃できる。

それ故に、リュウエン軍とモウカク軍は毎回の如く、膠着状態に陥るのだ。


「カシンとトウタク、リュウエンとモウカクは通常運転……っと」


「リュウヒョウ軍も似たようなものだ。リュウビ軍が東に勢力拡大する為の要所たる武陵を先に制し、敢然と道を塞いだ。こうなればリュウビが取れる進路は、上庸より漢中に侵攻して北西に伸びるのみ。だが生産力の乏しい上庸の単体戦力だけで、漢中を落とすのは難しい。結局、此方も膠着するだろう」


 リュウビは東西を同族に囲まれており、南東の武陵と北西の漢中のみが活路と言えた。

その片方の道が、早くも封鎖されたのだ。早いところ上庸の戦力を増強させて、漢中を攻め取らなければ、リュウエン軍が北上するか長安のトウタク軍が南下してしまう。


「へっへへ、そうなるとやっぱり……俺達の目前に現れたアイツが問題って訳か!」


 スクリーンの一点を注視する甘寧が、半ば楽しそうに呟いた。

逆転勝利して喜ぶ巫女をチラ見する朱桓が頷いて返し、現状の問題点を改めて解説する。


「ぉ、勝っ…………ん寧殿の言う通り。我等の問題は、6万もの大軍で譙に立ちはだかったソウソウ軍。早くも規格外な戦力を要した奴等を今の内に何とかせねばならん」


 小沛の南西が譙となっており、俺達が次の侵攻場所と定めていたのはそこだった。


 然し、ソウソウは俺達の狙いを見抜いたかの様に、コウチュウ軍を滅ぼして6万という大軍で譙に君臨しやがった。嫌がらせか何かだろうか?


「俺達の兵数はざっと4万……対してソウソウ軍には当面の6万に加えて許昌にも3万が控えてる。まともにぶつかるには分が悪いな。……さぁーて、どうするかなぁ……」


 譙に構えるソウソウ軍の陣容は以下の通り。

ソウソウ本人が大将を務め、名軍師と名高いカクカが参謀。武将にはカコウトン、カコウエン、ガクシン、キョチョ、ジョコウ、ソウヒ、チンタイ。それにプラスして旧コウチュウ軍の文官 キョセイ。


 キョセイ以外の面子が、明らかに殺しに掛かっている。

流石は公式チート勢力SOSOだ。全く以て容赦がない。


「…………どうする怜華。一か八かで、総力をあげて仕掛けてみるか?」


「…………」


 ラムが表示した情報画面を睨み続ける怜華は、先程から一切の言動がなかった。

彼女を含む皆が思案に耽る中、俺の声だけが響く。


「…………よし、いける……!」


 数十秒後、思案を纏めた怜華が力強く呟いた。

頭を使う事が苦手な俺と太史慈は腕相撲をしながら、そんな怜華の様子から必勝の策ありと確信した。因みに太史慈との勝負は決着がつかなかった。


「皆、ちょっといい? 策を考えたから聞いてくれる?」


 俺達は怜華軍師に注目し、今しがた編み出された、出来立てホヤホヤの策に期待した。それはそうと、出来立てホヤホヤのたこ焼きが食べたいなぁ。


「今回はね、攻めるんだけど攻めません。勝ちたいけど負けて下さい」


「…………はぁっ!?」


 だがその策は、真に理解不能なものだった。

堂々と言い放つ怜華に対して、皆が一様に疑問符を浮かべて見せた。


楽屋裏武将列伝 其の1


孔伷(コウチュウ)(字:公緒)

董卓による名士優遇政策で表舞台に挙がった人物。俗に言う「名士」という存在は、簡単に言えば何らかの理由で社会的名声を持ち、豪族や民衆からの支持を得ている人です。追及すれば三国志検定一級の問題を解くほどややこしくなります。現代社会に当てはめるなら、高名な学者みたいなものだと思います。


孔伷は人物評や弁舌に優れ、「孔伷が語れば枯れ木に花が咲く」とも言われた。誰が言おう、私が言う! 三国志界の「花咲か爺さん」とは彼の事よ!

反面、軍事は苦手で戦争は専門外。反董卓連合に加わって挙兵した際も、大した戦果は挙げていない。というか記録がまるでない。

そんな彼が公式チート勢力SOSOと戦うとか、どう見ても無理ゲーです本当にお疲れ様でした。


なので、ここではゲーム内に於ける彼について熱く語ります。

孔伷は184年に登場し、反董卓連合結成までは陳留で在野の身分。本来が地方の名士なので、何進精肉店の従業員にならなくとも食べていけるのです。

189年に反董卓連合が結成されると、晴れて譙で独立し、194年まで君主として登場。

…………以上です。195年からは存在そのものが抹消されています。そう、まるで儚い花の様に。


武力38 知力65 政治78 魅力61の軍師タイプ。

スキルは「農民の思い」と「混乱」。おかしいと思うだろ? ウソだと思うだろ? 「弁舌」持ってねぇんだぜ、こいつ。

戦法は火殺Lv1 群石Lv2 撹乱Lv2


数ある三国志ゲームの中でも、彼が君主として登場するのは他にないだろうし、抑々にして登場すらしないと思います。分かる人には分かる張邈(チョウバク)の弟の張超とか、その辺の扱いです。

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